目次
社労士が受かりにくい理由
「社会保険労務士を目指しているけど試験に受かる気がしない…」と悩んでいる方はいませんか?
何度も社労士試験を受験し、いずれも不合格に終わってしまう方はいます。
まず最初に、社労士が受かりにくい4つの理由から見ていきましょう。
勉強量が膨大
社労士試験に受かりにくいのは、勉強量が膨大なのが一番の理由ですね。
社労士の試験範囲は次の10個の科目で構成されています。
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法
- 雇用保険法
- 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
- 労務管理その他の労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
- 健康保険法
- 国民年金法
- 厚生年金保険法
1科目のテキスト量は200ページ~300ページと非常に多く、範囲が広いのは厄介なポイントです。
完璧主義だと全ての範囲をカバーできない
社労士を目指すに当たり、完璧主義の人は注意が必要…。
「全ての科目を完璧に押さえて試験で満点を取りたい」と考える気持ちはわかります。
しかし、社労士の試験の合格ラインは7割程度が目安ですので満点を目指す必要は一切なしです。
マニアックな知識がなくても、基本的な知識さえ持っていれば合格ラインを超えることはできますよ。
あれもこれもと手を付けていると全ての範囲をカバーできないため、なるべく完璧主義を捨てるようにしましょう。
独学ではスケジュール管理が難しい
社労士試験で不合格の方は、スケジュール管理が間違っている可能性があります。
特に独学で社労士の試験勉強をしている人は注意が必要です。
社労士は独学でも合格できますが、次の3つの理由で難しいと考えられています。
- 十分な勉強時間を確保するのが難しい
- 一般常識は過去問やテキストで対応できない
- スケジュールが間違っていると無駄が多くなる
自分一人の力で正しいスケジュールを組むのは大変ですので、独学だと社労士試験に受かりにくいわけです。
すべての科目に足切りがあるため、小さなミスが命取りになる
社労士の試験は、基準を1科目でも満たせないと不合格になる足切りがあります。
社労士の選択試験と択一試験の足切りの基準は下記の通りです。
社労士試験の足切りの基準 | |
---|---|
選択試験 | 各科目3点以上(雇用保険法と健康保険法のみ2点以上) |
択一試験 | 各科目4点以上(厚生年金法のみ3点以上) |
全ての試験科目に足切りがありますので、小さなミスが命取りになりますね。
基準点まで1点足りないだけで不合格になる受験生は決して少なくありません。
なぜ、社労士に受かる気がしないのか?
社労士は皆さんがイメージしているよりも難しい試験です。
なぜ社労士に受かる気がしないのか、いくつかの理由を挙げてみました。
学習内容が膨大のため圧倒される
上記の項目でも解説しましたが、社労士の試験範囲は非常に広いのが特徴的ですね。
学習内容が膨大で圧倒されやすいため、「社労士の勉強を始めたけど受かる気がしない」と考えるようになります。
社労士試験の勉強時間の目安は1,000時間ですので、簡単には合格できないと心得ておきましょう。
何度も落ちると自信を無くす
社労士試験に何度もチャレンジし、不合格が続いて自信を無くす受験生は少なくありません。
「これだけやっても受からないなら自分には無理なのでは?」とネガティブな思考に至るのは仕方がないですよね。
社労士試験は難しいので何年も合格できないのは珍しくありませんが、何度も落ちるとモチベーションが下がります。
独学の場合、「本当に身についているのか」自分自身の成長が感じにくく、モチベーションが続かない
独学で社労士を目指すに当たり、「本当に身についているのか」と自分自身の成長を中々実感できません。
「成長している気がしない」⇒「モチベーションが続かない」⇒「試験に受かる気がしない」と諦めてしまうケースは多々あります。
独学で失敗している方は、別の方法で社労士試験の勉強に取り組むべきです。
本当に諦めたほうがよいのか?
何度も社労士の試験に落ちると、「諦めたほうが良いのでは…」と悩みます。
仕事と両立している受験生は特に大変で、長期間に渡って勉強を継続するのは並大抵のことではありません。
諦めるべきか頑張るべきなのか、まずは自分自身に問いかけてみましょう。
自分自身に問いかけてみる
社労士を目指す理由は下記のように受験生で違いがあります。
- 将来独立できる資格だと知って勉強しようと思った
- 今後のキャリアを考える中で必要性を感じた
- 知り合いの社会保険労務士から勧められた
試験に受からないからといって諦めるのではなく、なぜ社労士を目指すのか自分自身に問いかけてみるべきです。
社労士を目指す熱意がある方は、もう一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
勉強を継続さえすれば、必ず合格できる
社労士の試験は勉強の成果が問われる問題が多く、基本的な知識を身に付けているのかどうかが大事です。
つまり、正しい方法で勉強を継続していれば必ず合格できますよ。
一度試験に落ちても蓄積されたノウハウをもとに学習できますので、合格率がアップすること間違いなしです。
社労士試験に短期合格するためのアドバイス
以下では、社労士試験に短期合格するには何をすべきなのかアドバイスしています。
「試験に受かる気がしない」「何度も試験に落ちている」という受験生は参考にしてみてください。
仕事をしながら合格を目指す社会人の方は、限られた勉強時間を最大限に活かすため、緻密な計画を立てて勉強に臨む
将来のキャリアアップのために、社労士を目指す方は少なくありません。
働きながらでも社労士試験の合格は目指せますが、勉強時間が限られます。
限られた勉強時間の中で必要な知識を習得する必要がありますので、短期合格には綿密なスケジュールで計画性を持って学習に取り組むべきですね。
社労士試験のスケジュール計画は1年が基本で、大まかな目安をまとめてみました。
社労士試験のスケジュール計画の目安 | |
---|---|
9月~10月 | 各社のサンプル教材や試験の解答を参考に教材を選び、各科目の概要を理解する |
11月~4月 | 5科目の労働関係法と3科目の社会保険関係法の知識をインプットする |
5月~6月 | ひと通り学習が終わった後は、過去問で問題演習をこなしてアウトプットする |
7月~8月 | 8月下旬に実施される試験本番に向けて、模試の受験や復習など直前の総まとめを行う |
行き当たりばったりで考えるのではなく、学習計画の検討は社労士試験の勉強の第一歩として欠かせません。
テキストを使って早い段階で理解を深め、アウトプットの時間を十分に取る
社労士試験に合格するには、知識を頭に入れるインプットと問題演習をこなすアウトプットの両方が大切です。
そこで、まずはテキストを使って早い段階から理解を深めましょう。
社労士試験のテキストの選び方で押さえておきたいポイントは次の4つです。
- 図や表、イラストが豊富で記憶に残りやすい
- テキストや問題集などシリーズ展開されている
- テキストの内容を理解した後にすぐに問題演習に取り組める
- 最新の法改正に対応している
テキストでインプットした後は、問題演習を行うアウトプットの時間を十分に取ります。
しっかりとアウトプットを行い、社労士試験の合格に必要な応用力や解答力を習得してください。
テキストのインプット学習と過去問のアウトプット学習を繰り返し、短期記憶を効率的に長期記憶に変換する
社労士試験の対策では、テキストの読み込みと過去問を繰り返し行います。
「一度テキストを読んだから大丈夫」「一度過去問を解いたから問題なし」という考え方はNGです。
人間の記憶は曖昧ですので、「翌日」「1週間後」「1ヵ月後」のタイミングで復習しましょう。
社労士試験の対策で復習を行うタイミング | |
---|---|
翌日 | 覚えた翌日に学習した内容をもう一度思い出す |
1週間後 | 1週間後に再度間隔をあけて復習を繰り返す |
1ヵ月後 | 1ヵ月後の復習で覚えた知識が長期記憶に変化する |
定期的な復習を繰り返すことにより、成長を実感しながら短期記憶や長期記憶に変化していきますので実に効果的です。
過去問で分からなかった問題を、あいまいなままにしない
過去問で分からなかった問題を曖昧なままにしておかないのは、社労士試験に合格するコツです。
社労士の試験対策で過去問を活用すべき理由を見ていきましょう。
- 実際に試験に出た問題を解くことで効率の良い学習ができる
- 過去問の研究で本番試験の出題傾向や頻出問題を把握できる
- 過去問と似た問題が本番の試験でも出題されることがある
- 時間配分の対策を同時に行えば落ち着いて本番試験に臨める
過去問と同じような問題が本番の試験で出題されるケースは多いため、「どこが間違っていたのか?」「なぜ解けなかったのか?」と原因を考える必要があります。
知識や記憶の漏れがある部分は、もう一度テキストに戻って読み込んでみてください。
本番前に模試を受験し、出題傾向、および自分自身の苦手な分野を確実に理解する
社労士試験の対策で模擬試験(模試)は欠かせません。
社労士の本番の試験前に模試を受験した方が良い理由は次の3つですね。
- 過去問と同じで本番の試験での時間配分や環境を確認できる
- 比較的出題されやすい法改正等の演習ができる
- 問題の出題傾向や苦手な分野をしっかりと把握できる
予備校が作成している模試は、今年の試験で出題されやすい論点を練っています。
つまり、模試を受験すれば問題の出題傾向を把握できるわけです。
自分の苦手分野の確認にも繋がりますので、本番の試験の2ヵ月前を目安に模試を受けてみましょう。
家族に協力を求め、SNSや交友関係は控える
短期間で難関と言われる社労士試験に合格するには、家族の理解や協力が欠かせません。
試験勉強中は早朝でも深夜でも家族は気になりますので、「真剣に取り組んでいる」「感謝している」という気持ちを伝えて理解を得る必要があります。
家族の応援があればモチベーションがアップしますので、これほど心強いものはないですよね。
家事などの家の用事を夫婦で分担している方は、「社労士の試験終了まで」と期限を設けて力添えをお願いしましょう。
また、社労士の試験勉強中はなるべくSNSや交友関係を控えるのも合格の秘訣です。
SNSはTwitterにFacebook、InstagramやLINEなど種類が多く、スマホ1台があればいつまでもやり続けることができます。
私たちの生活にSNSは欠かせない存在ですが、多くの時間を奪われてしまうのは紛れもない事実です。
学習時間が短くなるほど社労士試験に合格する確率は下がりますので、SNSから離れる努力をしてみてください。
受験のプロがカリキュラムやスケジュールを作成したスマホ動画対応通信講座の利用もおすすめ
「社労士試験に受からない」「社労士試験に何度も落ちている」という方には、スマホ動画対応通信講座の利用もおすすめ!
スマホ動画対応通信講座は、受験のプロがカリキュラムやスケジュールを作成しています。
以下では、独学とは違う社労士試験のスマホ動画対応通信講座のメリットをまとめてみました。
通学時間などに縛られることなく、好きな時間に学習できる
社労士試験の対策で通信講座を利用した方が良いのは、自分の好きな時間に学習できるからです。
資格予備校で講義を受講する通学スタイルの場合、決められた時間に実店舗の教室に通わないといけません。
仕事と試験勉強を両立している方にとっては意外と大変なことです。
一方で通信講座であれば、1台のスマホがあれば通学時間などに縛られることなくマイペースで学習を継続できますよ。
通勤時間や休憩時間など、ちょっとしたスキマ時間を有効活用して試験の勉強ができる点も便利です。
「自分自身で学習スケジュールを立てられる」「平日には中々時間を確保できない」「できる限り予算を抑えたい」という方は、スマホ動画対応通信講座で社労士試験の対策を始めましょう。
スマホの学習システムが「次に勉強すること」「進捗の状態」について、適切なアドバイスをしてくれる
社労士の通信講座の中には、独自のスマホの学習システムを取り入れているサービスがあります。
e-ラーニングで完結できる通信講座は、「次に勉強すること」「進捗の状態」について適切なアドバイスをしてくれるのがメリット!
独学だと、「何から勉強すれば良いの?」「自分の実力はアップしているの?」と悩みがちです。
しかし、e-ラーニングはスマホの学習システムがあなたに合わせてサポートしてくれますので、独学よりも遥かに効率良く勉強を進められます。
試験対策のノウハウもしっかりと吸収できますので、スマホ動画対応通信講座の利用を検討してみましょう。
まとめ
社労士試験はとても難しいので、「受かる気がしない」「もうダメかもしれない」と諦める気持ちはわかります。
しかし、スケジュール計画を立てたり正しい方法で学習したりすれば、社労士試験に短期合格するのも夢ではありません。
現在ではスマホ1台で学べる通信講座を利用できますので、社労士試験の合格を目指してみてください。
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