【令和5年度】ITパスポート問91~問95  テクノロジ系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和5年度】ITパスポート問91~問95  テクノロジ系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和5年公開問題より、問91~問95(テクノロジ系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問91】ニューラルネットワークの活性化関数 -AI

問題

AIに利用されるニューラルネットワークにおける活性化関数に関する記述として、適切なものはどれか。
ア ニューラルネットワークから得られた結果を基に計算し、結果の信頼度を出力する。
イ 入力層と出力層のニューロンの数を基に計算し、中間層に必要なニューロンの数を出力する。
ウ ニューロンの接続構成を基に計算し、最適なニューロンの数を出力する。
エ 一つのニューロンにおいて、入力された値を基に計算し、次のニューロンに渡す値を出力する。

▶ 解答・解説を見る

正解:エ

解説

活性化関数は、一つのニューロンにおいて、入力された値を基に計算し、次のニューロンに渡す値を出力する関数(入力値を出力値に変換する関数)です。したがって、正解は「エ」です。

他の選択肢

ア 結果を基に計算し信頼度を出力する … 活性化関数は結果の信頼度を出力するものではない
イ 中間層に必要なニューロンの数を出力する … 活性化関数はニューロンの数を求めるものではない
ウ 最適なニューロンの数を出力する … 活性化関数はニューロンの数を求めるものではない

【問92】電子メール -ネットワーク

問題

電子メールに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 電子メールのプロトコルには、受信にSMTP、送信にPOP3が使われる。
イ メーリングリストによる電子メールを受信すると、その宛先には全ての登録メンバーのメールアドレスが記述されている。
ウ メールアドレスの”@”の左側部分に記述されているドメイン名に基づいて、電子メールが転送される。
エ メール転送サービスを利用すると、自分名義の複数のメールアドレス宛に届いた電子メールを一つのメールボックスに保存することができる。

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正解:エ

解説

メール転送サービスを利用すると、自分名義の複数のメールアドレス宛に届いた電子メールを、一つのメールボックスにまとめて保存することができます。したがって、正解は「エ」です。

他の選択肢

ア 受信にSMTP、送信にPOP3が使われる … SMTPは送信、POP3は受信であり、記述が逆
イ 宛先に全ての登録メンバーのメールアドレスが記述されている … メーリングリストでは登録メンバー全員のメールアドレスは記載されない
ウ @の左側部分のドメイン名に基づいて転送される … ドメイン名はメールアドレスの@の右側部分に記述される

【問93】フールプルーフ -システム構成要素

問題

フールプルーフの考え方を適用した例として、適切なものはどれか。
ア HDDをRAIDで構成する。
イ システムに障害が発生しても、最低限の機能を維持して処理を継続する。
ウ システムを二重化して障害に備える。
エ 利用者がファイルの削除操作をしたときに、”削除してよいか”の確認メッセージを表示する。

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正解:エ

解説

フールプルーフは、利用者が誤った操作をしても危険が生じないように、また誤操作そのものができないようにする考え方です。ファイルの削除操作時に”削除してよいか”の確認メッセージを表示する「エ」が該当します。したがって、正解は「エ」です。

他の選択肢

ア HDDをRAIDで構成する … 機器の冗長化(信頼性向上)の例
イ 障害が発生しても最低限の機能を維持して処理を継続する … フェールソフトの例
ウ システムを二重化して障害に備える … フォールトトレラントの例

【問94】ISMSの情報セキュリティ方針 -情報セキュリティ

問題

ISMSにおける情報セキュリティ方針に関する記述として、適切なものはどれか。
ア 企業が導入するセキュリティ製品を対象として作成され、セキュリティの設定値を定めたもの
イ 個人情報を取り扱う部門を対象として、個人情報取扱い手順を規定したもの
ウ 自社と取引先企業との間で授受する情報資産の範囲と具体的な保護方法について、両社間で合意したもの
エ 情報セキュリティに対する組織の意図を示し、方向付けしたもの

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正解:エ

解説

ISMSにおける情報セキュリティ方針は、情報セキュリティに対する組織の意図を示し、方向付けをした最上位の文書です。したがって、正解は「エ」です。

他の選択肢

ア セキュリティ製品の設定値を定めたもの … 情報セキュリティ方針には製品のセキュリティ設定値は記載しない
イ 個人情報取扱い手順を規定したもの … 情報セキュリティ方針には個人情報取扱い手順は記載しない
ウ 自社と取引先間で合意したもの … NDA(秘密保持契約)に関する記述

【問95】完全性(情報セキュリティの3要素) -情報セキュリティ

問題

情報セキュリティにおける機密性、完全性及び可用性に関する記述のうち、完全性が確保されなかった例だけを全て挙げたものはどれか。
a オペレーターが誤ったデータを入力し、顧客名簿に矛盾が生じた。
b ショッピングサイトがシステム障害で一時的に利用できなかった。
c データベースで管理していた顧客の個人情報が漏えいした。
ア a
イ a,b
ウ b
エ c

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正解:ア

解説

情報セキュリティの3要素のうち、完全性は情報が正確で完全な状態に保たれていることです。各記述が確保されなかった要素は次のとおりです。
a 誤ったデータを入力し顧客名簿に矛盾が生じた → 完全性が確保されなかった例(〇)
b システム障害で一時的に利用できなかった → 可用性が確保されなかった例
c 顧客の個人情報が漏えいした → 機密性が確保されなかった例
完全性が確保されなかった例はaだけなので、正解は「ア」です。

 

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