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ITパスポート/情報処理

【令和6年度】ITパスポート問21~問25  ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和6年度】ITパスポート問21~問25  ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和6年公開問題より、問21~問25(ストラテジ系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

【問21】サブスクリプション -法務

問題

あるソフトウェアは, 定額の料金や一定の期間での利用ができる形態で提供されている。この利用形態を表す用語として, 適切なものはどれか。

ア アクティベーション
イ アドウェア
ウ サブスクリプション
エ ボリュームライセンス

解答

解説

いわゆる「サブスク」の説明ですね。これは分かった方多いのではないでしょうか。

他の選択肢

ア アクティベーション
→ソフトウェアを利用する時に、インターネットなどを通じてメーカーにシリアル番号などを伝え、正規ユーザーであることを証明すること。おもにソフトウェアのコピー防止が目的。「ライセンス認証」ともいう

イ アドウェア
→強制的に広告を表示させるプログラム。ユーザーの意図に反して削除や非表示にできないものは、マルウェアの一種といえる

エ ボリュームライセンス
→複数のソフトウェア使用権(ライセンス)を、割引価格でまとめて提供する販売形態のこと

【問22】シェアリングエコノミー -システム戦略

問題

インターネットを介して個人や企業が保有する住宅などの遊休資産の貸出しを仲介 するサービスや仕組みを表す用語として, 最も適切なものはどれか。

ア シェアードサービス
イ シェアウェア
ウ シェアリングエコノミー
エ  ワークシェアリング

解答

解説

紛らわしい選択肢が多い問題ですね。
ただ、どれも意味はまったく異なりますので、確実に正解したい問題です。

【他の選択肢】

ア シェアードサービス
→複数の企業が、人事や経理などの間接部門における業務を1カ所に集約・提供するサービスのこと。業務効率化やコスト削減が主な目的

イ シェアウェア
→一定の無料期間のあと、継続して利用するには有償となるソフトウェア

エ  ワークシェアリング
→これまで一人で実施していた業務を、何人かで分けて担当することにより、一人にかかる負担を減らす考え方

【問23】ソフトウェア導入 -システム戦略

問題

A 社は RPA ソフトウェアを初めて導入するに当たり, 計画策定フェーズ, 先行導入フェーズ, 本格導入フェーズの3段階で進めようと考えている。 次のうち, 計画策定
フェーズで実施する作業として, 適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a RPAソフトウェアの適用可能性を見極めるための概念検証を実施する。

b RPA ソフトウェアを全社展開するための導入と運用の手順書を作成する。

c 部門,業務を絞り込んで RPAソフトウェアを導入し, 効果を実測する。

ア  a
イ  a, c
ウ  b
エ  b, c

解答

解説

a→概念実証(PoC)は計画策定フェーズで実施します。

b→全社展開は本格導入フェーズとなります。

c→部門や業務を絞り込んでの導入は先行導入フェーズにあたります。

【問24】定期発注方式 -企業活動

問題

式は定期発注方式で原料の発注量を求める計算式である。 a~c に入れる字句の適切な組合せはどれか

【問24】定期発注方式 -企業活動【問24】定期発注方式 -企業活動

解答

解説

定期発注方式とは、「週に1度」「10日1度」など発注する期間のサイクル(発注間隔)をあらかじめ決めておき、直前の消費量を分析して「どれぐらい発注するか=発注量」を決定する方式です。

①発注間隔が決まっているため、まず、

・毎日の使用予定量に必要な日数(発注間隔+調達に必要な期間)をかけた数量

を求めます。

②上記に、念のための在庫(安全在庫)をプラスします。

③上記から、現在の在庫量と現在の発注残(発注したものの、まだ届いていないもの)をマイナスします。

以上より、
a→発注間隔
b→安全在庫量
c→現在の発注残

が入ります。

定期発注方式は手間がかかりますが、需要の総量の大きいものや、需要の変動の大きいものをきめ細かく発注管理するのに向いています。

【問25】AR -ビジネスインダストリ

問題

史跡などにスマートフォンを向けると, 昔あった建物の画像や説明情報を現実の風景と重ねるように表示して,観光案内をできるようにした。 ここで活用した仕組
みを表す用語として,最も適切なものはどれか。

ア AR
イ GUI
ウ VR
エ メタバース

解答

解説

ARとは、スマホなどのカメラに映し出した現実の映像にバーチャルな情報を重ねて、より豊富な情報を提供したり、楽しい体験をユーザーにさせたりする技術。Augmented Reality の略で、「拡張現実」と訳されます。ポケモンGOなどに使われている技術です。

【他の選択肢】

イ GUI
→Graphical User Interfaceの略で、コンピューター画面の操作において、マウスなどを使ってウィンドウやボタンなどをグラフィカルに操作するユーザーインタフェースのこと

ウ VR
→バーチャル・リアリティの略で仮想現実と訳される。コンピュータなどで作られた、あたかも現実のようなグラフィックスの仮想世界をユーザーに実現させるしくみ

エ メタバース
→インターネット上の仮想空間のこと。PCやスマホなどのデバイス、さらにはヘッドマウントディスプレイなどを利用して多くのユーザーが参加できるもの

 

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