ITパスポート試験の令和7年公開問題より、問31~問35(ストラテジ系)の解答解説を掲載します。
テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。
【問31】ERP システムの説明 -基幹システム
問題
ERP システムの説明として、適切なものはどれか。
ア 企業内の個人がもつ営業に関する知識やノウハウを収集し、共有することによって、効率的、効果的な営業活動を支援するシステム
イ 経理や人事、生産、販売などの基幹業務と関連する情報を一元管理し、経営資源を最適配分することによって、効率的な経営の実現を支援するシステム
ウ 原材料の調達から生産、販売に関する情報を、企業間で共有・管理することによって、ビジネスプロセスの全体最適を目指すシステム
エ 個々の顧客に関する情報や対応履歴などを管理することによって、きめ細かい顧客対応を実現し、顧客満足度の向上を支援するシステム
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正解:イ
解説
ERP(Enterprise Resource Planning)システムは、経理・人事・生産・販売などの基幹業務と関連情報を一元管理し、経営資源を最適配分することによって、効率的な経営の実現を支援するシステムです。したがって正解は「イ」です。
他の選択肢
ア … SFA(営業支援システム)やナレッジマネジメントの説明
ウ … SCM(Supply Chain Management)の説明
エ … CRM(Customer Relationship Management)の説明
【問32】個人の活動を記録する用語(ライフログ) -技術要素
問題
公共交通機関での移動履歴、Web サイトでの商品検索履歴、SNS やブログで発信したデータなど、個人の活動を記録する技術、又は記録そのものを表す用語として、最も適切なものはどれか。
ア アクティビティ
イ トランザクション
ウ ライフログ
エ レコードキーピング
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正解:ウ
解説
ライフログは、移動履歴や検索履歴、SNS への発信など、個人の活動を記録する技術、又はその記録そのものを表す用語です。したがって正解は「ウ」です。
他の選択肢
ア アクティビティ … 「活動」や「行動」を意味する用語
イ トランザクション … データベースや商取引における処理の単位
エ レコードキーピング … 「記録保管」「記録管理」などの意味
【問33】自動運転レベル 3(条件付運転自動化) -技術要素
問題
自動運転の水準は、一般的に“レベル 1”から“レベル 5”に分けられている。“条件付運転自動化”と呼ばれる“レベル 3”が示す自動運転の水準に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 運転の主体はシステムであり、人間が運転する必要はないが、システムによる自動運転の継続が難しい場合は、人間が運転しなければならない。
イ 運転の主体はシステムであり、人間が運転する必要はないので、ハンドルやペダルなどの運転装置は不要だが、自動運転できる地域は限られる。
ウ 運転の主体は人間であり、高速道路で車線を維持しながら前の自動車に付いて走る機能のようにハンドルと加減速の操作をシステムが支援する。
エ 運転の主体は人間であり、自動ブレーキや急発進防止システムのように、前方又は後方の状況によって、システムが運転の一部を支援する。
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正解:ア
解説
レベル 3「条件付運転自動化」は、運転の主体はシステムであり通常は人間が運転する必要はありませんが、自動運転の継続が難しい場合には人間が運転を引き継がなければなりません。したがって正解は「ア」です。
他の選択肢
イ … レベル 4(高度運転自動化)の説明
ウ … レベル 2(部分運転自動化)の説明
エ … レベル 1(運転支援)の説明
【問34】損益分岐点分析による追加販売数の計算 -会計・財務
問題
ある商品を 5,000 個販売したところ、売上げが 6,000 万円、利益が 400 万円となった。商品 1 個当たりの変動費が 7,000 円であるとき、利益を 1,000 万円以上にするためには、少なくともあと何個販売すればよいか。
ア 500
イ 1,200
ウ 6,200
エ 7,500
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正解:イ
解説
まず情報を整理します。売上高 6,000 万円 ÷ 販売数量 5,000 個 = 販売単価 1.2 万円/個。変動費は 7,000 円/個、利益は 400 万円です。
「売上=変動費+固定費+利益」より、
6,000 万円 =(5,000 個 × 7,000 円 = 3,500 万円)+ 固定費 + 400 万円
よって固定費 = 2,100 万円。
変動費は売上に比例し、売上を X、変動費を Y とすると Y =(7/12)X の関係が成り立ちます。
利益が 1,000 万円のときの売上 X は、
X =(7/12)X + 2,100 万円 + 1,000 万円
これを変形すると(5/12)X = 3,100 万円 となり、X = 7,440 万円(利益が 1,000 万円のときの売上高)。
そのときの販売個数は 7,440 万円 ÷ 1.2 万円 = 6,200 個。
よって追加で販売すべき個数は 6,200 個 - 5,000 個 = 1,200 個 となり、正解は「イ」です。
【問35】差別化ポイントを明確化するプロセス(ポジショニング) -マーケティング
問題
マーケティング戦略の策定プロセスのうち、自社製品の差別化ポイントを明確化するものはどれか。
ア セグメンテーション
イ ターゲティング
ウ プロモーション
エ ポジショニング
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正解:エ
解説
ポジショニングは、ターゲットとなる市場で自社の立ち位置を明確にし、他社との差別化を行うプロセスです。自社製品の差別化ポイントを明確化するものとして適切なので、正解は「エ」です。
他の選択肢
ア セグメンテーション … 市場を細分化すること(年齢、性別、趣味、生活スタイルなど)
イ ターゲティング … 細分化された市場のなかで、自社が狙うべき標的を定めること
ウ プロモーション … 販売促進のこと。差別化ポイントを訴求することはあるが、プロモーション自体が差別化ポイントを明確化するものではない
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