【令和5年度】ITパスポート問26~問30  ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和5年度】ITパスポート問26~問30  ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和5年公開問題より、問26~問30(ストラテジ系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問26】かんばん方式と連携させるシステム -生産管理

問題

組立製造販売業A社では経営効率化の戦略として、部品在庫を極限まで削減するためにかんばん方式を導入することにした。この戦略実現のために、A社が在庫管理システムとオンラインで連携させる情報システムとして、最も適切なものはどれか。なお、A社では在庫管理システムで部品在庫も管理している。また、現在は他のどのシステムも在庫管理システムと連携していないものとする。
ア 会計システム
イ 部品購買システム
ウ 顧客管理システム
エ 販売管理システム

▶ 解答・解説を見る

正解:イ

解説

かんばん方式(JIT;ジャストインタイム生産方式)とは、必要な材料や半製品だけを、必要なときに、前の作業(工程)から流してもらう方式のことで、半製品や中間在庫の最少化を目指します。
A社の場合、かんばん方式を実現するには、部品在庫数が一定以下となった際に自動的に発注が行われる仕組みが必要です。そのため、在庫管理システムと部品購買システムを連携させるのが適切です。したがって、正解は「イ」です。

他の選択肢

ア 会計システム … 財務・会計処理を扱うシステムで、部品の自動発注には直接関係しない
ウ 顧客管理システム … 顧客情報を管理するシステムで、部品在庫の発注には関係しない
エ 販売管理システム … 受注や売上を管理するシステムで、部品の発注には直接関係しない

【問27】3要素を1つの図で可視化(バブルチャート) -データ分析

問題

ファミリーレストランチェーンAでは、店舗の運営戦略を検討するために、店舗ごとの座席数、客単価及び売上高の三つの要素の関係を分析することにした。各店舗の三つの要素を、一つの図表で全店舗分可視化するときに用いる図表として、最も適切なものはどれか。
ア ガントチャート
イ バブルチャート
ウ マインドマップ
エ ロードマップ

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正解:イ

解説

バブルチャートは、縦軸・横軸・〇(バブル)の大きさの三つを使い、三つの要素を一つの図表で可視化できるグラフです。座席数・客単価・売上高という三つの要素を全店舗分まとめて表すのに適するため、正解は「イ」です。

他の選択肢

ア ガントチャート … 作業の日程や進捗を横棒で表す工程管理用の図
ウ マインドマップ … 中心テーマから放射状に発想やアイデアを広げて整理する図
エ ロードマップ … 目標達成までの計画を時系列で表した図

【問28】未公開株式を新たに公開すること(IPO) -経営戦略

問題

AIを開発するベンチャー企業のA社が、資金調達を目的に、金融商品取引所に初めて上場することになった。このように、企業の未公開の株式を、新たに公開することを表す用語として、最も適切なものはどれか。
ア IPO
イ LBO
ウ TOB
エ VC

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正解:ア

解説

IPO(Initial Public Offering)は「新規公開株」と訳され、企業の未公開の株式を新たに証券取引所などに公開することです。問題文の記述と一致するため、正解は「ア」です。

他の選択肢

イ LBO … Leveraged Buyoutの略。買収する側が、買収される側の企業価値を担保にして買収資金を調達し、買収を成立させること
ウ TOB … Take Over Bidの略。公開株式買付と訳される。一般的な株式市場(例:東証など)を通さず、不特定多数の株主から直接株を買い取ること。敵対的買収の時などに行われる
エ VC … Venture Capitalの略。成長の見込みがあるベンチャーなどに投資(出資)し、そのベンチャーが成長して上場した後に、値が上がった株式を売却して利益を得るなどを狙う投資会社のこと

【問29】コピープロテクト無効化を規制する法律(不正競争防止法) -法務

問題

不正な販売行為を防ぐために、正当な理由なく映像ソフトのコピープロテクトを無効化するプログラムの販売行為を規制している法律はどれか。
ア 商標法
イ 特定商取引に関する法律
ウ 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
エ 不正競争防止法

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正解:エ

解説

正当な理由なく映像ソフトのコピープロテクトを無効化するプログラムの販売行為を規制しているのは、不正競争防止法です。この法律は、その他にも営業秘密の不正取得、他社の模倣商品の取扱い、他社の商品名・社名・ロゴマーク・HPアドレスとよく似たものの利用なども規制しています。したがって、正解は「エ」です。

他の選択肢

ア 商標法 … 商品やサービスのマークに関する権利を保護する法律。定期的に更新することで期限が切れることはない
イ 特定商取引に関する法律 … 通信販売や訪問販売など、トラブルの多い取引において消費者を保護する法律。事業者側のルールを規定している
ウ 不正アクセス行為の禁止等に関する法律 … 他人のIDやパスワードの不正利用を禁止する法律。実際に被害がなくても、利用したり不正目的で取得・保管するだけで罰せられ、許可なく他人のID/PWを第三者に教えることも禁止

【問30】資金洗浄を防ぐ取組(AML) -法務

問題

犯罪によって得た資金を正当な手段で得たように見せかける行為を防ぐために、金融機関などが実施する取組を表す用語として、最も適切なものはどれか。
ア AML(Anti-Money Laundering)
イ インサイダー取引規制
ウ スキミング
エ フィッシング

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正解:ア

解説

AML(Anti-Money Laundering)は、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金供給などを防ぐための取り組みのことです。犯罪によって得た資金を正当な手段で得たように見せかける行為を防ぐ取組に該当するため、正解は「ア」です。

他の選択肢

イ インサイダー取引規制 … インサイダー(情報)とは、ある会社の未公開の情報のこと。インサイダー情報を知っている状態での当該会社の株式取引を規制すること
ウ スキミング … 他人のキャッシュカードやクレジットカードから不正に情報を抜き取る行為。抜き取った情報をもとに偽造カードを作るなどする
エ フィッシング … 偽のサイトに誘導してIDやパスワードを入力させるなど、個人情報を盗み取る行為

 

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