<社労士の通信講座おすすめランキング>
すぐに確認したい方は以下をチェック!
通信講座名 | おすすめポイント |
No.1 スタディング | 業界最安価格 46,800円~ |
No.2 フォーサイト | 全国平均の4.23倍! 業界最高の合格率 |
No.3 クレアール | 独自の非常識合格法が人気 |
No.4 アガルート | 合格すれば全額返金サービス |
No.5 大原 | 高い知名度・信頼性 |
社労士試験は本当に難しい法律の試験であり、初めての方が簡単に取得できるレベルのものではありません。
理解・記憶すべきことが膨大にあり、初めての方が挑戦しても失敗や挫折を経験し、続けることが困難なケースを多く見てきました。
社労士試験の勉強法にはいくつか種類がありますが、やはり、プロの講師から直接正しい勉強法を丁寧に学ぶことができる通学講座なら、まだ合格しやすいと言えるでしょう。
なぜなら、悩みや疑問、心配に感じることは何度でも質問し、常にその場で解決ができるなど、試験に受かるためのサポートが充実しているからです。
一方、1人で目標に向かって勉強を進めるスタイルの独学や通信講座では、「モチベーションを保つことが困難で、続けることが難しい」という意見が多く聞かれましたし、正直、多くの方が習得できずに脱落していきました。
しかし現在、一人で勉強する形態の通信講座を用いて、多忙な社会人や育児中の主婦のなかからストレート合格する方が多く輩出されるようになっています。
なぜ彼らは、日々忙しく過ごしているにも関わらず、限られた勉強時間のなかで効率的に試験範囲をマスター(攻略)し、実力を定着させることができたのでしょうか。
その秘密(理由)は
スマートフォン動画対応のオンライン通信講座(Web通信講座)を使って、スキマ時間を有効活用する形で、試験の合格を目指したから
です。
詳しくは後述しますが、最近の通信講座は価格も安く、空いた時間にスマホで動画を見たり、車の運転中に音声を聴いたりしながら効率的に学べるものが多くなっています。
「経済的な価格で内容も充実している」点が、多くの受験希望者の求める需要に的確にマッチしたのです。
今、そのような通信講座を使って、多くの方々が無事合格しています。
このサイトでは、オンラインでの配信に対応した通信講座を中心に、おすすめ社労士講座についてお伝えしていきます。
目次
- 1 社労士のスマホ対応オンライン通信講座おすすめランキング一覧【18選】
- 1.1 社労士おすすめ通信講座第1位 スタディング
- 1.2 社労士おすすめ通信講座第2位 フォーサイト
- 1.3 社労士おすすめ通信講座第3位 クレアール
- 1.4 社労士おすすめ通信講座第4位 アガルート
- 1.5 社労士おすすめ通信講座第5位 資格の大原
- 1.6 社労士おすすめ通信講座第6位 ユーキャン
- 1.7 社労士おすすめ通信講座第7位 TAC
- 1.8 社労士おすすめ通信講座第8位 LEC(東京リーガルマインド)
- 1.9 社労士おすすめ通信講座第9位 オンスク
- 1.10 社労士おすすめ通信講座第10位 キャリカレ
- 1.11 社労士おすすめ通信講座第11位 山川 靖樹の社労士予備校
- 1.12 社労士おすすめ通信講座第12位 ネバギバ(資格スクール 大栄)
- 1.13 社労士おすすめ通信講座第13位 ヒューマンアカデミー(たのまな)
- 1.14 社労士おすすめ通信講座第14位 産業能率大学
- 1.15 社労士おすすめ通信講座第15位 JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)
- 1.16 社労士おすすめ通信講座第16位 日本マンパワー
- 1.17 【現在休止中】資格スクエア
- 1.18 【現在休止中】エル・エー
- 2 主要なポイント別!人気おすすめ通信講座比較・ランキング
- 3 社労士の通信講座の選び方
- 4 社労士試験 よくある質問
- 5 【補足】社労士試験の概要・試験制度について
社労士のスマホ対応オンライン通信講座おすすめランキング一覧【18選】
それでは、さっそくランキングを見ていきましょう。
特に初心者の方は、どこを選んだら良いのか分からず、適当に探して社労士通信講座を選んでしまい、後悔することも少なくありません。
あなたにピッタリな講座を見つけるためにも、以下のランキングに載った内容分析や口コミ・評判などをぜひご覧ください。
社労士おすすめ通信講座第1位 スタディング
スタディング(studying)社労士講座は、次のような特徴を持った通信講座です。
- 圧倒的な低価格(抜群のコストパフォーマンス)
- スマホだけで社労士の勉強ができる
- 勉強のモチベーションを維持する様々なしくみがある
スマホ学習に特化しており、つい、スマホに触れてしまう人は、スタディングを使えば、多くの勉強時間を確保できるはずです。
仕事が多忙な社会人や、家事や育児に忙しい主婦の方など、なかなか机に向かって勉強する時間が取れないライフスタイルの方でも効率的に学べる、特におすすめの講座です。
スタディングのポイントをまとめると以下の通り
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 ・司法試験(予備試験)、税理士、弁理士、社労士、行政書士、宅建(宅建士、宅地建物取引士)など、難関な士業を中心に約30種類の資格の通信講座を運営 |
価格(金額) | 業界最安値:4万円台~ |
カリキュラム | 50年分の出題実績を分析したカリキュラム |
動画講義 | ・受験のプロフェッショナル・早苗先生による質の高い講義 ・豊富な図解・スライドを使った講座で、テレビ番組のようにわかりやすい ・スマホを見るだけなので、スキマ時間を有効に使い勉強できる |
テキスト・問題集(教材) | ・フルカラーテキスト、スマート問題集、セレクト過去問、総まとめ講座、直前対策答練、合格模試 ・すべてがデジタル教材(テキストの紙媒体はオプション) |
合格実績 | ・合格率や合格者数は公表していない ・ただし、2022年度(令和4年)は74名の合格者の声(体験記に書かれた体験談より)を公開中 |
学習サポート | ・勉強のモチベーションを維持する様々なしくみがある ・質問対応は上位コースは30回まで標準、それ以外はオプション |
その他 | ・合格お祝い金1万円 ・教育訓練給付制度は対象ではない(対応無し) ・万が一不合格の場合、割安(22,000円)で更新版を受講可能 ・スキルアップ割引や、不定期のキャンペーンなどあり |
詳細を見ていきましょう。
上場企業が運営
KIYOラーニングは2008年創業のベンチャー企業ながら、東証マザーズ上場と信頼性が高い会社です。有料受講者は20万人を超え、多くの方に利用されています。
社労士の他にも、司法試験・予備試験・公認会計士・税理士・司法書士・行政書士・簿記・公務員など、多くの国家資格の講座を開講しています。
業界最安値、圧倒的な低価格
動画講義付きで4万円台から購入できる講座はスタディングのみ。以下3つのコースから選べます。
- 社労士合格コース ミニマム:46,800円(入門講座+基本講座、インプット特化のベーシックコース)
- 社労士合格コース レギュラー:59,800円(ミニマム+スマート問題集+セレクト過去問+法改正、白書・統計対策、必要な内容を満たしたスタンダードコース)
- 社労士合格コース フル:74,800円(レギュラー+直前対策答練+合格模試+QAチケット30枚などフルコース)
スマホだけですべての機能が使える
スタディングの動画講義は、「スマホで動画講義を見るだけで理解できる」ことを前提に作られています。図やイラストを豊富に使ったスライドを多用し、講義視聴時にテキストは不要。スマホ1台あれば、ちょっとした空き時間などにも場所を選ばずに学習でき、効率的に実力を向上させることができます。
勉強のモチベーションが維持できる
スタディングには、下記のように多彩な学習サポートシステムがあります。特に、学習レポートや勉強仲間機能は、モチベーションの維持や向上に最適です。
「一人で孤独に頑張っても、挫折するのではないだろうか」・・・そのような考えに該当する方には、特に嬉しい機能でしょう。
- 学習フロー機能:スマホを開くだけで最適な学習の順番が提案される
- 学習レポート機能:勉強時間の実績と進捗の状況が、自動的にグラフ化・可視化される
- 暗記ツール機能:Webテキストの重要用語を隠したり表示したりする暗記学習
- 問題横断復習:複数の問題集から間違えた問題だけを抽出し、正解するまで繰り返し解くことができる
- 勉強仲間機能:他の受講生とネット上で励まし合ったり、交流したりできる
さらに、スタディングでは、すべての受講者がオンラインで学習するため、そのデータを蓄積して、より効率的な勉強方法となるようにシステムを日々アップデートしています。
スタディングでは、「スタディングメソッド」の考え方により、短期合格者の勉強法に近い流れで学習できるようシステムが最適化されている
質問サポートがオプションの点が惜しい
業界最安値のスタディング社労士講座。4万円代から始められるうえ、見事合格できれば祝い金1万円がもらえるので実質3万円代となります。
一方で、惜しい点が2点。1つは、質問対応がオプションなこと(※最上位のコースのみ、30回まで無料)。
もう1つは、紙のテキストがオプションなこと。冊子版テキストは28,600円と高価なため、「どうしても紙のテキストが欲しい」という方は、他社(フォーサイト等)とあまり変わらない価格となります。
ただし、冊子版テキスト+質問対応をオプション購入しても、価格が他社相当になるだけで、動画講義や先進のeラーニング機能などの品質の高さが圧倒的なことには変わりありません。
■
以上がスタディングの概要となります。
業界で一番やすく、すべての機能がスマホやパソコン、タブレットで完結するコンパクトかつ先進のeラーニングシステムといえます。
気になる方は、一度公式サイトをチェックしてみては如何でしょうか。
=>「スタディング社労士講座」公式サイトはこちら.
また、スタディング社労士の詳細や評判・口コミは以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。
社労士おすすめ通信講座第2位 フォーサイト
フォーサイト社労士講座は、業界最高の合格率を誇る講座です。さらに通信講座の運営歴は30年近くと、オンライン通信専門校としては長いのも特長。
スマホで見れる動画講義、デジタル教材に加え、冊子版のテキストや問題集も付属。
eラーニングに力を入れており、講師とリアルにコミュニケーションが取れるライブ講義も定期的に実施しています。
スマホでほとんどの学習ができるので、働きながら資格取得を目指す人でもスキマ時間などに勉強しやすいのも特長。
さらに最上位コースでは、不合格の場合に全額返金する制度もあり、機能的にはスキの無い通信講座といえるでしょう。
フォーサイトのポイントをまとめると以下のとおり
運営会社 | 株式会社フォーサイト |
価格 | 社労士通信講座として平均より安い価格:78,800円~ |
動画講義 | ・専用のスタジオで撮影された美しい映像講義、音声も聞き取りやすい ・ライブ講義「eライブスタディ」を定期的に実施 ・最上位コースのみ講義のメディアとしてDVDを選べる |
テキスト・問題集(教材) | ・フルカラーテキスト、過去問講座、直前対策講座、e-ラーニングManaBun、過去問一問一答演習(※最上位コースの場合) ・デジタル教材と冊子版の両方が付属 |
合格実績 | ・2022年は191名が合格。フォーサイト合格率は22.4%、全国平均の4.23倍 ※2021年度以前も、例年高い合格率で安定している。 |
学習サポート | ・質問サービス(回数制限あり) ・個別カウンセリング |
その他 | ・合格お祝い金2,000円(Amazonのギフトコード) ・教育訓練給付制度の対応あり(対象の講座を修了するなどの条件を満たせば、該当者に20%返金) ・最上位のバリューセット3のみ、不合格者全額返金保証制度あり ・不定期に割引キャンペーンも実施 |
詳細を見ていきましょう。
相場より安い受講料
フォーサイトは7万円代から始められます。
- バリューセット1:78,800円(基礎+過去問)
- バリューセット2:110,800円(基礎+過去問+直前対策)
- バリューセット3:121,800円(基礎+過去問+直前対策+過去問一問一答演習)
eラーニングで全ての機能が使える
eラーニング学習システム「ManaBun(マナブン、旧 道場破り)」では、動画講義やテキスト・問題集・単語カードのコンテンツの閲覧、確認テストなどのアウトプットの実践、学習プラン作成などに加え、スケジュールを立てたり管理したりすることまで可能です。
ManaBunにはWeb版とアプリ版の両方があり、パソコンでもスマホでも、主な機能はすべて使えるので、とにかく便利です。
フォーサイトなら、外出や移動の際など、スキマ時間を活用して高い効果を生み出せます。
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以上がフォーサイトの概要となります。
=>「フォーサイト社労士講座」公式サイトはこちら
.
また、フォーサイト社労士の詳細および評判・口コミなどは、下記記事をどうぞ!
社労士おすすめ通信講座第3位 クレアール
クレアールは開講から53年、老舗の通信専門スクールです。
社労士講座はクレアールの看板講座の1つであり、メインの講師は、”年金博士”としてテレビ等のメディアでも大活躍のベテラン&カリスマ「北村 庄吾講師」が担当。
ハイレベルな北村講師が受験指導を担当している、ということで、何かと業界でも注目されています。
クレアールのオリジナル・カリキュラムである「非常識合格法」では、合格に必要な学習分野を過去問分析から徹底的に絞り、最大限学習を効率化して最短で合格することを目的としています。
過去問題集なども頻出論点に徹底的に絞り、ひたすら繰り返し解くことで短期間に基礎を磨き上げるわけです。
クレアールは、スマホで視聴できるオンライン通信講座ですが、テキストなど紙の教材も充実。
一例として、クレアールの初学者向け「一発ストレート合格パーフェクトコース(2024年合格目標)」のテキスト類を見てみましょう。
- 完全合格テキスト(全9冊)
- 分野別完全過去問題集(全8冊)
- 横断整理講義テキスト
- 法改正対策講義テキスト
- コンプリーションノート(全3冊)
- セルフチェックノート(1冊)
- 白書対策講義テキスト
- 公開模試
以上のように非常に充実しています。なかでも完全合格テキストと分野別完全過去問題集は全分野を網羅しながらも、効率的に出題させる論点だけを学習できる優れた教材です。
さらにクレアールはサポートも充実しています。答案の添削サービスのほか、講師やチューターが何度でも質問や相談に乗ってくれたり、寄り添ってくれたりします。多くの受講生が月に1回から2回程度質問や相談をしているそうで、運営事務局には毎年試験後に「ありがとう」のメールや電話の声が届くそうです。
オンライン通信専門校ではもっともサポートやフォローが手厚いスクールの1つであることは間違いありません。
一方で、価格も安くはありません。
前述の初学者向け「一発ストレート合格パーフェクトコース」は、Web通信(定価)が24万円前後と、有名な大手予備校並みの価格となっています。
1年目の社労士受験結果が不合格の場合、延長サポートで翌年のカリキュラムが全て無料で受講できる「一発ストレート合格セーフティコース」もあります。
セーフティコースの場合、1年目で合格した場合、2年目未受講分がキャッシュバックされるので、費用が無駄になることはありません。
クレアールの場合、頻繁に期間限定のお得なキャンペーンを行っており、値下げの割引率も高いことが多いので、クレアールが気になる方は、キャンペーンが実施中かどうか適時チェックされることをおすすめします。
- 信頼できる老舗のスクールで、教材が充実した会社を選びたい!
と言う方には、ぜひクレアールをチェックして欲しいと思います。
【追記】現在、キャンペーン価格の適用で10万円前後で受講可能となっています。
現在、クレアールに資料請求することで、市販の受験ノウハウ書籍「社労士試験非常識合格法」を無料プレゼント中です。
クレアールの効率的な社労士試験勉強法を知ることが出来る、市販のノウハウ本を受け取ることができるので、この機会にぜひ無料でゲットしてみてください。
=>クレアール 社労士試験攻略本(市販のノウハウ書籍)の無料プレゼントページ
また、クレアール社労士の評価やレビューなどの詳細は、以下をチェックしてみてください。
社労士おすすめ通信講座第4位 アガルート
社労士のスマホ対応オンライン通信講座の第4位はアガルートです。
株式会社アガルート(agaroot)は2015年より、難関資格のオンライン通信講座を運営する資格予備校「アガルートアカデミー」を開講。成長著しい新進気鋭の会社です。
アガルート社労士通信講座のポイントは多くありますが、
- 全国平均の5.16倍の高い合格率
- 竹田&池田W講師体制で、深い理解に裏打ちされ、間違いやすいポイントを押さえた分かりやすい講義
- 短い時間(10分~40分)で区切られた動画講義のため、隙間時間に視聴しやすい
- 出題のカバー率『選択式93.8% ・ 択一式91.4%』と主要論点をほぼ網羅するなど、必要な情報が集約されているインプット教材(総合講義)
- 受講生限定のFacebookグループ内で、何度も質問が無制限に可能
- 動画配信による月1回のホームルーム(事前に集めた受講生の悩み、間違いやすい事例の共有など)
- 定期カウンセリングがオプションで用意されており,月に1回30分程度,講師と直接電話で相談可能。安心して学習を進められる。
- 合格お祝い金3万円or全額返金制度のどちらかが選べる等、充実の合格特典
- 「教育クレジットローン分割手数料0円キャンペーン」を実施中
以上のように、よくまとまったパッケージとして実現されています。高い合格率や出題カバー率・全額返金制度など、非常にクオリティが高く魅力的なのがお分かりでしょう。
価格は主力の「入門総合カリキュラム/ライト」が106,260円(30%OFF適用後)と、社労士講座としては平均程度。
正直、アガルートより安い講座もありますが、
見事に合格の場合、全額返金、または3万円のお小遣い(祝い金)がもらえる!
と、「キャッシュバックがあるから、勉強のモチベーションがアップする!」という方にはぴったりの講座で、やる気を継続させるのにすごく役立ちます。
アガルートに資料請求(無料)することで、社労士講座の動画講義(合計3.5時間分)を無料受講できます。
テキストも冊子版がもらえますので、関心のある方は、一度公式ページを確認しては如何でしょうか。
=>「アガルート 社労士 通信講座」の公式ページはこちら
※また、アガルート社労士のレビューや評判・口コミチェックしたい方は、下記urlの記事をどうぞ!
社労士おすすめ通信講座第5位 資格の大原
「本気になったら大原♪」のCMでもお馴染み、資格の大原。1957年開講の老舗大手スクールです。
直近の2022年(令和4年度)の社労士試験の合格者の数は329名と抜群の実績を誇ります。
もちろん、その1回だけが良かったわけではありません。
2011年~2022年(令和4年度)までの10年間の実績として、累計合格者数:4,491名もの実績を残しているのです。
老舗ならではの安心感や高い合格率は素晴らしいですし、専門の講師陣も信頼できる方ばかり。講師陣の作成するオリジナルテキストやオリジナルのレジュメを用いた講義も評価は高く、問題集のトレーニングができる専用アプリの評判も高くなっています。
大手スクールならではの差別化ポイントとして、通信講座の受講生でも校舎の職員室で講師に質問や相談などやり取りしたり、完備された自習室を活用したり、タイミングが合えば通学講座を受講したりできるのが特徴。
直接講師に質問できるのであれば、不明な点などもスッキリ理解できそうですよね。
一方で大手スクールのため受講料も高く、経済的負担が大きいことが惜しいところ。
- 例:社労士合格コースinアドバンス9 : 220,000円など
多くの校舎や講師・スタッフを抱えているため、どうしても高額な講座となってしまい、これまでは時間とお金に余裕のある人以外は、なかなか候補に加えにくいという事実がありました。
ただ、今では「【時間の達人】社労士24」という、24時間でインプットを完成させる速習通信講座が販売されています。
社労士24は79,800円と求めやすい価格で、大原の品質の良さとコスパのバランスの取れた商品になっています。
24時間でインプットできる「社労士24」が気になる方は、一度大原のHPをチェックしてみてください。
=>資格の大原 社労士講座の公式ページはこちら社労士おすすめ通信講座第6位 ユーキャン
社労士のスマホ対応オンライン通信講座の第6位はユーキャン。
「通信教育といえばユーキャン!」というぐらい誰もが知っている大手通信予備校であり、その知名度から一般消費者に対する信頼度は抜群です。
そんな有名スクールであるユーキャンの社労士講座では、他社の講座にはない、以下のような独自の強みがあります。
- ポイントを絞った基礎テキスト(冊子)や、スマホやPCで閲覧できるデジタルテキストで社会保険労務士(社労士)合格の知識を身につけられる
- 受講生専用サービスの「学びオンラインPlus(プラス)」で楽しく合格を目指せる(合計30時間のポイント動画も閲覧可能)
- わからない部分を、気軽にメールや郵送で質問できる(実質、無制限)
- 合計11回の添削指導で、単に知識を覚えるだけでなくしっかり理解することができるほか、成績に基づいたアドバイスを貰えるため、自分の弱点を見つけて補強できる
- 法改正情報や前回試験の傾向分析など、徹底的に受講生をサポートしてくれる
このように、非常に充実した講座内容となっています。
一方で、ユーキャンの弱点としては「動画講義だけで完結することができない」という点が挙げられます。あくまで、メインの教材はテキスト+添削と考えたほうがよいでしょう。
上記の点がデメリットのため、ユーキャンの社労士講座は第5位としました。
しかしながら、
- 動画講義をメインとするのではなく、紙のテキストと添削をメインとした通信講座で学習したい
- 実績のある大手スクールの通信講座を、比較的手頃な価格で利用したい
- フォロー体制が充実した講座を選びたい
と考えている方には、ユーキャンの通信講座を魅力的に感じることは明確ですし、受講しても大丈夫でしょう。
一度、公式サイトで詳細を確認されてはいかがでしょうか?
=>ユーキャンの社会保険労務士講座 公式ページはこちら
また、ユーキャンの評価やレビューなどの詳細は、以下のURLの記事をチェックしてみてください。
https://syaroushi-ganba.com/u-can-kuchikomi/
社労士おすすめ通信講座第7位 TAC
難関資格の受験生なら知らない人はいないであろうTACは1980年創立。社労士講座は1987年開講で、30年以上も運営が続いています。
まずは、大手資格予備校ならではの圧倒的な合格者数が目立ちます。
2019年度の社労士試験全体の合格者は2,525人ですから、なんと全合格者の17%がTACと、とにかく他社の追随を許さない実績を誇ります。いかに優れたカリキュラムであるか予想できますよね。
受講生の個人一人ひとりに成績表を配布したり、すべての授業で教え方がガイドラインに沿って統一されていたり、プロの職業講師が受講生に寄り添うなど、サポート体制は高品質です。
HPにある合格者の声には、そんなTACのサポートの良さに心から感謝する声も多く掲載されています。
ただし、誰もが知る大手スクールゆえに受講料の設定も高め。10万円台後半~と、オンライン講座と比べ、とても高価なため敬遠する方も多そうです。
TACの評価やレビューなどの詳細は、以下をチェックしてみてください。
社労士おすすめ通信講座第8位 LEC(東京リーガルマインド)
LEC(東京リーガルマインド)はTACと並ぶ大手資格予備校。社労士講座に限らず、どの資格講座に対しても、大手ならではの決め細かいフォロー&サポートが特徴です。
大手ならではの運営実績の長さや合格率の高さが自慢で、手厚いサポートを求める方には人気ですが、LECに関してもTACと同じく、費用が掛かってしまうのが難点です。
そのため、LECは、「時間に余裕があって定期的に通学できる」「高価な費用を支払える」という方向けのサービスと言えるでしょう。
LECの評価やレビューなどの詳細は、以下をチェックしてみてください。
https://syaroushi-ganba.com/lec-kuchikomi/
社労士おすすめ通信講座第9位 オンスク
オンスクは、大手の資格学校TACの関連会社が提供するオンライン資格学習スクールです。
その最大の特長は、「月々支払うサブスクリプション(サブスク)形式で受講できる」メニューの存在。
TACが運営しているだけあって、中身はしっかりしたものになっています。
ただし、気になる箇所としては
動画講義/テキスト/問題集と、どれも合格点に達してはいるが、品質に重点を置いた場合には、ベストの選択とは言えない
という点に、少し不安が残ります。
社労士おすすめ通信講座第10位 キャリカレ
キャリカレの特徴としては、安い受講料と受講生へのサポートが充実している点が挙げられます。
キャリカレの料金は6万円台と、社労士講座としては安く設定されており、負担を抑えています。
また、
- 不合格の場合に受講料が全額返金
- 合格後に就職や転職など採用の支援
があるなど、安心できるサポートが付いています。
一方で、ネット上の口コミが少ないことや、合格者数や合格率などの実績が発表されていないことなどが挙げられます。
社労士おすすめ通信講座第11位 山川 靖樹の社労士予備校
「山川 靖樹の社労士予備校」の運営元である(株)E-prostは、資格講座のオンライン動画配信を実施している会社であり、41種類の資格のオンライン講座を運営しています。
そんな山川靖樹の社労士予備校の一番のポイントが、
- 「月額4,400円で全ての講義(225時間分)を見放題」
というもの。
月々の支払形式(いわゆるサブスク型、月額制)で、基本講義(オンライン講義)・答練・模試(模擬試験)・直前対策などを「好きなだけ見放題」、という触れ込みなのですが、実際のところ、「原則として、入会して最低でも10ヶ月以上の月額サービス継続」という縛りがあるので注意が必要です。
このあたりは事前に利用規約を確認しておくことが、うまくリスクを回避することにつながります。
社労士おすすめ通信講座第12位 ネバギバ(資格スクール 大栄)
「ネバギバ(資格スクール 大栄)社労士講座」を運営する株式会社リンクアカデミーは「パソコンスクール アビバ」や「資格スクール 大栄」を運営しており、それらの通信教育系のブランドが「ネバギバ」という位置づけです。
現在、12の資格講座を提供しており、ネバギバならではの大変豪華なサポートが最大のセールスポイントとなっています。
具体的には、
- オンラインコンシェルジュ
- キャリアナビゲーター
- 講座マイスター
と、3種類のプロフェッショナルがフォロー&サポートする体制が組まれており、途中で挫折してしまう可能性を極力抑えていると感じます。学習の進め方が一切分らない初学者や調べ方が分らない方でも安心でしょう。
サポートはメールだけではなく、オンライン対面や電話も可能で、本科の受講生からも「ネバギバのサポート体制は万全で効果が高かった」「応援されている気持ちになり、とても心強かった」と非常によい評判となっています。
また、キャリアナビゲーターが存在することから分かるとおり、受験中だけでなく、独立や開業についても質問や悩みにも真摯に答えてもらえます。
※「自宅での開業について、注意点をくわしく教えてもらえた」などの口コミもありました。
その一方、ネバギバの社労士講座(入門パック)の受講料は高額(254,980円)ですので、支払いが厳しい方も多いでしょう。
費用は度外視しても、手厚いサポート体制を重視する方には選択肢の1つとなるかも知れません。
社労士おすすめ通信講座第13位 ヒューマンアカデミー(たのまな)
ヒューマンアカデミー(たのまな)といえば、250以上という多数の講座を運営している大手通信教育スクールです。社会人向けのビジネス分野に限らず、主婦や学生向けの語学や趣味の分野までバラエティに富んでいます。
そんなヒューマンアカデミー(たのまな)の社労士講座は、クレアールと提携しており、クレアールの「スピードマスターコース」がベースとなっています。
もちろん、出来の良さで評判のクレアールの講座(教材)に、ヒューマンアカデミー(たのまな)独自の充実したサポートつきの状態ですから、決して悪い選択肢ではありません。
しかし、問題となるのが実勢の購入価格。
ヒューマンアカデミー(たのまな)社労士通信講座は、クレアールと同等の20万円以上の価格ですが、本家クレアールのような定期的なキャンペーン(大幅割引)を実施することはありません。
以上を踏まえると、よほどヒューマンアカデミー(たのまな)のサポートに価値を感じる方以外はクレアールを選択するのがよいでしょう。
社労士おすすめ通信講座第14位 産業能率大学
産業能率大学(産能大)は、400以上のコース、および毎年20万人程度が受講する、巨大な通信教育部門を抱えています。
ビジネスパーソンの中には「自己啓発のための通信教育」として、産能大を思い浮かべる人も多いと思います。
そんな産能大の社労士通信講座は38,500円と割安ですが、コンピュータ採点・Web提出の仕組み以外は、IT機器を使わずにテキストで勉強するものです。
つまり、実質的にスマホ対応通信講座ではないので、注意してください。
社労士おすすめ通信講座第15位 JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)
JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)は、企業の人材育成支援と手帳(ブランド名:NOLTY、旧「能率手帳」)・書籍の発行を行っている会社です。
前身は1942年に創立された日本能率協会であり、80年もの歴史があります。
こんな歴史ある講座にも関わらず、JMAMの社労士通信講座は39,730円と経済的な価格。しかしながら、こちらも産能大と同じく、レポートをコンピュータで添削する以外は、紙のテキストでの学習となります。
また、JMAMの教材は大原の物であり、あえてJMAMから購入する必要はないかも知れません。
社労士おすすめ通信講座第16位 日本マンパワー
日本マンパワーは1967年の設立と50年以上の歴史を持つ人材育成企業です。
日本マンパワーの社労士講座は、JMAMと同じく大原学園グループと提携した教材であり、価格も全く同じです(39,730円)。
そのため、あえて日本マンパワーから申し込む必要性は薄いでしょう。
【現在休止中】資格スクエア
※資格スクエアの「社労士 通信講座」は2021向けの販売終了後、2022年/2023年向けは販売されておりません。今後の開始時期は未定です。
資格スクエアを運営する株式会社サイトビジットは、2013年設立の新しい企業です。
後発企業のため、先行する通信教育会社にはない、様々な取り組み方針で差別化を実施。
たとえば、「資格スクエアクラウド」「脳科学ラーニング」「SQUAREメソッド」など、最新の技術や集中して学習するための必勝のノウハウを取り入れた勉強法で注目を浴びています。
一方で、メイン教材に市販テキストを取り入れるなど、賛否両論の部分もあるようです。
そのため、資格スクエアを検討される方は、まずは無料会員登録を行い、サンプル講義を受講してみてください。
そして、他のオンライン動画の通信講座も同じようにチェックして欲しいと思います。
そのうえで、もっともご自身に合う講座を選ばれることを、おすすめします。
また、資格スクエア社労士通信講座の評判・口コミやレビューなどの詳細は、以下をチェックしてみてください。
https://syaroushi-ganba.com/shikaku-suqure-kuchikomi/
【現在休止中】エル・エー
※エル・エーの「社労士 通信講座」は現在休止中です。
エル・エーの社労士の通信講座は「合格祝賀返金制度」「何度でも相談できる電話質問制度」など、魅力的なサポートも多いですが、その一方で、以下のようなデメリットがあります。
- スクールで用意されたオリジナルの動画講義の質はあまり高くない(テキストのどの部分を指しているのかわかりにくい)
- オリジナルの教材ではなく市販されているテキストを導入している
エル・エーの講座を検討されている方は、講座のメリットとデメリットを良く比較して納得してから申込みされることをおすすめします。
主要なポイント別!人気おすすめ通信講座比較・ランキング
ここからは、前項のランキングの上位5社について、受講者が気になる主要なポイント(要点)別のおすすめ比較・ランキングを見ていきましょう。
料金(価格・費用)の安いランキング
順位 | 料金 | 備考 | |
1 | スタディング | 46,800円~ | ミニマムコース |
2 | フォーサイト | 78,800円~ | バリューセット1 |
4 | クレアール | 10万円前後(割引適用後)~ | 一発ストレート合格パーフェクトコース |
5 | アガルート | 106,260円(30%OFF適用後)~ | 入門総合カリキュラム/ライト |
3 | 大原 | 79,800円 | 社労士24 |
一般的には、社労士通信講座の実勢価格は約10万円です。
以上のように表に一覧にすると、上位5社はいずれも平均~平均以下であり、なかでもスタディングが圧倒的に低価格で始められるのが分かります。
ただ、スタディングには注意すべき点が2点あり、1つ目は、紙のテキストがオプションなこと。冊子版テキストは28,600円と高価格のため、これを別途購入すると大原やフォーサイト等と差がほとんどありません。
もう1点はスタディングのミニマムコースには問題集が付属しませんので、なるべく価格を抑えたい場合でも、実質的にはレギュラーコース(59,800円)を選ぶことになるでしょう。
紙のテキストが必要、ということであれば、各講座のメリット・デメリットやあなたの希望を踏まえ、しっかり比較することが大切です。
一方、紙のテキストが不要という前提であれば、値段(料金・費用)が最も安い、価格を抑えることが可能なのはスタディングとなります。
テキストのおすすめ・比較・ランキング
順位 | 形態(Web/冊子) | フルカラー対応 | 図解・図表・イラスト | |
3 | スタディング | Web版のみ(冊子版はオプション) | 〇 | 〇 |
1 | フォーサイト | Web&冊子 | 〇 | 〇 |
5 | クレアール | Web&冊子 | ー | △ |
3 | アガルート | Web&冊子 | 〇 | △ |
3 | 大原 | Web&冊子 | ー | 〇 |
上のように、フォーサイトのテキストは
- Web版&冊子版の両方に対応
- フルカラー対応
- 図や表、イラストがふんだんに使われている
- 問題と解説が見開きで一目瞭然にわかる
とカバーすべきポイントがすべて揃っています。
特にフォーサイトは「わかりやすさ」が突出している印象があります。一方、本ランキング外ではありますが、ユーキャンは長年、教育の事業を続けている企業だけあり、確かな監修と、できるだけたくさんの出題ポイントを覚えやすいように工夫しているテキストになります。
テキストの内容について言えば、同率3位のスタディングもコンセプトがすごいわかりやすかったので申し分ないのですが、残念ながら冊子版がオプションのため、テキストを重要視する方は購入を迷ってしまう場合もあるでしょう。
ただ、もっとも大切なのは「あなたに合ったテキストを選ぶこと」なので、これから通信講座の受講を考えている方は、必ず購入前の段階で各社の公式サイトや資料請求でテキストの内容を確認してください。
結局、あなたが求める(向いた)テキストを見つけるには「実際に読んでみる」に限りますので、上記の表の順位を参考にしながらも、自分自身によるチェックの手間を惜しまないようにしましょう。
サポートおよびアフターフォロー面での比較・ランキング
順位 | 質問対応 | eラーニング | |
1 | スタディング | 〇 | 全てがスマホで完結 |
1 | フォーサイト | 〇 | 全てがスマホで完結 |
2 | クレアール | 〇 | スマホに対応 |
2 | アガルート | 〇 | スマホに対応 |
2 | ユーキャン | 〇 | スマホに対応 |
上の通り、質問機能では差は付かず、高品質なeラーニングが利用できるスタディングとフォーサイトがトップであり、軍配が上がります。
スタディングとフォーサイトは完全デジタル対応、他のスクールは、ややアナログ寄りといったイメージです。
一方、上の5社はいずれも通信教育専業のため、サポートやアフターフォローに限界があるのも事実です。たとえば、全国に校舎を持つ大原など大きな予備校では、通信の受講生でも自習室を使用(活用)できたり、教室での授業を受けたりする分厚いサポートも無理ではありません。
もちろん、大手の場合、そうしたコストも受講料に含まれるわけですから、優れた環境を導入(実現)できているといえるでしょう。
社労士の通信講座の選び方
この記事では、販売停止中も含めて18社の社労士通信講座を見て来ました。
今回のランキング作成に際しては、私の実体験をもとに
- 分かりやすい動画講義で理解しやすい
- 隙間時間を利用して時短で勉強が進む
- 経済的な価格
の3点を基軸として順位を決定してあります。
社労士講座を選ぶ場合には、まずは上記3つのポイントを押さえるべきですが、それ以外にもチェックして欲しい点がありますので、以下にご紹介します。
選び方のポイント① 運営会社の信頼性
各通信講座の中身をチェックする前に、運営している会社が信頼できるかどうかが重要です。
- 「信頼できる運営会社が提供する講座なのか」
このことは、講座の内容を見ても見えてきません。
運営会社の信頼性を計るには、様々な材料があります。スクールの運営年月、実際の利用者やネットの声、代表者の実績など
また、通信講座を専門としている企業であれば、校舎の家賃や大勢の講師の雇用が不要ですから、講座運営のための負担(コスト)を小さくできるはずです。
そのため、低価格と高品質を両立するような講座を開発しやすいといえるでしょう。
公式サイトに素晴らしいキャッチコピーが書いてあっても、信頼できない会社が提供している講座だと、購入したあとに「落とし穴(致命的なミス)」が待ち構えているかも知れません。
「まずは信頼できる会社の中から講座を選ぶ」ことを忘れないでください。
選び方のポイント② フルカラーで図表・イラストが多いテキスト
通信講座に付属するテキスト(参考書)は、基本的にフルカラーで図表やイラストが多いものがおすすすめです。
特に初学者の方にとっては、文字ばかりのテキストより読みやすく、理解が格段に進みます。
フォーサイト・スタディング・アガルートなどがフルカラーテキストを採用していますが、図表・イラストの多さではフォーサイトに軍配が上がるでしょう。
もちろん、人によって好み(見やすさ)の基準は違いますので、各社のWebサイトで中身を見比べて欲しいと思います。
一方、図表やイラストが多いということは、その分、文字量が減るため、学習経験者にとっては物足りない場合があります。
そうした際は、あなたに合った内容のものを選択すべきです。各社のテキスト・参考書の傾向とあなた自身の希望を把握して、マッチしたものを申し込んでください。
また、問題集は通常、カラーである必要はありません。ただし、解答や解説があなたにとってわかりやすいか、相性もあるので、できればサンプルを見て納得されてから申込をすることをおすすめします。
選び方のポイント③ サポート
一口にサポート体制といっても、以下のように色々とあります。
- 動画講義は倍速などに対応しているか?
- eラーニングシステムの完成度は(どこまでスマホでできるか?)
- 質問対応をしているか、質問対応の回数は?
- 試験の最新情報やサポート情報、法改正や関連セミナーなど役立つ情報を定期的に発信しているか?
- 2年目以降の再受講の場合に割引などはあるか?
- 教育訓練給付制度(一般教育の訓練給付金)や合格時のお祝い金などの特典は?
教育訓練給付制度とは、厚生労働省が管轄する制度であり、教育訓練を修了して一定の条件を満たした方には、必要な書類を提出などすることで支払った金額の20%が給付されるものです。
すべて手厚いサービスを実施している通信講座はありませんので、自分にとって「何を優先するのか/何を求めたいのか」を考えてみてください。
メルマガやSNS(twitterやyoutube等)を利用して定期的に試験の最新情報やサポート情報、法改正・関連のセミナーなど役立つ情報を発信している講座だと、モチベーションも続きやすいでしょう。孤独を感じやすい通信教育だと、勉強を続けること自体が難しい場合があるので、そのような方でも安心です。
また、eラーニングシステムのなかでも、見落としがちなのが「計画作成や進捗管理のサポート」。
計画作成や進捗管理機能は、フォーサイトやスタディングが充実しています。
もともと、フォーサイトやスタディングは、Webやアプリのeラーニングシステムが非常に高機能ですが、「本番の日程から逆算して計画作成する」機能などが多くの受講者に好評を博しています。
「スケジュールを管理したり、自らのペースで進めることに自信が持てない」と感じる方は、フォーサイトとスタディングの両社とも、公式サイトから体験できますので、ぜひeラーニングシステムを体験してみてください。
また、質問対応については「無制限に対応」「回数制限あり」など、各社対応が分かれています。
ただ、必ずしも「質問対応が無制限」のほうがよい、という訳ではありません。
そもそも、
- よく出題される基本事項を中心とした内容になっている
- 分かりやすい動画講義とテキストが付属する
以上のような高品質な講座であれば、講座全期間を通じて10回以上も質問が必要なケースは多くありません。
つまり、短期間に合格したいならば、「質問無制限」よりも「出題される事項に絞った」講座を選ぶべきといえるでしょう。
質問対応においては、回答までにかかる時間も講座によりマチマチですので、要チェックです。
選び方のポイント④ 合格率など合格実績
本来、通信講座選びにおいて「合格率の高さ」は、もっとも重視されるデータであるべきです。
しかし、実際問題として通信講座の受講生の合否を正確に調査することは困難であり、残念ながら合格率を公表していない(非公開の)会社がほとんどです。
唯一、合格率を公表しているのが次の2社です(いずれも2020年)。
- フォーサイト:29.4%
- アガルート:25%
一般合格率が6~8%程度の社労士試験において、両社とも実績十分、非常に高い合格率となっています。
もちろん、合格率を公開していない(非公表)の企業が「合格率が低い」と決まっているわけではありません。
他社においては、公式ページに掲載されている「合格者の声」の内容や数などで判断して欲しいと思います。
ただし、数字だけは計測の仕方でいくらでも違った見せ方が出来ますので、その背景や根拠などをしっかり把握してから各社を比較するようにしましょう。
選び方のポイント⑤ 標準価格の安さだけでなく、実質価格の安いものをチェック
スマホ動画対応の社労士通信講座で標準価格が最安なのはスタディングの59,800円です(※問題集なども含むレギュラーコースの場合)。
しかし、実際には様々な値引き要素がありますので、それらを反映した実質価格を検討する必要があります。
具体的な値引き要素としては
- 「教育訓練給付(教育訓練の給付金)制度」
- 「合格者お祝い金」
- 「不合格時全額返金保証制度」
- 試験日直後などの「早期割引キャンペーン」
- その他の各種プロモーション、割引のクーポン
などがあります。
実は、これらを加味した実勢価格においても、もっとも安いのはスタディングです。
ただし、以下のケースのみ、アガルートまたはフォーサイトが最安(無料)となります。
- アガルートを利用して合格し、合格者インタビューなどに本名/顔出しで出演した場合
- フォーサイトのバリューセット3を受講し、すべての課題や条件をクリアしたうえで、本試験で惜しくも不合格だった場合(不合格時全額返金保証制度)
アガルートの場合は、合格者プロモーションの参加料として受講費が返還されるわけですし、フォーサイトの場合は正直なところ対象となるには少々ハードルが高いです。
そのため、安さを前提に考えるならスタディングを基本とし、それぞれの制度のおかげでモチベーションが上がったり、得点獲得の自信のある方はアガルートやフォーサイトの制度を検討してみるのがよいと思います。
金額を比べる際には、話が細かくなりますが、分割払いの金利なども忘れずに加味するようにしましょう。
選び方のポイント⑥ 動画ダウンロード対応
選び方の最後に、細かい点を1つ。
動画講義はストリーミングだけでなくダウンロードにも対応しているものがおすすめです。
ストリーミングは無線LAN(Wi-Fi)の使える場所であれば手軽でよいのですが、屋外だとスマートフォンの通信容量をかなり消費するからです。
フォーサイトとスタディングであれば、両方対応しているので安心です。
社労士試験 よくある質問
問1 初心者におすすめの社労士講座はどれですか?
ランキング上位の講座であれば、基本的にどれもおすすめですが、「どんなポイントを重視するのか」により、もっともおすすめ社労士講座は変わってきます。
- 安い受講料(料金がリーズナブル)を重視するならスタディング
- 合格率を重視するならフォーサイト
- 合格者全額返金サービスを狙うならアガルート
以上を参考にしてみてください。上のなかから選べば、いずれも十分満足のいくものに違いありません。
また、スタディングやフォーサイトはスマホアプリを使う機能が特に優れており、「いつでもどこでもスマホさえあれば学べる点が良かった」と多くの合格者から声が挙がっています。
問2 学習経験者は、どの講座を選べばよいですか?
コスパのよいオンライン通信講座では、「初心者向け」「上級者向け」など、習熟度別に複数のコースを用意しているスクールは少ないです。
今回のランキング一覧で上位5位のうち、習熟度別にさまざまなコースを用意しているのは、アガルートとクレアールになります。過去に受験経験のある中級や上級の方は、そちらを使って攻略に取り組む手もあるでしょう。
ただ、中級者や上級者(再受験の方)でも、自分に一番合う通信講座を受講したうえで、意識して演習を増やすことで問題はないと思います。
※なお、アガルートやクレアールは「直前対策」「横断整理」「白書対策」など、オプションで追加できる単科講座が充実しているのも特長です。
普段は他社の講座を受講されている方でも、自分の弱点・強化したいポイント等ありましたら、こうした単科の講座を受講(聴講)するのも良いでしょう。
一度、両社のホームページを確認してみてください。
問3 社労士試験は独学でも大丈夫でしょうか?
社労士は難易度の高い試験のため、独学は難しいのが実際のところです。
特に、法の改正の部分などは、予備校や通信講座なら講師や学校がきちんと現行法規と違う点を重点的にフォローしてくれる環境が整っていますが、独学ではすべて自分で問題を解消しなければなりません。
また、カリキュラム策定やスケジュール策定・管理などもすべて自己責任となります。半年から1年超の長期間に渡り学習を継続させる必要があり、独学だとモチベーション管理も難しいといえます。
一方、通学講座であれば講師や受講生仲間と言葉を交わしたり、優しい激励の言葉を聞けることもあるでしょう。そのような意味では、理解ある家族がいないと独学は難しいのかも知れません。
通信講座であれば通学講座のように仲間を作ることはできませんが、厳選したカリキュラムを受講しながらも、ある程度、自由に勉強時間を設定できます。
以上を考慮すると、独学は絶対無理ではないものの、通学や通信と比べるとかなり不利なことがおわかりかと思います。特に初学者の方は、のちのち後悔したり悩んだりしないためにも、通学講座か通信講座の利用を強くおすすめします。
【補足】社労士試験の概要・試験制度について
ここからは、社労士試験の概要や試験制度についての情報を記載します。
社労士試験の試験日程・スケジュール(令和5年度/2023年度)
令社労士試験の申し込みの期間や試験日、合格発表日は毎年4月に発表されます。
項目 | 期間 |
社労士試験の申し込み期間 | 毎年4月中旬から5月末日まで |
社労士試験の試験日 | 毎年8月の第4日曜日または第5日曜日 |
合格発表日 | 毎年10月末~11月初旬頃 |
2023年度(第54回)社労士試験の日程
- 申し込み受付期間:令和5年4月17日(月)~5月31日(水)
- 試験日:令和5年8月27日(日)
- 合格発表日:令和5年10月4日(水)
※郵送申し込みの場合、事前に返信のための封筒を添えて「受験の案内」を試験センターに請求することが必要です。
※なお、2021年までは郵送申し込みだけでしたが、2022年度から郵送申し込みに加え、インターネット申し込みも可能となりました。
その他、試験の日程の詳細等については、下記の公式サイトをご覧ください。
社労士試験の試験科目
社労士試験の形式は、次のように選択式試験と択一式試験の2つに大きく分かれます。
- 選択式試験:5つの空欄に当てはまる語句や文章を20個の選択肢から選んで回答する
- 択一式試験:5つの文章の中から1つを選ぶ
どちらもマークシート式試験ですので、条文を丸暗記(習得)する必要はありません。
また、試験形式別の出題科目は以下のとおり。
・労働基準法および労働安全衛生法(1問)
・労働者災害補償保険法(1問)
・雇用保険法(1問)
・労働管理その他の労働に関する一般常識(1問)
・社会保険に関する一般常識(1問)
・健康保険法(1問)
・厚生年金保険法(1問)
・国民年金法(1問)
※選択式は40点満点(1問につき5つの空欄があり、空欄1つ=1点)
・労働基準法(7問)
・労働安全衛生法(3問)
・労働者災害補償保険法(7問)
・雇用保険法(7問)
・労働保険徴収法(6問)
・労働管理その他の労働に関する一般常識(5問)
・社会保険に関する一般常識(5問)
・健康保険法(10問)
・厚生年金保険法(10問)
・国民年金法(10問)
※択一式は70点満点(1問につき1点)
社労士試験の合格基準
社労士試験の合格基準は、おおむね以下4つのとおりです。
- 選択式試験:総得点で7割程度以上
- さらに原則として、各科目3点以上
- 択一式試験:総得点で7割程度以上
- さらに原則として、各科目4点以上
選択式と択一式、いずれも総得点が合格基準を超えるだけではなく、全ての科目で基準点を超える必要があります。1科目でも基準点を下回ると、その時点で不合格。
そのため、大きく点数を取りこぼすような苦手科目を作ってしまうことは、足切りで終了となることを意味するので注意してください。
この基準点は、合格発表のときに発表されますが、毎年若干の調整が行われます。
令和3年度本試験の合格基準は以下のとおり。
- 選択式試験は合計40点満点で総得点24点以上、かつ各科目が3点以上(選択式の「労務管理その他の労働に関する一般常識」は1点以上、「国民年金法」は2点以上)
- 択一式試験は合計70点満点で総得点45点以上、かつ各科目が4点以上
総得点をクリアするだけではなく、1つの科目が基準点に満たないだけでも落とされてしまいますので、社会保険労務士(社労士)の試験に合格するには苦手な科目を作らないように満遍なく学習する必要があります。
※なお、社会保険労務士の科目ごとの基準点には、救済措置が取られることがあります。救済措置とは、年度によって一部の科目の基準点が下げられることです。
社労士試験の救済措置については、下記記事も参考にしてください。
社労士試験の受験資格
社労士試験を受けるためには、受験資格が必要です。具体的には、次の3つのいずれかをクリアする必要があります。※細かくは計16個の条件に分かれており、そのいずれかを満たす必要がありいます。
- 学歴
- 実務経験(弁護士法人や社労士法人の業務補助を3年以上やる等)
- 厚生労働大臣の認めた国家試験合格
どれか一つでOKですので、「学歴と実務経験の両方の受験資格が必要」というわけではありません。
たとえば、学歴では学校教育法における大学や短期大学、高等専門学校の卒業などが要件、実務経験では社労士法人の業務の補助を通算3年以上が要件など、細かく規定されています。
その他、受験資格の具体的な要件は多岐に渡るので、詳しい内容を知りたい方は下記の記事も合わせ、参考にしてください。
https://syaroushi-ganba.com/syaroushi-jyuken-shikaku/
社労士試験の合格率
人事や労務の専門家の登竜門である社労士は人気であり、毎年社労士試験受験者は4万人前後となっています。過去10年の合格率推移は以下のとおりです。
平成24年度:7.0%
平成25年度:5.4%
平成26年度:9.3%
平成27年度:2.6%
平成28年度:4.4%
平成29年度:6.8%
平成30年度:6.3%
令和元年度 :6.6%
令和2年度 :6.4%
令和3年度 :7.9%
事務指定講習
社労士資格を得るためには、試験合格に併せ、以下どちらかの条件を充たすことが必要です。
- 2年間以上の実務の経験を積む(厚生労働大臣にこれと同等以上の経験を持つと認められた者もOK)
- 全国社会保険労務士会連合会が実施する事務指定講習を受講する
事務指定講習の修了後に資格登録を受ければ、晴れて社労士として活動できます。
事務指定講習について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
社労士試験の合格に必要な勉強時間、および勉強を始める時期
独学で社労士試験の合格を目指すに当たり、資格を取るまでの勉強時間は1,000時間前後とされるのが一般的です。
一方、独学で社労士の試験勉強を行うよりも、自己学習と同時にスクールへの通学や通信講座に在籍して利用した方が資格を取るまでの勉強時間の平均は短くなります。
例えば、通信教育会社のフォーサイトでは、500時間程度の勉強で社労士の合格に必要な単位をすべて習得することを目指すように講座が構成・設計されています。
500時間というのは少々短すぎるイメージ(個人的な感覚です)がありますが、その他の講座でも、800時間程度でカリキュラムを組んでいるところが多いですので、「通学や通信講座は800時間程度が目安」と考えておけば良いでしょう。
また、勉強を始めるタイミングとしては、前年の6月や7月、あるいは社労士試験が終わったタイミング(8月下旬)ぐらいのキックオフが多いようです。
1年間で1,000時間勉強する場合、1日あたり3時間弱の計算になります。難易度の高い資格試験のため、早めの準備やスタートが肝心です。
法令をコツコツ暗記したり理解度を深めていく試験のため、決して短時間で克服できるようなものではないことを改めて肝に銘じてください。
特に再受験ではない、初年度の学習の方は余裕を持って対策を考えるのがよいでしょう。
※社労士試験の勉強時間について詳しく知りたい方は、下記記事も参考にしてみてください。
https://syaroushi-ganba.com/syaroushi-benkyo-jikan/