出典:行政書士とやま事務所Webサイト
行政書士に限らず、士業になるのであれば「どんな分野を自分の専門にするのか」決定することは非常に重要です。
今回、神奈川県横浜市に事務所を構え、「建築業に専門特化した行政書士」として活躍されている「行政書士とやま事務所」の外山 太朗先生にインタビューを行いました。
外山先生はこれまで、建築業専門の行政書士として300件以上の建設業許可申請・届出に携わったとのこと。
お客様に寄り添う形で「業界最安水準の報酬額」や「許可が取れなかった場合は手数料全額返金」を掲げるなど、圧倒的なサービス水準を実現しています。
「そんなにサービスして、赤字にならないのか」と思ってしまいますが、なんと外山先生の許可取得率は100%とのこと。これは「建設業に専門特化」してご自身の強みを磨いた結果によるものではないでしょうか。
以下のインタビューでは、そんな外山先生のお仕事や考え方などについて詳しくお聞きしています。
「将来、行政書士になったら、自分の専門分野をぜひ確立したい!」と考えている方、ぜひチェックしてみてくださいね。
行政書士・外山 太朗先生へのインタビュー
ーまずは先生のご経歴を教えてください。
大学卒業後、法科大学院に入学。中途退学。その後、足場材をレンタルする建設業者の営業職を経て、千葉県の行政書士法人や神奈川県内の行政書士事務所に勤務していました。
ー外山先生(事務所があれば事務所)の理念などがあれば教えてください。
建設業許可の取得の準備をし、申請をすることは結構大変です。
膨大な書類を作成し、証明書類を取得する。
書類が整ってはじめて管轄の行政庁の建設業課に申請をする流れとなります。
この際、書類に不備があったり、そもそも許可要件を満たしていなかったとなると不受理となります。
また、上記の内容を専門家である行政書士にご依頼頂くとなると、さらに費用がかかります。
弊所では、せっかく要件を満たしているのにもかかわらず、費用面や時間的な余裕がないことを理由に許可取得をあきらめているお客様全員に許可を取得して頂きたいと考えております。
ー外山先生が行政書士を目指そうと思ったきっかけがあれば教えてください。
学生時から法律に携わりかつ組織に束縛されずに自由に働きたいと考えていました。法科大学院を中退したため、法曹は断念しましたが、先述の学生時からの考えから行政書士として仕事をしたいと考えていました。
ー上記に併せて、外山先生のアピールポイントを教えてください。
時折お客様には「堅苦しくなく士業っぽくないですね」と言われます(笑) また、うれしいことに説明が分かりやすいとも言われます。それらが自分のアピールポイントです。
ー”行政書士という仕事”に関して、外山先生が当メディアの読者(行政書士を目指す方)に特に伝えたいことなどがございましたら教えてください。
行政書士は食えない仕事と一部の方から誤解をされています。しかし、きちんと実務をこなし、事業戦略を考えたうえで実行すれば、食える職業です。
ーお客様に言われて一番嬉しかったことはなんですか?
「大手の行政書士事務所でなはく外山さんにお願いしてよかったです!」「許可がとれました、ありがとうございました!」です。
ー行政書士になってから失敗や後悔していることがあれば教えてください。
失敗や後悔とはまた違うと思うのですが…。
弊所は建設業許可に専門特化しております。
しかし、建設業許可のお問い合わせ以外にも外国人就労のお手続きや相続のお手続きのお問い合わせを頂いたりします。
そのようなとき、自分の専門以外の分野をお任せできる各士業の方々とネットワークを構築していると、お困りのお客様に対して、いきなりお断りをすることなく対応できますね。
自分としてはもっと多くの士業の方々と親しくなり、ネットワークを構築していきたいなと考えております。
ー外山先生の考える理想の行政書士像があれば教えてください。
お客様に悩み事を解決できるのが理想の行政書士像です。
ーご自身が行政書士だからこそわかる、読者様が自分に合った行政書士の理想像の見つけ方などあれば教えてください。
行政書士が扱える業務は多岐にわたります。もっとも、幅広く取り扱いすぎると、お客様としては「いったい何の専門家なの?」という印象を与えてしまいます。
最初は様々な案件に携わるのも大切かと思いますが、携わる過程でご自身の好きな分野を見つけ、最終的には専門特化した形態を確立させるのがよろしいのではないかなと個人的には思います。
ー本日はお忙しいなか、ご丁寧にお答え頂きましてありがとうございました。
以上、外山先生へのインタビューでした。今回お聞きした専門特化に関する考え方などは、受験生の方にとって非常に参考になったのではないでしょうか。
外山先生の事務所Webサイトは、「建設業に特化した行政書士」のサイトとして過不足のない、分かりやすい内容になっています。興味のある方は、ぜひ先生の事務所のWebサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。