ITパスポート試験の令和6年公開問題より、問51~問55(マネジメント系)の解答解説を掲載します。
テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。
目次
【問51】パレート図 -プロジェクトマネジメント
問題
システム開発プロジェクトにおいて、テスト中に発見された不具合の再発防止のために不具合分析を行うことにした。
テスト結果及び不具合の内容を表に記入し、不具合ごとに根本原因を突き止めた後に、根本原因ごとに集計を行い発生頻度の多い順に並べ、主要な根本原因の特定を行った。
ここで利用した図表のうち、根本原因を集計し、発生頻度順に並べて棒グラフで示し、累積値を折れ線グラフで重ねて示したものはどれか。
ア 散布図
イ チェックシート
ウ 特性要因図
エ パレート図
解答
エ
解説
ア 散布図
→2つの要素の値をグラフにマッピングし、全体の法則性(相関関係)を見つけるための図のこと
イ チェックシート
→あらかじめチェックすべき項目を一覧などにし、その項目をカンタンにチェックできるように作られた図のこと
ウ 特性要因図
→特性(結果)を実現するための施策(要因)を整理した図。形が魚の骨に似ているので「フィッシュボーンチャート」とも呼ばれます
【問52】プロジェクトスコープマネジメント -プロジェクトマネジメント
問題
システム開発プロジェクトにおいて、新機能の追加要求が変更管理委員会で認可された後にプロジェクトスコープマネジメントで実施する活動として、適切なものはどれか。
ア 新機能を追加で開発するためにWBSを変更し、コストの詳細な見積りをするための1情報として提供する。
イ 新機能を追加で開発するためのWBSのアクティピティの実行に必要なスキルを確認し、必要に応じてプロジェクトチームの能力向上を図る。
ウ 変更されたWBSに基づいてスケジュールを作成し、完了時期の見通しを提示する。
エ 変更されたWBSに基づいて要員の充足度を確認し、必要な場合は作業の外注を検討する。
解答
ア
解説
スコープとは「作業範囲」のこと。プロジェクトスコープマネジメントでは、「作業範囲を明確にする」→「作業の成果物や作業そのものを定義する」という活動をします
他の選択肢
イ→プロジェクト資源マネジメントの活動
ウ→プロジェクト・スケジュール・マネジメントの活動
エ→プロジェクト資源マネジメントの活動
【問53】ITガバナンス -システム監査
問題
ITガバナンスに関する次の記述中のaに入れる字句として、最も適切なものはどれか。
経営者は、【 a 】の事業の目的を支援する観点で、効果的、効率的かつ受容可能な【 a 】のITの利用について評価する。
ア 過去と現在
イ 現在
ウ 現在と将来
エ 将来
解答
ウ
解説
ITガバナンスにおいて、経営者は、現在及び将来のITの利用についての評価とIT利用が事業の目的に合致することを確実にする役割があるとされています。
【問54】内部統制 -システム監査
問題
事業活動に関わる法令の遵守などを目的の一つとして、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、 ITへの対応から構成される取組はどれか。
ア CMMI
イ ITIL
ウ 内部統制
エ リスク管理
解答
ウ
解説
内部統制は、6つの基本的要素として以下から構成されています。
「統制環境」「リスクの評価と対応」「統制活動」「情報と伝達」「モニタリング」「ITへの対応」
他の選択肢
ア CMMI
→システム開発組織におけるプロセスの成熟度を5段階のレベルで定義したモデルのこと
イ ITIL
→ITサービスマネジメントの方法を体系的にまとめたベストプラクティス集
エ リスク管理
→情報セキュリティのリスク管理は大きく、リスクアセスメントとリスク対応から構成されます
【問55】システム監査 -システム監査
問題
システム監査の目的に関する記述として、適切なものはどれか。
ア 開発すべきシステムの具体的な用途を分析し、システム要件を明らかにすること
イ 情報システムが設置されている施設とその環境を総合的に企画、管理、活用すること
ウ 情報システムに係るリスクに適切に対応しているかどうかを評価することによって、組織体の目標達成に寄与すること
エ 知識、スキル、ツール及び技法をプロジェクト活動に適用することによって、プロジェクトの要求事項を満足させること
解答
ウ
【他の選択肢】
ア→システム要件定義の目的
イ→ファシリティマネジメントの目的
エ→プロジェクトマネジメントの目的