中小企業診断士の資格は起業に役立つ?独立のメリットは?

中小企業診断士としての起業

中小企業診断士の資格は起業に役立つの?

就職や転職のためではなく、起業して独立することを目指して資格の取得を目指す方は少なくありません。

そこで、「中小企業診断士の資格は起業に役立つの?」と疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

中小企業診断士の試験に合格して資格を取得し、自分でビジネスを立ち上げて独立できるのか気になるところですよね。

どのような事業を経営していくのかで異なりますが、中小企業診断士は起業に役立ちます。

起業して事業を成功させるには、経営に関する様々な知識やスキルが必須です。

中小企業診断士の試験勉強をして資格を取得すると、下記のように経営に関する幅広い知識を得ることができます。

企業経営理論:経営戦略(事業計画)を立てたりマーケティング計画を実行したりする
財務・会計:会計(アカウンティング)や資金調達(ファイナンス)の方法について知る
運営管理:店舗の販売管理や生産管理について知る
経営情報システム:情報システムを活用する
経営法務:会社法を始めとした企業経営に関する法律について知る
経済学・経済政策:基本的な経済的概念を理解する
中小企業経営・政策:利用できる補助金や制度などを知る

第1次試験で上記の7科目を突破し、第2次試験では企業を診断してアドバイスする能力が問われます。

つまり、起業の方法からコツまでをきちんと理解できますので、中小企業診断士は取っておいて損のない資格なのです。

中小企業診断士として起業して独立するメリットは?

中小企業診断士の資格を取得し、会社に勤める人を企業内診断士と呼びます。

企業内診断士は一般的なサラリーマンと同じだと考えて問題ありません。

会社に属する形になりますので収入が安定しますが、中小企業診断士として起業して独立すると次のように企業診断士とは違うメリットがあります。

  • 自宅を事務所代わりにして仕事ができるので初期費用がかからない
  • 自分の強みやスキルを活かした仕事と携わることができる
  • 顧客やクライアントから支払われる報酬が全て自分の収入になる

一般的な中小企業診断士の平均年収は、大よそ700万円~800万円です。

かなり高い数値ですが、独立開業して年収1,000万円以上をもらっている中小企業診断士はいますよ。

中小企業診断士の年収については、下記記事も参考にしてみてください。

中小企業診断士の年収は?
こんにちは、トシゾーです。 中小企業診断士は難易度の高い資格ですから、「年収をどのぐらい稼げるのか」は、非常に気になるところですよね。 ...

中小企業診断士以外のフィールドでも活躍している人も多いものの、資格の取得を活かして成功を収めるのは決して不可能ではありません。

中小企業診断士の独立後の働き方

独立した中小企業診断士は、企業内診断士とは違って自分で仕事を選ぶ形になります。

以下では、中小企業診断士の独立後の働き方をいくつか挙げてみました。

  • 公的業務:行政機関や中小企業支援センターから委託されて中小企業の経営者の相談に乗る窓口相談や、企業訪問でコンサルティングする専門家派遣など
  • 民間業務:中小企業に対してのコンサルティング業務で、「事業計画の策定支援」「金融機関からの融資の支援」「マーケティングのコンサルティング」など
  • 企業研修:中小企業診断士の論理的な思考を活かし、ロジカルシンキングや問題解決、マネジメントに関する研修を行う
  • セミナー講師:中小企業診断士の受験専門機関や養成課程、大学や専門学校でセミナー講師として活躍する

独立した中小企業診断士は学んだスキルや知識を活かして、自分の価値を提供できる領域で活躍しています。

起業すると会社で働くよりも自由が利きますので、企業内診断士と比べてやりがいや充実感は比べ物になりません。

中小企業診断士を取得してから起業するまでの流れ

中小企業診断士の資格を活かして独立したい方のために、起業するまでの大まかな流れをまとめてみました。

  1. まずは今の会社を辞める(中小企業診断士の仕事をしていた人は、何らかの縁になって自身の仕事に繋がる可能性がある)
  2. 事業を開く場所を確保する(自宅兼オフィスにするのか、新たに事務所を借りるのか考える)
  3. 事業を開始した1ヵ月後以内に管轄の税務署の窓口や郵送で開業届を提出する

起業自体はそこまで難しいものではありませんが、中小企業診断士として独立するには初期費用がかかります。

自宅をオフィスの代わりにしても、「デスク、椅子などの備品」「パソコンと周辺機器」「名刺や社名の入った封筒」「ホームページやブログの開設費用」「広告宣伝費」は必須ですね。

開業した当初は仕事を獲得できなくて利益を出せない可能性がありますので、事業の運転資金もきちんと用意しておきましょう。

中小企業診断士として起業して独立するデメリット

企業内診断士よりも稼げると聞き、「自分も中小企業診断士の資格を活かして起業したい!」と考える方は少なくありません。

しかも会社に縛られることがなくなりますので、今までよりも自由な働き方ができます。

ただし、中小企業診断士として起業して独立するに当たり、次のデメリットがありますので注意しましょう。

  • 独立するまでに中小企業診断士の仕事と携わっていないと人脈がないため、仕事を獲得するのが難しい
  • 会社員時代と比べてみると収入が安定しない(収入がゼロになるリスクもある)
  • 事業者として営業から経理まで全てを自分でこなす必要がある

中小企業診断士は他の士業とは違い、「○○○の資格を持つ人しかできない仕事」という独占業務がありません。

中小企業診断士にどうしても依頼しないといけない社会的なニーズが乏しいため、独立して仕事を獲得するのは意外と難しいのです。

「独立すればすぐにマイペースで働きながらお金を稼げる」とイメージしていると、起業した後に失敗しやすいので気を付けてください。

中小企業診断士として独立して成功するコツ

中小企業診断士として独立し、成功する人と失敗する人の違いは実績と人脈です。

起業して独立している中小企業診断士の半数以上は、業界経験が15年間以上あります。

それだけ実績や人脈が重視される業界ですので、中小企業診断士として成功したい方は民間の会社で企業内診断士として経験を積むことから始めてみましょう。

中小企業診断士の資格を取得して即独立してやっていくのは難しいのですが、企業内診断士として働いて実績を残し、同時に各種研究会や定例会に参加したり情報交換会に顔を出したりすると人脈が広がっていきます。

集客する仕組みを構築しておくのは、中小企業診断士として独立する上で欠かせません。

実際に中小企業診断士として独立してからは、下記のように新規顧客を獲得する努力が必要です。

  • 必要に応じてダブルライセンスを取得して自分に何ができるのか顧客にアピールする
  • 訪問による営業やネットワークの活用など、様々な営業スタイルに取り組む
  • ホームページやSNSを有効活用して自分からターゲットに向けて情報発信をする

待っているだけで仕事は増えませんので、率先して行動を起こすのが成功の秘訣だと言えるでしょう。

特に、中小企業診断士となったばかりの人は、任意加入団体の中小企業診断協会に入会し、診断士同士のネットワークを作ることで、様々なメリットがあります。下記記事を読んで、検討してみてください。

中小企業診断協会
こんにちは、トシゾーです。 中小企業診断士試験に合格し、晴れて中小企業診断士になった際に、最初に検討しないといけないこと。それは 中...

中小企業診断士として独立した当初は大変ですが、自分のできることからコツコツと始めてみてください。

独立を考えている中小企業診断士はダブルライセンスを目指そう!

上記の項目でも軽く説明しましたが、中小企業診断士の資格を活かして独立したいのであればダブルライセンスを目指しましょう。

中小企業診断士は企業経営の業務と幅広く関わっていますので、単独でも有効な資格です。

しかし、様々な資格と組み合わせてダブルライセンスになれば、業務の幅を更に広げて他の中小企業診断士と差別化を図ることができます。

起業して成功するには顧客やクライアントを確保しないといけませんので、自分のスキルを高める対策は必須です。

以下では、中小企業診断士と合わせて取得したい資格をいくつか挙げてみました。

  • 中小企業診断士と宅建のダブルライセンス⇒顧客目線で不動産の戦略を考えられるのは大きな強みになる
  • 中小企業診断士とファイナンシャルプランナーのダブルライセンス⇒資金計画や事業承継に焦点を当てたアドバイスができるようになる
  • 中小企業診断士と行政書士のダブルライセンス⇒創業時の立ち上げから経営コンサルティングまでワンストップのサポートができる
  • 中小企業診断士とビジネス会計検定のダブルライセンス⇒財務諸表分析についてより深い知識を習得できる

中小企業診断士のダブルライセンスについては、こちらの記事でも解説していますので、一度目を通しておきましょう。

中小企業診断士とダブルライセンス
こんにちは、トシゾーです。 突然ですが、 「中小企業診断士とのダブルライセンスは有効なの?」 と、最近、他の士業の方から尋ねら...

まとめ

中小企業診断士の資格が起業に役立つのか、独立のメリットとデメリットについておわかり頂けましたか?

独立開業して1,000万円以上の収入を得ている中小企業診断士はいますが、経営を安定させるにはそれなりの覚悟とスキルが必要です。

企業内診断士とは違い、自分から積極的に営業をしないと仕事を確保することができません。

中小企業診断士として起業して成功するのは険しい道ですが、目標を明確にして自分のビジネスを確立するビジョンを描いてみてください。

なお、中小企業診断士試験の「最速勉強法」ノウハウについて、現在、資格スクールのクレアールが、市販の受験ノウハウ書籍を無料でプレゼントしています。

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