【令和7年度】ITパスポート問51~問55  マネジメント系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和7年度】ITパスポート問51~問55  マネジメント系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和7年公開問題より、問51~問55(マネジメント系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問51】内部監査を実施するシステム監査人 -監査

問題

社内で開発及び運用を行っている経理システムの内部監査を実施するとき、システム監査人として、最も適切なものはどれか。
ア 経理システムの運用担当者
イ 経理システムの開発を担当した委託会社の従業員
ウ 経理システムの利用者である経理担当者
エ 経理と IT の知識を有する経営者直轄組織の従業員

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正解:エ

解説

システム監査人には独立性と専門性が求められます。経理と IT の知識を有する経営者直轄組織の従業員は、被監査部門から独立しており、業務と IT の専門性も備えているため最も適切です。したがって正解は「エ」です。

他の選択肢

ア・イ・ウ … いずれも経理システムの運用・開発・利用に関わる利害関係者であり、独立性が保てないため監査人には適しません。

【問52】検収のシステム監査を行う監査人 -監査

問題

A 社は会計システムの再構築のプロジェクトを立ち上げ、システム開発を B 社に外部委託している。B 社から納品される成果物の検収において、プロジェクトの品質管理に係る手続を遵守しているかどうかのシステム監査を行う監査人として、適切な者は誰か。
ア 会計システムの再構築に関与しない A 社の管理部門のリーダー
イ 会計システムの再構築を担当する A 社のプロジェクトマネージャ
ウ 会計システムの再構築を担当する B 社のシステム開発リーダー
エ 会計システムの再構築を担当する B 社の品質管理責任者

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正解:ア

解説

システム監査人には独立性が必要です。会計システムの再構築に関与しない A 社の管理部門のリーダーは、プロジェクトから独立しており適切です。したがって正解は「ア」です。

他の選択肢

イ・ウ・エ … 再構築を担当する A 社のプロジェクトマネージャや、B 社のシステム開発リーダー・品質管理責任者であり、いずれも利害関係者のため適しません。

【問53】内部統制の基本的要素「IT への対応」 -内部統制

問題

内部統制の基本的要素の一つである “IT への対応” に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア IT を活用すると業務処理を迅速化でき、不注意によるミスを全て防止できる。
イ 既存の IT の利用者の拡大や、使い方の変更などで組織目標を達成できるのであれば、新たな IT システムの導入や IT システムの更新を強いるものではない。
ウ 全ての業務プロセスを IT で自動化することによって、業務プロセスを大幅に修正することが容易になる。
エ 組織の業務が IT に大きく依存すると、内部統制の目的を達成することが難しくなる。

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正解:イ

解説

「IT への対応」は、新たな IT の導入そのものを目的とするものではありません。既存の IT の利用者拡大や使い方の変更などで組織目標を達成できるのであれば、新たな IT システムの導入や更新を強いるものではない、という考え方が適切です。したがって正解は「イ」です。

他の選択肢

ア … 不注意によるミスを全て防止することは不可能です。
ウ … 自動化によって業務プロセスの大幅な修正が容易になるとは限りません。
エ … IT 活用による目的達成の可否は、IT 統制を適切に行うかどうかで決まります。

【問54】AI 導入による対応時間の短縮率の計算 -サービスマネジメント

問題

あるコールセンターでは、顧客からの電話による問合せに対応するオペレーターを支援するシステムに、顧客とオペレーターの会話の音声を認識し、顧客の問合せに対する回答の候補をオペレーターの PC の画面に表示する AI を導入した。1 日の対応件数は 1,000 件であり、問合せ内容によって二つのグループ A、B に分けた。AI 導入前後の各グループの対応件数、対応時間が表のとおりであるとき、AI 導入後に、1,000 件の問合せに対応する時間は何%短縮できたか。

グループ A グループ B
対応件数 対応時間 対応件数 対応時間
AI 導入前 800 件 全体の 60% 200 件 全体の 40%
AI 導入後 800 件 AI 導入前と比べて 50%短縮 200 件 AI 導入前と同じ時間

ア 30
イ 40
ウ 50
エ 60

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正解:ア

解説

グループ A の対応時間は全体の 60%であり、そのうち 50%を短縮できたので、全体では 60% × 50% = 30%を短縮できたことになります。グループ B は対応時間が変わりません。
したがって 1,000 件全体では 30%短縮でき、正解は「ア」です。

【問55】要員配置で考慮すべき事項 -プロジェクトマネジメント

問題

システム開発プロジェクトの開始に当たり、人的資源に関する計画書を作成することにした。この計画において、要員を適切に配置し、より良いパフォーマンスを得るために考慮すべき事項として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a プロジェクトに必要なスキルが要員に不足している場合は、トレーニングを計画する。
b プロジェクトに必要なスキルよりも、要員の確保を常に優先するように計画する。
c 要員をフレキシブルに配置するために、要員の役割と責任は、プロジェクトの計画段階では明確にせず、プロジェクトの開始後に定める。
ア a
イ a, b, c
ウ a, c
エ c

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正解:ア

解説

a 必要なスキルが不足している場合にトレーニングを計画する → 適切
b スキルよりも要員の確保を常に優先する → 要員の全体数よりも、必要なスキルを保持する人員のほうが重要なので不適切
c 役割と責任を計画段階で明確にしない → 要員のスキルと役割のミスマッチが起こりやすいので不適切
したがって適切なのは a のみで、正解は「ア」です。

 

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