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ITパスポート/情報処理

ITパスポートは範囲広すぎ!その独特の難しさとは?対処方法を徹底解説!

ITパスポートの独特の難しさとは?原因となる3つの壁

※2024年4月以降受験する方で、生成AIに関する出題対策をしていない方、以下の動画を見ないと20点損します!

「参考書を一通り読んだけど、実際に過去問を見るとサッパリわからない」

「自分のやり方であっているのだろうか? もっと効率の良い勉強方法があるのではないだろうか」

「試験範囲が広過ぎるため、自分が今どのあたりを勉強しているのか分からず、続けるのが苦痛」

ITパスポート(iパス)の試験勉強を始めてみたものの、上のような悩みや不安を抱えている方は多いのではないでしょうか?

しかも、世間一般では「ITパスポートなんて簡単」と言われがちですから、

「そんな簡単な試験にも挫折しそうなんて、自分は能力が低いのではないだろうか?」

など、自己肯定感がダダ下がりしてしまうかも知れません。

しかし、そんなことで悩む必要はありません。

確かにカンタンと言われるiパスですが、初心者が実際に取り組むと、そこには受験生の前に立ちはだかる3つの壁があり、それがiパス独特の難しさを作り出しています。

この記事では

  • iパス独特の難しさの原因である3つの壁の正体
  • それぞれの壁の対処方法
  • 上記を踏まえたうえでの、効率的に合格するための学習戦略

以上について、分かりやすく説明します。

「iパスの勉強の仕方が分らない」などと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!

この記事の著者・トシゾーのプロフィール

第1回ITパスポート試験1,000点満点合格(受験者39,131人中2名のみ)。
「改訂6版 ITパスポート最速合格術」著者。
iパスの他、中小企業診断士/宅建士/2級FPなど数多くの資格試験に合格した経験を元に、暗記に頼らない超効率的な勉強方法を発信中。実際に24時間程度でiパスに合格する人が続出。
twitterでも「読むだけで得点アップできる【iパス頻出ポイント】」を毎日配信中!

↓twitterの投稿サンプル➀最新の出題傾向を細かく解説しています。


↓twitterの投稿サンプル②エピソード記憶で楽しく、ラクして、スッキリ理解できます(※画像は弊著「改訂6版ITパスポート最速合格術」より引用)

ITパスポートの独特の難しさの原因である3つの壁

早速3つの壁の正体を説明していきます。3つの壁とは以下のとおりです。

  • iパスの試験範囲は広すぎるうえ、多くの学術分野(または業務分野)を0から学ぶ必要がある
  • 試験問題において、堅い表現の文章で出題される
  • 以前と比べて試験問題が難化出題傾向も少しずつ変わっている

それでは1つずつ見ていきましょう。

壁1:iパスの試験範囲は広すぎるうえ、多くの学術分野(または業務分野)を0から学ぶ必要がある

iパスは試験範囲が広すぎて全体像が分かりにくい、という特徴があります。さらに、多くの学術分野(または業務分野)をゼロから学習する必要があり、これを脳が負担に感じてしまいます。これが1つめの壁です。

iパスの試験範囲が広すぎる

自著にも書きましたが、全体像が見えないと勉強が辛く感じられ、それが挫折に繋がってしまうことも多いです。

 IT パスポート試験では、技術からビジネスまで、非常に広い範囲の知識が問われます。そのため、普通のテキストどおりに勉強を進めていくと、「自分が今勉強していることは、全体の中でどのような位置づけなのか」がわからず、機械的な暗記の連続になってしまいがちです。
それでは勉強が辛くなってしまいますし、効率がいいとは言えません。

引用:「改訂6版ITパスポート最速合格術

 

多くの学術分野(または業務分野)をゼロから学習することが必要

iパスでは、独立した体系の学術分野(または業務分野)を、約20分野も0→1の学習をしなければなりません。

iパスで習得しなければならない約20の学術分野(業務分野)iパスで習得しなければならない約20の学術分野(業務分野)

たとえば、iパスの財務会計関連の出題科目と簿記検定を比較してみましょう。
iパスでは、「損益計算書」「貸借対照表」「CVP分析など経営分析の一部」が出題されます。
これは簿記3級および2級のほんの一部であり、これだけであれば、集中して勉強することで、短時間で習得可能です。

一方、簿記3級や簿記2級は、当然iパス以上に会計に関する論点をたくさん勉強しなければなりません。
iパスの勉強を0→1とすれば、簿記3級は0→30、簿記2級は0→100とか、そんなイメージかも知れません。

このように、「簿記(財務会計)」という1つの分野に限っていえば、iパスで勉強することは、ほんの「さわり」であり、「簡単だ」という評価は間違いではありません。

しかし、この0→1を、約20もの独立した体系の学術分野(または業務分野)で繰り返さないとならないのです。

0→1の繰り返しは、人間の本能が拒絶反応を起こす

人間の脳には「慣性の法則」に似た特徴があり、大きな変化を望みません。

一方で、少しずつの変化を受け入れる柔軟性が脳にはありますので、

「毎日少しずつ簿記を学習する」

というのは学習に慣れやすいですし、さらに内容を理解できるようになると脳内にドーパミンが出て、気持ちよくなります。結果、高いモチベーションを保ちつつ簿記をマスターしていくことができます。

社会人経験が少ないほど、カオスな状態に

試験実施機関IPAの狙いとしては、「総合的な知識や経験を持つ人材」の育成を志向しているのでしょうから、意図は分かります。

しかし、一般の受験生にとって、予備知識がない分野が20近くもあるということは、混沌(カオス)以外の何物でもありません。

特に社会人経験が少なかったり無かったりする方にとっては、そんなiパスの全体像というものは、本当に分かりにくいと思います。

以上が、受験生が感じる「iパスの独特の難しさ」の原因となる1つ目の壁です。

<< 以下、別途記載>>