この記事はYouTubeで配信中の「【令和6年】ITパスポート1番わかるオンライン講座」を記事にしたものです。動画でご覧になりたい方は、下記からご確認ください。
今回は、令和6年ITパスポート1番わかるオンライン講座
第57回「OSS(オープンソースソフトウェア)」をお伝えします。
OSSの基本的な概念や特徴、具体例について説明します。
OSSとは
まず、OSSとは何かについて説明します。OSSとは、誰でも自由に使えるようにソースコードとともに公開されているソフトウェアのことです。
ソースコードの改良も許可されていますが、著作権は放棄されていません。
つまり、誰でもソースコードを自由に使用、変更、配布できますが、改良したソースコードは規約に従い公開する必要があります。
OSSの特徴
OSSにはいくつかの特徴があります。
例えば、再配布する個人やグループを差別してはいけない、
再配布を特定分野に絞ってはいけない、
有償での再配布やサポートは特に禁止されていない、などです。
このように、OSSは『ソフトウェアを広く発展・流布させたい』という考え方がベースになっています。
試験対策上は、迷ったら「ソフトウェアを広く発展・流布させたい」という考え方にマッチするものはどれか?
という観点で考えてみてください。
OSSの具体例
次に、OSSの具体例をいくつか紹介します。代表的なOSSとしては、以下のものがあります。」
Linux: オペレーティングシステム。サーバーやデスクトップ、モバイルデバイスなどで広く使用されています。
Apache: ウェブサーバーソフトウェア。インターネット上の多くのウェブサイトで使用されています。
MySQL: リレーショナルデータベース管理システム。データベース管理に広く利用されています。
Firefox: ウェブブラウザ。高速でカスタマイズ可能なブラウジング体験を提供します。
OSSの利点
OSSを利用することの利点についても触れておきます。まず、OSSは自由に利用できるため、コスト削減につながります。
また、ソースコードが公開されているため、透明性が高く、セキュリティの向上にも寄与します。
さらに、世界中の開発者が協力して改良を行うため、迅速なバグ修正や機能追加が期待できます。
OSSの課題
一方で、OSSにはいくつかの課題も存在します。
例えば、サポート体制が必ずしも整っていないことがあります。
また、利用するには一定の技術力が求められる場合もあります。
これらの課題を理解した上で、OSSを効果的に活用することが重要です。
まとめ
まとめとして、OSSは自由に利用できるソフトウェアであり、コスト削減や透明性の向上といった利点があります。
しかし、サポート体制の不備や技術力の要求といった課題も存在します。OSSを効果的に活用するためには、これらの利点と課題を理解し、適切に対応することが重要です。
また、OSSは『ソフトウェアを広く発展・流布させたい』という考え方がベースになっています。
試験対策上は、迷ったら「ソフトウェアを広く発展・流布させたい」という考え方にマッチするものはどれか?
という観点で考えてみてください。