この記事でわかること
「営業資料をAIで作れるとは聞くけれど、うちの提案書にも使えるのだろうか」。あなたがそう感じるのは、自然なことだと思います。
ツール名を並べた記事は多いのですが、営業現場で本当に効くのは、スライドを1本きれいに仕上げることではありません。資料、提案書、商談後の追客メールを、ひとつながりの仕事として扱えるかどうかです。
この記事では、ツールを選ぶ前に「資料 → 提案書 → 追客」を一連の文書業務として設計する、という考え方から入ります。そのうえで、今日から試せる手順、コピーして使えるプロンプト、目的別のツールの選び分けまで整理します。
この記事でわかることは、次の6つです。
- AIで営業資料を作る5つの手順と、そのまま使えるプロンプト例
- 構成づくり・スライド化・仕上げという目的別のツールの選び分け
- 無料プランで試すときに、先に確認しておきたいこと
- 営業業務を分解し、どこにAIを入れ、どこを人が見るかのマップ
- 製造業・IT・士業の業種別の活用事例
- 顧客名や機密情報をAIに入れてよいかの線引き
AI活用の全体像から整理したい場合は、先に中小企業社長のためのAI戦略活用完全ガイドで位置づけを確認してから読むと、自社の優先順位がつかみやすくなります。
営業資料の作成に時間を取られる
営業資料や提案書を作るたびに、過去のスライドを探し、顧客名を差し替え、少しずつ文章を直していないでしょうか。「この作業、商談準備なのか事務作業なのか、だんだん分からなくなる」と感じる営業責任者も少なくありません。
中小企業の現場では、営業担当者が提案、見積、社内確認、顧客対応、追客までを兼ねることが多く、資料作成だけにまとまった時間を取りにくいのが実情です。結果として、提案の中身は悪くないのに、構成が弱い、顧客課題とのつながりが薄い、スライドの見た目が古いといった形で伝わりにくくなります。
ここで見るべきなのは、単に「デザインがきれいか」ではありません。自社の営業資料は、3Cでいう顧客、自社、競合の情報が整理され、顧客が比較検討しやすい提案になっているかが重要です。
たとえば、顧客の課題は書いてあるのに、競合との違いが曖昧な資料があります。逆に、自社の強みは詳しいのに、顧客が今すぐ判断する理由が見えない資料もあります。
生成AIで資料作成を効率化するメリットは、短時間でスライドを生成することだけではありません。社内にある営業トーク、導入事例、FAQ、見積の説明文をAIで整理し、顧客別に提案の順番や文章を変えられる点にあります。
資料作成はAIの得意分野か、という問いには「構成づくり、文章のたたき台、要約、比較表、追客文面は得意な領域です」と答えられます。一方で、最終的な事実確認、価格、納期、契約条件、顧客との関係性を踏まえた判断は、営業現場が担う部分です。
結論:資料と追客の「文書業務」からAIを入れる
結論から言うと、あなたの会社が営業でAIを使い始めるなら、最初の入口は「資料」と「追客」の文書業務が現実的です。新規開拓の自動化や商談の完全代替から入るより、営業担当者が毎日書いている文章をAIで支援するほうが、現場に定着しやすくなります。
ここでいう文書業務とは、提案書、営業資料、商談前メモ、議事録要約、比較表、FAQ、追客メール、社内共有文などです。社内にすでにある言葉をAIに整理させ、顧客の状況に合わせて出力させるのが第一歩になります。
営業での生成AI活用とは、生成AIを使って営業活動に必要な文章、構成、説明、提案ストーリーを作ることです。つまり「営業担当者を置き換える話」ではなく、営業職が顧客理解と提案に使う時間を増やすための業務設計です。
AIの出力には誤りが混ざることがあるため、価格、仕様、法務、納期、実績数値などは自社で確認し、個別判断の代わりにしない運用が必要です。注意点を決めたうえで使えば、AIは営業現場の文章作業を支援する道具になります。
資料そのものの前に、売る商品やサービスの訴求が曖昧な場合は、AIで資料を整えても提案の芯が弱くなります。自社の商品価値を先に見直したいときは、AIで売れる商品設計をする方法もあわせて読むと、営業資料に載せるべき訴求が整理しやすくなります。
顧客情報をAIに入れる前の線引き
私が営業向けの文面や提案素案をAIで作るときに、まず最初に申し上げたいことがあります。
機密情報・顧客の固有名詞・個人情報を、生成AIにそのまま入れてはいけない、ということです。
必要があれば、「A社」「B部長」のように置き換えて投入します。取引条件や未公開の価格表も同じ扱いにします。
そのうえで、商談や顧客、人物に関する情報を整理してAIに渡すほど、AIは使える資料の素案を返してくれます。
守るもの(実名・機密)と渡すもの(整理した状況)を分けることが、実務の出発点です。
この線引きを前提にすると、AIを入れる範囲はかなり明確になります。まず「新規提案資料」「既存顧客向け追加提案」「商談後の追客文面」のどれか一つに絞ると、現場の負担が小さくなります。
営業資料作成の実手順(プロンプト付き)
営業用の資料を作るには、いきなりスライド生成AIに入れるより、先に提案の材料をそろえるのが近道です。自社の強み、顧客の課題、競合との違い、商談の目的を短いテキストで整理してからAIに渡すと、出力の品質が安定します。
手順1:顧客と提案目的を1枚メモにする
まず、誰に何を提案するのかを1枚にまとめます。顧客業種、担当者の関心、現在の課題、検討状況、提案したい商品、商談後に取ってほしい行動を書き出します。
AIに入力する情報が曖昧だと、営業資料も一般論になりやすくなります。既存のテンプレートを使う場合も、最初に顧客の状況を入れる欄をつくっておくと、使い回し感を抑えられます。
手順2:営業資料の構成をAIに作らせる
次に、AIに提案書やスライドの構成案を出してもらいます。ここでは、売り手の言いたい順番ではなく、顧客が理解しやすい順番に並べ替えることが大切です。
プロンプト例です。
あなたはBtoB営業資料の構成を支援する担当者です。
以下の情報をもとに、10枚前後の営業資料構成を作成してください。
対象顧客:〇〇業の中小企業
顧客課題:〇〇に時間がかかり、担当者の負担が大きい
提案サービス:〇〇
自社の強み:〇〇
競合との違い:〇〇
商談の目的:次回、詳細ヒアリングの合意を得る
出力形式:スライド番号/タイトル/伝える内容/必要な図解案
このようなプロンプトでは、役割、顧客情報、目的、出力形式の4点を入れると使いやすくなります。営業担当者が何度も使うなら、社内で共有し、顧客名や課題だけ差し替えられる形にします。
手順3:各スライドの文章を作る
構成ができたら、各スライドの見出し、本文、補足説明、口頭トークをAIに作らせます。最初から完成版を狙うより、文章のたたき台を出してから現場の言葉に直すほうが自然です。
プロンプト例です。
次のスライド構成をもとに、営業資料の文章案を作成してください。
読み手:〇〇に課題を感じている経営者
条件:専門用語は少なめにし、比較検討中の顧客が判断しやすい表現にする
各スライドについて、次を出力してください。
・見出し
・本文3行
・営業担当者が口頭で補足する一言
自社で使う場合は、「経営者向け」「現場責任者向け」「購買担当者向け」のように、顧客タイプ別にトーンを変えると効果が見えやすくなります。このトーン調整が、そのまま現場の時短につながります。
手順4:スライド化とデザインを整える
文章ができたら、PowerPoint、Googleスライド、あるいはスライド生成AIに移します。ここで多くのツールが候補に挙がりますが、比較記事のランキング順に選ぶより、「日本語の自然さ」「修正のしやすさ」「社内共有」「既存テンプレートとの相性」を優先すると決めやすくなります。
特に見落としやすいのが「修正のしやすさ」です。営業資料は一度作って終わりではなく、顧客ごとに手を入れ続ける資産だからです。生成したスライドを後から自社で編集できない形式でしか出せないと、結局PowerPointで作り直すことになります。
手順5:提案書と追客文面まで作る
営業資料が完成したら、商談後の追客メール、比較検討中の顧客向け補足資料、社内稟議に使える要約文までAIに作らせます。ここまで含めると、AIの活用範囲は資料作成だけでなく営業活動全体に広がります。
プロンプト例です。
次の商談メモをもとに、追客メールを3パターン作成してください。
1つ目:丁寧で標準的な文面
2つ目:経営者向けに判断材料を整理した文面
3つ目:現場担当者向けに導入後の流れを説明した文面
いずれにも、商談のお礼/確認した課題/提案の要点/次回打ち合わせの候補
を含めてください。顧客名は「A社」、担当者は「B部長」と表記してください。
「営業資料は作ったが、その後の連絡が遅れる」という状態は、中小企業の営業現場でよく起きます。資料が完成した時点で終わらせず、追客まで同じプロンプト資産で回すのが要点です。
もう1つ、私の実感として効くのは、人物単位の細かい気づきです。
たとえば「窓口のC課長は細部まで確かめるタイプ、その上のB部長は具体的な成功状態のイメージを好む」といった情報があります。
これを実名を伏せて整理して渡すと、同じAIでも文面の刺さり方が変わります。
細かいポイントを1つずつ押さえることが、そのまま出せる即戦力のドキュメントにつながります。
こうした気づきを普段からメモにして、整理してAIに渡すことを心がけると、勝負しやすくなります。
目的別のAIツール早見表
ツール選びで迷ったときは、ランキングを見るより目的別に3つの役割へ分けると、判断が早くなります。1つのツールで全部やろうとせず、役割ごとに使い分けるのが現実的です。
| 役割 | 主なツールの例 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 構成・文章づくり | ChatGPT、Claude、Gemini | 骨子案、スライド文案、追客メール、要約 |
| スライド自動生成 | Gamma、イルシル、Genspark | テキストから短時間でたたき台の形にする |
| デザイン・仕上げ | Canva、PowerPoint | 図解、体裁の統一、社内テンプレートへの反映 |
| 社内データ連携 | Microsoft 365 Copilot、Google Workspace | 既存の文書やメールを踏まえた下書き |
なお、業務アプリ内蔵のAI機能は、契約プランに含まれているかで使えるかどうかが変わります。たとえばPowerPointのCopilotは、公式ヘルプでも、表示されない場合はサブスクリプションに含まれていないか組織設定で利用できない可能性がある、と説明されています。
あなたの会社ですでにMicrosoft 365やGoogle Workspaceを使っているなら、まず契約内にAI機能が含まれていないかを確認すると、新規契約なしで試せる場合があります。
無料で使う場合に確認したいこと
「まず無料で試したい」というのは自然な入り方です。ただし、無料プランは各社とも「体験してもらうための枠」なので、業務に載せる前に制限を確認しておくほうが安全です。
見るべきは、おおむね次の5点です。
- 作成できる資料やスライドの数に上限がないか
- PDFやPowerPoint形式で書き出せるか
- 出力物に提供元のロゴ・バッジが入らないか
- 商用利用が認められているか
- チームでの共有・権限管理ができるか
特に効いてくるのが2つ目の書き出しです。たとえばスライド生成AIのイルシルは、公式サイトの料金表でフリープランを「3個まで」の資料作成としており、PDF・PowerPointへの出力は有料のパーソナルプラン以上と案内しています。
無料で作った資料をそのまま顧客に出せるか、社内で編集して回せるかは、ツールごとに前提が違います。プラン内容は改定されることがあるため、契約前に各社の公式ページで最新の条件を確かめてください。
営業業務の分解とAI適用マップ
AI活用を考えるとき、「どのツールを入れるか」より先に、営業業務を分解することが重要です。営業活動は、見込み客探し、事前調査、商談準備、資料作成、提案、見積、追客、社内共有に分けられます。
| 営業業務 | AIで支援しやすいこと | 人が確認すること |
|---|---|---|
| 事前調査 | 顧客企業の情報整理、仮説課題の作成 | 最新情報、関係性、訪問目的 |
| 商談準備 | 質問リスト、ヒアリング項目の作成 | 優先順位、聞き方、相手の立場 |
| 資料作成 | 構成、文章、比較表、スライド案 | 数値、実績、表現、デザイン |
| 提案書作成 | 顧客課題別の提案文、導入ステップ | 契約条件、納期、費用 |
| 商談後対応 | 議事録要約、追客メール、社内共有文 | 温度感、次回提案、約束事項 |
| ナレッジ共有 | 成功事例、FAQ、反論対応の整理 | 社内ルール、顧客固有情報 |
最初に着手すべきなのは、すでに社内にテキストが残っている業務です。この表でいえば、資料作成、商談後対応、ナレッジ共有の3つが該当します。
逆に、事前調査から入ると、AIの出力が正しいかどうかを確かめる手間が先に来て、効果を実感する前に止まりがちです。手元に元の文章がある業務から始めるほうが、営業責任者も出力を確認しやすくなります。
本当に使えるツールは、機能が多いものではなく、現場が毎週触るものです。日本語の出力、入力しやすさ、社内データとの連携、権限管理、共有のしやすさを見て選ぶと定着しやすくなります。
AIは、営業担当者の代わりにすべてを判断する存在ではなく、文章作成、情報整理、提案準備を支援する存在として捉えると現実的です。担当者ごとのスキル差をならし、チーム全体の提案品質を底上げする取り組みだと考えてください。
なお、営業資料の前後にある集客、問い合わせ、商談化、追客の流れまで設計したい場合は、AIで営業導線を設計する方法が参考になります。士業やコンサルティング会社の提案書に絞って知りたい場合は、コンサル・士業の提案書をAIで作る方法のほうが近い内容です。本記事では、商談前後で使う資料と提案文面の実務に絞って解説しています。
活用事例(業種別3)
ここでは、営業での生成AI活用事例を業種別に見ていきます。同じ業種でなくても、課題、資料、追客のどこにAIを入れたかを見ると応用しやすくなります。
事例1:製造業のBtoB提案資料
部品加工や設備関連の企業では、営業資料が技術説明に偏り、経営者や購買担当者に価値が伝わりにくいことがあります。品質、納期、対応力を伝えているのに、競合との違いが資料上で見えにくい場面があるかもしれません。
このケースでは、AIに既存資料、過去の提案書、よくある質問を読み込ませ、顧客課題別に構成を整理しました。たとえば「短納期対応」「小ロット対応」「設計段階からの相談」のようにテーマを分け、提案書の見出しと比較表を作成します。
学びは、AIに技術資料をそのままスライド化させるのではなく、顧客の判断基準に翻訳させることです。自社の強みを、相手の稟議で使いやすい文章に変えると、営業資料の役割が明確になります。
使ったAIの役割は「構成」が中心で、スライド化と仕上げは既存のPowerPointテンプレートで行いました。
事例2:IT・システム会社の提案書
ITやシステム開発の営業では、提案範囲が広く、顧客ごとに課題も違うため、提案書作成に時間がかかります。「前回の提案書を直しているうちに、今回の顧客に合わないページが残ってしまう」ということも起きやすい領域です。
このケースでは、商談メモをAIで要約し、顧客の課題、現行業務、導入後の変化、概算スケジュールを整理しました。そのうえで、提案書の構成、導入ステップ、想定FAQ、追客メールを生成し、営業担当者が内容を調整します。
ポイントは、機能一覧ではなく「導入後に顧客の業務がどう変わるか」を資料の中心に置いたことです。あなたの会社が無形サービスを扱う場合も、AIにBefore/Afterを整理させると、顧客が理解しやすい提案になります。
使ったAIの役割は「構成」と「追客」の両方で、商談メモから提案書と後追いメールまでを同じ流れで作っています。
事例3:士業・コンサルティング会社の初回提案
士業やコンサルティング会社では、専門性は高いのに、初回提案資料が自己紹介やサービス一覧で終わってしまうことがあります。説明すべきことが多いほど、顧客が「結局、自社に何をしてくれるのか」をつかみにくくなります。
このケースでは、AIに顧客の相談内容を整理させ、課題仮説、支援範囲、進め方、初月に確認する項目を提案書にまとめました。さらに、商談後には「本日確認した課題」「次回までに整理する資料」「想定スケジュール」を含む追客メールを作成します。
学びは、専門家の知識を減らすのではなく、顧客が判断しやすい順番に並べ直すことです。知識やノウハウを売っている場合、生成AIは、専門性を伝わる文章に変える支援として使えます。
使ったAIの役割は「構成」と「追客」で、スライドは既存の会社案内に差し込む形にとどめました。
セミナー・研修で学ぶ場合の選び方
営業でのAI活用セミナーを探しているあなたは、ツールの使い方だけを学ぶべきか、自社の営業業務まで見直すべきかで迷うかもしれません。中小企業の場合、セミナー選びでは「聞いて終わり」にならない設計が大切です。
選ぶ基準の一つ目は、自社の営業資料や提案書を題材にできるかです。一般的なデモ資料だけでは、自社の商品、顧客、商談の温度感に置き換えるところで止まりやすくなります。
二つ目は、プロンプトだけでなく、営業業務の流れまで扱うかです。プロンプトを学ぶだけでも役立ちますが、現場で使い続けるには、誰が入力し、誰が確認し、どこに保存し、どのテンプレートを更新するかまで決める必要があります。
三つ目は、無料セミナー、有料研修、書籍の役割を分けて考えることです。無料セミナーは全体像の把握に向き、書籍は自分のペースで学ぶのに向き、研修は自社の資料や業務に合わせて実装する場として使いやすくなります。
四つ目は、営業責任者と現場担当者が一緒に学べるかです。社長だけがAIの可能性を理解しても、現場の担当者が使いにくいと定着しませんし、担当者だけが詳しくなっても、会社としてのルールが決まらないと広がりません。
セミナーや研修後は、30日以内に一つの営業資料テンプレートをAI対応にするのがおすすめです。あなたの会社で「初回提案資料」「既存顧客向け追加提案」「商談後メール」のうち一つを選び、実際の商談で使いながら改善します。
ツールの比較記事を見る前に、何を改善したいのかを言語化しておくと、受講後の行動につながります。目的が「スライドをきれいにする」のか、「提案書作成時間を短くする」のか、「追客漏れを減らす」のかで、学ぶ内容は変わります。
よくある質問
資料作成にAIは得意ですか
得意な領域と、そうでない領域がはっきり分かれます。構成づくり、文章のたたき台、要約、比較表、追客文面の作成は得意です。
一方で、価格、納期、契約条件、実績数値、顧客との関係性を踏まえた最終判断は苦手です。ここは営業現場が引き受ける部分だと考えてください。
営業におすすめのAIはどれですか
一つに絞るより、役割で分けるのが現実的です。構成と文章はChatGPTやClaude、Geminiのような生成AI、スライド化はGammaやイルシルのような生成ツール、仕上げはCanvaやPowerPointという分担が基本形になります。
すでに使っている業務アプリのAI機能が契約に含まれていないかも、先に確認する価値があります。新規契約を増やさずに試せる場合があるためです。
無料で使えますか
多くのツールに無料プランがありますが、作成できる件数、書き出し形式、ロゴ表示、商用利用の可否に制限が置かれていることが一般的です。
無料プランは「試す」ためのもので、業務に載せる前に書き出し可否を確かめてください。作った資料を顧客に出せるか、社内で編集し続けられるかが分かれ目になります。
AIが進むと営業職はいらなくなりますか
なくなる、と考える必要はありません。顧客の本音を引き出す、社内の決裁構造を読む、提案の順番を調整する、信頼関係をつくるといった部分は、あなたの会社の営業職が担う価値として残ります。
むしろ、資料作成や文面づくりに取られていた時間を顧客理解に戻せるかどうかが、これからの差になります。
関連記事と「AI戦略」に関するご案内
営業資料をAIで作る取り組みは、営業活動を大きく変えるというより、まずは毎日の文書業務を整えるところから始まります。提案書、スライド、商談メモ、追客メールを一つの流れで扱うと、営業担当者ごとの属人化を少しずつ減らせます。
まずは、既存の営業資料を1つ選び、AIに構成の改善案を出させてみてください。あなたの会社の現場で使いやすい形に直しながら、プロンプト、テンプレート、チェック項目を社内で共有していくことが、営業でのAI活用の土台になります。
一次情報(PowerPointのCopilot・利用にはサブスクリプションが必要): Microsoft 365 Copilot でプレゼンテーションを作成する(Microsoft 公式サポート) 一次情報(スライド生成AI「イルシル」の料金プラン・フリープランの制限): 資料作成なら、スライド生成AI「イルシル」(公式サイト) 確認日:2026年7月21日(本文中のAIツールのプラン、無料枠、機能範囲は変更されることがあります)
