【令和7年度】ITパスポート問86~問90  テクノロジ系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和7年度】ITパスポート問86~問90  テクノロジ系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和7年公開問題より、問86~問90(テクノロジ系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問86】特徴を自動抽出して識別する AI(ディープラーニング) -AI

問題

動物が写っている大量の画像から犬や猫などの特徴を自動的に抽出して、動物の種類を識別できるようにする AI の技術はどれか。
ア e-ラーニング
イ アクティブラーニング
ウ アダプティブラーニング
エ ディープラーニング

▶ 解答・解説を見る

正解:エ

解説

ディープラーニング(深層学習)は、大量の画像などから犬や猫といった特徴を自動的に抽出し、種類を識別できるようにする AI の技術です。したがって正解は「エ」です。

他の選択肢

ア e-ラーニング … インターネット等を用いた学習の総称(動画教材や学習管理システムなどを利用)
イ アクティブラーニング … 学習者が自ら思考・発言・作業などを行いながら学ぶ形式
ウ アダプティブラーニング … 学習の進み具合を分析し、各生徒に最適な学習内容を提供する教育法

【問87】CRL に掲載される条件 -情報セキュリティ

問題

PKI において、ある条件に当てはまるデジタル証明書の情報が公開されているリストとして CRL がある。このリストに掲載される条件として、適切なものはどれか。
ア 有効期間が満了している。
イ 有効期間が無期限である。
ウ 有効期間内に失効している。
エ 有効期間を延長している。

▶ 解答・解説を見る

正解:ウ

解説

CRL(Certificate Revocation List:証明書失効リスト)は、認証局(CA)が発行したデジタル証明書のうち、有効期限内であるにもかかわらず、何らかの理由で無効と判断された(取消し・失効した)証明書の一覧です。したがって掲載条件は「有効期間内に失効している」となり、正解は「ウ」です。

他の選択肢

ア・イ・エ … いずれも CRL に掲載される条件には当たりません。

【問88】物理的セキュリティ対策の例 -情報セキュリティ

問題

情報セキュリティ対策を、“技術的セキュリティ対策”、“人的セキュリティ対策”及び“物理的セキュリティ対策”に分類したとき、“物理的セキュリティ対策”の例として、適切なものはどれか。
ア 業務に関係のない掲示板や SNS などへの従業員による書き込み、閲覧を防止するために、Web サーバへのアクセスログを取得し、必要に応じて通信を遮断する。
イ サーバ室、執務室などの場所ごとにセキュリティレベルを設定し、従業員ごとのアクセス権が付与された IC カードで入退室管理を行う。
ウ 従業員の採用時には、守秘義務に関する契約書を取り交わし、在籍中は機密情報の取扱いに関する教育、啓発を実施する。
エ 退職者が、在籍中のアカウントを用いた不正アクセスを行わないように、従業員の退職時にアカウントを削除する。

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正解:イ

解説

場所ごとにセキュリティレベルを設定し、IC カードで入退室管理を行うことは、物理的なアクセスを制御する「物理的セキュリティ対策」の例です。したがって正解は「イ」です。

他の選択肢

ア … Web サーバへのアクセスログ取得・通信遮断であり、技術的セキュリティ対策
ウ … 守秘義務契約や教育・啓発であり、人的セキュリティ対策
エ … 退職時のアカウント削除であり、技術的セキュリティ対策

【問89】A さんが復号して読めるメッセージ -情報セキュリティ

問題

A さんは、B さんから次の 4 種類のメッセージを受け取った。A さんが、受け取ったメッセージを復号して読むことができるものだけを全て挙げたものはどれか。
a A さんと B さんとの共通鍵で暗号化したメッセージ
b A さんの公開鍵で暗号化したメッセージ
c B さんの公開鍵で暗号化したメッセージ
d B さんの秘密鍵で暗号化したメッセージ
ア a, b, d
イ a, c, d
ウ b, d
エ c, d

▶ 解答・解説を見る

正解:ア

解説

a A さんと B さんの共通鍵で暗号化 → A さんも共通鍵を持つので復号できる(読める)
b A さんの公開鍵で暗号化 → A さんは自分の秘密鍵で復号できる(読める)
c B さんの公開鍵で暗号化 → 復号には B さんの秘密鍵が必要で、A さんは読めない
d B さんの秘密鍵で暗号化 → B さんの公開鍵で復号でき、A さんも読める(ただし誰でも復号できるため暗号化の意味はない)
したがって A さんが読めるのは a、b、d なので、正解は「ア」です。

【問90】無線 LAN のセキュリティ対策(WPA2) -情報セキュリティ

問題

無線 LAN のセキュリティ対策に関する記述として、適切なものはどれか。
ア API は、複数のアクセスポイントをグループ化して管理する ID である。
イ SSH は、アクセスポイントをステルス化することで無線 LAN ネットワークを隠蔽する機能である。
ウ VPN は、アクセスポイントに登録した MAC アドレスをもつ機器以外からの接続を拒否する機能である。
エ WPA2 は、WEP よりも高い信頼性をもつ、無線通信の暗号化技術である。

▶ 解答・解説を見る

正解:エ

解説

WPA2 は、WEP よりも高い信頼性をもつ無線通信の暗号化技術です。したがって正解は「エ」です。

他の選択肢

ア … API はアプリケーションの機能を外部のプログラムから呼び出す仕組みであり、記述が誤りです。
イ … アクセスポイントをステルス化するのは ESSID ステルスです。SSH は遠隔ログイン用の暗号化プロトコルであり、記述が誤りです。
ウ … 登録した MAC アドレス以外の接続を拒否するのは MAC アドレスフィルタリングです。VPN はインターネットを専用線のように利用する技術であり、記述が誤りです。

 

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