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ITパスポート/情報処理

ITが苦手な中小企業診断士受験生には、ITパスポートの勉強がおすすめ!

ITが苦手な中小企業診断士受験生には、ITパスポートの勉強がおすすめ!

※2024年4月以降にITパスポート受験する方で、生成AIに関する出題対策をしていない方、以下の動画を見ないと20点損します!

「中小企業診断士試験を受けたいけど、経営情報システムの科目には全く自信がないなぁ・・・」

文系の業種・職種の方、銀行員や公務員の方など、そう思われている方も多いのではないでしょうか?

確かに、中小企業診断士試験の一次科目「経営情報システム」は、ふだんITや情報システムに関わる仕事をされていない方にとっては、馴染みのない内容ばかりで苦手意識が強くなるのかも知れません。

そうした多くの方が、ITの苦手意識が強いばかりに、経営情報システムは最低限の足切り(40点未満)を避け、他の科目でカバーしようと考えているようです。

しかし、本来であれば、経営情報システムの水準程度のIT基礎知識であれば、あまり時間を掛けずにマスターできるはずです。

というわけで、
この記事では、ITが苦手な中小企業診断士受験生の方向けに、ITパスポート試験を活用して「短時間にITの基礎を身に付ける方法」をお伝えします。

私がITパスポート試験で1,000点満点を取れた理由

唐突ですが、私は2009年に実施された第1回ITパスポート試験で1,000点満点を獲得しました。

これは、同試験の受験者約4万人中2名のみとなっています。

「なんだ、自慢したいだけか?」

と思われたかも知れませんが、そうではありません。実は、この受験した「2009年」という時期に意味があります。

というのも、私が中小企業診断士になった時期と重ねると、以下のようになります。

  • 2007年:中小企業診断士試験合格
  • 2008年:前職を辞し、中小企業診断士として独立
  • 2009年:第1回ITパスポート試験 1,000点満点合格

つまり、中小企業診断士になって日が浅いうちにITパスポートを受けたので、満点合格できたのです。

これが何を意味するかというと、

「ITパスポート試験は、中小企業診断士試験のほぼ完全なサブセット(または、入門的位置づけ)」

ということです。

しかも、「経営情報システムの科目を中心とした入門的位置づけ」であり、逆に言えば、「ITが苦手な人は、ITパスポートを勉強してから経営情報システムを勉強すれば、スムーズに理解のステップを登っていくことができる」のです。

ITパスポート試験と中小企業診断士試験の関連

続いて、2つの試験の関連性について具体的に説明します。

まず、中小企業診断士試験の受験科目(一次試験)から。

  • 経済学・経済政策
  • 財務会計
  • 企業経営理論(経営戦略論、経営組織論、マーケティング論)
  • 運営管理(生産管理、販売・店舗管理)
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・政策

以上7科目ですね。一方、ITパスポートの出題分野は以下のとおり。

  • ストラテジ分野(企業と法務、経営戦略、システム戦略)
  • マネジメント分野(開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査)
  • テクノロジ分野(基礎理論、プログラミング、ハードウェア、ソフトウェア、システム構成、ネットワーク、セキュリティ、データベース)

以上のように、ITパスポートは大きく3つの分野から出題されます。
中小企業診断士の科目のうち、唯一、経営情報システムはITパスポートの3分野すべてに関連します。

一方、ITパスポートのストラテジ分野は、中小企業診断士1次試験7科目のうち、なんと5科目(経営情報システム含む)と関連するのです。

ストラテジ分野が、中小企業診断士試験の多くの科目と関連する理由

ITパスポートのストラテジ分野は、中小企業診断士試験の以下の5科目と関連します。

  • 財務会計
  • 企業経営理論(経営戦略論、経営組織論、マーケティング論)
  • 運営管理(生産管理、店舗・販売管理)
  • 経営法務
  • 経営情報システム

ストラテジ分野で出題される具体的な用語と対比すると、その関連性は明らかです。

  • 損益分岐点、貸借対照表、損益計算書(→財務・会計と関連)
  • SWOT分析、PPM、MOT(→経営戦略論)
  • OJT、HRM、事業部制組織(→経営組織論)
  • STP、4P、ワントゥーワンマーケティング、RFM分析(→マーケティング論)
  • トヨタ生産方式、JIT、在庫管理(→生産管理)
  • マーチャンダイジング、SCM(→店舗・販売管理)
  • 知的財産権、個人情報保護法、不正競争防止法、労働・取引関連法規(→経営法務)

そして、ITパスポートのテクノロジ分野ほぼ全般(2進数、プログラミング除く)とマネジメント分野全般、ストラテジ分野のシステム戦略については、経営情報システムの内容と関連しています。

・・・・ここまで見て来て、もしかしてあなたは

「ITパスポートってITの試験なのに、なぜIT以外のことがこんなに出題されるの?」

と思ったかも知れません。

その疑問は当然です。実は、ITパスポートはITの試験なのですが、以下のようなターゲットと位置付けを持つ試験なのです。

  • ITパスポート試験のターゲット:仕事でITを利活用するすべての社会人および、その予備軍の学生
  • ITパスポート試験の位置づけ:仕事でITを利活用するための基礎知識があることを証明する試験

今や、「ITを全く利活用しない仕事」というのは少数派でしょう。つまり、ITパスポートのターゲットは、ほぼ全ての社会人や学生ということになります。

また、単なるIT活用能力ではなく、「業務上の目的を達成するためのIT基礎知識」を証明する試験のため、ITの目的となるビジネス全般からも出題されるのです。

一方、中小企業診断士試験とは経営コンサルタント(=ビジネスのプロ)の能力があることを担保する試験です。そのため、ビジネス全般を網羅するような科目体系になっています。

以上が、ITパスポートの出題分野が中小企業診断士の多くの科目と内容が被る理由となります。

ITが苦手な中小企業診断士受験生にITパスポートをおすすめする理由

前項では、ITパスポート試験と中小企業診断士試験の関連性の高さを説明しました。

それでは、なぜITの苦手な中小企業診断士受験生はITパスポートを勉強することがおすすめなのでしょうか?

2つの試験に関連があるから

一つ目の理由は、ITパスポート試験は中小企業診断士試験と関連が高く、しかも、入門的な位置づけになっているからです。

まさに、ここまで見てきたとおりのことですね。

苦手な科目について、入門的なことから勉強を始めれば、より理解しやすくなるのは道理でしょう。

ITパスポートの市販の参考書は分かりやすいものが多いから

そして2つ目の理由。こちらがより本質的なのですが、

「ITパスポート試験の市販の参考書(テキスト)は、分かりやすいものが多いから」

ということです。

なぜ分かりやすいものが多いのか、その理由は次の2点です

  • ターゲットの中心が若手社会人や学生なので、一般向けより分かりやすく書いている
  • 年間20万人受験するITパスポートはマンモス資格であり、多くの出版社が参考書を出版している。そのため、競争が激しく、より質の高いものが多い

中小企業診断士のテキストと言えば、定番はTACの「スピードテキスト」です。確かに過去問の論点を網羅しているものの、決して初心者向けとは言い難い内容ですよね。

ですので、

  • まずは分かりやすいITパスポート試験のテキストでITや情報システムの概要を把握し、経営情報システムの過去問で仕上げる

というのが理想です。

実は、純粋なIT分野(マネジメント分野、テクノロジ分野、およびストラテジ分野のシステム戦略)に関していえば、経営情報システムの科目とITパスポート試験のレベルはあまり変わりません。

なので、「分かりやすく、かつあなたに合ったITパスポートの参考書」を選ぶことができた時点で、経営情報システムの科目は攻略したも同然です・・・・私は本気でそう考えています。

おすすめのITパスポート参考書

それでは、この記事の最後に、「ITが苦手な中小企業診断士受験生におすすめのITパスポート参考書」をご紹介します。


 

ITパスポート最速合格術」の名のとおり、「知識ゼロから24時間で合格レベル」へアップすることを目的とした本です。

中小企業診断士受験生の方なら、本来の中小企業診断士の勉強もあるので、ITパスポートはできるだけコンパクトな時間でマスターしたいですよね。そのような方にぴったりの参考書です。

とは言え、いくら短時間でマスターできるとしても、用語の説明ばかりではつまらないし、そもそもITの本質を理解できるとは思えません。

この「ITパスポート最速合格術」では、そんなことはありません。

具体的には、「たこ焼き屋チェーンを経営する企業」を舞台に、会社経営のストーリーを読みながらストラテジ分野を理解し、冷凍たこ焼きのネットショップを構築したり運営したりするストーリーを読みながらマネジメント分野やテクノロジ分野をマスターします。

つまり、「経営や仕事の現場で、ITをどのように使いこなすのか?」という具体的事例ばかりで解説が進むので、非常にスッキリと理解できるのです。

この本を1回12時間、計2回ほど24時間かけて読むことにより、経営情報システムに合格できるレベルの基礎知識がほぼ身に付きます。

あとは、経営情報システムの過去問を中心に取り組むことにより、苦手科目という意識を消すことができるでしょう。

さて、この本の著者は中小企業診断士・・・実は、このブログの管理人(私)が書いた本です。

「なんだ、自分の書いた本だからオススメしているのか!」

と思われても仕方ありませんが、内容については、前述のとおり、とてもわかりやすいと自負しています。

もちろん、私の言葉を信じるのではなく、書店(またはアマゾンの中身立ち読み)にて、実際に読んでみてください。

どんなに良いテキストでも、「あなたに合う、合わない」は必ずあります。

もし、私のテキストが合わなければ、他にもよいテキストが沢山ありますので、しっかりと試し読みして、あなたに合うテキストを選んでください。

いずれにしても、分かりやすいテキストでITパスポートの分野を勉強すれば、経営情報システムに対する苦手意識がなくなるのは間違いありません。

ぜひ頑張って、経営情報システムの科目を攻略してほしいと思います。

※他のテキストの概要を知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

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その他、必要最低限の暗記を効率的に行う記憶術、毎回10問程度出題される計算問題の頻出パターン集中講義など、

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