Claude Codeの始め方・使い方完全ガイド|VS Code版を30分で試す

Claude Codeの始め方・使い方(VS Code版)
目次

この記事でわかること

Claude Codeを調べたら、ターミナルやコマンドという言葉が出てきて止まってしまった」――あなたがそう感じているなら、この記事はそこから先に進むための導入ガイドです。

先に安心材料をお伝えします。Claude Codeは、コマンド入力なしで始められます。この記事では、ボタン操作と日本語の会話で進められるVS Code拡張機能を主軸に、料金、権限モード、導入手順、最初の練習までを順番に整理します。

あなたがこの記事で持ち帰れるのは、次の5つです。

  • パソコンで使う代表的な3つの方法と、初めてならVS Code拡張機能を選ぶ理由
  • 料金プランと支払いの流れ(無料プランでは使えない点を含む)
  • 権限モードの違いと、非エンジニアが実務で使う3つ(Manual・Plan・Edit automatically)
  • Windows・Mac共通の導入5ステップと、安全なPlan→Manualの練習の流れ
  • WSL・Node.js・CLI・Skills・MCPを初日に学ばなくてよい理由

Claude Codeそのものの位置づけを先に押さえたい場合は、Claude Codeのビジネス活用入門 を読んでから戻ると、この記事の手順が腹落ちしやすくなります。

「難しそう」で止まっている人へ

あなたの会社でAI活用を進めようとすると、「ChatGPTやClaudeのチャットは使える。でもClaude Codeは開発者向けに見える」という壁が出てきます。CLI、ターミナル、環境構築といった言葉が並ぶと、実務担当者が身構えるのは自然です。

ただ、Claude Codeの本質は「コードを書くためだけの道具」ではありません。PC上のプロジェクトフォルダを見ながら、ファイルの作成、文章の修正、ドキュメント整理などを会話で進めるAIアシスタントです。Webサイトの修正文案、社内マニュアルの整備、営業資料の構成づくりにも使えます。

一つだけ、最初に押さえておきたい仕組みがあります。Claude Codeは使用するPC上のフォルダやファイルを扱いますが、AIによる処理はクラウド上のClaudeと通信して行われます。PC内だけで完結する仕組みではないため、顧客情報や機密資料を扱う前に確認すべきことがあります。詳しくは料金のセクションで整理します。

そして、かつては「WindowsではLinux環境の準備から」といった重い手順が定番でしたが、今は違います。VS Codeに拡張機能を1つ入れるだけで、作業するファイルとClaudeの提案を同じ画面で確認しながら進められます。

「今は違います」の根拠も示しておきます。2026年7月20日時点の公式ドキュメントでは、VS Code拡張機能の前提条件は次の通りです。

  • VS Code 1.94.0以上であること
  • 有料のClaudeサブスクリプション(Pro / Max / Team / Enterprise)、またはClaude Consoleアカウントでサインインすること(APIキーは不要
  • 拡張機能はCLIの自前コピーを同梱しているため、チャットパネルを使うだけならNode.jsやWSLの準備は不要

ターミナルで claude コマンドを使いたい場合だけ、別途スタンドアロンCLIのインストールが必要になります。本記事では使いません。

出典と最新条件は Claude Code公式ドキュメント(VS Code拡張機能) を確認してください(確認日:2026-07-20)。

「コマンドを打ち間違えたら壊しそう」と感じるあなたにこそ、この方法が向いています。

Claude Codeをパソコンで使う代表的な3つの方法

手順に入る前に、全体像を整理します。

利用方法 どんな画面か 向いている人
デスクトップアプリ Claudeアプリの中から、ターミナルなしで使う まずAIに作業を任せる感覚をつかみたい人
VS Code拡張機能(本記事はこちら) ファイルとClaudeの会話・変更内容を同じ画面で確認できる 業務ファイルを安全に扱いたい初心者・実務担当者
CLI(ターミナル)版 ターミナルに指示やコマンドを入力して使う 高度な設定や自動化をしたい人

このほかにブラウザで使うWeb版やJetBrains向けの連携などもありますが、本記事では、初めての人がパソコンで使う代表的な3つに絞って説明します。

位置関係をツリーにすると、次のようになります。

Claude Code
├─ デスクトップアプリ
├─ VS Code拡張機能 ← 本記事はこちら
└─ CLI(ターミナル)版
  ├─ Windows上で直接動かす
  └─ WSL(Windows内のLinux環境)の中で動かす

検索の途中でWSLという言葉を見かけたかもしれません。WSLはClaude Codeの種類ではなく、CLI版をWindows内のLinux環境で動かすための実行環境の一つです。本記事では使用しないため、詳しい設定は扱いません。

結論:環境が整っていれば30分前後で試せる

PC権限とネットワーク環境に大きな制限がなければ、VS Code拡張機能によるClaude Codeの導入は、30分前後で最初の練習まで進められる目安です。保証時間ではなく、会社PCで拡張機能のインストール制限やプロキシ設定がある場合は、もっと長くかかります。

時間配分の目安は次の通りです。

  • 用途とプランの確認:5分
  • VS Codeのインストール:10分
  • Claude Code拡張機能の追加:3分
  • サインインと支払いの確認:7分
  • Planモードで最初の計画づくり:5分

始める前に決める3つのこと

何の作業で試すか

あなたの会社では「何の作業に使うのか」を1つだけ決めてください。目的が曖昧なままインストールすると、最初の依頼で迷い、便利さを感じる前に止まりやすくなります。Webページの修正文案、社内FAQのたたき台、営業資料の構成案など、顧客データを含まない社内向け作業が向いています。

どのデータまで扱うか

最初の練習では、顧客情報・機密資料を対象から外し、架空のデータや公開済みの情報だけで試します。前述の通りClaude Codeはクラウド上のClaudeと通信して動くため、実データを扱うのは、契約プランのデータ利用条件(料金のセクションで説明)と社内のセキュリティ基準を確認してからにしてください。

誰のPC・アカウント・支払い名義で管理するか

あなた個人のメールで試すのか、会社メールで管理するのかを先に決めます。会社で継続利用するなら、退職や担当変更に備えて、支払い名義と管理者を分けすぎない設計が大切です。経費処理する場合は、誰の名義で契約し、領収書をどこで管理するかも決めておきましょう。

Claude Codeの料金プランと支払い

インストールの前に、料金を整理します。サインインの段階で有料プランが必要になるためです。無料プランでは、本記事のVS Code拡張機能によるClaude Codeは使えません。Claude Codeを使うには、Pro・Max(法人ならTeam・Enterprise)の契約か、API従量課金が必要です。

金額はすべて米ドル建て・2026年7月20日時点の目安です。

プラン 月払い 年払い 初心者向け説明
Pro 月20ドル 200ドル前払い(月あたり約17ドル) 1人で試す基本候補
Max 月100ドル・月200ドルの2段階 公式で確認 Claude Codeを多く使いたい個人向け
Team シート単位(Standard/Premiumのシート制) 公式で確認 2人から150人向け
Enterprise 最新の公式条件を確認 公式で確認 高度な管理・セキュリティが必要な組織向け

Teamは2人から150人向けで、StandardのシートとPremiumのシートを組み合わせられます。どちらのシートにもClaude Codeが含まれます。

あなたの会社で、まず1名が架空データで試すなら、ProまたはMaxで十分です。開始判断に必要なのは「無料プランでは使えない」「1人で試すならPro」の2点だけなので、シート単価やTeam・Enterpriseの詳細条件は、契約段階で確認すれば間に合います。

Pro・Team・「無料プランでは使えない」点は、2026-07-20時点で公式情報を確認しています。プラン構成や金額は改定されることがあるため、契約前に Claude公式の料金ページClaude公式ヘルプ「プランの選び方」 で最新条件を確認してください(特にTeam・Enterpriseのシート単価と条件は必ず公式でご確認ください)。

このほか、開発者向けのClaude Consoleから従量課金で利用する方法もありますが、月額のClaudeプランとは別契約・別請求です。本記事では、有料Claudeプランでサインインする方法を中心に説明します。

ProやMaxには利用上限があります。上限後も使い続けたい場合、任意で「利用クレジット」を有効にすると、月額料金とは別に従量課金が発生します。会社で使う場合は、意図しない支出を防ぐため金額上限を設定しておきましょう。

データの扱いも、契約前に押さえておきたいポイントです。個人向けプランでは、モデル改善へのデータ利用を許可するかを設定で選択でき、オンの場合は利用データがモデル改善に使われることがあります。TeamやEnterpriseなどの商用条件では、顧客が明示的に提供しない限り学習に使用しないとされています。「学習されないので安心」と一律に考えず、実データを扱う前に契約プランの最新条件を確認してください。

支払いの流れはシンプルです。①使用するClaudeアカウントを決める、②公式の料金画面でプランを選ぶ、③支払い方法を登録する、④VS Codeで同じアカウントにサインインする、⑤利用上限・利用クレジット設定を確認する、の5つです。料金と契約の考え方は Claude Codeの料金と支払いの考え方 で詳しく整理しています。

Claude Codeの権限モードは6種類。VS Codeで選ぶのは最大5種類

Claude Codeには、作業をどこまで自動で進めるかを選ぶ権限モードがあります。2026-07-20時点の公式ドキュメントでは、権限モードは全部で6種類です。

ただし、VS Codeのモード表示に出るのは最大5種類です。Manual、Edit automatically、Plan、条件を満たした場合のAuto、設定を有効化した場合のBypass permissionsが表示され、残る1つの dontAsk は画面の選択肢には出ません。

そのうち、非エンジニアが実務で使うのは Manual・Plan・Edit automatically の3つだと考えてください。残りは自動化用途や隔離環境向けで、初心者が触る必要はありません。導入手順の前にここを理解しておくと、「勝手に変更されそうで怖い」という不安が具体的な操作に変わります。

まず、実務で使う3つです。

モード(VS Codeの表示) 何を自動化するか 初心者への推奨
Manual(設定名:default) 読み取りのみ自動許可。ファイル編集や多くのコマンドの前に確認を表示 最初の実編集に推奨
Plan(設定名:plan) ファイルを変更せず読み取りのみ。変更前に計画を提示し、承認を待つ 最初に選ぶモードとして推奨
Edit automatically(設定名:acceptEdits) ファイル編集を確認なしで実行 操作に慣れてから

残りの3つは、次のような位置づけです。

モード 何をするか 初心者への推奨
Auto(設定名:auto) 安全チェック付きで、幅広い操作を自動実行(利用条件あり) 当面は使わない
dontAsk(CLI専用) モード循環にもVS Codeの選択肢にも出ず、--permission-mode dontAsk で指定する。CI・制限環境向け 使わない
Bypass permissions(設定名:bypassPermissions) すべて自動で実行。隔離環境専用 使わない

権限モードの正式な定義と最新条件は Claude Code公式ドキュメント(権限モード) を確認してください(確認日:2026-07-20)。

モードは、入力欄下部のモード表示をクリックして切り替えます。チャットで「Autoにして」と頼む方法ではなく、画面の操作で選ぶのが確実です。

初回練習の標準ルートは、Planで計画を確認してから、Manualであなたが変更を一つずつ承認する流れです。Planモードを選ぶと、Claude Codeはすぐにファイルを変更せず、先に作業計画を提示します。VS Codeでは計画がMarkdown文書として開かれ、内容を読んだり、気になる箇所へコメントを書き込んだりしてから作業へ進めます。

ManualとEdit automaticallyの違いも押さえておきましょう。Manualでは、ファイル編集や多くのコマンドを実行する前に確認が表示されます。Edit automaticallyではファイル編集の確認を省略できますが、すべての操作を無条件で自動実行するモードではありません。最初の練習ではManualを使い、Edit automaticallyは操作に慣れてから検討してください。

Autoモードは、安全チェックを挟みながら幅広い操作を自動で進めるモードです。通常の許可確認を単純に消すのではなく、事前の安全チェックで問題がないと判断された編集やコマンドが、中断なしに進みます。ただし、安全を保証する機能ではありません。機密情報や本番環境を扱う作業では、人間の確認を省略しないでください。初回の練習にも使わず、方向性を信頼できる作業で、操作に慣れてから検討する位置づけです。

なお、Autoには利用条件があり、すべての環境で表示されるわけではありません。TeamやEnterpriseでは組織の管理者による有効化が必要な場合もあります。表示されなくても故障ではなく、利用条件が未達の可能性が高いです。

先ほどの表にあるdontAskとBypass permissionsは、自動実行環境や隔離環境向けの設定です。dontAsk はVS Codeの選択肢に出ないCLI専用のモードなので、拡張機能だけを使うあなたが目にすることはありません。特にBypass permissionsは確認なしですべてを実行するため、通常の業務PCでは使わないでください。

モード設定は「機能による安全管理」です。一方で、次のような小さな依頼は運用上の良い習慣なので、モードと併せて使ってください。

  • 「まず計画だけ出してください」
  • 「このフォルダだけを対象にしてください」
  • 「変更前に要点を説明してください」
  • 「外部送信や公開は行わないでください」

導入手順:Windows・Mac共通の5ステップ

ここからは、PCにVS CodeとClaude Codeを入れていきます。会社PCの場合は、管理者権限やアプリのインストール制限があるため、必要に応じて情報システム担当や外部ベンダーに確認してから進めてください。手順はWindowsとMacでほぼ共通です。

ステップ1:VS Codeをインストール・更新する

VS Codeは、Microsoftが無料で提供している文書・コード編集ソフトです。エンジニア専用に見えますが、メモ帳の高機能版のような感覚で使い始められます。公式サイトからダウンロードして、案内に沿ってインストールしてください。

すでに入っている場合は、バージョンを確認します。Claude Code拡張機能はVS Code 1.94.0以上が前提のため、何年も前に入れたままなら先に更新しておくとつまずきません(2026-07-20時点。前提条件は Claude Code公式ドキュメント(VS Code拡張機能) で確認できます)。

ステップ2:練習用フォルダを作る

本番ファイルではなく、練習用フォルダを用意します。たとえば、ドキュメントフォルダの中に claude-practice という名前の新しいフォルダを作ってください。

大切なのは、デスクトップ全体や共有フォルダで始めないことです。あなたがClaude Codeに見せたいファイルだけを入れた、小さなフォルダから始めます。VS Codeを起動したら、メニューからこの練習用フォルダを開いておきます。

ステップ3:Claude Code拡張機能を入れる

VS Codeの画面左側にある、四角いブロックが積まれた形のアイコン(拡張機能の一覧)を開き、検索欄に「Claude Code」と入力します。キーボードなら、Windowsは Ctrl+Shift+X、Macは Cmd+Shift+X で同じ画面が開きます。なお、Cursorなど、VS Codeから派生したエディタにも対応しています。見つかったら、発行元がAnthropic(Claudeの開発元)であることを必ず確認してから、インストールボタンを押してください。似た名前の拡張機能が並ぶことがあります。

インストールは数十秒で終わります。Claude Codeを動かすのに必要な本体は拡張機能に含まれているため、Node.js・npm・WSLの準備は不要です。VS Codeの統合ターミナルで claude コマンドを使いたくなった場合だけ、別途CLIのインストールが必要になりますが、本記事の範囲では使いません。

ステップ4:Claudeアカウントでサインインする

拡張機能を入れると、VS CodeからClaude Codeのパネル(会話画面)を開けるようになります。代表的な開き方は次の2つです。

  • 何かファイルを開いた状態で、エディタ右上に表示されるClaude Codeのアイコンを押す
  • 画面右下(ステータスバー)の「Claude Code」の表示を押す(ファイルを開いていなくても使える)

初めてパネルを開くと、サインイン画面が表示されます。案内に沿って進めるとブラウザが開くので、支払い済みのClaudeアカウントで認証してください。

必要なのは、有料のClaudeサブスクリプション(Pro / Max / Team / Enterprise)またはClaude Consoleアカウントで、APIキーの取得や入力は不要です(2026-07-20時点。Claude Code公式ドキュメント(VS Code拡張機能))。

ブラウザでは会社メール、VS Codeでは個人メールのようにアカウントがずれていると、支払い済みでも使えないことがあります。

ステップ5:Planモードで最初の計画を作る

ここでは、まだファイルを作りません。入力欄下部のモード表示をクリックして、Planを選びます。そのうえで、次のように入力してみてください。

「このフォルダで、架空の社内FAQを作る計画を立ててください」

Claude Codeは調査と計画だけを行い、計画がMarkdown文書として開かれます。内容を読み、気になる箇所があればコメントで修正を伝えます。計画を確認する体験までできれば、導入は完了です。

ここで、私自身の実感を一つ補足します。私に限らず、非エンジニアがClaude Codeを使いこなすうえで最大のハードルは、機能でも料金でもなく「自分自身」だと思っています。VS Codeの画面はいかにもエンジニア向けの黒い画面ですし、今回は使いませんが、CLI(ターミナル)も黒い画面です。GitやGitHub、コミットといった、得体の知れない暗号のような用語も次々に目に入ってきます。

ただ、こうした「難しそうの正体」は、実際に10分触ってみるだけで「こんなものか」と気が抜けるくらい小さくなります。黒い画面も専門用語も、眺めている間がいちばん怖く、触ってしまえばただの道具です。

まずはやってみる。そうした人から順番に、Claude Codeという素晴らしい武器を手に入れていきます。練習用フォルダとPlanモードという安全装置を使えば、リスクを抑えて試しやすくなります。

最初の10分でやる安全な練習

ステップ5で計画を確認したら、初めてのファイル作成に進みます。流れは次の通りです。

  1. Planモードで提示された計画を読み、内容に納得する
  2. 計画を承認する際に、変更を一つずつ確認できる進め方(Manual)を選ぶ
  3. 「README.mdというファイルを作成してください。内容は、架空の社内FAQサンプルにしてください」と依頼する
  4. 変更前と変更後を並べた差分画面を確認する
  5. 内容を読んでから承認する(意図と違えば却下して指示し直す)
  6. 作成されたファイルを開き、「見出しを3つに整理してください」のように追加修正を依頼する

Manualモードでは、ファイル編集の前に差分と確認が表示され、あなたが承認するまで変更は反映されません。承認・却下はボタン操作で完結するので、コマンドを覚える必要はありません。ファイルも会話も同じ画面にあるため、中身を見ながら次の指示を出せます。

練習テーマは、社内FAQのたたき台、商品ページのHTML修正案、議事録テンプレートの整備、案内文の下書き、フォルダ内のドキュメント構成の説明など、軽いものから始めるとよいでしょう。本格的な学習は、練習フォルダで10分動かして、どの作業に向くかを体感してからで十分です。

なお、入力欄で / から始める「スラッシュコマンド」(例:アカウントと利用状況を確認する /usage)は状態確認や設定に使うものなので、初日は覚えなくて構いません。

日本語で使う設定

Claude Codeは日本語で問題なく使えますが、英語で返ってくることがあります。設定の方法は2つです。

その場で切り替えるなら、会話の最初に「以後は日本語で回答してください」と入力します。手軽ですが、新しい会話を始めるたびに伝え直す必要があります。

毎回同じ状態にしたいなら、後述の CLAUDE.md に「回答は日本語で行う」と1行書いておきます。こうすると、そのプロジェクトフォルダでは指示が引き継がれます。

入力してよい情報・避ける情報

Claude Codeはクラウド上のClaudeと通信して動きます。練習の段階から、扱う情報の線引きを決めておくと安全です。

情報の種類 扱い 補足
公開情報(自社サイトの掲載文、公開資料) 原則可 練習に向いている
匿名化済みサンプル(架空の顧客名・架空の数値) 原則可 最初の練習はここから
社内一般情報(マニュアル、テンプレート、議事録の様式) 原則可 機密指定がないものに限る
個人情報(氏名、連絡先、応募者情報) 条件付き 匿名化してから。社内規程の確認も必要
顧客情報(取引明細、契約内容、名簿) 条件付き 匿名化と契約プランのデータ利用条件を確認
認証情報(パスワード、APIキー、社内システムのID) 禁止 練習でも本番でも入力しない

CLAUDE.mdとSkillsはいつ使うか

操作に慣れてきたら、CLAUDE.md という指示ファイルが便利です。「日本語で回答する」「専門用語には短い説明を添える」「修正前に作業内容を要約する」といった作業方針を、プロジェクトごとに残せます。ただし、CLAUDE.mdはファイル変更を承認制にする機能ではありません。作業方針はCLAUDE.md、実行前の安全確認はPlan・Manual・権限設定と、役割を分けて考えると迷いません。

レイヤー 役割
知識設計 何をどの方針で行うか CLAUDE.md
安全管理 どこまで実行を許すか Plan・Manual・Auto・権限設定

Skillsは、繰り返し使う手順やチェックリスト、専門知識を「再利用できる指示」として保存する発展機能です。「毎回同じ指示を書いている」と気づいた段階で、Claude Code Skillsの作り方と活用テンプレート を検討すると無理がありません。MCPやHooksといった連携・自動化機能も、初日には不要です。

CLI版やWSLは使わなくていい?

はい。本記事のVS Code拡張機能を使うだけなら、WSL・Node.js・npmの準備は不要です。ターミナル操作や高度な自動化が必要になった段階で、CLI(ターミナル)版を検討すれば十分です。CLI版の導入手順は、別記事で解説する予定です。

つまずきポイントと対処

導入で止まる箇所は、だいたい決まっています。代表的な症状と対処の方向性を整理します。

症状 ありがちな原因 対処の方向性
拡張機能が見つからない・入れられない 社内PCの拡張機能インストール制限 情報システム担当に「VS Code拡張機能の許可」を依頼する
拡張機能を入れたのに動かない VS Codeが1.94.0未満 VS Codeを最新版に更新する
パネルの開き方がわからない ファイルを開いていない等、表示の条件 ファイルを1つ開く。画面右下の「Claude Code」表示からも開ける
サインイン画面が開かない・ループする 既定ブラウザの制限、再読み込みが必要 表示URLを別ブラウザで開く。VS Codeのウィンドウを開き直す
支払い済みなのに使えない ブラウザとVS Codeで別アカウントにサインイン 両方のログインメールをそろえる
モードの切り替え場所がわからない 場所に気づいていないだけ 入力欄下部のモード表示をクリックする
Edit automaticallyで編集の確認が出ない 仕様(ファイル編集は自動承認) 確認しながら進めたい間はManualやPlanに切り替える
Autoモードが表示されない バージョン・モデル・接続先・組織設定の条件未達 不具合ではない。条件は公式ドキュメントで確認する
Autoモードで操作がブロックされた 分類器が依頼範囲外・不審と判定 依頼を具体的にし直すか、Manualで個別に承認する
何を頼めばよいかわからない 目的が広すぎる 「計画だけ」「このファイルだけ」と小さく指示する

エディタ右上にアイコンが見当たらないときは、まず何かファイルを開いているかを確認してください。フォルダだけ開いた状態では表示されない仕様のため、故障ではありません。

エラーや警告が出たときは、Claude Code自身に「このエラーの原因候補を3つに分けて説明してください」と質問するのも有効です。ただし、サインイン前や起動できない状態では使えないため、その場合は本記事のつまずき表と公式ドキュメントを参照してください。

関連記事と「AI戦略」に関するご案内

ここまでで、Claude Codeの全体像、料金、権限モード、VS Code拡張機能での導入、Plan→Manualの練習までを一通り確認しました。次に考えるべきことは、あなたの会社でどの業務にAIを組み込むかです。

AI活用を単発ツールで終わらせず、経営や業務改善の流れに接続したいあなたは、全体設計として 中小企業社長のためのAI戦略活用完全ガイド を確認してください。Claude Codeは便利なツールですが、導入目的と社内ルールがあるほど活きやすくなります。

料金、プラン、契約の考え方を社内説明用に整理したい場合は、先ほどの Claude Codeの料金と支払いの考え方 が役立ちます。繰り返し作業を標準化したくなった段階では、Claude Code Skillsの作り方と活用テンプレート に進むと、社内の作業手順をAIに渡しやすくなります。

AI活用の現在地をチェックしたい方へ。AI戦略診断(無料・登録不要・約3分)が、そのまま自社のチェックリストとして使えます。もっと具体的に相談したい方は、お問い合わせからどうぞ。

価格・仕様の確認日:2026-07-20(Claude Code公式ドキュメント(VS Code拡張機能)同(権限モード)Claude公式料金ページClaude公式ヘルプ「プランの選び方」を基準に記載)

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。中小企業を中心に270社超を支援し、研修・セミナーへの登壇は250回を超える。現在は、生成AI・ITを経営や業務に生かす実践的な方法と、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験などの学習法・過去問解説を発信している。著書に『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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