【令和7年度】ITパスポート問96~問100  テクノロジ系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和7年度】ITパスポート問96~問100  テクノロジ系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和7年公開問題より、問96~問100(テクノロジ系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問96】OSS に関する適切な記述 -技術要素

問題

OSS(Open Source Software)に関する次の記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 個人だけではなく、企業や団体が開発したソフトウェアもある。
b 著作権が放棄されている。
c 入手したソフトウェアは、自由に再配布してもよい。
ア a, b
イ a, b, c
ウ a, c
エ b, c

▶ 解答・解説を見る

正解:ウ

解説

a 個人だけでなく、企業や団体が開発した OSS もある → 適切(例:Android の AOSP は Google が主導で開発)
b 著作権が放棄されている → 誤り。OSS は著作権を保持したまま、再配布・改変などを許諾する仕組みです。
c 入手したソフトウェアを自由に再配布してもよい → 適切(自由に再配布できることは OSS の要件)
したがって適切なのは a と c なので、正解は「ウ」です。

【問97】可用性が損なわれた事象 -情報セキュリティ

問題

情報セキュリティにおいて、可用性が損なわれた事象だけを全て挙げたものはどれか。
a 関連取引先との電子決済システムが DoS 攻撃を受け、処理ができなくなった。
b 顧客情報管理システムの顧客情報が誤った内容のまま運用されていた。
c 社内のサーバに不正侵入されて、社外秘の情報が漏えいした。
ア a
イ a, b
ウ b, c
エ c

▶ 解答・解説を見る

正解:ア

解説

情報セキュリティの三要素「機密性・完全性・可用性」に当てはめて考えます。
a DoS 攻撃を受けて処理ができなくなった → 使いたいときに使えない=可用性が損なわれた例(該当)
b 顧客情報が誤った内容のまま運用 → 完全性が損なわれた例
c 社外秘の情報が漏えい → 機密性が損なわれた例
したがって可用性が損なわれたのは a のみで、正解は「ア」です。

【問98】整列手順の実行回数 -アルゴリズム

問題

4 個の要素から成るデータの並びを、次の手順を繰り返して昇順に整列するとき、整列が終了するまでに (1) から (3) の一連の手順は、何回実行されるか。ここで、最初はデータの並び全体を整列対象とする。
データの並び:[27, 42, 33, 12]
【手順】
(1) 整列対象中の要素の最大の値を選び、最後の要素と入れ替える。
(2) 最後の要素を整列対象から外す。
(3) 整列対象に要素が 1 個以上残っていれば、(1) から (3) の一連の手順を実行する。残っていなければ、整列完了なので終了する。
ア 2
イ 3
ウ 4
エ 5

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正解:ウ

解説

手順に忠実に従って数えます。
1 回目:整列対象 [27, 42, 33, 12]。最大 42 を最後と入れ替えて [27, 12, 33, 42]、42 を対象から外す(残り 3 個)。
2 回目:整列対象 [27, 12, 33]。最大 33 を最後と入れ替えて [27, 12, 33]、33 を外す(残り 2 個)。
3 回目:整列対象 [27, 12]。最大 27 を最後と入れ替えて [12, 27]、27 を外す(残り 1 個)。
4 回目:整列対象 [12]。最大 12 を最後と入れ替え(自分自身)、12 を外す(残り 0 個)。整列完了で終了。
手順 (3) は「要素が 1 個以上残っていれば繰り返す」となっているため、要素が 1 個だけ残った状態でも一連の手順を実行します。したがって合計 4 回となり、正解は「ウ」です。

【問99】関数の戻り値の合計の計算 -プログラミング

問題

関数 calculateAmountOfPrize は、業務改善の効果における改善額と短縮期間を、それぞれ improvement と period で受け取り、賞金額を戻り値とする。改善額が 20 万円で短縮期間が 3 日の業務改善と、改善額が 5 万円で短縮期間が 14 日の業務改善があった。この二つの賞金額の合計は何円か。ここで、改善額と短縮期間の値はそれぞれ 0 以上とする。

〔プログラム〕
○整数型:calculateAmountOfPrize(整数型:improvement,  // 改善額(円)
                                整数型:period)        // 短縮期間(日)
 整数型:prize   // 賞金額(円)
 if (improvement が 100000 より小さい)
  if (period が 7 より小さい)
   prize ← 500
  else
   prize ← 1000
  endif
 else
  if (period が 7 より小さい)
   prize ← 2000
  else
   prize ← 5000
  endif
 endif
 return prize

ア 1,000
イ 1,500
ウ 3,000
エ 5,500

▶ 解答・解説を見る

正解:ウ

解説

このプログラムは、改善額が 100,000 円以上かどうか、短縮期間が 7 日以上かどうかで賞金額を決めます。
① 改善額 20 万円(= 200,000 円 ≧ 100,000)・短縮期間 3 日(< 7) → prize = 2,000 円 ② 改善額 5 万円(= 50,000 円 < 100,000)・短縮期間 14 日(≧ 7) → prize = 1,000 円 よって二つの賞金額の合計は 2,000 + 1,000 = 3,000 円となり、正解は「ウ」です。

【問100】所有物を要素として用いた認証の例 -情報セキュリティ

問題

個人の認証に用いる要素を、知識、所有物及びバイオメトリクスの三つに分類したとき、所有物を要素として用いた認証の例はどれか。
ア SMS を用いた認証
イ 虹彩の特徴を用いた認証
ウ 筆跡や筆圧、スピードなど、文字を書くときの特徴を用いた認証
エ 本人が事前に設定した質問とそれに対する答えを用いた認証

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正解:ア

解説

SMS を用いた認証は、登録済みの携帯電話(SIM)を所有していることが前提となるため、「所有物」を要素とした認証の例です。したがって正解は「ア」です。

他の選択肢

イ … 虹彩の特徴を用いた認証は、バイオメトリクス(生体)認証
ウ … 筆跡や筆圧などを用いた認証も、バイオメトリクス認証
エ … 事前に設定した質問と答えを用いた認証は、知識による認証

 

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