※現在、ユーキャンの中小企業診断士講座は募集を停止しております(2022/5/19)
こんにちは、トシゾーです。
今回は、ユーキャン(U-CAN)の中小企業診断士講座の口コミや評判を徹底分析しました。
ユーキャンと言えば、「通信教育の代名詞」的な存在の会社ですよね。
TVのCMでも良く見かけますし、世間的な信頼・評価は高いと思います。
そんなユーキャンの中小企業診断士講座の実情は、どうなっているのでしょうか?
気になる方は、ぜひチェックしてくださいね。
Contents
ユーキャン 中小企業診断士通信講座の概要
長年の受験指導による優れた指導体制
ユーキャンの中小企業診断士講座は30年以上の開講実績があります。
そのため、
・テキストの製作
・日々受講生の方から寄せられる質問への回答
・二次試験の添削課題への赤ペン指導
などを、経験豊富な講師が全面的にサポートする体制が整っています。
充実した添削指導
ユーキャンの中小企業診断士通信講座では、受講生は独学+添削指導による実力養成が中心になります。
添削は全10回もあります。具体的には
一次試験対策6回
二次試験対策2回
実力確認に役立つ修了課題2回
という内容です。
受講生から提出された解答は講師が詳細に分析し、的確なアドバイスを加えて返送します。
二次の記述試験対策は、講師が丁寧な赤ペン添削で指導します。
スマホやタブレットに対応したデジタルテキストが付属
デジタルテキストには、メインテキスト6冊と問題集一式(科目別問題集、事例トレーニング問題集、口述試験対策、過去問題集、速習問題集)を丸ごと収録。テキストを読んだり過去問を解いたり、いつでもどこでも学べる環境が、あなたのお手持ちのスマホやタブレットで実現します。
キーワード検索やメモ書きなど、デジタルテキスト独自の機能も搭載。外出先や移動などのちょっとしたスキマ時間を活用できるので、学習時間を増やして、効率的に合格力アップを狙えます。
メールや郵便で質問OK
講座に関する質問は、メールや郵便で自由にできます。
ただし、質問回数は無制限かと思いきや、「質問回数は制限を設けさせていただく場合があります」との記述がありました。
おそらく、これは一部の大量に質問をしたがる受講生への対策だとと思われます。通常は通信添削全期間を通じて数回~十数回もあれば十分でしょうから、実質、無制限に近いものと思われます。
ユーキャン 中小企業診断士通信講座のコース内容
本科コース
全科目+2次試験対応の一般的なコースです。
メインテキスト6冊の他、副教材として以下が付属します。
・ガイドBOOK
・科目別問題集6冊
・事例トレーニング問題1冊
・添削課題集
・口述試験対策
・その他(質問添削関係書類・スケジュール表等)
標準学習期間は14ヵ月であり、価格は98,000円(税込み)となります。
一次試験 科目別コース
一次試験対策【科目別コース】は、メインテキスト+問題集+過去問がセットになったものであり、6科目について用意されています。
標準学習期間は約1ヵ月、添削はありません。価格は16,800円(税込み)となります。
ユーキャン 中小企業診断士通信講座の口コミ・評判
ユーキャンの中小企業診断士講座に関する口コミ・評判を、掲示板や知恵袋から集めてみました。
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個人的にはユーキャンの2次試験論述の模範解答は、自分の考えに合っていると判断し毎年分を入手していました。
しかし教材は見たことが無いのと、周りに通信教育で合格した人がいないので何とも分かりません。
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ユーキャンのテキストは、かなり分厚く、素人が独学で内容を理解するのは大変でした。結局、途中で投げ出してしまいました。
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ユーキャンは、資格専門の通信教育ではないので、中小企業診断士の受験に特化した会社のほうが信用できる気がしました。
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10万円弱の費用で各科目のテキスト・問題集等が網羅的に揃っており、商品の内容は充実したものでした。
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結論から言うと独学との差はほとんどありません。
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ユーキャン 中小企業診断士通信講座は「買い」か?
ここまで見たとおり、テキストと添削指導が充実しているユーキャンの中小企業診断士講座ですが、果たして「買い」でしょうか?
以下、私が気になる点を解説します。
動画講義がないことが残念!
まず、動画講義がないことが、最大の弱点だと考えます。
ユーキャンでは「スマホやタブレットに対応」をアピールしていますが、それはあくまで、テキストや問題集がスマホなどで読める、ということに過ぎません。
4万円台から受講できる「スタディング」や「診断士ゼミナール」、10万円台の「クレアール」、もちろん、20万円を超えるTACやLECの通信講座まで、現在では、ほぼすべての通信講座に動画講義が付属しています。
ユーキャンは動画講義が付属しない点が、大きなマイナスポイントです。
ユーキャンのテキストは詳細でよくできていますが、その分、学習量が膨大で、動画講義もないため、多くの方が途中で学習を挫折してしまう可能性があります。
添削や質問はできるが、そこに約10万円の価値を見出せるか?
ユーキャンの中小企業診断士講座は30年の歴史があり、サポート体制も整っています。しかし、その体制に対して10万円の費用を払う価値があるのか、考えてみる必要があります。
たとえば、4万円台の診断士ゼミナールでも質問回数は無制限です。スタディングでは、有料オプション(質問1回につき、1,210円(税込))となりますが、もともとの本体価格が安いので、数回程度の質問では問題ないでしょう。
診断士ゼミナールやスタディングの口コミ・評判の記事もぜひ参考にして検討してみてください。
ユーキャン 中小企業診断士通信講座の管理人のレビュー(評価)
前述のとおり、ユーキャンの中小企業診断士通信講座のテキストは、かなり細かい情報まで書かれて、よく作り込まれています。
ただし、通信教育のため、ボリュームが多いと、途中で投げ出すことに繋がりかねない、というリスクもあります。
「途中で投げ出すのは、受講生側の問題だ」という意見もありそうですが、私はそうは思いません。
「最後まで、多くの受講生が、きっちりゴールできる」ようにすることも、資格受験講座の使命だと考えるからです。
現在では、スマートフォンなどで動画を見るのは当たり前の時代のため、通信教育でも講義動画を採用するなど、受講生が飽きずに学習できる仕組みを用意した講座を選ぶほうがよいでしょう。
ユーキャンは社会的な認知度も高く、詳細なテキストとサポートのしっかりした添削が売りとなっています。
しかし、上記口コミにもあったとおり、これだけでは「一般の独学と変わらない」という印象を持たれても仕方がないでしょう。
一方で、ユーキャンの講座は、二次試験の添削指導や模範解答の評価は高いですので、
・通学はできない方で、二次試験対応を特に重視したい方
このような方は、ユーキャンの中小企業診断士通信講座を検討してもよいでしょう。
ユーキャン 中小企業診断士通信講座の口コミ・評判、レビュー まとめ
いかがでしたか?
ユーキャンは長年受験指導を続けている信頼できる通信講座ではありますが、動画講義がないなど、最新の内容になっていない点が弱点である、ということになりました。
ただ、二次試験対応は評価が高いですし、科目別に講座を選べるため科目合格対策にもユーキャンは使いやすくなっています。
メインの通信講座は別の講座とし、苦手科目だけユーキャンの科目別講座で対策する、といった使い方もありそうです。
以上、ユーキャンの中小企業診断士通信講座の口コミ・評判、レビュー 徹底分析でした。
なお、ここまで読まれて、スマートフォン動画に対応した低価格な通信講座である「スタディング」や「診断士ゼミナール」が気になった方は、以下の記事もチェックしてみてください。
中小企業診断士試験の勉強法については、最新の勉強法ランキングの記事を読んでみてください。
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著者情報 | |
氏名 | 西俊明 |
保有資格 | 中小企業診断士 |
所属 | 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション |