中小企業診断士の受験料はいくら?令和7年度の申込・日程・会場まで

中小企業診断士になる費用は?

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こんにちは、トシゾーです。

「中小企業診断士の受験料って、結局いくらかかるの?」——まずは結論からお伝えします。

  • 受験料は1次+2次で合計32,300円(オンライン決済の手数料を含めると約33,000円台)
  • 令和8年度から内訳が改定=第1次17,200円/第2次15,100円(合計32,300円は変わりません)
  • 「取得まで」の総額は、合格後にどのルートを選ぶかで大きく変わる(実務補習・実務従事・養成課程)

つまり、試験そのものの受験料はそこまで高くありません。気をつけたいのは、勉強にかかる費用と、合格後に資格登録するための費用です。

この記事では、受験料の最新金額(1次・2次・合計)から、申込・支払い・日程・会場、そして資格登録までにかかる総費用まで、受験費用を知りたい方に向けて整理しました。これから中小企業診断士を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

なお、合格後の資格登録費用や維持費・更新料が気になる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

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目次

【令和8年度】中小企業診断士の受験料はいくら?(1次・2次・合計)

「受験料だけ先に知りたい」という方へ。中小企業診断士の受験料は、1次と2次で別々にかかります。さらに申込はインターネット中心のため、オンライン決済の事務手数料も別途発生します(0円ではありません)。

ポイントは、令和8年度(2026年度)から受験手数料が改定されたことです。第1次が上がり、第2次が下がりました。合計額(32,300円)は変わっていません。

区分 令和7年度(旧) 令和8年度(改定後)
第1次試験 14,500円 17,200円
第2次試験 17,800円 15,100円
合計(1次+2次) 32,300円 32,300円

※受験手数料は非課税です。これに加えて、インターネット申込に伴うオンライン決済の事務手数料(税込)が別途かかります。手数料額は年度で変わりうるため、申込前に必ず公式案内で最新を確認してください。

<受験料でつまずかないためのチェック>
  • 申込前に、公式の受験案内で最新の手数料額を確認する
  • 支払い期限・受験票・会場を早めに確認する(締切を過ぎると受験できません)
  • 科目免除を使うかどうかを判断する(後述のとおり、免除しても受験料は安くなりません)

ここで、よくある誤解を1つ。1次試験は、科目免除を申請しても受験手数料は同額(17,200円)です。7科目すべて受験しても、1科目だけ受験しても変わりません。つまり「免除=安くなる」ではなく、「免除=当日の負担が減る(メリット)」と捉えるのが正解です。

なお受験料以外にも、会場までの交通費・宿泊費が地味に効きます。大都市圏以外から移動する方は、早めに全体の費用を見積もっておくと安心です。

受験料の支払い方法・申込の流れ・領収書(インターネット申込)

受験料は「払って終わり」ではありません。申込→決済→確認まで完了して、はじめて手続きが成立します。令和8年度はインターネット申込が中心なので、締切直前で慌てないよう、流れだけ先に押さえておきましょう。

申込〜決済の流れ(やることは4つ)

  1. Web申込システムで申込(受験地区・個人情報などを入力)
  2. 決済(支払い)まで完了して、はじめて受付完了
  3. 必要な人のみ、科目免除や特別措置を申請(証明書類の提出・作成が必要なケースあり)
  4. 申込内容をログインして確認(修正できる期間が決まっています)

決済方法(選べる代表例)

支払いには、複数の方法が用意されています。代表的なものは次のとおりです。

  • コンビニ決済
  • 銀行ネット決済(ペイジー等)
  • クレジットカード決済

領収書(会社に精算したい人へ)

会社の経費精算に使うなら、領収書はWeb申込システムから出力(ダウンロード)できます。後回しにすると「どこで出すんだっけ?」と探す手間が増えがちなので、申込後に発行方法を先に確認しておくとスムーズです。

免除申請の注意(“安くなる”ではなく“負担を減らす”)

1次では、過去の科目合格や他資格の保有によって、科目免除を申請できる場合があります。ただし、ここで誤解しがちなのが「免除=受験料が安くなる」ではない点です。受験料は変わらず、得点・配点の計算も「受験した科目のみ」が前提になります。

迷ったら、申込期間内に「免除の有無」「必要書類の準備」「アップロードの手続き」まで、まとめて終えておくのが安全です。

【令和8年度】試験日程・会場・試験内容(受験料以外の“当日コスト”も)

受験料を把握したら、次は「日程」と「会場」です。ここが曖昧だと、直前にホテル代が跳ねたり、移動が増えて体験としてしんどくなり、結果的にコストが膨らみます。

令和8年度のスケジュール(予定)

公表されている令和8年度の日程(予定)は、次のとおりです。

  • 第1次試験:令和8年8月1日(土)・2日(日)の2日間
  • 第2次(筆記)試験:令和8年10月25日(日)
  • 最終合格発表:令和9年1月13日(水)

※日付・曜日は年度で変わります。必ず公式(中小企業庁・日本中小企業診断士協会連合会)の最新掲載で確認してください。

第1次試験:2日間・10地区・7科目

1次は2日間にわたり、札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・松山・福岡・那覇の10地区で実施されます。「地区=都市名」ですが、会場の詳細は受験票で最終確認になります。

試験科目は、次の7科目(マークシート方式)です。

  • 経済学・経済政策
  • 財務・会計
  • 企業経営理論
  • 運営管理(オペレーション・マネジメント)
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・中小企業政策

1次には科目合格制度があります。基準点(おおむね60点)を満たした科目は、一定の有効期間内であれば翌年度以降に免除を申請できます。なお先述のとおり、免除しても受験手数料そのものは安くなりません

合格基準も受験料と同じくらい重要です。1次は総点で60%以上、かつ1科目でも40%未満がないことが基本ライン。「総点は足りていたのに、1科目の足切りで不合格→翌年また受験料」という事故を避けるため、財務・会計など落としやすい科目は早めの対策がコスパ的にも有利です。

第2次試験:筆記4事例(令和8年度から口述試験は廃止)

ここが大きな変更点です。令和8年度(2026年度)から、第2次試験の口述試験は廃止されました。これにより、2次は筆記試験のみになります(受験料が2次のみ下がったのも、この見直しと連動しています)。

筆記は、事例Ⅰ〜Ⅳの4事例です。

  • 事例Ⅰ:組織・人事
  • 事例Ⅱ:マーケティング・流通
  • 事例Ⅲ:生産(オペレーション)
  • 事例Ⅳ:会計・財務

2次の会場は1次より少なく、地区が異なる年もあります。那覇・金沢・松山などの方は、移動の計画(交通費・宿泊費)を早めに立てておくと安心です。

なお「何ヶ月で合格できる?」「社労士とどちらが難しい?」といった疑問もよく聞かれますが、必要な勉強時間や難易度は人によって差が大きいため、ここでは目安にとどめます。学習計画の全体像は、中小企業診断士の全体キャリアロードマップを参考にしてください。

受験料以外にかかる費用|試験勉強の費用(独学・予備校・通信講座)

ここまで見てきたとおり、受験料そのもの(合計32,300円)はそこまで高くありません。総額を大きく左右するのは、勉強そのものにかかる費用です。勉強法は大きく3つに分かれ、費用の目安も変わります。

  • 独学:市販テキスト・過去問・サブ教材で、トータル5万円くらいが目安
  • 予備校(通学):大手の通年コースで20万〜30万円程度が目安(オプションで追加も)
  • 通信講座:大手で10万円程度、スマホ動画対応のオンライン講座なら4〜5万円程度から

※金額はあくまで目安です。キャンペーンや改定で変わるため、最新は各講座の公式サイトで確認してください。

独学はもっとも安く済みますが、次のような落とし穴があります。

  • 勉強法が間違っていても、自分では気づきにくい
  • わからない部分や疑問点が、そのまま残りやすい
  • 苦手分野でモチベーションが下がりやすい

独学で使うテキストや過去問については、おすすめの独学用テキスト・問題集や、過去問対策が役立つ理由、2次対策のふぞろいの合格答案の記事も参考になります。

費用を抑えつつ合格率も高めたいなら、スマホ動画対応の通信講座+必要に応じた独学のサブ教材という組み合わせが現実的です。受験校(通学)の質と、独学のコスパの「いいとこ取り」ができます。

どの講座が自分に合うかは、料金・サポート・教材で変わります。各社の比較や選び方は、中小企業診断士 通信講座おすすめ(比較ハブ)で詳しく解説していますので、講座選びで迷ったらこちらをどうぞ。

資格登録までにかかる総費用|実務補習・実務従事・養成課程

意外と見落とされがちですが、試験に合格しただけでは「中小企業診断士」と名乗れません。資格登録をして、はじめて名乗って活動できるようになります。

ちなみに、中小企業診断士は名称独占資格です。業務独占資格ではないため、「中小企業診断士でないと経営コンサルティングができない」わけではありません(資格がなくても経営コンサル業務自体は可能です)。だからこそ、「名乗れる肩書き」としての登録に、どれだけ費用をかけるかは人それぞれです。

登録までの費用は、選ぶルートで大きく変わります

  • ① 2次合格 → 実務補習(15日):令和7年度実績で約209,300円(年度で改定されるため、最新はJF-CMCA公式で要確認)
  • ② 2次合格 → 実務従事(診断実務・15日以上):診断先を自分で確保する形。受講料という意味での追加費用は基本なし
  • ③ 1次合格 → 養成課程(2次受験は不要)100万円以上が目安(機関で差・期間も長め)

登録は、2次合格後に実務補習または実務従事(15日以上)を経て行います。登録後は5年ごとの更新が必要で、更新には理論政策更新研修と、実務要件(30日以上)が求められます。※登録要件の「15日」と、更新の実務要件「30日」は別物なので、混同しないようにしましょう。

各ルートの詳細は、実務補習実務従事(診断実務)養成課程の各記事で解説しています。登録後の維持費・更新料は、資格登録費用や維持費の記事もあわせてどうぞ。

「受験のしかた」でも総費用は変わる

受験料は1回32,300円ですが、合格までの受け方によって積み上がります。

  • 1次・2次をストレート合格:受験料は32,300円+勉強費用でおさまる(最短・最安)
  • 2次を再受験:その都度、2次の受験料(15,100円)が加算される
  • 科目合格を使って2年計画:1次受験料が複数年分かかる(負担は分散できる)

「なるべく早く受かる」ことが、結局いちばんのコスト削減になります。

中小企業診断士の受験料・取得費用|まとめ

中小企業診断士の受験料と取得費用について、まとめます。

  • 受験料は合計32,300円(令和8年度の内訳=1次17,200円/2次15,100円)+オンライン決済の事務手数料。早めに総額を見積もっておく
  • 取得までの総額は、登録ルート(実務補習/実務従事/養成課程)で大きく変わる。自分に合うルートを選ぶ
  • 勉強費用は学習法しだい。独学なら数万円、通信講座なら数万〜10万円、予備校なら20万〜30万円が目安

全体の進め方は中小企業診断士の全体キャリアロードマップ、講座選びは通信講座おすすめ(比較ハブ)、登録後の維持費は資格の維持費・更新料の記事を参考にしてください。

最後に大切な注意点を1つ。受験料・日程・実務補習費・講座料金は、年度や制度改定で変わります。とくに令和8年度は、受験料の改定と口述試験の廃止という大きな変更がありました。実際に申し込む前には、必ず公式(中小企業庁・日本中小企業診断士協会連合会、各講座の公式サイト)の最新情報を確認してください。

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※本記事の制度・年度・料金・統計等の情報は、各公式サイト・公的機関の一次情報で確認しています(確認日:2026年6月29日)。最新は JF-CMCA(受験案内) 等でご確認ください。

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験など、情報処理技術者試験の学習法・過去問解説を中心に発信しています。著書に『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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