社労士の勉強会とは?勉強会の種類や参加のメリットを徹底解説!

社労士の勉強会

「社労士の勉強会って、受験生でも参加していいの?」「ひとりで勉強していると不安だから、誰かと一緒に学べる場が欲しい…」――社労士を目指していると、こんな気持ちになる方は少なくありませんよね。

社労士試験の勉強は、長い人で1年以上におよぶ長期戦です。テキストと過去問に向き合う時間のほとんどは、結局のところ「ひとり」。だからこそ、モチベーションが続かなかったり、自分の進め方がこれで合っているのか不安になったりするんですよね。そんなときに頼りになるのが「勉強会」です。

そこで先に結論をお伝えします。社労士の勉強会は、目的で見ると“受験生向け”と“現役社労士向け”の大きく2系統に分かれます。そして受験生向けはさらに、受験生どうしの「自主勉強会」と、予備校・通信講座が開く「講座内勉強会」に分けられます。つまり、目的の2系統・形の3タイプで整理すると見通しがよくなる、というわけです。受験生にとっての勉強会は、モチベーションの維持・情報共有・横のつながりづくりに役立つ一方、ひとりの学習計画が崩れたり、雑談で終わってしまったりするデメリットもあります。だからこそ「何のために参加するのか」をはっきりさせてから選ぶことが大切です。

社労士試験は、選択式8科目(各5点満点・原則として各3点が基準点)と択一式7科目(各10点満点・原則として各4点が基準点)で構成されていて、原則として、1科目でも基準点を割ると、総合点が高くても合格が難しくなる長期戦です。ただし、基準点は受験者の正答状況などにより引き下げ(補正)される年もあり、配点・基準点は年度の試験要項で変わることがあります。最新の正確な情報は、社会保険労務士試験オフィシャルサイトや厚生労働省の発表で必ず確認してくださいね。合格率も年度によって変動しますが、近年は数%台で推移する難関ですから、孤独になりやすい学習を支える“仲間の存在”は、意外と大きな武器になります。

この記事では、まず勉強会の種類(受験生の自主勉強会/予備校の講座内勉強会/実務家の研究会)を整理し、受験生が参加するメリットとデメリット、オンラインの活用、そして「勉強会と独学・通信講座をどう組み合わせるか」までを、読者であるあなたの判断材料として一つずつ整理していきます。

社労士という資格の全体像や学習の進め方から確認したい方は、社労士|資格の全体像と学習ロードマップもあわせてどうぞ。

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目次

結論|社労士の勉強会は“受験生向け”と“現役向け”の2種類。目的で使い分ける

まず、社労士の勉強会とどう向き合うかの「方針」から先に整理しておきましょう。ここがあいまいだと、「とりあえず参加してみたけれど、何も得られなかった」という遠回りになりがちだからです。

  • 形で見ると3つのタイプに分かれる……受験生向けの2系統(受験生どうしの「自主勉強会」と、予備校・通信講座が開く「講座内勉強会」)に、資格を取った後の「実務家の研究会」を加えると、勉強会は大きく3タイプに整理できます。同じ“勉強会”でも、目的も中身もまったく別物です。
  • 受験生にとってのメリットはモチベ維持・情報共有・横のつながり……長期戦の孤独を支えてくれる仲間がいると、勉強を続けやすくなります。テキスト選びや法改正の情報を共有できるのも心強いポイントです。
  • 雑談で終わる・ペースが乱れるデメリットもある……一方で、交流が中心になって学習時間が削られたり、人のペースに引きずられて自分の計画が崩れたりすることもあります。だからこそ「目的を決めて参加する」のが鉄則です。

大事なのは、「勉強会に参加すること」そのものではなく、「自分の合格にとってプラスになる形で使うこと」。主役はあくまであなた自身の学習で、勉強会はそれを支える“補助”という位置づけを忘れないでくださいね。

ここでひとつ、考え方の軸をお伝えしておきます。社労士の学習は、限られた時間とお金をどこに振り向けるかの“配分の勝負”でもあります。勉強会は、無料や低コストで始められるものも多く、うまく使えば「独学のつまずきを安く解消する仕組み」になります。逆に、目的を決めずに参加すると、いちばん貴重な“時間”というコストだけが出ていきます。「この場は、自分の合格にどれだけ効率よく効くか」――この費用対効果の視点で選ぶと、勉強会との付き合い方を見誤りません。

この記事を読み終えるころには、どんな勉強会があって、自分は参加すべきなのか、参加するなら何に気をつければよいのか――そのすべてを、あなた自身の学習計画に落とし込めるようになっているはずです。

社労士の勉強会とは?3つの種類を整理(受験生向け/講座内/実務家向け)

ひとくちに「社労士の勉強会」といっても、その中身は参加する人の立場によって大きく変わります。まずは、どんな勉強会があるのかを整理しておきましょう。混同したまま探すと、「受験対策のつもりが、現役社労士向けの実務セミナーだった」というミスマッチが起こりやすいからです。

社労士に関わる勉強会は、大きく次の3つに分けて考えると見通しがよくなります。

受験生の自主勉強会|仲間と進捗を共有する

ひとつ目は、社労士試験の合格を目指す受験生どうしが集まる「自主勉強会」です。最近では、SNSや勉強サークルを通じてオンラインでつながり、お互いの進捗を報告し合ったり、苦手な論点を教え合ったりするスタイルが増えています。

主催者は受験生本人であることが多く、運営の形もさまざまです。少人数でゆるくつながるものから、定期的に課題を出し合うものまで幅広いので、自分の性格や生活リズムに合うものを選ぶのがコツです。

予備校・通信講座の講座内勉強会|受講生限定のサポート

ふたつ目は、予備校や通信講座が受講生向けに用意している「講座内勉強会」です。受講生限定の質問会、オンライン自習室、ライブ配信の解説講義などがこれにあたります。

独学だと「質問できる相手がいない」ことが大きな不安になりますが、講座内の勉強会なら、経験豊富な講師に直接質問できたり、同じ教材で学ぶ仲間と情報交換できたりします。なお、講座を選ぶときは「どんな講師が担当するのか」「質問にどこまで対応してもらえるのか」もチェックしておくと、ミスマッチを防げます。すでに通信講座を受講している方は、こうしたサポートを“勉強会”として活用しない手はありません。

現役社労士の研究会|資格を取った後の実務の場

3つ目は、すでに資格を取った現役の社労士が参加する「実務家の研究会」です。各都道府県の社労士会や民間団体が、セミナーや研修、自主研究グループといった形で開催しています。

  • 社労士の仕事や業務に関する勉強会
  • 業務上の注意点(自分の身を守るための知識)に関するセミナー
  • 助成金の申請方法など、実務の細かい部分に関する勉強会

こちらは「試験合格のための場」ではなく「実務スキルを磨く場」です。受験生がいきなり参加する場ではありませんが、合格後にどんな学びの場が待っているのかを知っておくと、勉強のモチベーションにつながります。現役向けの勉強会については、この記事の後半であらためて詳しく取り上げます。

このように、「試験合格のための勉強会」と「実務スキルのための勉強会」はまったくの別物です。まずはこの違いをつかんでおくことが、自分に合った場を選ぶ第一歩になります。社労士の勉強法そのものの全体像から確認したい方は、社労士の勉強法|独学・通信の最短合格ルートもあわせてどうぞ。勉強会は、あくまでその全体像のなかの“一手段”だと整理しておくと、使い方を見誤りません。

受験生が社労士の勉強会に参加するメリット|モチベ・情報・つながり

「ひとりで黙々と勉強する方が集中できる」という方もいますし、それも立派な戦略です。ただ、長期戦になる社労士試験では、勉強会という“仲間とつながる場”が、思った以上に学習を後押ししてくれることがあります。受験生が勉強会に参加するメリットを、4つの視点から整理してみましょう。

モチベーションを維持できる

最大のメリットは、長い受験生活の孤独をやわらげ、モチベーションを保ちやすくなることです。

ひとりで勉強していると、「自分だけが進んでいない気がする」「このまま続けて受かるのだろうか」と不安になりがちですよね。でも、同じ目標に向かう仲間がいると、「あの人もがんばっているから、自分も」と踏ん張りがききます。これは単なる根性論ではなく、人は仲間の存在によって学習を継続しやすくなる、という現実的な効果です。

情報共有ができる

ふたつ目は、テキスト選び・法改正・出題傾向などの“生の情報”が集まることです。

社労士試験は法改正の影響を受けやすい試験ですし、独学だと「今年はどこが狙われそうか」といった肌感覚がつかみにくいものです。勉強会で情報を交換すると、自分ひとりでは気づけなかった視点を得られることがあります。

ただし、ここで一点だけ注意があります。勉強会で得た情報(法改正や統計、制度の数字など)は、必ず社会保険労務士試験のオフィシャルサイトや厚生労働省などの一次情報で確認すること。仲間の話はあくまできっかけにして、最終的な裏取りは公式で行う――この習慣が、誤った情報を覚えてしまうリスクを防いでくれます。

横のつながりができる

3つ目は、同じ目標を持つ仲間との“横のつながり”ができることです。

家族や職場の同僚は、受験勉強の悩みを必ずしも分かってくれるとは限りません。その点、勉強会の仲間とは悩みを共有でき、励まし合えます。こうしたつながりが、挫折しそうなときの支えになることは少なくありません。

アウトプットの場になる

4つ目は、人に説明することで、理解の“穴”に気づけることです。

「分かったつもり」だった論点も、いざ仲間に説明しようとすると、うまく言葉にできないことがあります。これは理解が浅い証拠で、復習すべきポイントが見つかったということ。勉強会は、インプットした知識をアウトプットして確かめる、絶好の練習の場になります。

なお、こうしたメリットは「必ず誰にでも当てはまる」ものではなく、「そういう傾向がある」という一般論です。直前期に追い込みをかける時期の過ごし方とあわせて知りたい方は、社労士試験の直前対策|やるべきこと・追い込みのコツも参考にしてください。モチベーションが落ちやすい直前期こそ、仲間の存在が効いてきます。

勉強会のデメリットと注意点|“参加しただけ”で終わらせない

メリットがある一方で、勉強会には合う人・合わない人がいますし、使い方を誤ると逆効果になることもあります。ここは正直にお伝えしておきますね。デメリットを知ったうえで参加すれば、失敗を避けられます。

雑談中心で学習時間が削られることがある

ひとつ目の注意点は、交流や雑談が中心になり、肝心の勉強時間が削られてしまうことです。

仲間と話すのは楽しいものですが、気づけば「集まっただけで満足して、結局あまり進まなかった」という日もあります。とくに、限られた時間で合格を目指す社会人受験生にとって、勉強時間は何より貴重です。「交流の場」と「勉強の場」を切り分ける意識を持っておきましょう。

他人のペースに引きずられることがある

ふたつ目は、他人の進度やペースに引きずられ、自分の学習計画が崩れることです。

「みんなはもう労働基準法を終えている」と聞いて焦ったり、逆に「まだ着手していない人がいる」と気がゆるんだり――他人と比べることが、必ずしもプラスに働くとは限りません。自分の学習計画は自分のもの。勉強会の進度に合わせる必要はない、と割り切る姿勢も大切です。

情報が必ずしも正確とは限らない

3つ目は、勉強会で飛び交う情報が、必ずしも正確とは限らないことです。

法改正の内容や統計の数字、試験制度のルールなどは、年度によって変わることがあります。仲間の「たぶんこうだったはず」という話を鵜呑みにすると、古い情報や誤った情報を覚えてしまうおそれがあります。気になる情報は、社会保険労務士試験のオフィシャルサイトや厚生労働省の発表など、一次情報で必ず裏取りしましょう。

目的を決めて参加する|“何を得て帰るか”を毎回ひとつ決める

これらのデメリットは、ちょっとした工夫で避けられます。コツは、参加するたびに「今日は何を得て帰るか」をひとつ決めておくことです。

「この論点の疑問を解消する」「テキストの使い方を一つ盗む」など、小さくても目的を持って臨めば、勉強会は雑談で終わりません。そして繰り返しになりますが、勉強会はあくまで“補助”であって、独学の代わりにはならないということ。主軸は、自分自身のテキストと過去問による日々の学習です。その土台があってこそ、勉強会が生きてきます。

オンライン勉強会の活用|場所を選ばず仲間とつながる

「近くに勉強仲間がいない」「仕事や家事で、決まった時間に会場へ通うのは難しい」――そんな方にこそ知ってほしいのが、オンラインの勉強会です。場所や時間の制約が小さく、社会人受験生でも参加しやすいのが大きな魅力です。

Zoom・SNSのオンライン自習室

最近は、ZoomやSNSを使った「オンライン自習室」が広がっています。カメラをつないで黙々と勉強する仲間と“同じ空間”を共有することで、ひとりでは続かない集中力を保ちやすくなります。

決まった時間に集まる形式もあれば、好きな時間に入退室できる形式もあります。ライブ配信や、後から見られるアーカイブ配信を使えば、移動時間やスキマ時間を学習にあてることもできますよ。

通信講座の受講生コミュニティ・質問会

すでに通信講座を受講している方なら、講座が用意するオンラインの受講生コミュニティや質問会を活用するのも手です。同じ教材で学ぶ仲間と情報交換でき、講師への質問もオンラインで完結します。

「独学は不安だけれど、通学する時間はない」という方にとって、通信講座のオンラインサポートは、勉強会の役割を兼ねてくれる現実的な選択肢になります。オンラインで自分の実力を測りたいときは、模試の活用もおすすめです。社労士の模試|活用法とおすすめの受け方もあわせて確認してみてください。

便利な反面、集中の維持は自己管理が前提

ただし、オンラインには注意点もあります。手軽に参加できるぶん、気が散りやすく、集中の維持は自己管理が前提になるということです。

「ながら参加」になってしまっては意味がありません。スマホを別の部屋に置く、参加する時間帯を決める、といった自分なりのルールを設けると、オンライン勉強会の効果をぐっと引き出せます。対面・オンラインのどちらにも一長一短があるので、自分の生活スタイルに合う形を選んでくださいね。

現役社労士の勉強会・自主研究グループとは?|合格後のスキルアップの場

ここまでは受験生向けの勉強会を中心に見てきました。ここからは、合格・登録後に参加できるようになる「現役社労士の勉強会」について触れておきます。受験生の今は直接の対象ではありませんが、「合格したらこんな学びの場がある」と知っておくと、勉強のモチベーションになりますよ。

社労士は、資格を取ったらゴール、という仕事ではありません。法改正は毎年のように行われ、実務で扱うテーマも幅広いため、合格後も学び続ける必要があります。その学びの場として、各都道府県の社労士会や民間団体が、セミナーや研修を開催しています。なお、社労士会が主催する研究会などの多くは、試験合格後に社労士として登録・入会した人を対象としています。受験生がそのまま参加できるわけではない点には注意してくださいね。

自主研究グループ|持ち回りで研究し専門性を深める

現役社労士の学びの場として代表的なのが、社労士会の「自主研究グループ」です。これは、社労士が集まって特定のテーマを掘り下げる勉強会で、参加するには一定の積極性が求められます。

多くのグループでは、メンバーが持ち回りで調査・発表することが活動の柱になっています。準備は大変ですが、その分、自分の専門分野として“活きた知識”が身につくのが特長です。たとえば東京都社会保険労務士会には、次のような自主研究グループがあります(2026年時点で公開されている情報の一例です)。

  • 賃金問題研究グループ:人事制度の基本や賃金制度を中心に、それぞれの知識を高める活動をしている
  • 賃金管理研究会:人事賃金の実務的事例や、これからの日本の人事賃金制度のあり方などを、課題発表・意見交換する
  • 労働判例研究会:労働判例の深掘りを中心に、法改正や新法など幅広いテーマで研究する
  • 人間関係グループ:職場の人間関係をテーマに、中小零細企業ならではの困難な問題や解決方法を研究する
  • 自主研究「安全衛生」グループ:関与先企業の安全と健康の確保に必要な知識や技能を身につける
  • 雇用形態実態研究グループ:多様化する雇用形態について研究し、社労士同士で意見交換する
  • 産業カウンセリング研究会:職場のメンタルヘルス対策やハラスメントなどのテーマに理解を深める
  • 助成金実務研究会:助成金の知識を深め、申請手続きの習得や顧問契約への展開を学ぶ
  • 労働紛争解決研究会:事例研究や情報交換を中心に行う
  • 労災事故補償問題研究会:労災保険・自賠責保険の補償範囲や、民事上の損害賠償についても研究する

参考:東京都社会保険労務士会|自主研究グループ

このほかにも、各地の社労士会には数多くの研究グループがあります。なお、上記はあくまで一例で、グループの名称・テーマ・開催状況・年会費などは社労士会や年度によって変わります。参加を考える際は、必ず各社労士会の最新の案内で確認してください。

民間団体のセミナー・研修

社労士会以外にも、民間団体が実務向けのセミナーや研修を開いています。たとえば、こくちーずプロのようなイベント告知サイトで「社会保険労務士」と検索すると、助成金・労務管理・働き方改革といったテーマの勉強会が数多くヒットします。

参考:こくちーずプロ|社会保険労務士の勉強会・セミナー検索

こうした研究会では、第一線で活躍する先輩の先生が講師役を務めることもあり、実務の“生きた知恵”を直接学べるのが魅力です。独立開業を目指すなら、こうした実務の勉強会で人脈を広げておくことが、後々の仕事につながることもあります。「合格はゴールではなくスタート」――その先にある学びの場を知っておくと、いま向き合っている試験勉強の意味も、少し違って見えてくるはずです。

勉強会と独学・通信講座をどう組み合わせる?|受験生の現実解

最後に、受験生にとっていちばん知りたいであろう「結局、勉強会をどう使えばいいの?」という疑問に答えておきましょう。ポイントは、勉強会を“単体”で考えず、独学や通信講座と組み合わせて使うことです。

勉強会は“補助”|主軸は日々の学習

何度かお伝えしてきたとおり、勉強会はあくまで“補助”です。合格を支える主軸は、テキストと過去問による日々の地道な学習にほかなりません。

勉強会に参加すること自体が目的になってしまうと、本末転倒です。「自分の学習の足りない部分を、勉強会で補う」という順番を意識すると、限られた時間をムダにせずにすみます。

独学が不安なら|通信講座のサポートを勉強会代わりに

「独学だと孤独で続かない」「質問できる相手がいなくて不安」という方は、通信講座の受講生サポートを“勉強会代わり”に使うのがおすすめです。

通信講座には、質問対応や受講生コミュニティ、オンライン自習室といったサポートが用意されているものが多くあります。教材で体系的に学びつつ、仲間や講師ともつながれるため、独学のデメリットを補いやすいんですね。各社の教材やサポート内容を比べてみたい方は、社労士の通信講座おすすめ比較で学習環境を選んでみてください。価格の安さだけで選ぶと「サポートが手薄で結局つまずいた」というミスマッチが起こりがちなので、自分が何に不安を感じているか(孤独なのか、質問環境なのか)に合わせて選ぶのがコツです。

自分に合う学び方を、全体像から逆算して選ぶ

独学・勉強会・通信講座のどれが正解か、という問いに、万人共通の答えはありません。大切なのは、自分の性格や生活リズムに合った学び方を、合格までの全体像から逆算して選ぶことです。これは「人気だから」「みんなが使っているから」で決めるのではなく、“自分の弱点に効く手段を、自分で選ぶ”という発想です。合格をゴールから逆算し、足りないピースを一つずつ埋めていく――この組み立て方ができると、学習全体に一本の軸が通ります。

孤独に弱いタイプなら、早めに仲間と進捗を共有できる仕組みを作っておく。自分のペースを守りたいタイプなら、勉強会は情報収集に絞って使う――こんなふうに、自分に合わせて調整すればよいのです。

実際に勉強会やオンラインコミュニティを選ぶときは、参加前に次のような点を確認しておくと、ミスマッチや「参加してみたら違った」という失敗を防げます。

  • 対象者:受験生向けか、現役社労士向けか(自分の目的と合っているか)
  • 費用:無料か有料か、月額制か都度払いか(続けられる金額か)
  • 主催者:個人主催か、予備校・通信講座か、社労士会か(情報の信頼度に関わる)
  • 開催頻度・形式:週1回か月1回か、対面かオンラインか、録画(アーカイブ)が残るか
  • 質問のしやすさ:講師や仲間に質問できる仕組みがあるか
  • 勧誘リスク:学習の場か、講座・商材の営業が主目的の場ではないか

とくに無料の説明会やセミナーのなかには、学習サポートよりも講座の勧誘が主目的のものもあります。「自分の合格に役立つ情報が得られる場か」を冷静に見極めて、必要な情報だけを持ち帰る姿勢でいると安心です。なお、SNSの勉強サークルなどに参加する際は、個人情報を必要以上に共有しないよう注意してくださいね。

学習の進め方そのものを体系的に知りたい方は、社労士の勉強法|独学・通信の最短合格ルートを、合格までの道のり全体を見渡したい方は、社労士|資格の全体像と学習ロードマップもあわせてどうぞ。全体像のなかで“勉強会をどう位置づけるか”が見えてくると、迷いがぐっと減ります。

まとめ|勉強会は孤独な学習を支える“仲間”。目的を決めて活用しよう

社労士の勉強会について、種類から使い方までを整理してきました。最後に要点を振り返っておきましょう。

  • 勉強会は3種類……受験生の自主勉強会/予備校・通信講座の講座内勉強会/実務家の研究会。目的に合わせて使い分けるのが基本です。
  • メリットとデメリットは表裏一体……モチベ維持・情報共有・横のつながりというメリットがある一方、雑談で時間が削られたり、ペースが乱れたりするデメリットもあります。
  • オンラインなら社会人でも参加しやすい……Zoom自習室やSNS、通信講座のコミュニティを使えば、場所を選ばず仲間とつながれます。ただし集中の維持は自己管理が前提です。
  • 主軸はあくまで自分の学習……勉強会は“補助”。テキストと過去問による日々の学習を土台に、足りない部分を補う形で活用しましょう。

社労士試験は、原則として1科目でも基準点を割ると合格が難しくなる長期戦です(基準点は年度により補正されることがあるため、詳細は公式情報で確認しましょう)。だからこそ、孤独になりやすい学習を支えてくれる“仲間の存在”は、あなたにとって大きな力になります。「参加すること」を目的にせず、「自分の合格にどう生かすか」を考えながら、勉強会という選択肢を上手に使ってみてくださいね。

社労士の勉強会に関するよくある質問

Q. 勉強会に参加するメリットは? A. モチベーションの維持、テキスト選びや法改正などの情報共有、同じ目標を持つ仲間との横のつながり、人に説明することで理解の穴に気づけるアウトプットの機会、などが挙げられます。ただし効果には個人差があり、目的を決めて参加することが前提です。

Q. 社内勉強会のメリットは? A. 企業が社労士を講師に招いて開く社内勉強会には、労務管理や法改正への理解が社内で共有され、トラブルを未然に防ぎやすくなるといったメリットがあります。受験生向けの勉強会とは目的が異なる点に注意しましょう。

Q. 社労士の勉強はきついですか? A. 学習範囲が広く、合格まで長期戦になりやすいため、楽な試験ではありません。だからこそ、勉強会で仲間とつながったり、通信講座のサポートを活用したりして、孤独を抱え込まない工夫が続けるコツになります。

Q. 社労士の勉強はどこがいいですか? A. 独学・通信講座・通学講座のどれが合うかは、性格や生活リズムによって変わります。質問環境や仲間とのつながりを重視するなら、サポートの手厚い通信講座が向いていることが多いです。詳しくは社労士の通信講座おすすめ比較も参考にしてください。

Q. 社労士の勉強は何ヶ月くらいかかりますか? A. 一般的には半年〜1年以上が目安とされますが、学習開始時の知識や1日の勉強時間によって大きく変わります。あくまで目安として捉え、自分の状況に合わせて計画を立てましょう。

Q. 社労士会に入会するとどんなメリットがありますか? A. 合格・登録後に社労士会へ入会すると、研修や自主研究グループへの参加、実務情報の入手、社労士同士のネットワークづくりといったメリットがあります。受験生の段階では直接の対象ではありませんが、合格後の学びの場として知っておくとよいでしょう。

社労士という資格の全体像から学習の進め方までを体系的に確認したい方は、まず社労士|資格の全体像と学習ロードマップで全体像をつかみ、効率よく学ぶなら社労士の勉強法|独学・通信の最短合格ルートもあわせてご覧ください。勉強会に振り回されず、自分の学習を主役にして、一歩ずつ合格へ近づいていきましょう。

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。中小企業を中心に270社超を支援し、研修・セミナーへの登壇は250回を超える。現在は、生成AI・ITを経営や業務に生かす実践的な方法と、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験などの学習法・過去問解説を発信している。著書に『Webマーケティング最強の1冊目』(千葉テレビ『モーニングこんぱす』で紹介)
『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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