ITパスポート試験の令和8年度公開問題より、問11〜問15(ストラテジ系)の解答解説を掲載します。テキストではなく、動画解説を希望される方は下記の動画をご覧ください。
出典:IPA「令和8年度 ITパスポート試験 公開問題」(問題はIPA公表のもの。解説・分類は当サイト独自)
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目次
問11 パブリシティ権
プロサッカーチームのファンの集いで、人気のある選手が背広姿でサインをしている姿を撮影し、プリントしてフリーマーケットで販売した。この行為によって侵害されるおそれがある、選手が有する権利として、最も適切なものはどれか。
- ア 意匠権
- イ 商標権
- ウ 著作権
- エ パブリシティ権
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正解:エ
解説
- ア × 意匠権=物品のデザインを保護する権利
- イ × 商標権=商品・サービスのネーミングやロゴマークを保護する権利
- ウ × 著作権=著作物(創作的表現)を保護。被写体である選手の権利ではない
- エ 〇 パブリシティ権=著名人の氏名・肖像がもつ顧客誘引力(経済的価値)を保護
問12 WFA(業務フローの可視化)
A社は、自社の業務プロセスの課題を抽出し見直しをするために、流れ図を用いて業務プロセスを可視化することにした。A社が流れ図の作成において利用する記述様式として、最も適切なものはどれか。
- ア CRUD図
- イ DMM(Diamond Mandala Matrix)
- ウ ER図
- エ WFA(Work Flow Architecture)
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正解:エ
解説
- ア × CRUD図=データに対する生成・参照・更新・削除の対応を整理する図
- イ × DMM=マンダラ状のマスにアイディアを書き出す発想法
- ウ × ER図=データ(実体)同士の関連を表す図
- エ 〇 WFA=業務(作業)の流れを記述する様式。業務プロセスの可視化に適する
問13 匿名加工情報
個人情報保護法に規定された匿名加工情報の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア 省庁などが公開している統計情報を自社向けに加工し、自社の保有情報とひも付けて新たな価値をもたせた情報
- イ 個人情報のうち氏名を一定の規則で匿名化するが、元の個人情報への復元を担保した情報
- ウ 個人情報を法令に定める方法で匿名化し復元できないようにしたもので、一定のルールの下で本人の同意なく利活用できる情報
- エ 個人情報を収集する際に氏名を取得せず、個人番号など他の情報で個人を識別できるようにして収集した情報
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正解:ウ
解説
- ア × 統計情報を加工・ひも付けた情報の説明。匿名加工情報ではない
- イ × 復元を担保している点が誤り(匿名加工情報は復元不可が要件)
- ウ 〇 復元できないよう加工し、本人同意なく利活用できる情報=匿名加工情報
- エ × 他情報で個人を識別できる=個人情報のままであり誤り
問14 CSR(ISO 26000)
ISO 26000とは、組織の社会的責任についての国際規格である。ISO 26000で定められている、企業が果たすべき社会的責任を表す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア CSR
- イ SDGs
- ウ コーポレートガバナンス
- エ ソーシャルメディアポリシー
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正解:ア
解説
- ア 〇 CSR(Corporate Social Responsibility)=企業の社会的責任
- イ × SDGs=持続可能な開発目標(国連が採択した国際目標)
- ウ × コーポレートガバナンス=企業統治(経営を監視・規律する仕組み)
- エ × ソーシャルメディアポリシー=SNS利用に関する方針・ルール
問15 キャズム
マーケティングのイノベーター理論では、消費者をイノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの五つに分ける。このとき、アーリーアダプターからアーリーマジョリティへの普及において生じる、越えることが困難な隔たりを表す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア カニバリゼーション
- イ キャズム
- ウ 死の谷
- エ レッドオーシャン
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正解:イ
解説
- ア × カニバリゼーション=自社製品同士が顧客を奪い合う“共食い”
- イ 〇 キャズム=アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に横たわる深い溝
- ウ × 死の谷=研究開発の成果が事業化に至れない資金・段階の壁
- エ × レッドオーシャン=競争が激化した既存市場
