こんにちは、トシゾーです。
今回は、産業能率大学の中小企業診断士通信講座を徹底レビューします。
産業能率大学の通信講座には、400種類以上のコースがあり、約20万人/年が受講する実績があります。
ビジネスマンの中には、「自己啓発・自己研鑽のための通信講座」と言えば、産業能率大学をイメージする人も多いことでしょう。
そんな産業能率大学の中小企業診断士講座はどんな内容なのでしょうか。さっそくチェックしていきましょう。
目次
産業能率大学(産能大)中小企業診断士通信講座のコース内容
メインコースは「中小企業診断士 合格総合コース」
本コースは受講期間10カ月、受講費用72,600円のコースです。
コース内容は以下のとおりです。
・オリエンテーションDVD
・メインテキスト9冊
・重要ポイント問題集(各科目ごと)
・添削10回
・新年度白書攻略セミナー
・1次・2次全国公開模試、その他
このように、教材構成は、かなり充実しています。
カリキュラムの流れは、必勝学習法をオリエンテーションDVDで解説。全体から個へ体系的に学習できるテキスト、予習・復習に役立つ重要ポイント問題集など充実の教材で実力をつけるようになっています。
産業能率大学と他社との受講料の比較
他社の診断士講座と比べて産業能率大学がどの程度の価格帯なのか、実際の料金を比べてみましょう。
スクール(企業) | 講座/コース | 受講料 |
スタディング | 1次2次合格コース/スタンダードコース | 53,900円 |
診断士ゼミナール | 1次2次試験プレミアムフルコース | 59,780円 |
クレアール | 1次2次ストレート合格スタンダードコース | 200,000円(キャンペーン中は116,000円) |
フォーサイト | バリューセット2 | 77,800円 |
アガルート | 1次試験・2次試験対策フルパック | 54,780円 |
TAC | 1・2次ストレート本科生 | 275,000円 |
LEC | 1次2次プレミアム1年合格コース | 264,000円 |
大原 | 1次・2次合格コース | 258,000円 |
御覧の通り、料金には、かなり幅があります。ただ、品質が料金に単純に比例するわけではありません。
産業能率大学は72,600円と、全体のなかで中位程度のポジションですが、産業能率大学の通信講座にはオンライン講義動画に対応しないため、その価格が本当に妥当なのか、判断が難しいところです。
スマホ動画が付属するオンライン通信講座では、スタディングと診断士ゼミナールの2つが非常にコストパフォーマンスが高いため、選択の余地があるのであれば、それらも候補に入れてみては如何でしょうか。
質問は無制限に対応
テキストの内容、リポート、添削内容について、無制限に質問票で質問することができます。
在籍期間は受講期間の2倍
産能大の中小企業診断士講座は、前述のとおり受講期間10カ月ですが、在籍期間は20カ月になります。
在籍期間中は添削指導や質問も対応しています。つまり、初年度で合格できなくとも、2年目にも実質的に通信講座の受講ができるといえるでしょう。
産業能率大学(産能大)中小企業診断士通信講座の最大のポイントは、TBC受験研究会との提携
産業能率大学の中小企業診断士講座は、TBC受験研究会と提携して開講している講座です。
TBC受験研究会は、規模は小さいものの、特に二次試験の受験指導に定評のある中小企業診断士の受験専門校です。
産能大のブランドや実績と、TBC受験研究会の専門性を兼ね備えた通信講座と言えるでしょう。
産業能率大学(産能大)中小企業診断士通信講座の口コミ・評判
産能大の中小企業診断士講座に関する口コミ・評判はあまり見られませんでしたが、以下のtwitter(ブログ)に口コミ・評判が書かれていました。
産業能率大学の中小企業診断士通信講座https://t.co/bBoQIjPOq8
— 資格作戦会議 (@sikakusakudenka) March 30, 2020
産業能率大学(産能大)中小企業診断士通信講座は「買い」か?
前述のとおり、産能大の中小企業診断士講座は、教材・カリキュラムとも充実しています。また、長期に渡る在籍期間や無制限の質問対応など、サポートも充実しています。
ただし、残念なことに、産業能率大学の通信講座は主にテキストでの学習です。DVDも付属されていますが、オリエンテーション用と白書対策の2枚だけであり、前述のとおり、各科目の講義動画は付属しません。
よほど「テキストと添削が自分には合う」という方以外には、スキマ時間が使え、かつ飽きずに勉強できるスマホ動画対応の通信講座のほうを、おすすめします。
まとめ
いかがでしょうか。
テキストベースの中小企業診断士通信講座としては、産能大の講座は高いレベルにあることが判りました。
産業能率大学とTBS受験研究会が提携して開設した講座ですから、内容についても問題ありません。
ただし、繰り返しになりますが、学習のしやすさから言えば、スマホ動画対応の通信講座の方が勝ります。
特に「通勤講座」と「診断士ゼミナール」は内容も充実しているうえ、産能大の中小企業診断士講座より低価格ですので、以下の記事をチェックして、もっともあなた自身に合った適切な選択をするようにしてください。
また、その他の通信講座や中小企業診断士の勉強法については、下記の記事も参考にしてください。
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著者情報 | |
氏名 | 西俊明 |
保有資格 | 中小企業診断士 |
所属 | 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション |