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宅建は1週間で合格できる?受かるための最短合格法や直前1週間の勉強法を徹底解説!

宅建は1週間で合格できる?

こんにちは、トシゾーです。

宅建に限らず、資格試験の勉強をされる方は、ネットで「合格体験記」などを検索したことがあるでしょう。

宅建は人気資格ですから、ネットで探すと多数の合格体験記などが見つかります。

その中には、

「宅建試験に1週間で合格した!」

「全くの未経験なのに、10日間勉強しただけで受かった」

など、「本当かな?」と思うような、やけに景気のよい合格体験記も、ちょこちょこ見かけます。

「宅建に1週間で受かるはずがない」と思いながらも、「本当なら、どんな勉強法だったのだろうか」など、なんとなく気になっていた方も多いのではないでしょうか。

果たして、宅建試験に1週間で合格することは本当に可能なのか?

ぜひ、チェックしてみてください。

宅建を1週間で合格するのは、基本的には無理

「宅建試験に1週間で合格できるのか?」

という問いに対しては、結論から言うと、

「宅建試験にを1週間で合格するのは、基本的には無理、無謀です」

という回答になります。

その根拠としては、宅建試験の合格に必要な目安の時間が挙げられます。

  • 受験経験者等(※)が宅建の試験に合格するまでは100時間~150時間
  • 全くの未経験者が宅建試験に合格するまでは200~300時間

※受験経験者等:実際に過去に受験したことのある方の他、実務経験が豊富な方、宅建業に勤めていて5問免除が受けられる方、行政書士資格などをお持ちの方など

 

以上から分かるように、宅建試験の難易度はそれなりに高く、ちょっと勉強したぐらいで受かるような簡単な試験ではありません。

ある程度、腰を据えて勉強しないと合格できない試験です。

つまり、ネットに書かれている「1週間で合格した」などの記事は、よほど特殊なケースか、かなり誇張された話だと思って間違いありません。

そもそも、宅建士(宅地建物取引士)は不動産取引に携わる重要な国家資格(国家試験)。そんなにカンタンに取得できたら、かなりまずいことになりそうですよね。

※宅建試験の合格に必要な勉強時間の詳細について詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

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宅建試験に1週間で合格できるケースとは?

上記のとおり、宅建試験に1週間で合格することは「基本的には無理」です。

しかしながら、「基本」があれば「例外」もあるということで、可能性は小さいながらも、1週間で合格できるケースもあります。それは

  • 宅建試験の受験経験者等が、1週間のすべてを宅建の勉強に費やした場合

です。

前述のとおり、宅建受験経験者等が合格に必要な勉強時間は、100~150時間でした。

一方、通勤も通学もせず、1週間の時間をすべて宅建の勉強に費やした場合、1日15時間勉強ができれば

  • 15時間 × 7日間 = 105時間

という計算が成り立ちます。そもそも、1日15時間も勉強して集中力が続くのか/効率よく覚えていけるのか、などの疑問も残りますが、数字上は合格する可能性は出て来ます。

なかなかハードなスケジュールであり、気合・根性・モチベーションがかなり求められそうですが、これをやり遂げれば(そして運が良ければ)合格することもできるでしょう。

ただし、1週間100時間程度の勉強で受かる可能性があるのは、あくまで受験経験者等の場合です。

まったくの初学者の場合は最低でも200~300時間は必要ですから、1週間の時間をすべて宅建に捧げても、合格は困難でしょう。

また、当然ですが、受験経験者であっても、超効率的な勉強法を実践しないと1週間程度での合格はできません。

1週間で合格するための超・効率的な勉強法

「受験経験者等が1週間で合格するための超・効率的な勉強法」といっても、目新しい特別な勉強法があるわけではありません。

むしろ、基本に忠実な勉強法であり、

  • テキスト→過去問の流れを超高速で回す

という、いたってシンプルな方法になります。シンプルではありますが、「超高速」とい点がミソ。

受験経験者の場合、「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」の4科目について、詳細は忘れているにせよ、ある程度概要は覚えているはず。

そのため、テキストを「じっくり理解しながら読む」必要はありません。細かい記憶を呼び起こしながら、テキストの各単元ごとに「ざっと読む」程度で充分です。何しろ1週間しか時間がないので、テキストをじっくり読んでいると、それだけで時間が無くなってしまいます。

「テキストを各単元ごとに読む」というのは、たとえば権利関係であれば、「制限行為能力者」「意思表示」「抵当権」などの単元ごとに読む、ということです。

そして、テキストの単元を1つ読み終えたら、今後は過去問に進みます。

この時重要なのが、「論点別(テーマ別)に編集された過去問題集を使う」ということ。

論点別(テーマ別)は「ヨコ解き」とも呼ばれ、過去10年~15年分の問題を、テキストの単元の単位に集め、再編集したもの。

このような論点別(テーマ別)過去問題集を使えば、テキストの「制限行為能力者」だけを読み終えた場合、過去問題集でも同じ「制限行為能力者」の論点(テーマ)の部分だけを解けば良いことになります。

そして、間違えた問題があれば解説をしっかり読み、その解説の内容を理解しながら覚える・・・基本的には、この繰り返しを続けることで、合格点に近づくことができるでしょう。

最後の総まとめとして、年代別過去問を5年分×2周する

前項の「テキスト→論点別(テーマ別)過去問の繰り返し」は、1週間のうち、スタートから5日間で完了させましょう。

残りの2日間でやることは、次の3点です

  • 年代別過去問題集5年分 × 2周(時間を計り、本番のイメージを掴む)
  • 暗記すべき事項を集中して覚える
  • 統計などの最新データを確認(各予備校や出版社のページを参照)

正直、これだけでもかなりのボリュームがあります。しかし、2日間ということは、30時間使える計算になります。

ここまでやり切れば、「1週間で合格」も現実のものとして見えて来るでしょう。

宅建試験において、1週間などの短期合格を目指さない方がよい理由

前項まで、宅建試験に1週間で合格するための方法について、詳しく説明をして来ました。

しかし、実際の問題として、1週間のような超短期合格は、極力目指すべきではありません。理由は以下のとおりです。

  • 宅建は年に1度しかない試験であり、「合格できるかどうか分からない」ある意味、バクチのような超短期勉強法を行うべきではない(不合格の場合、翌年まで試験が受けられないため、時間的なロスが大きい)
  • そもそも、宅建は合格後に不動産会社などでの業務で活かす知識を獲得するための試験。たとえ合格しても、超短期で覚えた事項は忘れやすく、業務上支障が出る

長短期勉強法では、肉体的・精神的にかなりの負荷がかかってしまいますし、たとえ1週間で合格できたとしても、すぐ忘れてしまうのでは意味がないですよね。

やはり数か月かけて、地道に勉強することが一番です。

宅建試験の勉強を始めるのに、おすすめの時期

前述のとおり、初学者の場合、200~300時間は見ておくべきです。

つまり、1日に2時間勉強できるのであれば4~5ヶ月、3時間勉強できるのであれば2~3カ月ほど受験勉強をする必要があります。

宅建試験は10月中旬実施ですから、仮に250時間必要とすると、1日3時間なら7月スタート、2時間なら6月スタートぐらいが目安となります。

その他、おすすめ開始時期についても、下記の記事に書いてありますので、よろしければ参考にしてください。

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宅建試験の直前1週間の勉強法

ここでは、一般的なスケジュールで宅建試験勉強をしてきた方(つまり、数か月を費やして来た方)が、試験直前の一週間にやるべきことをまとめてみました。

試験直前1週間前の過ごし方としては、以下のような取り組みをおすすめします。

  • 暗記科目を中心に覚える
  • 過去問を解きまくる
  • 過去問/予想問題/模試などを 2時間で50問を解く感覚を覚える
  • 2時間の中で捨て問を見極める練習をする
  • 今の自分の実力の客観的な評価と合格ラインに達しているのかを見極め、足りない場合は自分を追い込む
  • 最新の統計情報、法改正情報を確認する

それまで数か月の勉強の集大成です。

しっかり勉強してきた方は、特に焦る必要はありません。といっても、気持ちも落ち着かないでしょうから、できるだけ平常心を意識し、上記の項目を中心に、「今の自分にとってやるべきこと」を意識し、実行してください。

そして試験前日は、とにかく目が冴えても早めに布団に入る。布団の中で横になるだけで、眠れなくても、睡眠時の80%ほど疲れを取る効果があるそうです。

ここまで来ると一番の大敵は睡眠不足ですから、最後の1週間は、毎日、十分睡眠を取り、生活リズムが崩れないようにすることも大切ですね。