ITパスポート試験の令和4年度公開問題より、問81~問85(テクノロジ系)の解答解説を掲載します。
テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。
【問81】CPUの性能に関する記述(ビット数とコア数) -コンピュータ構成要素
問題
CPUの性能に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 32ビットCPUと64ビットCPUでは、64ビットCPUの方が一度に処理するデータ長を大きくできる。
イ CPU内のキャッシュメモリの容量は、少ないほどCPUの処理速度が向上する。
ウ 同じ構造のCPUにおいて、クロック周波数を下げると処理速度が向上する。
エ デュアルコアCPUとクアッドコアCPUでは、デュアルコアCPUの方が同時に実行する処理の数を多くできる。
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正解:ア
解説
64ビットCPUは、32ビットCPUより一度に処理できるデータ長が大きく、高い処理能力をもちます。正解は「ア」です。
他の選択肢
イ … キャッシュメモリは容量が大きいほど処理速度が向上する
ウ … クロック周波数は上げると処理速度が向上する
エ … コア数が多いクアッドコアCPUの方が、同時に実行できる処理の数を多くできる
【問82】二要素認証になる機能の組合せ(多要素認証) -情報セキュリティ対策
問題
A社では、従業員の利用者IDとパスワードを用いて社内システムの利用者認証を行っている。セキュリティを強化するために、このシステムに新たな認証機能を一つ追加することにした。認証機能a~cのうち、このシステムに追加することによって、二要素認証になる機能だけを全て挙げたものはどれか。
a A社の従業員証として本人に支給しているICカードを読み取る認証
b あらかじめシステムに登録しておいた本人しか知らない秘密の質問に対する答えを入力させる認証
c あらかじめシステムに登録しておいた本人の顔の特徴と、認証時にカメラで読み取った顔の特徴を照合する認証
ア a
イ a、b、c
ウ a、c
エ b、c
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正解:ウ
解説
認証の要素は「知識情報」「所有情報」「生体情報」の3つに分けられ、異なる2種類を組み合わせると二要素認証になります。現在の認証はID・パスワード(知識情報)です。
a ICカード → 所有情報。知識+所有で二要素認証になる(該当)
b 秘密の質問 → 知識情報。知識+知識なので二要素にならない(非該当)
c 顔認証 → 生体情報。知識+生体で二要素認証になる(該当)
二要素認証になるのはaとcなので、正解は「ウ」です。
【問83】表形式で表すデータベースのモデル(関係モデル) -データベース
問題
データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルはどれか。
ア オブジェクトモデル
イ 階層モデル
ウ 関係モデル
エ ネットワークモデル
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正解:ウ
解説
関係モデル(リレーショナルモデル)は、データを行(レコード)と列(項目)から成る表(テーブル)の形式で表すデータベースのモデルです。正解は「ウ」です。
他の選択肢
ア オブジェクトモデル … データと手続きを一体化した「オブジェクト」で管理するモデル
イ 階層モデル … データを親子(1:多)の木構造で保持するモデル
エ ネットワークモデル … データを多:多の網の目構造で保持するモデル
【問84】半導体で駆動機構をもたない記憶装置(SSD) -コンピュータ構成要素
問題
IoT機器の記録装置としても用いられ、記録媒体が半導体でできており物理的な駆動機構をもたないので、HDDと比較して低消費電力で耐衝撃性も高いものはどれか。
ア DRM
イ DVD
ウ HDMI
エ SSD
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正解:エ
解説
SSD(Solid State Drive)は、記録媒体が半導体(フラッシュメモリ)でできており、HDDのような物理的な駆動機構をもたないため、低消費電力で耐衝撃性が高い記憶装置です。正解は「エ」です。
他の選択肢
ア DRM … デジタルコンテンツの著作権を保護する技術の総称
イ DVD … プラスチックなどを原料とする光ディスク
ウ HDMI … 映像・音声・制御信号を1本のケーブルで伝送する映像用インタフェース
【問85】情報セキュリティポリシの基本方針の説明(3階層の文書) -情報セキュリティ管理
問題
情報セキュリティポリシを、基本方針、対策基準、実施手順の三つの文書で構成したとき、これらに関する説明のうち、適切なものはどれか。
ア 基本方針は、対策基準や実施手順を定めるためのトップマネジメントの意思を示したものである。
イ 実施手順は、基本方針と対策基準を定めるために実施した作業の手順を記録したものである。
ウ 対策基準は、ISMSに準拠した情報セキュリティポリシを策定するための文書の基準を示したものである。
エ 対策基準は、情報セキュリティ事故が発生した後の対策を実施手順よりも詳しく記述したものである。
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正解:ア
解説
情報セキュリティポリシは、基本方針→対策基準→実施手順の3階層で構成されます。基本方針は、対策基準や実施手順を定めるための土台となる、トップマネジメント(経営者)の意思を示した文書です。正解は「ア」です。
他の選択肢
イ … 実施手順は、対策基準に従って現場で運用するための手順書(マニュアル)であり、作業記録ではない
ウ … 対策基準は、基本方針を受けて従業員が守るべきルールを定めたもの
エ … 対策基準はルールであり、事故後の対策を実施手順より詳しく記述したものではない
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