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こんにちは。当サイトの管理人・トシゾーです。
私は、独学で中小企業診断士試験に合格しました。
合格後は、前職(IT企業のサラリーマン)を辞職し、中小企業診断士として独立しました。
・・・そう言うと、なんだかカッコいいですが、
しっかりとした準備もせずに、完全に憧れ先行の見切り発車でした。
詳細は後ほど説明しますが、私は独学で3年もかかってしまったため、「合格したら独立したい!」という気持ちが膨らみすぎてしまったようです。
たいした用意もせずに独立したため、まずは某資格予備校で中小企業診断士の受験講師を始めました。
現在では、ようやく中小企業の顧客も開拓でき、経営コンサルタントとして食べて行けるようになりましたが、まだ診断士受験関係の仕事も一部続けています。
なんだかんだ言って、合格前から合格後まで合わせると、15年以上中小企業診断士試験業界におります。
しかし、ハッキリ言って、この15年の間に、中小企業診断士の勉強法は、とても進化しています。
特に大きく変わったのは「通信講座」
昔は、「通信講座」と言えば、分厚いテキストと問題集の束が送られてきて、それを使って一人で黙々と勉強をしていく・・・・
それって、独学と何が違うのでしょうか??
という感じでした。
しかし、現在の通信講座は、全く違います。
現在の通信講座は、
・スマホ対応のオンライン動画で、いつでもどこでも、スキマ時間を使って学習できる
・価格もこなれてきて、独学用テキストを買い揃えるのと変わらない
など、私の受験生時代からは考えられないほど、進化した通信講座となっています。
このサイトでは、そんな管理人の受験生時代には無かった、
中小企業診断士 もっとも効率のよい おすすめ勉強法(おすすめ通信講座)を厳選、徹底比較し、ご紹介します。
目次
- 1 中小企業診断士のスマホ動画対応オンライン通信講座 おすすめランキング
- 1.1 中小企業診断士通信講座おすすめ第1位:診断士ゼミナール
- 1.2 中小企業診断士通信講座おすすめ第2位:スタディング
- 1.3 中小企業診断士通信講座おすすめ第3位:クレアール
- 1.4 中小企業診断士通信講座おすすめ第4位:アガルート
- 1.5 中小企業診断士通信講座おすすめ第5位:資格の大原
- 1.6 中小企業診断士通信講座おすすめ第6位:フォーサイト
- 1.7 中小企業診断士通信講座おすすめ第7位:TAC
- 1.8 中小企業診断士通信講座おすすめ第8位:KEC
- 1.9 中小企業診断士通信講座おすすめ第9位:LEC
- 1.10 中小企業診断士通信講座おすすめ第10位:日本マンパワー
- 1.11 中小企業診断士通信講座おすすめ第11位:ヒューマンアカデミー(たのまな)
- 1.12 中小企業診断士通信講座おすすめ【番外編】2次試験講座
- 1.13 【休止中】ユーキャン
- 1.14 【休止中】資格スクール大栄
- 2 項目ごとにチェック!人気おすすめ通信講座ランキング
- 3 独学 、通学(予備校、スクール)、 通信講座の徹底比較ランキング
- 4 中小企業診断士の通信講座 選び方のポイント
- 5 よくある質問
- 6 最後に(まとめ)
- 7 【補足】中小企業診断士試験の概要・試験制度について
中小企業診断士のスマホ動画対応オンライン通信講座 おすすめランキング
現在、中小企業診断士の通信講座は、数多く豊富な種類があり、どれを選択するべきか、わからない方も多いでしょう。
そこで、現役の中小企業診断士であり、また、これまで多くの受験生を指導してきた元受験講師でもある私が厳選、徹底比較して順番を決定しました。この記事を読めば、あなたに最適な講座を自信を持って選べるはずです。
初めての方、最短合格を目指す方は、以下のおすすめ講座ランキング18選をぜひ活用してください。
中小企業診断士通信講座おすすめ第1位:診断士ゼミナール
おすすめ第1位の通信講座は株式会社レボの「診断士ゼミナール」です。
株式会社レボの代表(社長)であり主任講師でもある松永さんは、24歳で中小企業診断士に合格し、その後、長年にわたって大手受験予備校の講座で講師をしていたそうです。
そのなかで、「素晴らしい診断士の資格を多くの人に広めたい」と考え、独立して診断士ゼミナールを開設したとのこと。
このように「診断士ゼミナール」は、中小企業診断士による、中小企業診断士に特化した通信講座です。
スマートフォンなどで受講できるのはもちろん、中小企業診断士受験を知り尽くした講師が製作しているだけあり、中小企業診断士の受験生のために考え抜かれた取り組みや工夫が随所に見られます。
さらに、
・3年間無料延長制度
・過去問解答解説が7年分標準で付属
・無制限質問フォロー
・お祝い金制度&不合格時返金制度
など、高額な大手資格予備校なみの極めて手厚いサービスがついています。
特に、3年間無料延長制度を使えば、仕事が忙しく、1年間では合格まで狙えそうにない受験生の方でも、追加費用なしに、じっくり安心して試験勉強を進められます。
こんなに質が高く充実した内容にも関わらず、診断士ゼミナールは、広告費削減・通信に特化した講座体系などにより、5万円台から受講できる、という安さを実現しています。
5万円前後の価格で最大3年分の最新講義動画・テキストデータが追加費用不要で使えるということは、複数年受験の場合、独学で毎年市販テキストや問題集を買い揃えるより、確実に安く学べることになります。
また、合格お祝い金3万円は3年後の合格まで対象。他社は講座の受講年度のみ対象ですから、合格お祝い金をもらえる確率がグッと高まります。
加えて、惜しくも不合格だった方には返金制度2万円もあるのです(お祝い金と返金制度は一方しか選べません)。合格しても不合格でも返金される、という破格のサービスは他に聞いたことがありません。
このように費用の負担が大きく軽減されていますが、その他にも、中小企業診断士に特化した講座だからこその、様々なメリットがあります。
一度、「診断士ゼミナール」のホームページを覗いてみてはいかがでしょうか。
=>「診断士ゼミナール」 公式ページはこちら.
また、診断士ゼミナールの口コミや評判をチェックしたい方は、下記記事をどうぞ!
中小企業診断士通信講座おすすめ第2位:スタディング
おすすめ通信講座第2位は、KIYOラーニング株式会社の「スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)中小企業診断士講座」です。
KIYOラーニングは、司法試験、司法書士、中小企業診断士、宅建(宅建士)、ファイナンシャルプランナーなど、約30種類の通信講座を200,000人の受講者の方に提供してきた実績のある、ビジネス系の難関国家資格試験のオンライン通信講座ではNo.1の企業です。
社長の綾部さんは中小企業診断士であり、綾部社長自ら中小企業診断士講座の主任講師を務めています。
実はKIYOラーニングの通信講座第1号は中小企業診断士講座であり、創業当初から中小企業診断士講座を中核として運営されてきた資格スクールなのです。
もともと外資系企業で激務に従事していた綾部社長は、
「独立して、もっと経営に携われる仕事をしたい」
と考え、中小企業診断士の資格取得を考えたそうです。
しかし学習時間が取れず、2度ほど挫折したのだとか。
その後、綾部社長は、学習法や脳科学、心理学などに興味を持ち、それらを活かし、自分なりに工夫した方法で3度目の挑戦をします。
そして、中小企業診断士試験に無事合格。
この時の勉強スタイルが、「スタディング」のベースになっています。
以上のような経緯から、スタディングの最大のポイントである「スマホやタブレットを使いつつ、徹底的にスキマ時間を利用することで、効率的に合格できる仕組み」が生まれたのです。
また、最短時間で合格の達成を目指せるように、
「よく出題される基本的な部分から繰り返し学習する」
「知識を整理・体系化し、重要なポイントを関連づけながら効率的に理解する」
など、多くの工夫が凝らされています。これらは、綾部社長の脳科学・心理学などの知見が生かされているのは間違いありません。
ぜひ以下の動画で、綾部社長の考え方を確認してみてください。
また、スタディングの中小企業診断士講座は、綾部社長が講義を行いますが、声質がよく非常に聞きやすいのもメリットです。
その他にも、
- 毎年進化し続ける講義内容(2022年度講座からは、受講生の中でも特に苦手な人が多い「簿記」を攻略するための入門講座を新規提供など)
- できるだけ短時間で理解する仕組み(例:ビデオ講座は標準再生の他、1.5倍速や2倍速での動画再生に対応)
- Web(PC)でもアプリ(スマホ、タブレット)でもフル機能が利用できる
- 動画講義はダウンロード(DL)形式とストリーミング形式の両方に対応
- すべての操作をスマホからできる先進のeラーニングシステム
- フォローアップ講座や質問可能なチケット、勉強仲間機能や暗記ノート、スケジュール管理、まとめ作成など様々な学習支援(サポート)機能
など、短期間にスキマ時間を利用して確実に合格するための仕組みが徹底的に作り込まれています。
このように実績・質とも充実した講座が、4万円台から受講できるのです(※おすすめのスタンダードコースは5万円台~)。
「スタディング」で無料登録をすれば、「短期合格戦略」セミナーやお試し講座を受講出来たり、加速勉強法小冊子(PDF)をダウンロードすることができます。
すべて無料ですので、一度、試してみてはいかがでしょうか。
=>おすすめ第2位の通信講座「スタディング中小企業診断士講座」公式ページはこちら
また、スタディングの口コミや評判をチェックしたい方は、下記記事をどうぞ
中小企業診断士通信講座おすすめ第3位:クレアール
クレアールは、難関国家資格を中心とした受験指導一筋で54年にもなるスクールです。
クレアールの前身の「東京商科学院」は1969年開設。税理士、公認会計士、日商簿記検定などの受験指導から始め、長い受験指導の実績を持っています。
そんなクレアールの最大の特長は、「非常識合格法」と呼ばれる学習方法が挙げられます。
クレアールの「非常識合格法」では、中小企業診断士試験における2001年度の試験改正以降、21年間に渡る本試験問題や出題傾向を、あらゆる角度から分析しています。
その結果、60%を確保して合格するために必要十分なターゲット論点を抽出し、学習範囲としています。
また、クレアールは、スマホ動画に対応した通信講座ですが、活用する教材(テキスト・過去問・模試・答練・1000本ノック一問一答等)自体も充実しています。
メールまたは専用の用紙による回数制限無しの質問対応や合格ゼミなど、手厚いサポートが整っているのも魅力。
クレアールは老舗の資格スクールということもあり、テキスト・カリキュラムの充実ぶりは、TACやLECなど、大手資格スクールと同等かそれ以上と言えるでしょう。
ただし1点だけ注意点、というより残念な点はクレアールの受講料の高さ。
たとえば、初学者向けの「合格目標1次合格パーフェクトコース」は通常20万円台(定期的なキャンペーン時には10万円台)という価格帯なのです。
ただし、クレアールは定期的に期間限定の講座受講料が5~10万円程度割引となるキャンペーンを実施しています。さらに、合格祝賀金が5万円もあるため、申し込みや購入のタイミング&あなたの頑張り次第では、非常に安いコスト(10万円以下)に抑えることもできるのです。※キャンペーン実施時には各講座のページに適用価格が表示されます。
以上を踏まえ、クレアールの通信講座をおすすめしたい方は、
- 「必ず合格を目指したい、という本気度が高い人」
- 「実績のある学校、かつ教材・カリキュラムの充実を希望する人」
ということになります。このような方々にとっては、クレアールが最有力候補であることは間違いありません。
現在、クレアールに資料請求すると、中小企業診断士受験生のための市販のノウハウ書籍を無料でもらえます。この書籍が非常に好評なので、まずはそちらの無料プレゼントをチェックしてみては、いかがでしょうか。
=>クレアール 診断士試験攻略本(市販の書籍)プレゼント付き資料請求はこちら
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クレアールの口コミや評判をチェックしたい方は、下記記事をどうぞ!
中小企業診断士通信講座おすすめ第4位:アガルート
株式会社アガルートは2015年より、オンライン通信講座専門の資格スクール「アガルートアカデミー」を開講。
比較的新しい会社ですが、長年、司法試験の有名予備校で講師を務めた実績を持つ代表者のもと、当初は「法律系」に特化していましたが、現在ではビジネス系の難関資格を中心に多様な講座を展開しています。
アガルートの中小企業診断士講座のポイントは多くありますが、集約すると、
- 高品質な講義や、製本されたフルカラーテキスト付属のオンライン講義の通信講座(デジタルのブック[テキスト]も付属)
- 2次試験対策に添削オプションを選べるパックもある
- 受講生限定のFacebookグループで質問に制限なく対応
- 合格お祝い金3万円贈呈、全額返金制度など、圧倒的なサービス
- 初心者に嬉しい「簿記3級講座」がセットで付属
などが挙げられます。
さらに、価格は54,780円~と、業界最安値の診断士ゼミナールやスタディングと同等ということで、講座内容については弱点は見当たりません。
ただ、他社よりスクールの運営歴が短く、2022年(令和4年度)時点で中小企業診断士講座の評判・口コミが確認できないのは注意が必要です。そのためおすすめ4位としましたが、
合格すれば、【全額返金(返金保証)】のうえ、さらに3万円もの【お祝い金】までもらえる(贈呈される)チャンスがある!
ということで、「返金があるから、学習へのモチベーションが上がる!」という方には最適な講座かも知れません(合格体験記の提出やインタビュー出演が必要です)。
また、オンライン講座には珍しく添削オプションがあるため、本気でノウハウを追求・習得して合格したい方には有力な候補といえます。
アガルートに無料資料請求すると、中小企業診断士講座の動画講義(合計5.5時間分)を無料で視聴できます。
また、テキストが1冊、冊子版が送られてきますので、気になる方は、アガルートの講義を体験してみてください。
=>「アガルート 中小企業診断士通信講座」の公式ページはこちら
アガルートの評価をチェックしたい方は、下記記事をどうぞ!
中小企業診断士通信講座おすすめ第5位:資格の大原
資格の大原と言えば、TAC、LECに並ぶ大手資格スクール。
その歴史は古く、1957年に大原簿記学校を開講し、その名のとおり簿記・公認会計士・税理士などの財務会計分野が強みです。
中小企業診断士試験は財務会計の科目がキーポイントになりますから、大原であれば、その基礎を丁寧に学ぶことが出来るイメージがあります。もちろん、その他の科目も出題傾向を徹底分析して作られています。
受講生一人ひとりの学習管理を行い親身にサポートするなど、努力を惜しまない組織風土が感じられる総合資格予備スクールです。
もちろん、2次試験対策は徹底的な添削も含まれており、2次の実践力を強化したい方にとって大きな魅力です。
さらに、大手資格予備校だけあり全国に校舎に持っていますから、たとえ通信講座生であっても、電話やメールはもちろん、校舎の職員室に来校して質問することもできます。
通信講座生であっても、タイミングがあえば教室講座(通学講座)に出席できるなど、受講の形態すら柔軟に変更できるフォロー&サポート体制は通信講座専門校とは一線を画しています。
その一方、大原は多くの校舎や講師・スタッフを抱えるマンモススクールですから、受講料が高くコスパがあまり良くない点が一番のデメリットといえます。
たとえば、スタンダードな「1次2次合格コース(通信講座)」は、268,000円となっています。
ただ、最近では、低価格で短時間での合格を目的とした「【時間の達人】診断士30 1次2次合格コース」も販売されるようになりました。総講義時間の170を30時間までに圧縮させた講座であり、時間の無い社会人の受験生の方などがポイントを押さえ学習するのに最適です。
こちらは105,000円と大手予備校の講座としては非常にコストパフォーマンスが良いので、大原の品質・サービスの良さとコスパのバランスが魅力と言えるでしょう。
=>資格の大原 中小企業診断士講座の公式ページはこちら中小企業診断士通信講座おすすめ第6位:フォーサイト
フォーサイトと言えば、通信教育専門の資格学校であり、講座全体で累計36万人も受講者を輩出した信頼できるスクールです。
- 30年近い運営歴を持つ通信講座専門校、通信講座のノウハウを蓄積している
- 専用スタジオでハイビジョン撮影される美麗な映像講義
- 合格点主義で出題される箇所だけにこだわったカリキュラム
- 音声の講義や、図解の多いこだわりのフルカラーテキストが充実
- 自分が選択肢を選んだ理由を記入する「演習ノート」で真の実力が身に付く
- 先進のeラーニング「ManaBun(マナブン)」で計画の作成や学習スケジュールによる正しい進捗管理、一問一答テストまで可能
上記のとおり、フォーサイトの中小企業診断士通信講座は高品質であり、また、eラーニングシステムも優れています。そのため、総合的に見て「スタディング」や「診断士ゼミナール」と遜色ありません。
ただ残念なことに、
・フォーサイトの中小企業診断士 通信講座は、1次試験対策講座は2018年から提供、2次試験対策講座は昨年(2021年受験向け)から提供されたばかり
という点が惜しいところ。今後の期待は高め、といったところでしょう。
なお、「科目合格対策」として、1次試験の任意の科目を、リーズナブルな価格にて単体で購入できますので、「科目合格対策」として、フォーサイトの通信講座を選ぶのはありでしょう。
フォーサイトの口コミや評判をチェックしたい方は、下記記事をどうぞ!
中小企業診断士通信講座おすすめ第7位:TAC
中小企業受験業界の最大手であり、受験生にはお馴染みの「スピードテキスト」(受験参考書)を発売している、知名度の高い資格スクール。
当然、信頼度は高く、初級から上級まで、いくつもの異なるコースを展開しており、教育の専門家の講師が揃っています。
テキストは過去問に出題された膨大な論点を凝縮した高い品質を誇っており、特に一次試験対策は非常に完成されており定評があります。最大手という安心・安定感もあります。受講生のアンケートによる満足度も高く、内容的には全く問題ありません。
また、通信講座の受講生でも各校舎の自習室が使えるスクーリング形式のテーマ別セミナーを受講可能(別途、費用がかかります)など、通信専門校では不可能なサポートもあります。
ただし、TACの通信講座は、非常に高価であり、とにかくコスパが悪い点が最大のマイナスポイント。
TACの通信講座にはWEB通信やDVDを用いたものがありますが、いずれも通学講座とほとんど変わらない20万円後半~30万円以上もするのです。
「最高の講義が受けられるなら、費用はいくらでも出します!」
という恵まれた方もいるのかも知れませんが、その場合は、直接、講師から教えてもらえる通学講座を検討するのが適しているでしょう。通学講座なら、受講生同士が交流したり切磋琢磨したりする機会も十分にあります。
TACの口コミや評判については、下記記事を参考にしてください。
中小企業診断士通信講座おすすめ第8位:KEC
KEC教育グループは、社会人教育のほか、予備校や家庭教師派遣など、全国36拠点で活動する大手の教育関連企業です。
そんなKECの中小企業診断士講座の最大のウリは「少人数双方向ライブ講義」。
ほとんどのクラスが「定員5名」の少人数制で受講生自身が考える授業を実践し、中小企業診断士合格を徹底的にサポート。人数制限を設けることで受講生1人ひとりに着実に目が届きますし、成績アップも期待できるでしょう。適切にレベルアップを図りたい人に向いています。
出題の要点を的確に抑えた教材を使用しており、非常にインプットとアウトプットのバランスのよい、クオリティの高い講座という印象です。
ただし受講料が27~49万円と高額です。
もちろん、「出費は気にせず、価格度外視で本当に効果のある講座を受講したい」というニーズもあると思いますが、その場合は通学コースを選ぶべきでしょう。
KECの口コミや評判については、下記記事も併せて参考にしてください。
中小企業診断士通信講座おすすめ第9位:LEC
LECは元々、法律系難関資格や公務員の受験対策のスクールでしたが、今では総合資格予備校として有名です。比較的、個性あふれる専任のプロの講師陣が揃っており、ビジネスパーソンの受講生に人気です。
TACが第1次試験対策に定評があるのに対し、LECは第2次のほうに強いのが面白いところ。
個性的な先生方が独自のレジュメを配布したり、「本当に受験対策が好きなんだなあ」と感じさせる講師陣にはとても好感を持てます。しっかりとした実力を身に付けることもできるでしょう。専門のチューターによる迅速かつ丁寧なサポートも好評です。
また、運営実績の長さや学習サポートの良さ、合格率の高さも魅力的で、合格を目指せる十分な環境であると同時に、TACと同様、通信講座の受講料が高くコスパが悪い点が大きなデメリットです。
ただ、長期に渡り継続学習をする場なので、費用よりも環境選びが重要と考える方には有望な選択肢となるでしょう。
LECの評価や評判・口コミについて詳細は、次の記事をチェックしてみてください。
中小企業診断士通信講座おすすめ第10位:日本マンパワー
日本マンパワーの中小企業診断士講座は、40年以上の歴史と実績のある講座です。
また、中小企業診断士受験予備校の中で唯一、中小企業診断士の登録養成課程実施機関となっています。
講座内容ですが、標準テキストやカリキュラムは無駄や無理なくよく出来ており、自分のペースで勉強しながら合格を目指せるイメージで、良くできています。
科目別コースもあり、科目合格制度などで重点的に学習したい科目がある場合に便利です。
ただし、動画講義がなく、メインに使用するのは紙のテキストになります。非常にシンプルな作りであり、これが、日本マンパワーの最大の弱点だといえるでしょう。
日本マンパワーの評価や評判・口コミについて詳細は、下記記事も併せて参考にしてください。
中小企業診断士通信講座おすすめ第11位:ヒューマンアカデミー(たのまな)
ヒューマンアカデミー(たのまな)は大手のため安心感がありますが、中小企業診断士講座はクレアールからのOEMです。
そのため、1次と2次の対策どちらも高水準なことがわかるでしょう。
ただ、クレアールでは定期的に大幅な割引を行っていますが、たのまなでは割引をほとんど行っていません。やや決め手にかけるため、積極的に たのまなで購入する理由はないでしょう。
クレアールとサポート内容を見比べて、どうしてもたのまなのサポートを受けたい方のみ入会をご検討ください。
中小企業診断士通信講座おすすめ【番外編】2次試験講座
ここでは、2次試験講座(専門スクール)5社をご紹介します。
スクール(企業) | 講座/コース | 受講料 |
TBC受験研究会 | 41年の運営実績(2次専門校の中で最長)。 試験委員対策や再現しやすい独自解法で差別化を図っている。 カリキュラムは出題傾向と合格者の意見を取り入れて毎年改訂。 DVD通信コースのみ(スマホ未対応)。 |
225,000円(キャンペーン時は大幅割引) |
MMC | 約20年分の試験問題を解いた徹底研究と実際の診断経験から、二次試験攻略のための独自の解法(MMCメソッド)を開発。 ライブ(通学/ZOOM)とアーカイブ(通信)から選べるが、通学は東京のみ。 |
通期コースは20万円~27万円程度 |
AAS | 通学は東京・名古屋・大阪の3箇所に展開しているが、運営母体が違うため内容に差がある。Web本科は最大44回と添削指導(PDF提出)が充実。設問分解練習法など独自のフレームワークによるノウハウが人気。 | Web本科:188,000円) |
二次合格スーパー本気道場 | 診断士業界で有名な講師が主催する寺小屋的なスクール。合格ラインを超えるための徹底したカリキュラム。過去12年間で平均合格率47%を誇る | 254,000円 |
SLA | 東京都新宿区の教室でゼミ形式で実施される少人数制のスクール。ZOOMコースもあり。 令和元年度の合格率46.2% |
248,000円(教室通学) |
中小企業診断士2次試験は「紙上コンサルティング」とも言われるように、事例(与件文)を読んで解決策を論理的に考え、限られた文字数で文書化しなければならない難関かつ特徴的な試験です。
上にあげた2次専門スクールいずれも多くの答練があり、受講生が解答した答案を講師が赤ペンで添削し、それを復習して解く力(実践力)を養成・向上させるカリキュラムが中心です。
そのためスマホだけで完結できるものではありませんが、解説動画を配信にするなどオンラインに対応した講座も増えています。
【休止中】ユーキャン
おそらく日本で一番有名な通信教育会社のユーキャン。
CMやチラシを見ることも多いですし、世間的な信頼・評価は本当に高いと思います。安心して学習したい方に、ぴったりな通信教育会社といえるでしょう。
ただ、ユーキャンの講座は現在、開催しておりません。
「添削を活用して、しっかり知識を定着させたい」と考える受験生の方には残念なことですが、
過去に実施していたユーキャンの口コミや評判については、下記記事を参考にしてください。
【休止中】資格スクール大栄
資格スクール大栄は全国に50拠点以上の直営校を持ち、オンライン&オフラインのハイブリッドで学びやすいのが最大の特徴です。
サポート体制の充実度は随一であり、以下のような手厚いフォローがあります。
・専門講師に対し、生徒が気軽にワントゥーワンで質問ができる
・モチベーションのプロによるコーチング(カウンセリング)
・キャリアカウンセリングや就業サポートも可能
中小企業診断士講座では、簿記3級やITパスポートといった関連資格も合わせて取得できるユニークな講座でしたが、残念ながら現在は休止中となっています。
項目ごとにチェック!人気おすすめ通信講座ランキング
前項では厳選18社の総合ランキングを見てきました。
ここではランキング上位5つに絞り、項目ごとのランキングの表を作成しました。私の主観だけでなく、客観で判断できるような説明も行っていますので、参考にしてください。
実質価格(料金)の安いランキング
順位 | 実質価格(1次2次総合) | 備考 | |
1 | 診断士ゼミナール | 約3~4万円 | プレミアムフルコース お祝い金or返金制度を適用 |
2 | スタディング | 53,900円 | |
3 | アガルート | 54,780円 | 1次2次フルパック(添削なし) |
5 | クレアール | 14万円 | キャンペーン適用価格 |
4 | フォーサイト | 77,800円 | バリューセット2 |
※料金は予告なく変更される場合がありますので、購入前には必ず各公式サイトで確認してください。
実質価格(支払の金額)は通信講座選びにおいて有力な判断材料のひとつですよね。
診断士ゼミナールは標準価格が59,780円ですが、合格時お祝い金3万円(3年間有効)または不合格時返金制度2万円のいずれかをもらえる確率は高いです。その場合、適用した価格が3~4万円と最安値になります。
他の4社にも合格時お祝い金はありますが、いずれも受講年度のみ対象(ストレート合格率6~8%)と貰える確率が低いため、他社の実質価格にはお祝い金を含めておりません。
いずれにしても、実質的な値段(費用)が最も安い、価格を抑えられるのは診断士ゼミナールとなります。
=>「診断士ゼミナール」 公式ページはこちら.
診断士ゼミナールの口コミや評判をチェックしたい方は、下記記事をどうぞ!
サポート・アフターフォロー面での比較・ランキング
順位 | 質問対応 | 延長サポート | eラーニング | |
1 | 診断士ゼミナール | 無制限 | 3年間受講延長無料制度 | スマホ対応 |
1 | スタディング | 上限あり | 大幅割引の更新版あり | 全てがスマホで完結 |
5 | アガルート | 無し | 再受講割引 | スマホ対応 |
4 | クレアール | 無制限 | 再受講割引 | スマホ対応 |
3 | フォーサイト | 上限あり | 再受講割引 | 全てがスマホで完結 |
診断士ゼミナールとスタディングが同率1位。診断士ゼミナールは質問無制限で3年間受講料無料と、ユーザーファーストの模範とも言える圧巻の内容ですね。
スタディングとフォーサイトのeラーニングシステムは圧倒的によく出来ており、ほぼ全ての機能がスマホのアプリから使えます。
他の3つのコースは動画やPDFがスマホで見れる程度です。
=>「スタディング中小企業診断士講座」の無料お試しはこちら
スタディングの口コミや評判をチェックしたい方は、下記記事もどうぞ
独自サービス面での比較・ランキング
順位 | 独自サービス | |
5 | 診断士ゼミナール | |
4 | スタディング | AI実力スコア・AI学習プラン |
1 | アガルート | 合格者全額返金制度、添削オプションあり |
2 | クレアール | 合格ゼミ(ZOOM)、添削対応、対面アドバイス |
3 | フォーサイト | 単価講座も選べる、個別カウンセリング |
フォーサイトの個別カウンセリングでは、学習に不安を感じる時などに悩みを相談できるサービスです。
クレアールは高額なだけあり、他を圧倒する独自サービスがあります。対面アドバイスとは、クレアールの本館に常駐する講師やスタッフに対面でアドバイスがもらえるものです。
オンライン講座専門スクールで対面アドバイスまで実施するのはクレアールが唯一で、受講生も応援してもらっている気持ちになり、心強いでしょう。
またアガルートは受講年度に合格した場合、それまで支払った金額が全額返金され、加えて祝い金3万円まで貰えるサービスがあります。極めて得するサービスであり、「絶対合格を目指したい!」と強い意志をお持ちの方におすすめです。
クレアールとアガルートは添削対応もできるので、二次試験の実践的なトレーニングを重視する派は要注目です。
ここではコストパフォーマンスの良さからアガルートを1位としました。
=>「アガルート 中小企業診断士通信講座」の公式ページはこちら
アガルートの口コミや評判をチェックしたい方は、下記記事をどうぞ!
合格率・合格実績の比較・ランキング
いくら優れた講座でも、合格できなければ意味がないですよね。
残念ながら、中小企業診断士のオンライン通信講座各社は、ほとんどが合格率・合格実績など具体的には公表していないため不明です。
そんななか、診断士ゼミナール、スタディングおよびフォーサイトの3社は合格実績を発表しています。
まずフォーサイト。2021年度(令和3年度)1次試験合格率50%と発表していましたが、これは母数が小さく参考にするのは難しいです。
続いてスタディング。2021年度合格者の声を130名以上公式サイトにアップしており、決して少なくない人数の合格者がいることが分かります。
そして最後に診断士ゼミナールですが、こちらの実績が最も優れています。
<2021年(令和3年) 診断士ゼミナール受講生 合格率>
- 一次試験合格者数438名 合格率74.0%(一般平均合格率の2.03倍)
- 二次試験合格者数156名 合格率35.6%(一般平均合格率の1.95倍)
診断士ゼミナールの場合、1次試験の不合格者は何と4人に1人の計算。驚異の合格率と言えます。
以上より、合格実績を重視する方は、診断士ゼミナールまたはスタディングが有望となるでしょう。
独学 、通学(予備校、スクール)、 通信講座の徹底比較ランキング
通信講座以外にも、勉強法にはスクールや予備校への通学や独学などがあります。ここでは、3つの勉強方法について徹底比較しました。
第3位:独学
私も受験時代は独学だったのですが、残念ながら3位。
- 残業が多く、定期的に受験校へ通えない。
- あまり受験に費用をかけられない。
このような状況だった私は、独学という道を選ぶしかありませんでした。しかし、独学は以下の理由でおすすめできません。
<中小企業診断士試験の独学がおすすめできない理由>
- 難易度が高く範囲も広いので挫折しやすい
- 難解なテキストを読んで理解するのが大変(効率化しにくい)
- 頻出ポイントが分かりにくい
- 独学は、実はそんなに安くない
以下、1つずつ説明します。
難易度が高く範囲も広いので挫折しやすい
1次試験と2次試験の科目数および合格率は以下のとおり。
科目数 | 合格率 | |
一次試験 | 7科目(経営戦略・会計・生産・経済学、情報、法令等) | 30~40% |
二次試験 | 4事例(人事組織・マーケ・生産・財務会計) | 20% |
ストレート合格する確率は
30~40% × 20% = わずか 6~8%と、大半の方が複数年勉強を続けるような難解で広範囲な試験です。
残念ながら、独学を始めたものの途中で諦めてしまい、受講料や時間を無駄にしてしまうことも少なくないのが実情です。
難解なテキストを読んで理解するのが大変(効率化しにくい)
中小企業診断士受験用テキストの内容は当然のことながら高度です。どれも堅苦しい文章で書かれていますから、正直、読んでもなかなか頭に入りません。ある程度までは大丈夫でも、どこかで必ず躓いてしまいます。ページをめくるのすら苦痛になってしまう可能性もあるでしょう。
一方、通学講座や生講義や通信講座の動画講義では、同じようなテキストを使っていても、講師の先生が、分かりやすく噛み砕いた口調で解説してくれます。
そんな講座を受講することで、「難解なテキストを、具体的かつ直感的に理解しなければならない」というポイントは、苦労することなく乗り越えることができます。
頻出ポイントが分かりにくい
独学の場合、
どこが試験の頻出ポイントなのか、滅多にでない部分なのかが、分からない
ということがあります。
中小企業診断士試験では、
何回も繰り返し出題される箇所
その年限りで、他の年では一切出題されない箇所
が、予想以上に多くあります。
そのようなポイントは、受験講師は当然教えてくれます。
実際に、通学講座や通信講座で講義を行う先生が
「ここは出ないから、覚えなくてよいです」
とズバっと言ってくれると、受験生は心から安心して、その項目を捨てることができるのではないでしょうか。
ちょっとしたことでも、受講生にとって判断が難しいことは、たくさんあります。講師がいればすぐに解決する問題も、独学だと1日中、答えを探し回ることも良くあります。
そこが簡単に解決できれば、モチベーションの維持や継続にも役立つでしょう。
独学は、実はそんなに安くない
たとえば、さきほどのTACのスピードテキストおよび問題集(オリジナル問題集と過去問の2種類)を7科目分買い揃えると、35,000円程度。
さらに、2次試験用の教材もとなると、4~5万円程度はみておかなければなりません。
もちろん、20万円~30万円もかかる通学講座に比べたら安いのは事実ですが、それでも相当な金額が支出することは覚えておくべきでしょう。
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ここまで独学のデメリットを列挙しましたが、一方、「動画講義は合わない」「テキストや本を読み進める独学の方が相性がよい」「ある程度のことは自分で解決できる」という人もいるでしょう。
そのような方は、「独学で一発合格する方法」と「おすすめの独学用テキスト」に関する記事を書きましたので、そちらを参考にしてください。
第2位:受験校の通学講座
おすすめ第2位は「受験校の通学講座」です。
時間とお金がある人は、資格受験校の通学講座がベストでしょう。
ただ、
・お金がかかりすぎる(費用を抑えるのが難しい)
・近くに受験校がない場合がある
など、誰もが選べる方法ではないのが玉にキズ、といったところでしょうか。
通学講座で選ぶべき学校はTACかLEC
それでは、通学講座では、どこの資格受験校を選ぶべきでしょうか。
それはズバリ、「TAC」か「LEC」を選ぶべきでしょう。
どちらも、中小企業診断士受験業界では大手であり、中小企業診断士の受験生であれば、名前を知らない人はいないでしょう。
ただ、どちらも受講料は20万円~30万円と高額です。
そのぶん、中身に関しては、どちらもしっかりしており、間違いないと言えます。
なぜ断言できるのかと言うと、私が業務等でお付き合いしている中小企業診断士の中には、TACやLECの出身者が本当に多くおり、彼らからTACやLECの生の口コミ・評判を多く聞いているからです。
どんなにわからないことがあっても、専門家の講師の先生に確認すれば、立ちどころにクリアになるはずです。
決して安くはない受講料を支払うわけですから、支払の費用分をきちんと有効活用できる、安心して通える学校の講座を選んで欲しい、と思います。
第1位:スマホ対応のオンライン通信講座
第1位は、スマートフォン動画に対応しているオンライン通信講座です。
スマホに対応している中小企業診断士の通信講座は、私が独学をしていた頃は、まだ一般的ではありませんでした。
スマートフォンが一般的ではなかった時代なので、仕方ありません。
もし私の受験時代に、このような通信講座があったら、間違いなく選んでいたでしょうし、さらには、現役合格できていたかも知れません(泣)
なぜスマホ動画対応のオンライン通信講座がおすすめなのか?
スマホ動画対応のオンライン通信講座を おすすめする理由は次の3点です。
(1)スマホ動画での通信講義が充実しているので、理解が進む
(2)通勤・通学の移動の電車の中や休み時間など、隙間時間を使って無理せず学習できるので、日々の仕事等が忙しい人にも向いている
(3)独学でテキストを購入するのと同等以下の金額で通信講座を受講できる
このように、スマホ動画対応のオンライン通信講座は、
受験校の通学講座 と 独学 の、それぞれの長所だけを組み合わせたサービスと言えるのです。
私も、実際に通信講座の動画講義を閲覧してみましたが、非常に内容が充実しており、決して「安かろう、悪かろうではない」と断言できます。
対面の講義と異なり、通信講座は事前収録なので、何度も撮り直し、正確でベストな講義を通信で配信できるのもメリットが大きいと思います。
各教科専門の講師がベストパフォーマンスで講義をしている部分だけを選んで配信できるのは、通信ならではのメリットですね。
テレビの情報番組のように噛み砕いた動画講義を視聴するだけで、いつの間にか知識が記憶に網羅されます。
一つのチャプターを10分~15分くらいの短い時間で区切った動画講義も多く、毎日移動などのスキマ時間に少しずつ学習するだけでOK。
机に向かって座ったりすることなく、習熟度を高めることができます。短期合格に近づくことは間違いありません。
中小企業診断士の通信講座 選び方のポイント
中小企業診断士の通信講座を選ぶ際には、基本的に前述のランキングを参考にして頂ければ、と思います。ただ、
「自分自身でも各通信講座を評価してみたいが、どのようなポイントをチェックすればよいのだろうか」
と考えている方もいるでしょう。そこで、この項では「通信講座の選び方のポイント」をご紹介します。
そのポイントとは、
- 運営会社と合格実績
- 価格・受講料
- 講義やテキストの品質・分かりやすさ
- サポート体制
の4点です。それぞれの詳細は以下のとおり。
運営会社と合格実績
各通信講座の中身をチェックする前に、運営会社のチェックが必要です。
- 「信頼できる運営会社が提供する講座なのか」
- 「その運営会社は、毎年続けて多数の合格者を輩出しているか」
これらは、講座の中身をチェックしても分かりません。
たとえば、スクール運営歴の長い会社であれば、一定の信頼性が担保されていると言えるでしょう。運営会社を調べることは、講座に関する1つの判断材料になるのです。
また、通信専門の運営会社であれば、校舎の家賃や大勢の講師やスタッフの雇用が不要ですから、無駄な運営コストを圧縮できます。
そのため、低価格でも高品質な通信講座を開発できることに繋がります。
また、通信講座においては合格率の集計(算出)が難しいため、ほとんどのスクールでは合格率を公表していませんが、公式Webに掲載の「合格者の声」の量(数)から、十分な合格者を輩出しているかどうか推測することが可能です。
価格・受講料
ランキングで見たとおり、主な中小企業診断士通信講座の受講料は、5万円台~30万円以上と幅があります。
必ずしも「価格が高い講座のほうが高品質」ではないのが、講座選びの難しい点です。価格を抑えて高品質であれば、それに越したことはありませんよね。
ただ、万全をつくしてでも高得点を狙うなら、講義時間や教材の構成のボリュームが豊富な高額講座を狙う手もあるでしょう。
また、前述のとおり、通信講座専門スクールには「低コストで高品質な講座を開発できる理由」があります。
単に「価格が高い・安い」だけでなく、
- あなたが求めている品質・機能に対して、コストパフォーマンスが良い講座はどれか
という観点から比べることが重要です。
また、どの講座も早期入会などの購入時期、およびキャンペーンや割引クーポン(20%off等)の有無により、価格に違いが発生するので、公式サイトの受講料一覧表などで確認することが重要です。
講義やテキスト等(教材)の品質・わかりやすさ
こちらは、通信講座の内容そのものです。以下の要素をチェックしましょう。
- オンライン動画講義への対応(インターネットに接続するだけで、自宅以外でも場所を選ばず、いつでもどこでも受講できるか)
- 講師の話し方(話し方はスムーズか、説明が分かりやすいか、聞きやすい口調か、余計なことを喋ってる等ないか)
- 講義動画の視聴時間(カバー範囲、説明の粒度、1講義あたりの時間がコンパクトなのか or 詳細で尺が長いのか)
- 音声講義への対応(自動車の運転中や家事や育児をしながらの『ながら学習』には動画よりも音声が最適)
- テキスト(フルカラーの方が視覚として理解しいやすい、図やイラスト、図解、図表が多いか、重要な事項がコンパクトにまとまっているか)
- 過去問(過去問題集)の収録年数や解説の内容(頻出の問題や良問がセレクトされているか)、テキストとの連携(テキストでの学習順に理解度を確認できるか)、模試(模擬試験)・直前対策などの有無
以上に関しては、公式Webをチェックしたり、無料体験や資料請求をするなどして、
- 品質は十分か?
- 初学者向け/学習経験者向けなど、あなたのレベルに合っているか?
について、忘れずチェックするようにしましょう。
サポート体制
一口にサポート体制といっても、以下のようなものがあります。
- 動画講義はダウンロードできるか?
- 動画講義は倍速などに対応しているか?
- 質問対応をしているか、質問対応の回数に制限はあるのか? 何度でも無制限に質問できるのか?
- eラーニングシステムの使いやすさは?(スマホで完結できるか?)
- 2年目以降の再受講の場合に割引などはあるか?
- 教育訓練給付金・合格お祝い金などの特典はあるか?
特に、疑問を感じたことに回答がないと不安な方は、「質問への対応」の有無は大きなポイントかも知れません。一口に質問対応といっても、「メールで質問」「Facebookやtwitterで質問」など、会社によって対応が分かれるので確認が必要です。
また、「失敗したらどうしよう」など悩みを抱える方は、キャリアコンサルタントやアドバイザーによるカウンセリング(対面アドバイス)や相談の受付をしている講座を重視するとよいかも知れません。
※通信講座でも、一部のスクールは校舎に来訪して、カウンセラーに相談できるものもあります。
さらに難関な中小企業診断士は不合格になる可能性も考慮する必要があり、予算が厳しい方は翌年の受講延長や再受講制度など、2年間以上かけて合格を狙える制度の整備された講座がおすすめです。
すべてが完璧な通信講座は存在しないので、「いかに、あなたにとっての優先順位を満たしつつ、コスト等と折り合いをつけるか」を、しっかり意識することが大切です。
よくある質問
Q1 2次試験対策は通信講座でも大丈夫ですか?
結論から言えば、2次の対策も全く問題ありません。
そもそも、中小企業診断士2次試験は知識の有無の確認ではなく、文章に書かれた事例企業の課題を抽出し、解決策を答案に記述する筆記試験。経営コンサルティングや経営者への助言に必要な思考のプロセスが可能かどうかが問われる試験といえます。
このような2次試験の解答能力を強化するには、「問題(与件文)の読み方」「解法プロセス(考え方)」「解答の書き方」の3点を学ぶ必要がありますが、
各スクールとも、自社オリジナルの優秀な解答手法を確立させており、動画講義で詳しく説明しています(例:スタディング「ロジックマップ」、診断士ゼミナール「2次基本講座」など)。
また、受講者が解答手法(思考の方法)を身に着けて使いこなせるよう、事例問題や過去問題の演習にも力を入れているので、「通信講座だから無理」「通信講座だから十分でない」ということは一切ありません。
どうしても不安な方は、添削サービスのある講座を検討してみてください。
Q2 中小企業診断士がなくなると聞いたのですが、本当でしょうか?
確かに、ネット検索などをすると「中小企業診断士 なくなる」などの関連検索語が出てくることがあります。こうした情報を目にすると、これから診断士を目指してよいものか迷ってしまうこともあるでしょう。
しかし、「中小企業診断士がなくなる」というのは、全く根拠のない話です。
また、2017年の9月に日本経済新聞に「AI時代のサムライ業(奪われる定型業務)」という記事が掲載されましたが、その中で「中小企業診断士はAIに置き換えられにくい資格一位」とされており、まだまだ需要がなくなることはありません。
もちろん「資格を取れば安心」というわけではありませんが、将来的にも中小企業診断士は有望かつ意味ある資格なので、興味のある方は積極的にチャレンジして欲しいと思います。
くわしくは下記も合わせて読んでみてください。
Q3 教育訓練の制度に対応している講座はありますか?
上位5社の中では、スタディングとクレアール、フォーサイトにおいて、教育訓練給付制度(給付金)に対応するコースがあります。
教育訓練給付制度とは、一定の条件を満たす方が受講を修了することにより、支払った金額の20%が、教育訓練給付金としてハローワークより返金される制度です。
スタディングの場合は最上位のコンプリートコースが教育訓練給付制度に対応しています。コンプリートコースに教育訓練給付制度を適用することで、人気のスタンダードコースと同等の値段で、最上位のコンプリートコースを受講できるようになります。
なお、診断士ゼミナールとアガルートは教育訓練給付制度に対応していませんが、他社で教育訓練給付金を適用した場合でも、最安価格は診断士ゼミナールとなります。
教育訓練給付制度については、下記記事でも発信していますので、合わせて読んでみてください。
Q4 科目別に購入できますか?
フォーサイトとアガルートが1次試験対策の単科講座を設定しており、科目別に7科目を販売中です。
科目別にオンライン講座を販売しているスクールは割と少ないので、先の2社の内容を比較してよかった方を利用してみてください。
Q5 通信講座を受講しながら市販のテキストも使いたいので、おすすめのテキストを教えてください
通信講座を受講するのであれば、できるだけ「通信講座に付属のテキストと動画講義」に絞って繰り返し視聴したほうが成果は上がりやすくなります。
そのうえで、どうしても必要に駆られて探したい場合、一次試験用テキストでは「スピードテキスト」「一発合格まとめシート」がおすすめです。
また、二次試験用では「ふぞろいな合格答案(同友館)」が最もおすすめとなります。
※独学用のおすすめテキストについて詳しくは、下記の記事をチェックしてください。
Q6 大学生なのですが、今のうちに中小企業診断士を取るほうがよいですか?
大学生のうちに中小企業診断士の資格を取る方は少ないです。逆に言えば、それだけ差別化できることになります。
前述のとおり、中小企業診断士は多くの士業の資格の内、「AIに置き換えられにくい資格No.1」として今注目されており、大学生の就職や、ビジネスパーソンになった後の転職やキャリアアップで使う手もあります。いずれも極めて有利な武器となるでしょう。
就職すると、まとまって勉強に集中できる時間は極めて取りにくいです。
非常に学びがある資格なので、もし興味があるのなら、学生のうちに日々学んでもらえることをおすすめします。
最後に(まとめ)
この記事では、診断士の学習法や各資格スクールの特徴などを確認しましたが、
その結果、
お金と時間に余裕があり、最適な学習環境を望む方は、受験校への通学
時間とお金をかけずに効率的に学習したい方は、低価格なスマホ動画対応の通信講座、
という結論が見えてきました。
ただ、大部分の方が、お金と時間をかけずに効率的に学習したい派だと思います。
そうなると、やはりおすすめはスマホ動画対応の通信講座となります。
管理人一押しは、ランキングからも分かる通り、「診断士ゼミナール」ですが、最終的には、「スタディング」と「診断士ゼミナール」の2つをしっかり比較・内容を把握して、あなたに合った方を選んで頂きたいと思います。
これから1年以上もお付き合いをする学習教材ですから、しっかりと選びたいですよね。
それぞれの公式ページには、サンプル動画を閲覧したり、初回動画を無料で受講したりできますので、
ぜひ、あなた自身の目で確かめて、スマートフォン対応通信講座の手軽さ・便利さを、しっかり納得してから購入して欲しいと思います。
=>「診断士ゼミナール」 公式ページはこちら
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スタディングのほうが気になる方は、スタディングの公式サイトに行って、動画やテキストなどのサンプルをチェックしてみてくださいね。
=>「スタディング中小企業診断士講座」の無料お試しはこちら
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【補足】中小企業診断士試験の概要・試験制度について
ここでは、中小企業診断士試験の概要や試験制度についての情報を記載します。
※中小企業診断士試験の概要を動画でチェックしたい方は、下記YouTube動画をご覧ください。
中小企業診断士一次試験の概要
一次試験の特徴
一次試験は、「中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうか」を判定することを目的に実施されます。
中小企業診断士は日本版MBAと言われるように、戦略・組織論・マーケティング・財務会計・IT・各種法規など、全7科目の試験で幅広い経営知識が問われます。
たとえば、IT業界で働く方や一般企業でも情報システム部門を担当する方は「経営情報システム」科目に勉強時間をあまり割く必要はないかも知れませんし、金融機関に在籍の方なら財務・会計科目はお手のものでしょう。
しかし、多くの方にとっては、非常に広範囲の試験分野であることは間違いありません。
試験範囲の広さが、一次試験の特徴であり、難しさでもある、といえるでしょう。
一次試験の受験資格
年齢、学歴等に制限はなく、どなたでも受験できます。
一次試験の試験形式
マークシート方式による択一式試験です。
一次試験の受験料
14,500円
一次試験 試験科目
科目 | 試験時間 | 配点 |
経済学・経済政策 | 60分 | 100点 |
財務・会計 | 60分 | 100点 |
企業経営理論 | 90分 | 100点 |
運営管理 | 90分 | 100点 |
経営法務 | 60分 | 100点 |
経営情報システム | 60分 | 100点 |
中小企業経営・政策 | 90分 | 100点 |
一次試験の日程: 2023年(令和5年)のスケジュール(申込~の流れ)
- 試験案内配布・申込受付期間:2023年(令和5年)4月27日(木)~5月31日(水)
- 試験実施:2023年8月5日(土)・6日(ニチイ)
- 解答発表:一次試験終了後、数日以内に中小企業診断協会のHPで発表
- 一次試験合格発表:2022年9月5日(火)
一次試験 会場(地区)
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇、以上 8箇所で実施されます。
一次試験 合格基準
満点の60%(420点)以上を獲得し、且つ、1科目でも40%未満がないことが合格の条件です。
※毎年合格基準(合格点)が変わる訳ではないので、点数の目標は比較的立てやすいかと思います。
一次試験 合格率
過去20%程度でしたが、最近では30%~40%程度での推移です。
一次試験 試験科目の一部免除
全7科目ある一次試験ですが、条件を満たすことにより、科目免除が受けられます。科目免除となるケースは、次の2つの種類があります。
他資格等保有による免除 | 弁護士・会計士など、他の国家資格を持っていることにより、科目免除を受けられるケース |
科目合格による免除 | 前年以前に、60点以上の得点を獲得して「科目合格」となった科目を、次年度以降に科目免除してもらうケース |
中小企業診断士二次試験の概要
2次試験の特徴
二次試験は、「中小企業診断士になるために必要な応用的能力を保持しているか」を判定するのが目的です。
筆記試験と口述試験の2段階の試験であり、筆記式では4科目の事例問題に解答します。筆記式に合格した場合のみ、口述試験を受験できます。
2次試験のそれぞれの試験対策については、「二次試験の対策と勉強法』「口述試験の内容と対策」を参考にしてください。
二次試験の受験資格
その年、または前年の一次試験合格者
二次試験の試験形式
筆記試験: 4科目の事例問題。20文字~200文字で解答させる設問が6~8個程度出題される記述式。
口述試験: 面接による試験(10分程度)
二次試験の受験料
17,800円
二次試験 試験科目
科目 | 試験時間 | 配点 |
1.組織・人事の事例 | 80分 | 100点 |
2.マーケティングの事例 | 80分 | 100点 |
3.生産・技術の事例 | 80分 | 100点 |
4.財務・会計の事例 | 80分 | 100点 |
二次試験 次回の日程【2023年(令和5年)スケジュール】(申込~の流れ)
※2024年度のスケジュールが公表され次第、掲載いたします。
- 試験案内配布・申込受付期間:2023年8月25日(金)~9月19日(火)
- 筆記試験実施:2023年10月29日(日)
- 筆記試験合格発表:2024年(令和6年)1月11日(木)
- 口述試験実施:2024年1月21日(日)
- 口述試験合格発表:2024年1月31日(水)
二次試験 実施場所
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7箇所
2次を受験する場所は、申込時に希望する場所を指定できます。
二次試験 合格基準(合格点)
筆記形式の試験において総得点の60%以上で獲得した者で、さらに1科目でも40%未満の得点ではない者。さらに、口述形式の試験の評定が60%以上である者とします。
二次試験 合格率
2次は例年20%程度です。なお、1次2次のストレート合格率は数年前まで約4%でしたが、今は6%~8%程度となっています。
実務補習・実務従事
中小企業診断士試験に合格した後、資格登録するには、経営診断やコンサル(コンサルティング)の実務経験が義務づけられています。
具体的な条件は、以下のとおりです。
- 登録専門機関の実施する実務補習を受ける(15日以上)
- 条件を満たす実務に従事する(15日以上)
「実務補習と実務従事」について詳細は、下記URLの記事をご覧ください。
養成課程/登録養成課程
中小企業診断士になるために一次試験だけ受験し、あとは受験せずに中小企業診断士になる方法があります。それが養成課程と登録養成課程です。
ただし、費用は100万円~300万円台、期間は半年~2年ほど(実施機関による)。
授業も平日行われるところが多く、二次試験以降を免除できる、といっても、かなり受講のハードルは高いです。
養成課程については、下記の記事を参考にしてください。
合格に必要な勉強時間
平均的には、中小企業診断士の合格までに必要な勉強時間は、1,000~1,200時間程度とされています。
仮に必要な時間の目安を1000時間だとすると、1日に3時間学習して約1年、1日に4時間勉強して9ヶ月(日数では250)かかる計算となります。
「1日3時間を1年に渡り年間続ける」というと、仕事を持つ方にとってはかなり厳しく感じるかも知れません。ただ、通勤時間を学習時間として採用するなど、さまざまな工夫を始める他、複数の視点から生活の改善を行ってスケジュールを立てるなど、リアルに戦略的な計画を実行して合格レベルの実力をマスターしてほしいと思います。
※中小企業診断士の勉強時間について詳しくは、下記の記事も参考にしてください。
中小企業診断士試験の難易度(資格試験の偏差値のランキングから見た難易度)
中小企業診断士は偏差値60と難関国家資格試験(士業)の中では、標準的な位置づけです。
社労士・行政書士・中小企業診断士の3資格は、よく「仕事と両立できる資格として最難関」と言われます。
社労士は偏差値60、行政書士は偏差値59となっており、偏差値から見ても、この3資格はほぼ同等の難易度といえるでしょう。
※上記のこの偏差値ランキングデータは、某掲示板サイトに存在する「資格試験の難易度・偏差値ランキング」や口コミサイトからまとめた偏差値をベースにしており、まな正式な根拠はありません。
本記事の最終更新日:2024年4月1日
著者情報(資格保有者として監修も兼ねる) | |
氏名 | 西俊明 |
保有資格 | 中小企業診断士 |
所属 | 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション |