ITパスポート試験の令和5年公開問題より、問76~問80(テクノロジ系)の解答解説を掲載します。
テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。
【問76】機械学習モデルの再現率 -AI
問題
品質管理担当者が行っている検査を自動化することを考えた。10,000枚の製品画像と、それに対する品質管理担当者による不良品かどうかの判定結果を学習データとして与えることによって、製品が不良品かどうかを判定する機械学習モデルを構築した。100枚の製品画像に対してテストを行った結果は表のとおりである。品質管理担当者が不良品と判定した製品画像数に占める、機械学習モデルの判定が不良品と判定した製品画像数の割合を再現率としたとき、このテストにおける再現率は幾らか。
(単位 枚)
| 機械学習モデルによる判定 | |||
|---|---|---|---|
| 不良品 | 良品 | ||
| 品質管理担当者による判定 | 不良品 | 5 | 5 |
| 良品 | 15 | 75 | |
ア 0.05
イ 0.25
ウ 0.50
エ 0.80
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正解:ウ
解説
再現率は、「品質管理担当者が不良品と判定した数」に占める「機械学習モデルも不良品と判定した数」の割合です。
品質管理担当者が不良品と判定したのは、5+5=10枚です。
そのうち、機械学習モデルも不良品と判定したのは5枚です。
よって、再現率=5÷10=0.50となります。したがって、正解は「ウ」です。
【問77】偏差値の計算 -情報に関する理論
問題
受験者10,000人の4教科の試験結果は表のとおりであり、いずれの教科の得点分布も正規分布に従っていたとする。ある受験者の4教科の得点が全て71点であったとき、この受験者が最も高い偏差値を得た教科はどれか。
(単位 点)
| 教科 | 平均点 | 標準偏差 |
|---|---|---|
| 国語 | 62 | 5 |
| 社会 | 55 | 9 |
| 数学 | 58 | 6 |
| 理科 | 60 | 7 |
ア 国語
イ 社会
ウ 数学
エ 理科
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正解:ウ
解説
偏差値は次の式で求めます。
偏差値=(得点-平均点)÷標準偏差×10+50
4教科それぞれについて、得点71点で計算すると次のようになります。
国語 … (71-62)÷5×10+50=68
社会 … (71-55)÷9×10+50=約67.8
数学 … (71-58)÷6×10+50=約71.7
理科 … (71-60)÷7×10+50=約65.7
最も高い偏差値となるのは数学なので、正解は「ウ」です。
【問78】関係データベースの主キー -データベース
問題
関係データベースの主キーの設定に関する記述として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 値が他のレコードと重複するものは主キーとして使用できない。
b インデックスとの重複設定はできない。
c 主キーの値は数値でなければならない。
d 複数のフィールドを使って主キーを構成できる。
ア a,c
イ a,d
ウ b,c
エ b,d
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正解:イ
解説
関係データベースの主キーについて、各記述の正誤は次のとおりです。
a 値が他のレコードと重複するものは主キーとして使用できない → 正しい(〇。主キーは一意である必要がある)
b インデックスとの重複設定はできない → 誤り(×。インデックスと重複して設定できる)
c 主キーの値は数値でなければならない → 誤り(×。文字などでもよい)
d 複数のフィールドを使って主キーを構成できる → 正しい(〇。複合キー)
適切なものはaとdなので、正解は「イ」です。
【問79】PDCAモデルとISMS -情報セキュリティ
問題
PDCAモデルに基づいてISMSを運用している組織の活動において、次のような調査報告があった。この調査はPDCAモデルのどのプロセスで実施されるか。
社外からの電子メールの受信に対しては、情報セキュリティポリシーに従ってマルウェア検知システムを導入し、維持運用されており、日々数十件のマルウェア付き電子メールの受信を検知し、破棄するという効果を上げている。しかし、社外への電子メールの送信に関するセキュリティ対策のための規定や明確な運用手順がなく、社外秘の資料を添付した電子メールの社外への誤送信などが発生するリスクがある。
ア P
イ D
ウ C
エ A
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正解:ウ
解説
提示された調査は、導入済みの対策が有効に機能しているか、また不足している点はないかを確認・点検する活動です。これはPDCAサイクルのC(Check、点検・評価)に該当します。この調査結果に基づいて、A(Act、改善)で対策を見直していくことになります。したがって、正解は「ウ」です。
他の選択肢
ア P(Plan) … 計画
イ D(Do) … 実行
エ A(Act) … 改善
【問80】オートラン -ソフトウェア
問題
USBメモリなどの外部記憶媒体をPCに接続したときに、その媒体中のプログラムや動画などを自動的に実行したり再生したりするOSの機能であり、マルウェア感染の要因ともなるものはどれか。
ア オートコレクト
イ オートコンプリート
ウ オートフィルター
エ オートラン
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正解:エ
解説
USBメモリなどの外部記憶媒体をPCに接続したときに、その媒体中のプログラムや動画などを自動的に実行・再生するOSの機能をオートランといいます。マルウェア感染の要因にもなります。したがって、正解は「エ」です。
他の選択肢
ア オートコレクト … 誤入力した文字を自動的に訂正する補助機能
イ オートコンプリート … 文字入力時に数文字入力すると、残りの候補を自動的に表示する機能
ウ オートフィルター … 表計算ソフトで指定した条件に合致したデータのみを表示する機能
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