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CFPは独学で合格できるの?勉強時間は?
1級のファイナンシャルプランナーと同等の価値を持つCFPに独学で合格できるのか、疑問に思っている人もいるでしょう。
独学でもCFPに合格している方はいますが、合格までの勉強時間は500~600時間と言われており、難易度はかなり高いと心得ておくべきですね。
CFPは6科目すべての科目ごとに合格する必要がありますし、受験生同士で競う競争試験の方式が導入されていたり、2級や3級のFP技能士より遥かに難易度が高いです。
※CFP資格試験の難易度についてはこちら!
しかし、CFPの資格取得によって下記のようにキャリア形成に役立ちます。
- 一般企業への就職や転職に役立つ
- ファイナンシャルプランナーとして信頼性が高く、独立しやすい
- 属する企業の評価や個人の社会的信用が高まる
国際資格のCFPはグローバルな舞台でも活躍できます。
非常に価値が高い分、難易度も高いですが、独学で合格する人も多くいらっしゃいます。決して独学は無理ではありませんよ。
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CFPのおすすめの勉強方法をまとめてみた
CFPの資格を取得するには、効率良く学習する必要があります。
綿密な計画とスケジュールを立てて、忍耐強く勉強を継続する根性が欠かせません。
そこで、このページではCFPのおすすめの勉強法や学習法について詳しくまとめてみました。
「CFPの試験に合格するために何をすれば良いの?」と悩んでいる方は是非一度参考にしてみてください。
過去問を徹底的にやり込む
CFPの勉強法で、過去問は絶対に欠かせない存在です。
CFPを目指す方は既にAFPの資格を持っていますので、初歩的な内容のテキストや参考書は必要ありません。
もちろん、科目によっては忘れている部分もありますので、テキストや参考書に戻って復習するのも大事です。
しかし、CFP試験では似たような問題が6割程度は出題されるため、過去問重視の勉強に取り組みましょう。
CFPの過去問は、次の2通りの入手方法があります。
- 日本FP協会の公式サイトから直近5回分の過去問と模範解答を無料でダウンロードする
- 日本FP協会が販売しているCFP資格審査試験問題集を購入する(1回1科目700円)
無料のCFPの試験問題や模範解答は、こちらのページからダウンロードできます。
参考:https://www.jafp.or.jp/aim/cfp/cfp_exam/mohan.shtml
印刷不可の設定になっていますが、無料でダウンロードできますのでお金はかかりません。
「直近5回分の過去問ではちょっと足りないな…」「もっと問題集をやり込みたいな…」と考えている方には、CFP資格審査試験問題集の購入がおすすめ!
苦手な試験科目や重点的に勉強したい科目は、全国の書店や日本FP協会の公式サイトからCFP資格審査試験問題集を購入してください。
オリジナルの問題集を解く
CFPの試験対策を徹底したい方は、過去問に加えてオリジナルの問題集を解きましょう。
オリジナルの問題集は過去問と違った角度で出題されていますので、応用力を身につけることができますよ。
CFPの問題集の中でも、『FPKオリジナルCFP受験対策 精選過去問題集』が代表的です。
『FPKオリジナルCFP受験対策 精選過去問題集』は、ファイナンシャルプランナーの上級資格であるCFPを目指す方のために作られました。
以下では、『FPKオリジナルCFP受験対策 精選過去問題集』の特徴をいくつか挙げていきます。
- 過去のCFP資格審査試験問題から精選した問題を現法制度に改訂している
- 約5回~6回分の試験のボリュームが1冊にまとめられている
- 難易度や出題頻度が明記されているため、出題傾向を確認しながら勉強を進められる
効率かつ徹底的にCFPの学習ができますので、『FPKオリジナルCFP受験対策 精選過去問題集』は多数の受講生から好評です。
過去問や『FPKオリジナルCFP受験対策 精選過去問題集』を実際に解き、わからない部分や苦手な科目はテキストに戻って確認しましょう。
競争方式のCFP資格審査試験は1点でも多く取得するのが大事ですので、苦手分野をなくす勉強法が欠かせません。
試験科目別の学習法を把握する
CFPに合格するには、試験科目別の学習法を把握すべきです。
CFPの試験科目は次の6種類で、それぞれの学習のポイントを解説していきます。
<金融資産運用設計>
- 経済の仕組みや時事問題を理解してマニアックな問題を解けるようにする
- 常日頃から実務を想定しながら勉強を進める
<不動産運用設計>
- トラブルを回避する際の法律の知識や建築基準法などの専門用語の理解を深める
- 基本的な知識に加えて、新聞記事に目を通して法令の改正動向などの時事的な情報も身につける
<ライフプランニング・リタイアメントプランニング>
- テキストに記載されている知識に加えて、幅広く社会動向を知っておく
- 教育や住宅資金設計などの計算能力を身につける
<リスクと保険>
- リスクマネジメントや損害保険のコンサルティングに関する知識を習得する
- 保険制度に関しては直近の変更点まで押さえておく
<タックスプランニング>
- 税体系全体について基礎的な内容から応用力を問う部分まで勉強する
- 毎年の税制改正などの最新情報もしっかりとキャッチする
<相続・事業承継設計>
- 相続税や贈与税の仕組み、相続財産の評価や事業継承について学習する
- FP実務上でのアドバイスポイントも同時に押さえておく
CFPの勉強で、「1科目の1周目を終えてから次の科目に入る」というスタイルの方は少なくありません。
しかし、1周目⇒2周目の期間が短いほど総学習時間が短縮されますので、問題演習は科目ごとに一気にやる方法がおすすめです。
タックスプランニングから学習を始める
効率良くCFPの勉強をこなすため、まず、タックスプランニングの学習から始めるのがおすすめです。
というのも、タックスプランニングは特に、他の試験科目と大きく繋がっているからです。
CFPの6つの科目は独立して存在するのではなく、密接な繋がりがあります。
その繋がりを意識した勉強法は効率が良いため、タックスプランニングに関する知識から頭に入れると楽にクリアできるでしょう。
以下では、タックスプランニングと他の科目がどう関係しているのかまとめてみました。
- 金融資産運用設計の「配当課税とキャピタルゲイン課税」
- ライフプランニング・リタイアメントプランニングの「所得税の計算」
- リスクと保険の「生命保険料控除」
- 相続・事業承継設計の「不動産の取得・保有と税金」
- 不動産運用設計の「住宅ローン控除」と「居住用財産譲渡の特例」
正しい対策を行えば、短期間でCFPの6科目に合格するのは不可能ではありません。
CFP公開模試を受ける
本番と近い環境に慣れておくために、CFP公開模試を受けるのも効果的です。
「試験本番で緊張してしまったからCFP公開模試を受けておけば良かった…」と後悔している方はいます。
自宅受験ではあまり意味がありませんので、実際に会場に足を運んでCFP公開模試を受けるべきです。
資格の学校TACでは、CFP公開模試が実施されています。
資格の学校TACのCFP公開模試にどのような特徴があるのか見ていきましょう。
- 最新の試験傾向や法改正部分を分析したオリジナルの問題が出題される
- 試験本番の臨場感や時間配分の確認ができる
- 詳しい解説書や個別成績診断書をWeb上で閲覧できる
2023年度の公開模試の試験スケジュールに関しては、こちらのページをご覧になってください。
参考:https://www.tac-school.co.jp/kouza_fp/fp_cfp_mosi2.html
通信講座を受講する
ファイナンシャルプランナーの3級や2級も同じですが、CFPの試験に確実に合格したいなら通信講座を受講しましょう。
資格の学校TACやLEC東京リーガルマインドなどの大手のスクールでは、CFP合格を目指すコースやカリキュラムが用意されています。
独学とは違う通信講座の大きなメリットは次の3つ!
- 自分で自由にスケジュールを立てながら勉強を継続できる
- 学習の場所を自由に決められる(自宅やカフェなど)
- 通学型のスクールと比較してみると費用が安い
独学で挫折してしまった方にも、CFPの通信講座がおすすめです。
まとめ
CFPの試験に合格するための勉強法や学習法についておわかり頂けたでしょうか?
ファイナンシャルプランナーの資格試験の中でも難易度が高いのですが、過去問を中心に解いたり科目別の対策を徹底したりすれば短期間でも合格できますよ。
CFPの資格を取得して実務経験を積めば自分の大きなアピールポイントになりますので、是非一度目指してみてください。