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ITパスポート/情報処理

【令和6年度】ITパスポート問41~問45  マネジメント系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和6年度】ITパスポート問41~問45  マネジメント系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和6年公開問題より、問41~問45(マネジメント系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

【問41】アローダイアグラム(計算問題) -プロジェクトマネジメント

問題

あるプロジェクトの作業間の関係と所要時間がアローダイアグラムで示されている。
このアローダイアグラムのBからEの四つの結合点のうち, 工程全体の完了時間に影響を与えることなく, その結合点から始まる全ての作業の開始を最も遅らせることができるものはどれか。
ここで, 各結合点から始まる作業はその結合点に至る作業が全て完了するまで開始できず, 作業から次の作業への段取り時間は考えないものとする。

【問41】アローダイアグラム(計算問題)【問41】アローダイアグラム(計算問題)

 

ア B
イ C
ウ D
エ E

解答

解説

上記アローダイアグラムのクリティカルパスは
A→B→E→F で55時間

選択肢である4つの結合点のうち、BとEはクリティカルパス上ですので、一切の遅延が許されません。

結合点Cからの作業開始について
クリティカルパス上の
A→B→E(40時間)に対し、
A→C→E(25時間)なので、C→Eの作業開始を最大15時間遅らせることができます

結合点Dからの作業開始について
クリティカルパス上の
A→B→E(40時間)に対し
A→B→D→E(35時間)なので、D→Eの作業開始を最大5時間遅らせることができます

以上より最も遅らせることができる作業は、結合点C
から始まる作業となります。

【問42】システム監査人の役割 -システム監査

問題

システム監査人の役割として、 適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a 監査手続の種類, 実施時期, 適用範囲などについて, 監査計画を立案する。

b 監査の目的に応じた監査報告書を作成し, 社内に公開する。

c 監査報告書にある改善提案に基づく改善の実施を監査対象部門に指示する。

d 監査報告書にある改善提案に基づく改善の実施状況をモニタリングする。

ア a, b
イ a, d
ウ b, c
エ c, d

解答

解説

a→正しいです

b→監査報告書を社内に公開するかどうか決定するのは依頼者(通常は被監査企業の経営者)です

c→システム監査人は第三者のため、直接監査対象部門に指示することはありません

d→正しいです

【問43】ファシリティマネジメント -サービスマネジメント

問題

情報システムに関する施設や設備を維持保全するために行うリスク対策のうち,ファシリティマネジメントの観点から行う対策として,適切なものだけを全て挙げた
ものはどれか。

a コンピュータ室への入室を、認可した者だけに限定する。
b コンピュータの設置場所を示す標識を掲示しない。
c 利用者の PC にマルウェア対策ソフトを導入する。

ア a
イ a, b
ウ a, c
エ b, c

解答

解説

ファシリティマネジメントとは、建物や設備における、保有や運用、維持などを最適化する活動です

a→適切です
b→適切です
c→PCにマルウェア対策ソフトを導入することは情報セキュリティ対策となります。

【問44】ITサービスマネジメント -サービスマネジメント

問題

提供している IT システムが事業のニーズを満たせるように, 人材, プロセス, 情報技術を適切に組み合わせ、継続的に改善して管理する活動として, 最も適切なもの
はどれか。

ア ITサービスマネジメント
イ システム監査
ウ ヒューマンリソースマネジメント
エ ファシリティマネジメント

解答

解説

ITシステムの運用をサービスと捉え、ユーザーに対して品質が担保されたサービスを継続的に提供するため、情報システムや人材、予算などを適切に管理すること

他の選択肢

イ)システム監査→情報システムに対するリスクのコントールが、適切に整備・運用されているかを評価すること

ウ)ヒューマンリソースマネジメント(HRM)→人材を経営資源のなかでも特別な資源と捉え、長期的戦略的な視点により活用・育成を図ること

エ)ファシリティマネジメント→建物や設備における、保有や運用、維持などを最適化する活動のこと

【問45】利用者マニュアル -システム開発技術

問題

本番稼働後の業務遂行のために, 業務別にサービス利用方法の手順を示した文書として、最も適切なものはどれか。

ア FAQ
イ サービスレベル合意書
ウ システム要件定義書
エ 利用者マニュアル

解答

【他の選択肢】

ア FAQ →あらかじめ想定される「よくある質問」と、その回答についてまとめたもの イ サービスレベル合意書 →ユーザーとサービス提供者の間で、提供するサービスのレベルを合意した文書 ウ システム要件定義書 →「ソフトウェアとハードウェアの役割分担」や「稼働時間」「システムの性能(応答時間)」など、情報システム全体に関することを決めてある文書

 

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