【令和7年度】ITパスポート問16~問20  ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和7年度】ITパスポート問16~問20  ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和7年公開問題より、問16~問20(ストラテジ系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問16】不正アクセス禁止法で規制されている行為 -法務

問題

他人の電子メールの利用者 ID とパスワードの取扱いに関する記述のうち、不正アクセス禁止法で規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。
a 正当な理由なく本人に無断で第三者に提供する。
b 他人の電子メールの利用者 ID とパスワードを無効にするマルウェアを作成する。
c 本人に無断で使用して、メールサーバ上の電子メールを閲覧する。
ア a, b, c
イ a, c
ウ b, c
エ c

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正解:イ

解説

不正アクセス禁止法は、他人の ID・パスワードを使ったなりすましアクセスや、その提供・取得・保管などを禁止する法律です。
a 他人の ID・パスワードを正当な理由なく第三者に提供する → 規制対象(該当する)
b マルウェアの作成 → 不正アクセス禁止法ではなく、ウイルス作成罪(刑法)に抵触する行為(該当しない)
c 無断で使用してメールを閲覧する(なりすまし) → 規制対象(該当する)
したがって該当するのは a と c なので、正解は「イ」です。

【問17】プロセスマイニングの説明 -業務分析

問題

プロセスマイニングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 一連の業務で実際に遂行したシステムの操作ログなどを収集し、現行の業務プロセスの可視化、分析、モニタリングによって業務の課題を特定して改善を図る手法やツールである。
イ 業務プロセスをそれまでの習慣などにとらわれず、抜本的に再構築して業務効率の改善を図る手法である。
ウ コンタクトセンターへの問合せ内容や SNS の投稿内容の分析などの業務プロセスで用いられる、膨大な文章データから必要な情報を抽出して分析する手法である。
エ 大量の計算処理で正しい値を算出する一連のプロセスを通じて、暗号資産を取得する手段である。

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正解:ア

解説

プロセスマイニングは、業務で実際に行われたシステムの操作ログなどを収集・分析し、現行の業務プロセスを可視化・モニタリングして課題を特定し、改善を図る手法やツールです。したがって正解は「ア」です。

他の選択肢

イ … BPR(Business Process Re-engineering:業務プロセス再構築)の説明
ウ … テキストマイニングの説明
エ … 暗号資産のマイニング(クリプトマイニング)の説明

【問18】IT におけるアクセシビリティ -UI/UX

問題

IT におけるアクセシビリティに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 高齢者や障害者などを含め、様々な能力や特性をもつ幅広い層の人が等しく利用できるように配慮したソフトウェア製品の設計
イ 顧客データを基に顧客を識別し、コールセンターやインターネットなどの様々なチャネルを用いて顧客との関係を深める手法
ウ 製品、システム、サービスなどにおいて、それらを使用する場面をイメージしたり実際に利用したりすることで得られる人の感じ方や反応
エ 特定のファイルやデータベースなどの情報資産に対し、参照や更新などの権限の認可や制限を確実にする手段

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正解:ア

解説

アクセシビリティは、高齢者や障害者などを含め、様々な能力や特性をもつ幅広い層の人が等しく利用できるように配慮することを指します。したがって正解は「ア」です。

他の選択肢

イ … CRM(顧客関係管理)の説明
ウ … UX(User Experience:ユーザーエクスペリエンス)の説明
エ … アクセス制御(Access Control)の説明

【問19】VR の活用事例 -技術要素

問題

仮想環境を用いた技術である AR 又は VR の活用事例のうち、VR の活用事例として、最も適切なものはどれか。
ア 顔を覆うように頭部にゴーグルを装着し、そのゴーグル内に投影された仮想空間に広がる火災や地震の映像を見ながら避難方法をイメージすることによって、防災訓練が行える。
イ 家具をオンラインで購入するときに、スマートフォンのカメラを通して画面に映っている現実の自分の部屋に、購入したい家具をリアルタイムに重ねて試し置きできる。
ウ 史跡などにスマートフォンを向けることによって、昔あった建物の画像や説明情報が現実の風景と重なって画面に表示される。
エ 図鑑にスマートフォンをかざすことによって、図鑑の絵や写真に重なって生物の動画が見られる。

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正解:ア

解説

VR(Virtual Reality:仮想現実)は、コンピュータグラフィックスなどで構築した仮想の世界をユーザーに体験させる技術です。ゴーグルを装着し、仮想空間の映像を見ながら防災訓練を行う事例は VR に当たります。したがって正解は「ア」です。

他の選択肢

イ・ウ・エ … いずれも現実の映像にバーチャルな情報を重ねて表示する AR(Augmented Reality:拡張現実)の活用事例です。

【問20】システム化構想でベンダーから収集する情報 -システム企画

問題

ソフトウェアライフサイクルを企画プロセス、要件定義プロセス、開発プロセス、保守プロセスに分けたとき、企画プロセスのシステム化構想の立案時にベンダー企業から収集する情報として、最も適切なものはどれか。
ア システム化計画に基づいた開発コストの見積り
イ システム化する業務の分野に関する情報技術動向
ウ システム構築を進めるに当たっての発注元企業の役割
エ ベンダー企業の技術者が保有している技術資格

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正解:イ

解説

システム化構想の立案は、経営上のニーズや課題に合った情報システムのおおまかな全体像を考える段階です。この段階でベンダー企業から収集するのは「システム化する業務分野の情報技術動向」が適切です。したがって正解は「イ」です。

他の選択肢

ア … システム化計画(構想の後のプロセス)に基づく見積りであり、この段階の情報ではありません。
ウ … 発注元企業自身の役割であり、ベンダーから収集する情報ではありません。
エ … ベンダー選定の段階で評価されるべき情報です。

 

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