「行政書士試験の憲法って、どう勉強すればいいんだろう?」「配点は何点で、そもそも難しいの?いっそ捨ててもいい?」――行政書士を目指して学習を進めると、こんな疑問にぶつかる方は少なくありませんよね。
行政書士試験には法令等科目だけでも憲法・行政法・民法・商法(会社法)・基礎法学と幅広い分野があり、限られた時間をどこに振り向けるかが合否を左右します。なかでも憲法は、「配点はそれほど大きくないのに、なぜか得点が安定しない」「条文を覚えたのに問題が解けない」と悩みやすい、ちょっとクセのある科目なんです。
そこで先に結論をお伝えします。憲法は行政書士試験の“法令等科目”の一つで、配点は5肢択一式5問(20点)+多肢選択式1問(8点)=合計28点。300点満点のうち1割弱と、行政法・民法に次ぐ3番目の規模です。決して大きくはありませんが、捨てるには惜しく、かといって深追いすると貴重な学習時間を奪われる――この“塩梅(あんばい)”をどう取るかが、憲法対策の最大のポイントになります。
そして憲法がやっかいなのは、単なる暗記では解けないこと。とくに人権分野では、判例の「結論」だけでなく「なぜそう判断したのか」という理由づけまで問われます。だからこそ、人権は判例中心・統治は条文中心といった分野ごとの勉強法を知り、過去問を軸に基本問題を確実に取りにいくのが王道です。
この記事では、読者であるあなたが“目標点を効率よく取る”ための判断材料として、まず憲法の配点と試験全体での位置づけを正確に整理し、出題傾向(択一・多肢)、難易度と「捨てる?」への向き合い方、人権・統治・総論の分野別勉強法、過去問の使い方、学習時間の目安、そして独学が不安なときの選択肢までを、一つずつ丁寧にお伝えしていきます。
なお、憲法は行政書士試験全体のなかの一科目です。試験の科目構成や合格基準、学習の進め方そのものから確認したい方は、行政書士試験|科目・配点・合格までの全体ロードマップもあわせてご覧くださいね。憲法の位置づけがぐっとつかみやすくなりますよ。
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結論|行政書士試験の憲法は配点28点・全体の1割弱。深追いせず“基本”で得点する科目
まず、憲法とどう向き合うかの「方針」から先に整理しておきましょう。ここがあいまいだと、「配点が小さいからと軽視していたら足元をすくわれた」「逆にこだわりすぎて行政法・民法の時間が足りなくなった」という、どちらの遠回りも起こりがちだからです。
- 憲法の配点は28点(5肢択一20点+多肢選択8点)……行政書士試験の法令等科目の一つで、記述式には憲法は出ません。択一と多肢でコツコツ積み上げる科目だと覚えておきましょう。
- 300点満点のうち約9%=1割弱……法令等科目のなかでは、行政法(最大配点)・民法に次ぐ3番目の規模です。大きくはありませんが、合否のボーダー付近では「数点」が効いてきますから、無視はできません。
- 単純暗記では解けず、判例の理由づけまで問われる……だから難易度は「やや高め」と感じる人が多いんです。理解中心に切り替えると、ぐっと安定します。
- 深追いせず、基本問題を確実に取る……難問まで全部取りにいくのは時間対効果が悪い科目です。配点の6〜7割を堅く取るのが現実的な目標になります。
大事なのは、「憲法を完璧にすること」ではなく、「合格に必要な分だけ、効率よく得点すること」。主役はあなた自身の合格戦略で、憲法はそのなかの一ピースという位置づけを忘れないでくださいね。
行政書士試験の学習は、限られた時間をどこに振り向けるかの“配分の勝負”でもあります。択一だけでも76点(多肢・記述まで合わせると最大配点)の行政法や、記述式も含めて大きく差がつく民法と比べると、憲法28点は「ここで満点を狙うより、基本を落とさず効率よく取る」方がトータルの得点は伸びやすい、という構造になっています。この記事を読み終えるころには、憲法に「どこまで時間をかけ、何を優先すべきか」を、あなた自身の学習計画に落とし込めるようになっているはずです。
行政書士試験の憲法の配点は?28点の内訳と試験全体での位置づけ
憲法の勉強法に入る前に、まずは「配点」をはっきりさせておきましょう。配点がわかると、「どこまで力を入れるべきか」の判断軸が定まり、勉強の力配分を間違えなくなります。
憲法の配点は28点|5肢択一20点+多肢選択8点
憲法の配点は、出題形式ごとに分けると次のとおりです。
- 5肢択一式……5問出題され、各4点。5問×4点=20点です。
- 多肢選択式……1問出題され、8点(空欄補充形式で部分点があります)。
- 記述式……憲法からは出題されません(記述式は行政法・民法から)。
合計すると、憲法の配点は20点+8点=28点。行政書士試験は300点満点ですから、憲法だけでは全体の約9%(1割弱)ということになります。配点は決して高くありませんが、行政法などの考え方の土台になる科目でもあり、手を抜くわけにもいきません。過去問を中心に、効率的な学習を心がけたいところです。
下記は、行政書士試験全体の配点を出題形式ごとに整理したものです(あわせて各科目の位置づけもご確認ください)。
試験全体の配点と合格基準のなかでの憲法
憲法の28点は、行政書士試験全体のなかではどう位置づけられるのでしょうか。試験全体の枠組みを押さえておくと、憲法に「どこまで時間をかけるか」の判断がしやすくなります。
行政書士試験は300点満点で、大きく次の2つの分野に分かれます。
- 法令等科目……244点(46問)。基礎法学・憲法・行政法・民法・商法(会社法)から、5肢択一・多肢選択・記述式で出題されます。
- 基礎知識科目……56点(14問)。政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解などから5肢択一で出題されます。
そして合格には、次の3つの基準をすべて満たす必要があります(1つでも下回ると、総得点が高くても不合格となる“足切り”があります)。
- ①法令等科目で122点以上(244点の50%)
- ②基礎知識科目で24点以上(56点の約4割)
- ③総得点で180点以上(300点の60%)
ここで覚えておきたいのが、2024年度(令和6年度)試験からの改正です。それまで「一般知識等」と呼ばれていた科目が「基礎知識」に名称変更されました(出題数14問・56点という配点自体は変わっていません)。名称が変わっただけでなく、「諸法令(行政書士法など行政書士の業務に関連する法令)」が出題範囲に明示されたのが実質的なポイントで、従来の政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解とあわせて出題されます。少し前の参考書やサイトでは「一般知識」のままの表記が残っていることがあるので、出題範囲ともども最新の情報で確認するようにしてくださいね(出題範囲の細目は年度の試験要項で必ずご確認ください)。
なお、年度ごとの配点・基準点や合格率は、試験要項で変更される可能性があります。最新の正確な情報は、一般財団法人 行政書士試験研究センターの公式発表で必ずご確認ください。
憲法はこの「法令等科目」のなかの一つ。記述式(60点)には登場しないため、憲法は択一・多肢で堅実に得点する科目だと整理しておきましょう。択一・多肢・記述を合わせて最大配点の行政書士試験の行政法の勉強方法や、記述式も含めて差がつきやすい行政書士試験の民法の勉強方法と見比べると、憲法に「かけすぎない」ことの意味が見えてきます。
憲法の出題傾向|5肢択一・多肢選択で“人権”と“統治”が中心
配点がわかったところで、次は「どんな問題が、どの分野から出るのか」という出題傾向を見ていきましょう。出やすい分野を知っておくと、限られた時間を“当たりやすいところ”に集中できます。
出題形式|5肢択一5問+多肢選択1問
まず形式の確認です。
- 5肢択一式……5問出題され、各4点で計20点。憲法の得点の中心はここです。
- 多肢選択式……1問・8点。文章中の空欄に語句を当てはめる形式で、部分点が狙えるのが特徴です。
数のうえでは択一が主役ですが、多肢選択も8点と配点が大きいため、捨てるにはもったいない問題です。
出題分野|人権と統治が中心、総論はわずか
憲法は内容が大きく「総論」「人権」「統治」の3分野に分かれますが、出題の中心は人権分野と統治分野です。総論からの出題はわずかにとどまる傾向があります。
項目別に見ると、おおむね次のテーマが頻出です(年度によって変動するため、あくまで“出やすい傾向”として押さえてください)。
- 人権分野……「平等権」「精神的自由」「表現の自由」などが問われやすい分野です。
- 統治分野……「国会」「内閣」「裁判所」といった統治機構の中心が頻出です。
条文だけでなく“判例”から問われる
憲法でつまずく人の多くが見落としているのが、判例(最高裁などの判断)からの出題が多いという点です。とくに人権分野では、条文を覚えただけでは太刀打ちできません。
しかも問われるのは「違憲か合憲か」という結論だけではなく、「なぜそのような判断に至ったのか」という理由づけまで。多肢選択式では、判例の言い回しを少し変えた文章が出ることもあるので、結論の丸暗記では足をすくわれます。判例は「事案・争点・結論・理由」をセットで押さえる――この意識が、憲法の得点を安定させる第一歩になります。
なお、まれに「学説」を問う問題も見られますが、配点に対して負担が大きいため、深追いは禁物です。学説は過去問で問われた範囲を押さえる程度にとどめ、まずは条文と判例を固めることを優先しましょう。近年は、条文・判例の知識をそのまま問うだけでなく、文章を読ませて判断させる読解型・事例型の出題も見られます。とはいえ、土台になるのは基本的な条文と重要判例の理解。過去問を解きながら「どう問われるか」を体感していくのが、いちばん効率のよい傾向把握の方法です。
行政書士試験の憲法は難しい?捨ててもいい?“深追いしない”が正解
ここで、多くの受験生が抱える本音の疑問に正面からお答えします。「憲法って難しい?」「いっそ捨ててもいいの?」――この2つです。
憲法が「難しい」と言われる理由
行政書士試験の憲法は、例年、基本的な事項を押さえておけば得点できる問題と、通常の学習では得点が難しい難問が混在しています。この「難問の存在」が、「憲法は難しい」という印象につながっているんですね。
加えて、先ほどお伝えしたとおり、憲法は暗記だけでは解けません。判例の理由づけや、抽象的な概念(人権の趣旨など)を理解していないと、選択肢の微妙な言い回しに引っかかってしまう。これも難しさの一因です。
逆に言えば、難しいと感じる人の多くは「暗記で解こうとしている」のが原因。理解中心に切り替えるだけで、体感の難易度はぐっと下がります。
「満点狙い」はしない|基本で6〜7割を取る
ここで思い出してほしいのが、憲法の配点は28点だということ。満点を狙って難問対策に時間を注ぎ込むのは、時間対効果がとても悪いんです。難問は「取れたらラッキー」くらいの位置づけにして、基本問題を取りこぼさないことに集中しましょう。
具体的な目標は、配点の6〜7割を堅く取ること。これくらいを安定して取れれば、憲法は「合格に十分貢献する科目」になります(得点目標はあくまで目安で、得意・不得意によって調整してください)。
「捨てる」のはおすすめしない
では、いっそ捨ててもいいのか。結論から言うと、全捨ては非推奨です。理由は3つあります。
- 配点28点は無視できない……合否のボーダー付近では、この28点のうち数点が合否を分けることがあります。
- 他科目の土台になる……憲法の考え方(人権保障・統治機構)は、行政法など他科目の理解を支えます。
- 基本問題は取りやすい……難問は捨てても、基本問題まで捨てる必要はありません。基本だけ拾えば十分元が取れます。
おすすめは「深追いしないが、全捨てもしない」という中間のスタンス。基本問題を確実に拾い、難問は深追いしない――この線引きさえできれば、憲法は怖い科目ではなくなります。時間が本当に足りない直前期でも、頻出の人権・統治の基本だけは押さえておきましょう。
なお、「一番難しい科目はどれか」とよく聞かれますが、配点が最大で記述式もある行政法や、論点が膨大な民法を“最難関”に挙げる人が多い印象です。憲法は「難しさ」より「深追いの誘惑をどう断ち切るか」が攻略のカギ、と捉えるとよいでしょう。
【分野別】憲法の勉強方法|人権は判例中心・統治は条文中心
いよいよ本題の勉強方法です。憲法を効率よく攻略するコツは、ひとことで言えば「分野ごとに勉強の仕方を変える」こと。人権と統治では、押さえるべきものがまったく違うからです。まずはこの“分け方”を頭に入れてください。
- 人権分野 → 判例中心
- 統治分野 → 条文中心
- 総論 → 出題は少ないが、人権・統治の土台として基本を押さえる
この大枠を意識するだけで、「何を覚えればいいのかわからない」という迷子状態から抜け出せます。
総論|出題は少ないが土台として押さえる
総論からの出題はわずかですが、ここで扱う「憲法とは何か」「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」「最高法規性」といった基本的な考え方は、人権・統治を理解するベースになります。憲法はすべての法律の上に立つ“最高法規”であり、行政法をはじめとする他の法律の考え方の土台にもなる――この位置づけを押さえておくと、各分野の理解がぐっと深まります。深入りは不要ですが、全体像をつかむために一度きちんと通読しておきましょう。
人権|判例を“理由”まで理解する
人権分野は、条文やその内容を覚えただけでは得点できません。この分野は、個別の事件に対する最高裁などの判断(判例)から多く出題されるからです。
しかも、「違憲か合憲か」という結論だけでなく、「なぜ、そのような判断に至ったのか」という理由や判断の枠組みまで問われます。ですから判例は、事案(どんな事件か)・争点(何が問題か)・結論(違憲か合憲か)・理由(なぜそう判断したか)の4点をセットで押さえるのがコツです。
お使いのテキストにも、人権分野には多くの判例が載っているはずです。一つひとつ「なぜこの結論になったのか」を意識しながら、丁寧に読み込んでいきましょう。
統治|条文知識を中心に頻出機関を押さえる
統治分野は人権分野と違い、条文知識が中心です。前述のとおり「国会」「内閣」「裁判所」が頻出ですから、まずはテキストで仕組みを理解し、頻出部分だけでも実際の条文にあたっておくと知識が定着します。数字(定数・任期など)や手続は、比較表にして整理すると覚えやすくなりますよ。
勉強法の基本の流れ
分野別の方針を踏まえたうえで、憲法の学習は次の流れで進めると効率的です。
- テキスト(参考書)を一通り読み、全体のイメージをつかむ(特に人権分野の判例は丁寧に)
- 章や節ごとにテキストを読み、対応する問題集を解く
- 間違えた問題にマークし、関連するテキストの該当箇所を読み返す
- 一通り終わったら、「間違えた問題」と「正解したが自信がなかった問題」だけ再び解く
- すべて「自信を持って正解」できるまで繰り返す
- 問題集が固まったら、過去問を解く(できるだけ多くの過去問にあたる)
ポイントは、「理解 → 暗記」の順番を守ること。丸暗記から入ると、少し角度を変えられただけで崩れてしまいます。まず理由を理解し、そのうえで定着させる――この順番を意識してくださいね。一問一答や基本書、問題集をどう選ぶかは、後ほど学習資源の章でも触れます。
過去問の使い方|憲法は“繰り返し出る論点”を過去問で押さえる
憲法の勉強で、最終的にものを言うのが過去問です。実は憲法には、過去問学習がとくに効く理由があります。
なぜ憲法は過去問が効くのか
憲法の科目では、同じテーマが繰り返し出題される傾向があります。頻出の人権・統治の論点は、年度をまたいで何度も問われるからです。だからこそ、過去問で「よく出る論点」を体に染み込ませる学習が、得点に直結します。
ただし注意したいのは、まったく同じ問題が出るわけではないこと。切り口や表現を少し変えて出題されるため、答えの丸暗記では対応できません。「この選択肢はなぜ誤りなのか」を説明できるレベルまで理解することが大切です。
過去問の“正しい”回し方
過去問は、ただ解いて○×をつけるだけでは効果が半減します。次のように使うと、得点力がぐっと伸びます。
- 不正解肢の理由まで確認する……正解した問題でも、他の選択肢がなぜ誤りなのかを言えるようにします。
- 間違えた問題は条文・判例に戻る……解きっぱなしにせず、関連する条文や判例にあたって穴を埋めます。
- 問題を“分解”して復習する……一問を「条文知識」「判例知識」「制度の趣旨」に分けて、自分がどこでつまずいたかを特定します。
- 周回数より“同じミスを減らす”ことを重視する……「何周したか」より、「同じ間違いを繰り返さなくなったか」が本質です。
過去問は「答えを覚える」ためではなく、「論点を理解し、出題のされ方に慣れる」ために使う――この意識を持つだけで、同じ過去問でも得られるものが大きく変わります。
一問一答や問題集で論点の幅を広げてから、過去問で本番形式に慣れる。この順番で回すと、知識が“使える”形で定着していきますよ。
憲法にかける学習時間の目安と、独学が不安なときの選択肢
最後に、「憲法にどれくらい時間をかけるか」と「教材・講座の選び方」を整理しておきましょう。憲法対策の成否は、実はこの“時間配分”で半分決まると言っても過言ではありません。
憲法に時間をかけすぎない
繰り返しになりますが、憲法の配点は28点。ここに時間をかけすぎると、択一・多肢・記述まで合わせて最大配点の行政法や、論点の多い民法の学習が手薄になります。これは合格戦略として本末転倒です。
学習時間の目安は、学習経験や残り期間で大きく変わるため一概には言えませんが、ひとつの目安として、法令等科目全体の学習時間のうち憲法に割く割合は1割前後にとどめ、その分を行政法・民法に厚く配分するとバランスが取りやすくなります。進め方としては、基礎固めに集中し、過去問で仕上げるのが共通の方針。初学者なら最初に全体像をつかみ(インプット中心)、直前期は頻出の人権・統治の過去問復習に絞る(アウトプット中心)――こうしてメリハリをつければ、限られた時間でも十分に戦えます(学習時間・配分はあくまで目安で、得意・不得意や残り期間によって調整してください)。
独学が不安なら通信講座も選択肢に
「独学は心細い。でも、資格予備校に通うお金も時間もない」――そんな受験生の方は、オンラインの通信講座を検討してみるのも一つの手です。
通信講座であれば、わかりやすい動画講義やフルカラーのテキストでインプットがしやすく、質問サポートが付くものも多くあります。通学講座と違い、いつでもどこでもスキマ時間に学習でき、費用も抑えやすいのが魅力です。なかには、合格者への特典として受講料の一部や全額を返金するサービスを実施しているスクールもあります(特典の内容・条件はスクールや年度によって異なるため、申し込み前に公式サイトで必ずご確認ください)。
独学で進めるにしても、教材選びは重要です。基本書は「説明のわかりやすさ」と「過去問との対応」で、問題集は「解説の詳しさ」で選ぶのが基本。一問一答は知識確認と直前期の反復に向いています。無料アプリも補助的に使えますが、メインは紙のテキストと過去問に置くと安定します。
具体的な教材選びは、下記の関連記事で比較しながら選んでみてください。
- 行政書士テキストおすすめランキング|独学向け「基本書+問題集+六法」の最短ルート
- 行政書士試験の六法おすすめは?六法は必要?いらない?初心者向けは?
- 行政書士試験に判例集はいらない?必要?おすすめは?
- 行政書士おすすめアプリ|過去問・六法・判例集・一問一答をアプリで学習
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まとめ|憲法は配点28点を“基本”で取りにいく。深追いせず効率学習を
ここまで、行政書士試験の憲法について、配点から出題傾向、難易度、分野別の勉強法、過去問の使い方、学習時間まで整理してきました。最後に要点を振り返っておきましょう。
- 配点は28点(5肢択一20点+多肢選択8点)……300点満点の1割弱・行政法・民法に次ぐ3番目。記述式には憲法は出ません。
- 満点は狙わず、基本で6〜7割を取る……難問は深追いせず、基本問題を確実に拾うのが現実解です。
- 人権は判例中心・統治は条文中心……分野で勉強法を変え、過去問で繰り返し出る論点を押さえましょう。
- 時間をかけすぎない……最大配点の行政法・論点の多い民法に学習時間を残すのが合格戦略です。
- 独学が不安なら通信講座も……自分に合う学び方で、効率よく目標点を取りにいきましょう。
憲法は、配点こそ控えめですが、向き合い方さえ間違えなければ「効率よく得点できる科目」です。正しい勉強法で基本を固めれば、恐れることはありません。ぜひあなたも、この記事の方法を参考に、合格を勝ち取ってくださいね。
なお、憲法と相性のよい日本国憲法 前文の覚え方もあわせて学んでおくと、人権・統治の理解がいっそう深まります。また、憲法を含めた試験全体の戦略は行政書士試験|科目・配点・合格までの全体ロードマップで俯瞰し、配点の大きい民法の勉強方法・行政法の勉強方法と合わせて学習計画を立ててみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 令和6年(2024年度)の行政書士試験の配点は? A. 300点満点で、法令等科目244点(46問)・基礎知識科目56点(14問)です。2024年度から「一般知識等」が「基礎知識」に名称変更されました(配点・出題数は不変)。
Q. 行政書士試験の憲法の配点は? A. 5肢択一式5問(20点)+多肢選択式1問(8点)=合計28点です。記述式には憲法は出題されません。
Q. 行政書士試験で憲法は何問出る? A. おおむね5肢択一式5問・多肢選択式1問の計6問が目安です(年度によって変動する可能性があります)。
Q. 憲法の勉強の仕方は? A. 人権は判例中心(事案・争点・結論・理由をセットで理解)、統治は条文中心に学習します。テキストで理解 → 問題集 → 過去問の順で、繰り返し出る論点を押さえるのが効果的です。
Q. 行政書士試験で一番難しい科目は? A. 感じ方は人それぞれですが、配点が最大で記述式もある行政法や、論点が膨大な民法を挙げる人が多い印象です。憲法は「難しさ」より「深追いの誘惑を断ち切ること」が攻略のポイントです。
Q. 行政書士試験で憲法は捨ててもいい? A. 全捨てはおすすめしません。配点28点は無視できず、基本問題は比較的取りやすいからです。「深追いはしないが、基本は拾う」スタンスが現実的です。
Q. 憲法の勉強時間はどれくらい必要? A. 学習経験や残り期間で変わるため一概には言えませんが、基礎固めに集中し過去問で仕上げる方針が共通です。配点が大きい行政法・民法に時間を残すことを意識しましょう。
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