ITパスポートの勉強時間は最短でどのくらい?勉強方法や取得のメリットについても解説!

ITパスポートの勉強時間
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「ITパスポートの勉強時間は、最短でどのくらい?」 「初心者だと、合格まで何時間かかるんだろう?」

そんな疑問に、結論から先にお答えします。

ITパスポートの勉強時間は、初心者で100時間前後が目安。ITやビジネスの知識があれば30〜50時間、最短なら20時間前後で合格を狙える人もいます。

ただし、勉強時間は予備知識によって大きく変わります。個人差が大きいので、上の数字はあくまで目安として読んでください。

この記事では、あなたのタイプ別の勉強時間の目安から、1日あたりの学習量、最短で受かるための得点戦略まで、順番に解説します。

この記事の著者・トシゾーのプロフィール
第1回ITパスポート試験1,000点満点合格(受験者39,131人中2名のみ)。
「改訂6版 ITパスポート最速合格術」著者。
iパスの他、中小企業診断士/宅建士/2級FPなど数多くの資格試験に合格した経験を元に、暗記に頼らない超効率的な勉強方法を発信中。実際に24時間程度でiパスに合格する人が続出。
twitterでも「読むだけで得点アップできる【iパス頻出ポイント】」を毎日配信中!

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↓twitterの投稿サンプル②エピソード記憶で楽しく、ラクして、スッキリ理解できます(※画像は弊著「改訂6版ITパスポート最速合格術」より引用)

 

目次

結論|ITパスポートの勉強時間は最短20時間〜目安100時間(個人差が大きい)

ITパスポートの勉強時間は、ひとことで言うと「人によって大きく変わる」のが正直なところです。

簡単に概要を押さえておくと、ITパスポートは国家試験のひとつで、ITの基礎知識やコンピュータの仕組み、業務でのIT活用までを幅広く問う試験です。合格すれば、その基礎力を客観的に証明できます。

目安をまとめると、次のようになります。

  • まったくの初心者:100時間前後
  • ITやビジネスの知識がある人:30〜50時間
  • 知識が豊富で要領のよい人:最短20時間前後

なぜここまで差が出るのか。理由はシンプルで、ITパスポートの合格に必要な「予備知識」を、もともとどれくらい持っているかで変わるからです。

ここで、ひとつ発想を変えてみましょう。「最短で受かりたい」という気持ちは、裏を返せば「自分の現在地を正しく知りたい」ということ。つまり、勉強時間を決める作業は、合否を占うものではなく、あなた自身の知識を棚卸しする作業なのです。

仕事でも、現状を正しく把握できれば打ち手は自然と決まります。勉強も同じで、あなたに必要な勉強時間を知る第一歩は、「自分はどのタイプに近いか」という現状分析から始まります。

初心者は100時間前後が目安

特別な勉強法を使わない場合、まったくの初心者がITパスポートに合格するまでの目安は、一般的に100時間前後と言われています。

1日1時間なら約3ヶ月、1日2時間なら約2ヶ月という計算です。

これは決して短い時間ではありません。ただ、机にずっと向かう必要はなく、スキマ時間を積み上げれば十分に確保できる範囲です。

なお、ITパスポートの合格率はおおむね50%前後とされますが、年によって変動します。最新の合格率や合格者の傾向は、受験前にIPA公式で確認してください。

IT・ビジネス知識があれば30〜50時間/最短20時間前後を狙える人も

一方、IT系の仕事をしている人や、情報系の学生は、予備知識のぶんだけ勉強時間を短くできます。目安は30〜50時間ほど。

さらに、ITとビジネスの両方の知識を持つエンジニアなどは、最短20時間前後で合格できるケースもあります。

「最短」を強調する情報を見かけたら、それが「自分と同じ予備知識レベルの人の話か」を必ず確認してください。前提が違えば、必要な時間もまったく変わります。

【タイプ別】ITパスポートの勉強時間の目安レンジ

ここからは、予備知識のタイプ別に、もう少し具体的な目安を見ていきます。

ITパスポートの受験者は、予備知識の有無で大きく次の3タイプに分けられます。あなたがどれに近いかを考えながら読んでください。

まったくの初心者:90〜120時間が目安

ITやビジネスの予備知識がほとんどない人は、90〜120時間ほどを見ておくと安心です。

出題範囲が広いぶん、用語に慣れるまでに時間がかかります。あせらず、まずは全体像をつかむことを優先しましょう。

ITの知識がある人(エンジニア・情報系学生):30〜50時間

IT系のエンジニアや情報系の学生は、テクノロジ系の問題で有利です。目安は30〜50時間

ただし、IT知識が豊富でも、企業経営や法務といったストラテジ系が弱いと、そこで失点しがちです。得意分野に油断せず、苦手分野に時間を回すのがコツです。

ビジネス知識がある社会人:予備知識ぶん短縮できる理由

「自分はITに詳しくないから初心者だ」と思っている社会人の方も、実は予備知識を持っていることが少なくありません。

理由は、ITパスポートが「ビジネスでITを使う人向けの基礎知識」を問う試験だからです。

出題3分野のカリキュラムと問題数の目安は、次のとおりです。

  • ストラテジ系(企業経営・経営戦略・法務・財務など):35問程度
  • マネジメント系(システム開発・運用・監査など):20問程度
  • テクノロジ系(ネットワーク・セキュリティ・データベースなど):45問程度

ストラテジ系とマネジメント系を合わせると、純粋なIT以外が55問程度。半分以上を占めます。

特にストラテジ系は、実際のビジネスの現場で使う知識ばかり。社会人経験があれば、それだけで一定の基礎知識を持っていることになるのです。

ネット上の「100時間」「180時間」をどう自分に当てはめるか

勉強時間を調べると、「100時間」「180時間」など、いろいろな数字が出てきます。

これらは前提となる受験者像が違うだけで、どれも間違いではありません。大切なのは、その数字が「どのタイプの人の目安か」を見極めることです。

迷ったら、初心者寄りの長めの時間で計画を立てておくと、本番で時間が足りなくなる失敗を防げます。

1日あたりの学習量と合格までの期間(スケジュールの目安)

必要な総勉強時間がわかったら、次は「1日どれくらい・何ヶ月で受かるか」を決めます。

ここを先に決めておくと、勉強が続きやすくなります。

1日1時間なら約3ヶ月、1日2時間なら約2ヶ月(初心者)

初心者の目安100時間を、1日あたりの学習量で割ると、合格までの期間はこうなります。

  • 1日1時間:約3ヶ月
  • 1日2時間:約2ヶ月弱
  • 1日3時間:約1ヶ月強

平日に時間が取りづらい人は、休日にまとめて学習日を作るなど、1週間単位で帳尻を合わせるのがおすすめです。

2週間〜1ヶ月の短期で狙う場合の現実的なライン

「2週間で受かりたい」という声もよく聞きます。

予備知識がある人なら、現実的に狙える範囲です。たとえばIT知識がある人が1日3〜4時間を確保できれば、2週間で30〜50時間に届きます。

一方、まったくの初心者が2週間で合格するのは、かなりハードです。短期で狙う場合は、過去問演習に時間を多く回し、出題傾向をつかんで頻出論点に絞る方法が現実的です。

スケジュールは予備知識から逆算して決める

スケジュールづくりの順番は、次のとおりです。

  1. 自分のタイプから必要な総時間を見積もる
  2. 1日に確保できる学習時間を決める
  3. 「総時間 ÷ 1日の時間」で必要な日数を出す

計画どおりに進まなくても問題ありません。まずは無理のない計画を作り、進み具合に合わせて調整していきましょう。

最短で合格するための得点戦略(合格基準600点+各分野300点から逆算)

勉強時間を最短にするコツは、「合格に必要な点の取り方」から逆算することです。

ITパスポートの合格基準を正しく理解しておくと、ムダな勉強を減らせます。

合格基準は総合600点以上+各分野300点以上(足切りに注意)

ITパスポートの合格には、2つの条件を両方満たす必要があります。

  • 総合評価点:1,000点満点中600点以上
  • 分野別評価点:ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野で300点以上(各1,000点満点)

ここが重要です。総合で600点を超えていても、どれか1分野でも300点に届かなければ不合格になります(足切り)。

「600点取れば受かる」と単純に覚えると、この足切りで落とし穴にはまります。苦手分野を作らないことが、結果的に最短ルートになります。

問題数100問・120分・CBT方式の前提を押さえる

試験の基本情報も押さえておきましょう。

  • 問題数:100問(うち採点対象92問+評価用8問)
  • 試験時間:120分
  • 方式:CBT方式(会場のパソコンで受験・通年で随時実施)

100問を120分で解くので、1問あたり約1分強。スピード感に慣れておくことも、立派な得点戦略です。

捨て分野を作らず3分野バランスよく(足切り回避)

各分野300点の足切りがあるため、「テクノロジ系は捨てる」といった戦略は通用しません。

得意分野で点を稼ぎつつ、苦手分野も最低ラインは超える。この「バランス型」が、ITパスポートでは最短の合格戦略です。

試験全体の難しさが気になる方は、ITパスポート試験の難易度もあわせてご覧ください。出題範囲の広さや、つまずきやすいポイントを整理しています。

また、ITパスポート試験に落ちる理由と再受験では、足切りで失敗しがちなパターンも紹介しています。

勉強時間を最短化する学習法(インプット→過去問道場→直前演習)

同じ勉強時間でも、やり方しだいで合格への距離は変わります。効率的に学べば、必要なITスキルや技術の知識を短い時間で身につけられます。

おすすめは、次の3ステップです。

  1. インプット学習(テキストで知識を入れる)
  2. アウトプット学習(過去問で慣れる)
  3. 直前演習(本番形式で仕上げる)

それぞれ見ていきましょう。

1. インプット学習(テキストは完璧主義にしない)

まずはテキストで知識を入れます。

このとき、最初から用語を1つずつ完璧に覚えようとしないでください。出題範囲が広いので、細かい点は気にせず、まず1冊を読み切ることを優先します。

ざっと読み終えれば、全体像が見えてきます。テキスト選びで迷う方は、ITパスポートの参考書の選び方を参考にしてください。

2. アウトプット学習(過去問道場=外部の無料学習サイトを活用)

テキストの2周目からは、過去問演習を並行します。

過去問は本番直前だけに解くものではありません。早い段階から解くことで、頻出論点や試験独特の言い回しに慣れることができます。

過去問演習でよく使われるのが「過去問道場」です。これはIPAの公式ツールではなく、外部の無料学習サイトですが、多くの受験者に利用されています。

使い方はITパスポートの過去問道場の使い方でくわしく解説しています。間違えた問題は、解説やテキストに戻って知識を補いましょう。

3. 直前演習(100問を120分で解く本番形式)

仕上げの段階では、1回分(100問)を120分で通して解く練習をします。

1問あたり約1分強なので、テンポよく解く感覚が必要です。迷う問題には印を付けて後で戻るなど、自分なりの解き方を決めておきましょう。

独学で進めたい方は、ITパスポートを独学で合格する勉強法も参考になります。ひとりでの学習が不安な場合は、通信講座という選択肢もありますが、ITパスポートは独学でも十分に合格を狙えます。

勉強時間を無駄にしないための注意点

最後に、せっかくの勉強時間をムダにしないためのポイントを4つ紹介します。

スキマ時間とアプリを活用する

100時間と聞くと身構えますが、すべて机に向かう必要はありません。

テキストでのインプットは、通勤・通学の電車内やカフェでも可能です。スマホアプリを使えば、過去問演習もスキマ時間にこなせます。

苦手な用語の単語帳を作るなど、空き時間を徹底活用しましょう。

3分野をバランスよく学ぶ(足切り対策)

くり返しになりますが、各分野300点の足切りがあります。

「得意分野だけ伸ばす」のではなく、3分野をバランスよく学ぶことが、結果的に最短合格につながります。

CBT形式とシラバスVer.6.x(生成AI用語追加)に慣れておく

試験はパソコンで解くCBT方式です。IPAの公式サイトで体験できる環境がありますので、本番前に一度触れておくと安心です。

また、出題範囲を定めるシラバスは更新され続けています。最新版(Ver.6.x)では生成AIに関する用語も追加されました。どの年度のシラバスが適用されるかは、受験時にIPA公式で確認しておきましょう。

定期的に復習して記憶を定着させる

学んだことは、定期的に復習してこそ定着します。

1週間ごと・1ヶ月ごとに見直しテストを行い、間違えた問題は重点的に復習しましょう。

ITパスポートの勉強時間に関するよくある質問(FAQ)

最後に、勉強時間についてよくある質問にまとめてお答えします。

2週間で合格できる勉強時間は?

予備知識がある人なら、2週間(30〜50時間ほど)で合格を狙えます。1日3〜4時間の確保が前提です。

初心者の場合は、2週間はかなり厳しいラインです。過去問中心に絞り、頻出論点に集中する戦略が必要になります。

1日何時間勉強すればいい?

合格までの期間から逆算して決めます。

初心者が2ヶ月で合格したいなら1日2時間弱、3ヶ月なら1日1時間が目安です。まずは無理なく続けられる時間から始めましょう。

社会人・学生・主婦で勉強時間は変わる?

変わるのは「生活スタイル」より「予備知識」です。

社会人はビジネス知識、情報系の学生はIT知識で有利になりやすく、そのぶん勉強時間を短縮できます。ただし、確保できる学習時間は人それぞれなので、自分のペースで計画を立てるのが大切です。

プログラミング未経験でも合格できる?(勉強時間への影響)

問題ありません。ITパスポートはプログラミング経験を必須としない試験です。

擬似言語の問題は出ますが、基礎的な考え方を理解していれば対応できます。「プログラミングができないと意味がないのでは」と心配する必要はありません。未経験だからといって、勉強時間を大幅に増やす必要はありません。

 

ここまで、ITパスポートの勉強時間について解説してきました。

100時間という数字を見ると、つい「大変だ」と感じるかもしれません。けれど見方を変えれば、その100時間は「ビジネスとITの基礎を一気に身につける投資の時間」です。資格を取得すれば、その基礎知識を客観的に証明でき、就職・転職でも評価されるといったメリットがあります。

大切なのは、他人の「最短◯時間」に振り回されないこと。あなたの現在地から逆算した計画こそが、結局いちばんの近道になります。

試験内容そのものを確認したい方はITパスポートの試験内容を、資格の価値が気になる方はITパスポートは取っても無駄?もあわせてご覧ください。

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※本記事の試験制度に関する情報(合格基準・問題数・試験時間・シラバス・試験方式など)はIPA(情報処理推進機構)公式サイトで確認しています(一次情報確認日:2026年6月30日)。受験手数料・適用シラバス・実施日程などは改定されることがあるため、最新情報は受験前にIPA公式・ITパスポート試験公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。中小企業を中心に270社超を支援し、研修・セミナーへの登壇は250回を超える。現在は、生成AI・ITを経営や業務に生かす実践的な方法と、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験などの学習法・過去問解説を発信している。著書に『Webマーケティング最強の1冊目』(千葉テレビ『モーニングこんぱす』で紹介)
『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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