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ITパスポート/情報処理

【令和6年】ITパスポート1番わかるオンライン講座 #55 ファイルシステム

【令和6年】ITパスポート1番わかるオンライン講座 #54 ファイルシステム

この記事はYouTubeで配信中の「【令和6年】ITパスポート1番わかるオンライン講座」を記事にしたものです。動画でご覧になりたい方は、下記からご確認ください。

※前回の記事(#54 ソフトウェア)はこちら

 

今回は、令和6年ITパスポート1番わかるオンライン講座

第55回「ファイルシステム」をお伝えします。

わたしたちは、ふだんパソコンの操作において、なにげなくフォルダにファイルを格納したりしています。

このことを正式にはファイルシステムといいます。

今回は、ファイルの分類や管理方法について詳しく説明します。

特にディレクトリ構造やファイルの場所を指定する方法である、パスについて、しっかりおさえていきましょう。

ディレクトリとは

まず、ディレクトリについて説明します。

ディレクトリとは、ファイルを分類するための『フォルダ』のことを指します。

現在のパソコンのハードディスクは非常に大容量です。

そのため、特定のファイルを利用する際には、『どのディレクトリに格納されているか』と『何というファイルか』をコンピュータに指示する必要があります。

ディレクトリはファイルを整理整頓し、効率的に管理するための基本的な構造です。

ファイルの場所を指定する文字列を『パス』と言います。パスを指定する方法には『絶対パス指定』と『相対パス指定』の2種類があります。

次に、それぞれのパス指定方法について具体的に説明します。

絶対パス指定

絶対パス指定とは、必ず最上位のディレクトリであるルートディレクトリからファイルの場所を指定する方法です。
これは、基点となる駅から目的地を説明する方法に似ています。

例えば、たこ焼き屋両国店を両国駅を基点に表現する場合を考えてみましょう。

具体例として、『両国駅南口から東に進み、角を曲がって、さらに交差点で東に進む』というように説明します。

同じように、Aディレクトリにある003.txtというファイルを指定する場合は、『¥A ¥003.txt』と表記します。

最初の『¥』は基点となるルートディレクトリを表し、2番目の『¥』はディレクトリまたはファイルの区切りを示します。

相対パス指定

次に、相対パス指定について説明します。

相対パス指定とは、現在操作対象のディレクトリから見たファイルの位置を指定する方法です。

これは、道に迷ったお客様から電話があった場合に、そのお客様の居る場所から正しい道順を案内する方法に似ています。

具体例として、現在の操作対象ディレクトリがBだとすると、003.txtの位置は『.. ¥A ¥003.txt』と示します。

ここで、『..』は親ディレクトリを表しています。相対パス指定を使うことで、現在の位置から見たファイルの場所を柔軟に指定することができます。

3つの出題ポイント

ファイルパス指定の出題ポイントについて

ファイルパス指定の問題は、出題パターンがおおよそ決まっています。次の3 点をおさえておいてください。

  •  絶対パス指定と相対パス指定の違い
  •  ルートディレクトリとカレントディレクトリの違い
  •  カレントディレクトリから対象ファイルへの相対パス記述方法

 

まとめ

ディレクトリとパス指定の理解は、効率的なファイル管理に不可欠です。

絶対パス指定と相対パス指定を適切に使い分けることで、目的のファイルに迅速にアクセスすることができます。

ふだんはあまりディレクトリを意識しないかも知れませんが、試験対策上は3つのポイントをしっかり意識しましょう。