今回は、発売されたばかりのLECの出る順シリーズ「記述式・多肢選択式問題集」を購入しましたのでレビューしたいと思います。
おはようございます🌱
LECの2023記述式がいよいよ出ますね。プチ〜購入📖
朝勉開始スタートします✍️— Bassi@2023年受験生2nd (@Bassipapa) March 1, 2023
↑さすが、メジャーな「出る順シリーズ」の記述&多肢選択式問題集だけあって、私の他にも発売開始を心待ちにしていた方がいるようです。
さっそく内容をチェックしていきましょう。
目次
2024年版 出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集
そもそも、記述式・多肢選択式の問題を解くには、5肢択一式以上に正確な知識と理解力が必要とされます。
そのため、多くの受験生が苦手意識を持っていると思います。
特に記述式問題は配点が大きいにも関わらず、つい学習を後回しにして苦手なまま本試験に突入してしまい、自爆してしまう方も多いです。
そんなことにならないよう、記述式が苦手な方は、本書のような記述式対策専門の問題集を早い段階から使うべきです。
さて、今回レビューするLECの問題集ですが、個人的に本書の最大のポイントは
- 単なる問題集ではなく、記述式を解くための実践テキストでもある
- 記述式や多肢選択式対策のプロが執筆している
- 解説や部分点の説明などに納得度が高い
上記3点だと考えています。
記述式問題を解くための解法・解説が充実
「記述式問題の傾向と対策」
どのあたりが「記述式を解くための実践テキスト」なのか、本書の構成から説明します。
まず、本編(問題+解答・解説)に入るまえに「記述式問題の傾向と対策」という章があり、ここに解法が説明されています。
解法の見出しだけ挙げると、次のとおり
・記述式問題の解き方
- 問題の所在の発見
- 適用法令・制度の発見
- 事例への適用制度等の「当てはめ」
- 表現における注意点
簡潔にまとめられた解法ですが、シンプルだからこそ、問題を解く際に忘れずに活用して欲しいと思います。
本編見開きも充実
つづいて本編は、左頁に問題、右頁に各解説の見開きスタイル。
左ページの問題の下には「著者からのひとこと」があり、問題を解くためのヒントになっています。
学習初期は「著者からのひとこと」を見て考え、次第に問題文だけみて解けるようにするのがよいでしょう。
右ページの解答・解説も非常に充実しています。
- 解答例
- 配点の目安
- 解答のポイント
- 詳細な解説
- プラスアルファ(関連する基礎知識や発展的知識)
問題を解きっぱなしにするのではなく、こうした解説群を参考にして、実力アップや記述式テクニックを身に着けることができるようになっています。
以上、本書が記述式(択一式も)対策に特化した「実践テキスト+問題集」であることがお分かりかと思います。
記述式や多肢選択式対策のプロが執筆している
本書は、記述式・多肢選択式の実績豊富なプロ講師が執筆しています。
著者は嶋崎 英昭(しまざき・ひであき)先生と白井 崇史(しらい・たかし)先生の2名体制であり、お二人は上智大学や中央大学の共に法学部法律学科卒業と、生粋の法律のプロ。
島崎先生も白井先生も、長年、行政書士講座や公務員講座の講師を務めており、その実績は申し分ありません。
さらに島崎先生は、本書の他数々の書籍を執筆しており、行政書士試験で得点できるポイントを押さえた解説で好評を博しています。
一方の白井先生は、情熱的で分析力に優れた講義が「受講生のやる気を引き出す」と評判の先生です。
解説や部分点の説明などに納得度が高い
上記2人の先生がタッグを組んだ本書の解説や部分点のポイントなどの説明は、非常に分かりやすく納得度が高いです。
個人的な見解ですが、LECの「出る順」シリーズが以前からずっと多くのユーザーに支持されているポイントは、LECの知名度だけではなく、地味ではあるが基本中の基本である「解説などの品質の高さ」にあると思うんですよね。
最近は、「テキスト分冊」「フルカラー」「文字が少なく図表が多い」など、派手なポイントを訴求するテキストが多い風潮がありますが(非難しているわけではありません)、やはり、派手な特長も基本的な品質が担保されていなければ、意味はないですよね。
そういう意味では、LECや伊藤塾はすごいなぁ、と感じています。
充実の掲載問題数
本試験出題科目のオリジナル問題を120問以上掲載。
こちらは過去問ではなく全てオリジナル問題です。過去問に加えて本書の問題を解くことにより、十分な演習量を確保できます。
また、LEC講師により出題傾向を分析して作られた良問のため、問題を解いていくごとに自然に実力がアップするよう設計されています。
記述式の繰り返し演習に最適な練習用解答用紙が付属
解答用紙が別冊で付いています。
書籍に書き込むと繰り返し演習ができないため、こうした別冊はありがたいです。
基本テキストとのリンク、重要度や難易度等も抜かりなし
このあたりは、実績のある大手資格スクールLECなので、わざわざ言われなくても安心ですよね。
まとめ
というわけで、LECの「出る順・行政書士シリーズ」のなかの記述式・多肢選択式問題集をレビューしました。
前述のとおり、個人的なおすすめポイントは
- 単なる問題集ではなく、記述式を解くための実践テキストでもある
- 記述式や多肢選択式対策のプロが執筆している
- 解説や部分点の説明などに納得度が高い
という3点になります。
いずれにしても、「本気で実力を付けたい方」にとっては、LECの出る順シリーズが独学用教材の有力候補になると思います。
書店などで教材をチェックする際、この記事が参考になれば嬉しいです。