今回は、二次試験専門の資格の学校であるMMCについてお伝えします。
MMC以外にも、二次試験専門の資格の学校には、TBCやAASなどがありますが、いずれも目立った広告などをすることなく、受験生もそんなに多くない印象です。
そのため、TACやLECなどの大手と比べて、内部の状況が分かりにくいですよね。
一方で、
「MMCの通学講座は口コミによって人気があり、募集を開始するとすぐに満席になる」
という話も聞きます。
そんなMMCの実態は気になりますよね。
MMCに関心のある方は、ぜひ読んで頂ければと思います。
目次
MMC 中小企業診断士 二次試験対策講座のレビュー(評価)その1 よいポイント
以下に、MMC 中小企業診断士 二次試験対策講座の、よいポイントをまとめてみました。
MMCのよいポイント1:独自の「MMC合格メソッド」が確立されている
MMCでは、過去問の徹底分析と実際の経営診断で蓄積されたノウハウから、中小企業診断士第2次試験を攻略するための「MMC合格メソッド」を確立しています。
MMC合格メソッドでは、「出題者や採点者に対する対策の徹底」と「ライバルとの差別化の強化」、この2点から方法論が設計されています。
出題者や採点者への対策
2次試験の与件文や設問に対し、題意を忠実に捉えて適切に解答するために「MCサークル」を利用します。MCサークルとは、実際の経営診断の経験から考案された「診断のプロセス」を表す概念であり、これをツールとして2次試験解答作成時に用いることで、出題者や採点者の求める解答作成が可能となります。
また、解答内容は因果関係(現象と根拠)が明確でなくてはなりません。その際に使えるのが「文章の金型法」です。文章の金型法では、文章を標準化することで、短時間で分かりやすい解答文を作ることができます。
ライバルとの差別化
ライバルと差別化するためには、設問を抜け漏れなく多面的に検討したうえで、解答の切り口を明らかにすることが必要です。ここでもMCサークルは有効に活用できます。
また、部分点を稼ぐためにも、必要なキーワードを入れておくことは重要です。MMCでは一次試験の知識であるキーワードについても、確認テスト等で強化を図ります。
MMC出身の講師が、MMC合格メソッドを徹底的に伝授
MMC講師陣には、MMCで中小企業診断士試験を突破した、元MMC生が多く在籍しています。つまり、MMC合格メソッドの哲学を十分に継承している講師ばかりなので、一貫性のある講義やアドバイス、指導を受けることができ、あなたも確実にMMC合格メソッドを使いこなせるようになります。
MMCのよいポイント2:答案の添削が迅速、個別アドバイス、再答案添削もあり
MMCでは、講義で実施した課題問題の答案を当日回収し、1週間以内にインターネットで添削返却、次回の講義で個別アドバイスを受けられます(個別アドバイスは通学講座のみ)。
※口コミには「即日採点と返却」とありましたが、現在は1週間以内に返却のようです。
さらにMMCでは、1つの事例を何度も徹底して深堀し、質の高い答案作成を行うことが効果が高いと考えています。
そのため、添削返却後、受講生が作成した再答案を添削し、答案作成力の強化するスキームもあります。
MMCのよいポイント3:実績が高い
MMCのWebサイトに記載があるわけではないですが、説明会に参加された方の話によれば、
通学生の合格率は、高い年度で50%以上、低い年度で40%程度
とのことです。
二次試験の一般の合格率は20%前後ですから、それに比較すると、かなり高い合格率です。
なお、通信の受講生は合格した方しか報告してこないため、集計できていないそうです。
MMCは二次試験専門校のため、受講生のほとんどが多年度受験生だと想像できますが、その分を割り引いても、非常に高い合格率だといえるでしょう。
※以上の他、2024年MMCでは講座のカリキュラムや教材刷新が行われています。常に最新の内容で受講できる点も大きなメリットと言えるでしょう。
MMC 中小企業診断士 二次試験対策講座のレビュー(評価)その2 注意すべきポイント
ここまでMMCのよいポイントを見てきました。
以下では、MMCを選ぶ際の注意すべきポイントを確認していきます。
MMCの注意すべきポイント1:会場が都内のみ、さらに毎回変わる
通学講座は東京のみです。地方の方は、通学は難しいかも知れません(ZOOMによる配信もあります)。
また、MMCの事務所は銀座(東京都中央区)にあるのですが、通学講座では、飯田橋・水道橋の貸会議室などを利用するようです(2022年度)。
受講日によって会場が変わるのは、試験勉強にはあまり影響ないかも知れませんが、間違った会場に向かわないように注意が必要です。
MMCの注意すべきポイント2:解法が時代に合わなくなっている可能性がある
「MMCメソッドは、最近の本試験の傾向とズレがあるのでは」という声が少し聞かれました。
MMC側でも随時調整はしているとは思いますが、気になる方は、MMCが実施している「無料体験添削」を受けてみてはいかがでしょうか。
MMCの注意すべきポイント3:「通期」コースの価格が高い
MMCの通学講座は7万円~27万円程度です。
7万円~11万円程度の通学コースもあるのですが、これは1年間を「前期」「中期」「後期」にわけ、「中期」のみや「後期」のみの価格ですので、注意してください。
年間通して通学する「通期」コースは、20万円~27万円程度となります。内容の充実度は高いものの、二次試験のみの講座ですので、高価な部類に入るでしょう。
一方の通信(アーカイブ講座)は5万円~17万円程度となっているのですが、やはり「通期」だと、そこそこの価格がします。
MMCは「ライブ講座(通学/ZOOM)」「」「アーカイブ講座(通信)」の2パターンに加え、ライブ講座は「水曜」「土曜」「日曜」と曜日別に3種類あります。
コース体系が少し複雑なので、詳細はMMCのWebサイトで確認してみてください。
2次試験対策のコストを下げるには?
前項のように、MMCは2次試験対策のみにも関わらず、かなり費用は高くなります。
もし、低価格でコストパフォーマンスのよい2次試験対策講座を希望される場合、下記のようなオンライン通信講座を検討してみてください。
診断士ゼミナール | =>2次試験コース | 27,280円 |
フォーサイト | =>2次試験対策 | 32,800円 |
アガルート | =>2次試験過去問解析講座 | 29,800円 |
MMCと他社との受講料の比較
下記では、各社の「一次・二次対策を含めた通信講座の料金」を紹介します。MMCは二次試験対策専門のため、直接の比較はできないものの、参考にして頂ければ幸いです。
スクール(企業) | 講座/コース | 受講料 |
スタディング | 1次2次合格コース(スタンダード) | 53,900円 |
診断士ゼミナール | 1次2次試験プレミアムフルコース | 59,780円 |
クレアール | 1次2次ストレート合格スタンダードコース | 200,000円(キャンペーン中は116,000円) |
フォーサイト | バリューセット2 | 77,800円 |
アガルート | 1次試験・2次試験対策フルパック | 54,780円 |
TAC | 1・2次ストレート本科生 | 275,000円 |
LEC | 1次2次プレミアム1年合格コース | 264,000円 |
大原 | 1次・2次合格コース | 258,000円 |
二次試験対策はMMCを検討する場合、一次試験対策は低価格にしたい、と考えるのではないでしょうか。
低価格のオンライン講座のなかでは、管理人のおすすめはスタディングと診断士ゼミナールです。講座の検討においては、その2つも候補に加えてみてください。
MMC 中小企業診断士 二次試験対策講座の口コミ・評判
MMCの添削は定評ありますね。
— まさひろ@秋には中小企業診断士登録予定 (@masahiroSMEC) July 10, 2022
株式会社MMC | 中小企業診断士 合格実績ならMMC
なんで今年こんな話題に出ないのかがわからんけど、二次試験模試受けるならMMCだと思うの…😦😦
他に比べたら高いけど、他予備校2回分より価値があると思う。
そもそも二次の模試はそんな何回も受けなくていいしね… https://t.co/qWdIZwVH3k— きむ🍑 (@mochimochi3737) March 17, 2022
MMC 中小企業診断士 二次試験対策講座の口コミ・評判・レビュー(評価) まとめ
「MCサークル」と「文章の金型法」を中心としたMMCメソッドは、中小企業診断士二次試験の解法を徹底的にロジカルに構築した、再現性の高い方法です。
積極的なプロモーションは行っていないため、外からは内部の実情が分かりにくい、価格が少し高めなど、検討すべきポイントもありますが、
どうしても二次試験が苦手な方、文章が苦手な方などは、有力な選択肢になるのではないでしょうか。