ITパスポートに落ちた、再受験いつから?満点合格者が解説

ITパスポートに落ちたのは恥ずかしい?
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※本記事には筆者の著書(ITパスポート参考書)の紹介を含みます。

「簡単と聞いていたのに、ITパスポートに落ちてしまった……」

「ITパスポートに落ちたら恥ずかしいのかな」

そんな不安を抱えていませんか。

まず結論からお伝えします。

ITパスポートは2人に1人が落ちる試験です。落ちても恥ずかしいことはありません。

しかも不合格でも翌日から再申込でき、受験回数に制限もありません。

大切なのは、落ちた原因を1つずつ突き止め、次の受験までに弱点を立て直すこと。

なお、ITパスポート試験は、正式名称をITパスポート試験(Information Technology Passport Examination)といい、情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。

この記事では、不合格から再挑戦するあなたに向けて、次の3点をわかりやすく整理します。

  • ITパスポートに落ちる人の特徴と原因
  • 再受験はいつからできるのか(再申込のルール)
  • 敗因を分野別に立て直して次回合格する方法
この記事の著者・トシゾーのプロフィール
第1回ITパスポート試験1,000点満点合格(受験者39,131人中2名のみ)。
「改訂6版 ITパスポート最速合格術」著者。
iパスの他、中小企業診断士/宅建士/2級FPなど数多くの資格試験に合格した経験を元に、暗記に頼らない超効率的な勉強方法を発信中。実際に24時間程度でiパスに合格する人が続出。
twitterでも「読むだけで得点アップできる【iパス頻出ポイント】」を毎日配信中!

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目次

ITパスポートに落ちる人の特徴・落ちる原因とは?

ITパスポートに落ちるのには、はっきりした原因があります。

まずは代表的な原因を押さえましょう。

  • 勉強時間が足りていない(範囲が広く全分野を網羅できていない)
  • 「簡単な資格」と侮っている(合格率が高めなので油断しやすい)
  • 勉強方法が合っていない(テキストを読むだけでアウトプット不足)
  • 時間配分でつまずく(120分・100問を解ききれない)
  • 苦手分野を放置している(特定の分野だけ得点が伸びない)

ひとつずつ見ていきます。

2人に1人は落ちる|決して簡単ではない

ITパスポート試験の合格率は、おおむね50%前後です。

ひとつ上の基本情報技術者試験(合格率20〜30%程度)と比べると、たしかに高めに見えます。

しかし、合格率50%前後ということは、2人に1人は落ちる試験でもあります。

「簡単」という評判を鵜呑みにして油断すると、しっかり勉強した人でも足をすくわれます。

※合格率は年によって変動し、社会人と学生でも差があります。最新の数値は公式発表でご確認ください。

勉強不足・勉強時間が足りない

ITパスポートの出題範囲はとても広いです。

「簡単そうだから」と勉強時間を確保しないと、範囲をすべてカバーできません。

すべての分野からまんべんなく出るため、勉強時間が足りないと一気に不利になります。

範囲が広いぶん、コツコツ続けられないと途中で息切れしやすい点にも注意しましょう。

学生・社会人未経験は不利になりやすい

ITパスポートは、社会人と学生で合格率の傾向に差が出やすい試験です。

理由は、ITの知識量よりも「業務(ビジネス)の経験があるかどうか」が効くからです。

ITパスポートは、IT技術だけでなく経営戦略・会計・法務といったビジネス分野(ストラテジ系・マネジメント系)からも出題されます。

そのため、社会人経験の少ない学生の方は、ビジネス寄りの分野で苦戦しやすい傾向があります。

逆に言えば、苦手な分野がはっきりしているということ。立て直しの方向も見えやすくなります。

勉強方法が合格に繋がっていない

一生懸命やっても、やり方がズレていると得点に結びつきません。

よくあるのが、テキストを読むインプット中心で、問題演習(アウトプット)が足りないパターンです。

また、好きな分野ばかり深掘りして、苦手な分野を後回しにするのも危険。

ITパスポートは全分野をまんべんなく仕上げる必要があるからです。

時間配分でつまずく

ITパスポート試験は、120分で100問を解きます(うち採点対象は92問、評価用が8問です)。

単純計算で1問あたり約1分。実際にはそう簡単ではありません。

計算問題などは時間がかかるため、解ける問題から先に処理する練習をしておかないと、最後まで解ききれずに終わってしまいます。

シラバスの広がりに追いつけていない

ITパスポート試験の出題範囲は、シラバス(出題範囲表)として公開されています。

現在は最新のシラバス Ver.6.xが使われ、生成AI関連の用語なども追加されています。

※適用されるシラバスや出題範囲は年度ごとに更新されます。受験する年度の適用シラバスは、IPA公式サイトでご確認ください(確認日時点)。

ネット上の「2ch」「知恵袋」などの体験談は参考になりますが、古い情報や個人の感想も混ざります。制度や範囲は公式情報で確かめましょう。

ITパスポートの合格基準|600点以下でも合格できる?(分野300点の壁)

ここを誤解している人がとても多いので、最初に正確に押さえましょう。

ITパスポートの合格には、総合点と分野別の2つの基準を両方満たす必要があります。

  • 総合評価点:600点以上(1000点満点)
  • 分野別評価点:各分野とも300点以上(各1000点満点)

分野は次の3つです。

  • ストラテジ系(経営戦略・会計・法務など)
  • マネジメント系(開発・運用など)
  • テクノロジ系(IT基礎技術など)

つまり、総合で600点を取れていても、どれか1分野でも300点に届かなければ不合格です。

これが「分野300点の壁」です。

「総合600点さえあればいい」と思い込んでいると、ここで足をすくわれます。

そして、「600点以下でも合格できますか?」の答えは『できません』。総合600点に届かなければ不合格です。

試験直後にスコアが画面に表示される

ITパスポート試験はCBT方式(コンピュータで受験)です。

そのため、試験が終わった直後に、その場で得点(スコア)が画面に表示されます。

総合点と分野別の点数がわかるので、合格ラインを覚えておけば、自分が受かったかどうかをその場で把握できます。

※正式な合否や成績照会の方法・時期は変わることがあります。最新の仕様はIPA公式サイトでご確認ください。

ITパスポートに落ちたら再受験はいつから?(CBT随時・回数制限なし)

落ちたあと、いちばん気になるのが「いつからまた受けられるのか」だと思います。

結論はこうです。

不合格でも、翌日から新たに次の試験を申し込めます。

ITパスポートはCBT方式で通年・随時実施されているため、再挑戦のハードルは低い試験です。

受験回数・期間の制限はない

ITパスポート試験には、受験回数の上限がありません。

「何年以内に合格しなければならない」といった期間の制限もありません。

何度でも挑戦できるので、落ちても落ち込みすぎる必要はありません。

ただし受験手数料は毎回かかる

気をつけたいのは、再受験のたびに受験手数料がかかることです。

何となく受けて落ちる、を繰り返すとお金も時間ももったいないです。

※受験手数料は改定されることがあります。最新の金額はIPA公式サイトでご確認ください(確認日時点)。

再受験で同じ問題は出る?

よくある疑問が「再受験すると同じ問題が出るの?」というもの。

答えは「まったく同一の問題は出題されません」。

ただし、過去問と似たパターンの問題(類似問題)は出ます。

だからこそ、過去問演習は再挑戦でもしっかり効きます。

すぐ受け直す?それとも準備してから?

翌日から申し込めるとはいえ、準備不足のまま即再受験はおすすめしません。

落ちた原因を放置したまま受けても、同じ結果になりやすいからです。

まずは敗因を分析し、弱点をつぶしてから再挑戦しましょう。

ただし、「就職・転職活動の前に履歴書へ書きたい」などで急ぐ場合もあるはず。

その場合は、短期集中で十分な学習時間を確保してから臨んでください。

※再受験の申込ルールや会場の空き状況など、最新の仕様はIPA公式サイトでご確認ください(確認日時点)。

敗因分析のやり方|分野別・点数別に立て直す再挑戦プラン

落ちた原因を「なんとなく勉強不足」で終わらせないことが、再挑戦の近道です。

ポイントは、点(合計点)ではなく分野構造で立て直すこと。

順番に進めましょう。

まず弱点分野を特定する

試験直後に表示されたスコアを思い出してください。

どの分野が300点未満だったかが、あなたの最優先の弱点です。

スコアをメモしておくと、次の学習計画が一気に立てやすくなります。

点数帯別の立て直し目安

今回の点数によって、立て直しの重さは変わります。

  • 総合550〜599点だった人:合格まであと一歩。弱点分野だけを短期で補強して再挑戦を狙う
  • 総合549点以下だった人:基礎から組み直す。30日程度かけて全分野を底上げ
  • 分野基準(300点)で落ちた人:足りなかった分野を最優先で対策
  • 何度も落ちている人:教材を増やすより、勉強の「やり方」を見直す

分野別に立て直す

弱点分野がわかったら、分野の中身に合わせて学習します。

  • ストラテジ系:経営戦略・会計・法務などのビジネス知識
  • マネジメント系:システム開発・運用の管理知識
  • テクノロジ系:IT基礎・計算・セキュリティなど

苦手分野に学習時間を多めに配分するのがコツです。

インプットとアウトプットのバランスを変える

テキストを読むだけ(インプット偏重)になっていませんか。

前回それで落ちたなら、問題演習(アウトプット)の比率を上げましょう。

間違えた問題は「なぜ違うのか」を解説まで読み込むのが大切です。

直前は過去問を時間を測って解く

直前期は、過去問を本番と同じ120分・100問で3回分以上解いておきましょう。

時間配分の感覚が身につき、本番で慌てなくなります。

解ける問題から先に解き、計算問題などは後回しにする練習も忘れずに。

CBTの操作に慣れておく

ITパスポートはパソコンで受験するCBT方式です。

本番で操作に戸惑うと、それだけで時間をロスします。

IPAが公開しているCBT疑似体験ソフトウェアを一度使っておくと、当日の操作ミスを防げます。

一度落ちた人におすすめの参考書・勉強法(自著の合格術)

ITパスポートに落ちる理由はいろいろあります。

  • 「カンタンだと舐めていた」
  • 「勉強時間が足りなかった」
  • 「モチベーションが続かなかった」
  • 「勉強法が間違っていた」

ただ、結局のところ「正しい勉強法での勉強が足りなかった」に集約されます。

次こそ合格するには、前回とやり方を変えて、不十分だった点を修正するしかありません。

そこでおすすめしたいのが、『改訂6版 ITパスポート最速合格術』です。

この参考書は、2009年の第1回ITパスポート試験に1,000点満点合格(約4万人中2名のみ)した著者(私)が、短期間で効率よく対策しやすい勉強法をベースに書いたテキストです(学習効果には個人差があります)。

主なポイントは次のとおりです。

  • 冒頭(第0章)に短時間で効率よく重要論点を押さえる勉強法を紹介
  • 「たこ焼き屋チェーンの経営ストーリー」を読みながら重要用語を学習でき、飽きずに続けられる
  • 英略語・横文字の用語をまとめて覚える暗記術を紹介
  • 計算問題や疑似言語(アルゴリズム)問題は頻出パターンを集中講義
  • 各章末に本試験から厳選した○×問題があり、こまめにアウトプットできる
  • 特典のスマホ用の重要用語問題集で、スキマ時間に復習できる

範囲の広いITパスポートを、ただ用語暗記で乗り切るのは苦痛です。

このテキストは経営ストーリーを楽しみながら重要用語を理解できる方式なので、一度落ちた人ほど効果を感じやすいはずです。

【ITパスポートで最速合格するための参考書!】

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2013年の発売以来10年間で6回もの改訂を行ったロングセラー。ITや情報システムについて「たこ焼き屋チェーンを運営する企業が売上アップやDX対応に奮闘する」という経営ストーリーをベースに解説するので、暗記に頼らず楽しみながら知識を定着させることがができます。

その他、必要最低限の暗記を効率的に行う記憶術、毎回10問程度出題される計算問題の頻出パターン集中講義など、

この1冊だけで初心者を24時間でITパスポート合格レベルへ導きます。1,000点満点合格者の当ブログ管理人が執筆しました。

●この参考書で合格された方の声

ITパスポートに落ちたに関するよくある質問(FAQ)

Q. ITパスポートに落ちたら恥ずかしい?

恥ずかしくありません。2人に1人が落ちる試験です。むしろ複数回受けた人は、その分だけ学習量が積み上がっています。

Q. 何回で合格できる人が多い?

回数制限はなく、合格までの回数は人によります。敗因をきちんと潰せば、次回で受かる人が多いです(個人差があります)。

Q. 落ちる人の特徴は?

勉強不足・分野の偏り・時間配分のミス・「簡単」と侮る、が代表的です。

Q. 600点以下でも合格できる?

できません。総合600点以上、かつ各分野300点以上の両方が必要です(分野300点の壁)。

Q. 再受験はいつから?

不合格の翌日から新たに申し込めます。回数・期間の制限はありません(CBT随時・最新仕様はIPA公式で確認)。

Q. 再受験で同じ問題は出る?

まったく同一の問題は出ません。ただし類似問題は出るので、過去問演習は有効です。

ITパスポートに落ちた|まとめと次のアクション

ここまでのポイントを振り返ります。

  • ITパスポートは2人に1人が落ちる試験。落ちても恥ずかしくない
  • 合格には総合600点以上+各分野300点以上が必要(分野300点の壁)
  • 不合格でも翌日から再申込でき、回数制限もない
  • 立て直しは点ではなく分野構造で。弱点分野から潰す

落ちたことは、合格までの通過点にすぎません。

敗因を分野別に立て直せば、次はきっと受かります。リベンジを応援しています。

あわせて読みたい(次の一歩)

【一次情報の確認について】 本記事のITパスポート制度に関する情報(合格基準・問題数・試験時間・再受験ルール・シラバスなど)は、IPA(情報処理推進機構)公式サイトで確認しています(確認日:2026年6月30日)。試験制度は変更されることがあるため、受験前に最新情報を公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。中小企業を中心に270社超を支援し、研修・セミナーへの登壇は250回を超える。現在は、生成AI・ITを経営や業務に生かす実践的な方法と、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験などの学習法・過去問解説を発信している。著書に『Webマーケティング最強の1冊目』(千葉テレビ『モーニングこんぱす』で紹介)
『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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