ITパスポート試験の令和8年度公開問題より、問31〜問34(ストラテジ系)の解答解説を掲載します。テキストではなく、動画解説を希望される方は下記の動画をご覧ください。
出典:IPA「令和8年度 ITパスポート試験 公開問題」(問題はIPA公表のもの。解説・分類は当サイト独自)
この回(問31〜問34)の解説動画です。各問の「▶ この問題を動画で見る」から、その問の解説位置へジャンプできます。
目次
問31 リーン生産方式(ムリ・ムラ・ムダ)
リーン生産方式による業務改善の観点であるムリ・ムラ・ムダのうち、ムダに当たるものとして、最も適切なものはどれか。
- ア 属人化していて、担当者によって作成物の品質が異なる作業
- イ 組織の能力以上に負荷をかける無謀な計画や作業標準
- ウ 待機や必要以上の加工など、付加価値を生まない動作
- エ 長時間、身体の一部に負担がかかり、健康を害するおそれのある作業
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正解:ウ
解説
- ア × ばらつき=“ムラ”
- イ × 能力以上の無謀な計画=“ムリ”
- ウ 〇 付加価値を生まない動作(待機・過剰加工など)=“ムダ”
- エ × 身体に負担がかかる作業=“ムリ”(安全面の負荷)
問32 ニッチ戦略
ニッチ戦略の事例として、最も適切なものはどれか。
- ア アパレルA社は生産拠点を海外に移し、大量販売が見込めるカジュアルウェアを安価に全国販売する。
- イ 業界2位の食品B社は、トップシェア獲得のため業界3位のC社と経営統合する。
- ウ 金属加工D社は、自社固有の加工技術を生かし、密閉度の高い高価な無水調理鍋を高級レストラン向けに販売する。
- エ 電機E社は、販売量が減ってきた中型テレビ事業を売却し完全撤退する。
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正解:ウ
解説
- ア × コストを下げて量を売る=コストリーダーシップ/マス戦略
- イ × M&Aによる規模拡大・シェア獲得の戦略
- ウ 〇 独自技術で特定の狭い市場(高級レストラン向け)に特化=ニッチ戦略
- エ × 不採算事業からの撤退戦略
問33 SCM
購買・製造・販売という供給者から消費者までを結ぶ一連の業務のつながりを総合的に管理し、資材の調達から顧客への販売に至る在庫などの無駄をなくして、プロセス全体の最適化を図るものはどれか。
- ア CRM
- イ POS
- ウ SCM
- エ SFA
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正解:ウ
解説
- ア × CRM=顧客関係管理
- イ × POS=販売時点情報管理
- ウ 〇 SCM=調達から販売までの供給連鎖を総合管理し、全体最適化を図る
- エ × SFA=営業活動を支援する仕組み
問34 IT基本計画
IT基本計画の策定の際、明確にすべき事項だけを全て挙げたものはどれか。
- a ITシステムの利活用に関わるステークホルダ
- b 組織体の現在及び将来的なニーズへの対応
- c 発生したインシデントに関する管理手順
- d 利用者及び関係者との合意に基づいた業務要件とその優先順位
- ア a, b
- イ a, b, c
- ウ a, b, d
- エ b, c, d
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正解:ア
解説
- a 〇 利活用に関わるステークホルダ=基本計画で明確にすべき
- b 〇 組織の現在・将来のニーズへの対応=基本計画で明確にすべき
- c × インシデントの管理手順=運用設計の段階で定める事項
- d × 合意に基づく業務要件と優先順位=個別システムの要件定義段階の事項
- 正解:ア(a, b)
