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ITパスポート/情報処理

データベース方式、DB操作~【令和6年】ITパスポート1番わかるオンライン講座 #60

データベース方式、DB操作~【令和6年】ITパスポート1番わかるオンライン講座 #60

この記事はYouTubeで配信中の「【令和6年】ITパスポート1番わかるオンライン講座」を記事にしたものです。動画でご覧になりたい方は、下記からご確認ください。

※前回の記事(#59 情報メディア)はこちら

 

今回は、令和6年ITパスポート1番わかるオンライン講座

第60回「データベース①データベース方式、データ操作」をお伝えします。

今回はデータベースの基本の部分ですので、しっかりと押さえてほしいと思います。

データーベース

データベースとは、大量のデータを処理するしくみ。何らかのルールに基づいて、関連するデータを集約しているものです。

データベースにはいくつかモデルがあります。まず、最も有名で、最も出題されるのが関係モデルです。

関係モデル

関係モデルのデータベースは、行またはレコード(横)と列またはフィールド(縦)からなる表の形式でデータを表します。エクセル(表計算)のイメージです。

横の1行1行を「レコード」と言います。縦の1列1列を「フィールド」と言います。

なぜ「関係モデル」と呼ぶのか?

次に、なぜ関係モデルでは「関係」という言葉を使うのか説明します。

それは、表を1個だけでなく、いくつも表を用意して、それぞれを関連付けながら整理していくからです。

これが関係モデルと呼ばれる理由です。

例えば、商品表と生産工場表があるとします。商品表は文字通り、商品の一覧です。

商品表には、商品番号・商品名・たこ焼き500円・生産工場コードK001という情報が入っています。

K001に着目すると、生産工場表ではK001は千葉工場、担当者は加藤さん、住所は何々というふうに、商品表と生産工場表が分割され、生産工場コードという列で関連付けられています。

英語では「リレーションシップ」と言いますが、このように複数の表を関連付けてデータを整理するために「関係モデル」と呼ばれます。

階層モデル

階層モデルとは、木構造(階層構造)のモデルです。データ同士が親と子の関係を持ち、親と子は1:多の関係となります。軍隊の組織図のイメージです。

ネットワークモデル

データ同士がメッシュ(網の目)のように関係するモデルです。各データは多:多の関係となります。

データベース管理システム(DBMS)

データベース管理システム(DBMS)とは、さまざまなデータを効率よく保管し、万一トラブルが起こったときには復旧できるようなソフトウェアのことです。

RDBMS

現在主流であるリレーショナル型データベース(関係データベース)を採用したデータベース管理システムのことです。

定型的なデータを管理することに向いている一方、データのサイズが大きくなりすぎると、性能(速度)低下を起こしやすいというデメリットがあります。

NoSQL

リレーショナル型以外のデータベースの総称です。RDBMS では取り扱いが難しいビッグデータの扱いに向いていることもあり、近年注目を浴びています。

NoSQLという言葉の意味ですが、これは「SQLではない」という意味です。このSQLとは何かというと、リレーショナル型データベースで使うデータベース操作言語です。

このリレーショナル型データベースではSQLを使うため、NoSQL = リレーショナル型データベースではないもの全体、つまりリレーショナル型以外のデータベースの総称として使われています。

ここでは、以下3つのNoSQLデータベースを紹介します。

キーバリューストア(KVS)

値(value)と、その値を一意に識別するためのキー(key)をセットで保存するデータベースのことです。

例えば、従業員番号001が山田太郎さん、002が鈴木花子さんのように、番号がキーです。

値とは、今の場合だと従業員の名前です。これをセットで保管するデータベースがキーバリューストアというタイプになります。

ドキュメント指向データベース

データ構造が自由であり、ドキュメント1 件がそのまま格納データとなるデータベースのことです。XMLやJSONなどのデータ形式を、そのままドキュメントとすることが多くあります。

このXMLやJSONは、データ交換に使われることが多いです。こういったデータ交換に使われるデータ形式を、そのまま1件1件のドキュメント、すなわちデータ1件1件とすることもよくあります。

グラフ指向データベース

グラフの構造をもつデータベースのことです。ここでのグラフとは、アローダイアグラムのように、頂点(ノード)と辺(エッジ)を組み合わせたモデルのこと(グラフ理論に基づくグラフ)です。

「棒グラフ」「折れ線グラフ」などの量を表すグラフとは関係ありません

データ操作とSQL

関係データベースでは、「選択」「射影」「結合」の3 つだけで基本的な操作ができます。

関係データベースの操作にはSQL というデータベース言語を使います。

選択

任意の行だけを取り出すことです。行は横方向➡(覚え方)ギョウヨコホテルを選択する、とおぼえましょう。

射影

任意の列だけを取り出すことです。

列は縦方向➡(覚え方)ジュウレツ駐車は、うしろの車の車影(射影)を見ながら慎重に、、、とおぼえましょう。

結合

2つの表を結合させて1つの表にすることです。

まとめ

今回はデータベースの第1回として、データベース方式や種類、データ操作についてお伝えしました。

今回はデータベースの基本の部分なので、しっかりと押さえてほしいと思います。