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中小企業診断士試験

中小企業診断士の試験内容!試験制度・受験資格など徹底解説します!

試験制度

こんにちは、トシゾーです。

中小企業診断士の試験制度は、数ある資格制度のなかでも、かなり複雑な試験制度になっています。

ざっくり書きますと、中小企業診断士のライセンス(登録証)を手に入れるための基本ルートは、以下のように「3つの試験に合格し、実務補習または実務従事に取り組む」、というパターンになります。

  • 一次試験
  • 二次筆記試験
  • 二次口述試験
  • 実務補習または実務従事(※ほとんどの方が、実務従事を選ばれます)

一方、一次試験合格後に、「養成課程」を経由することにより、二次試験以降は不要となるルートもあります。

その他、一次試験に関しては、「科目免除」や「科目合格」という制度もあります。

初めて中小企業診断士の試験制度を見る方にとっては、聞いたことがない用語ばかりで、非常にややこしく感じるかも知れません。

しかし、この記事では、そんな方にもスッキリ理解できるように、分かりやすく説明していますので、関心のある方は、ぜひチェックしてくださいね。

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中小企業診断士 一次試験 概要

一次試験の特色

中小企業診断士一次試験の目的は、中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうか、を確認することです。

合計7科目もある広範な試験分野が最大の特徴で、また、難易度の高さでもあります。

一次試験の受験資格

一次試験の受験資格は、年齢、学歴等に関係なく、どなたでも受験可能。

一次試験の試験形式

マークシートによる択一方式。

一次試験の受験料

14,500円

一次試験 試験科目

科目 試験時間 配点
経済学・経済政策 60分 100点
財務・会計 60分 100点
企業経営理論 90分 100点
運営管理 90分 100点
経営法務 60分 100点
経営情報システム 60分 100点
中小企業経営・政策 90分 100点

一次試験 実施スケジュール

  • 申込受付(出願):例年5月~6月上旬
  • 試験実施:例年8月上旬(土曜日・日曜日の2日間)※第1土日曜日が多い
  • 解答発表:例年、一次試験終了後、数日後に中小企業診断協会のホームページで公表
  • 一次試験合格発表:例年9月上旬

【ご参考】

令和3年度の試験実施スケジュール」については、以下の記事を参考にしてください。

組織のコンティンジェンシー理論
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一次試験 実施地区

札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇の 8地区で実施されます。

一次試験 合格基準

①合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

②科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

一次試験 合格率

例年20%~40%ほどです。詳しくは、「中小企業診断士試験の難易度」をご覧ください。

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一次試験 試験科目の一部免除

全7科目ある一次試験ですが、条件を満たすことにより、科目免除が受けられます。科目免除となるケースは、次の2種類があります。

他資格等保有による免除 弁護士・会計士など、他の国家資格を持っていることにより、科目免除を受けられるケース
科目合格による免除 前年以前に、60点以上の得点を獲得して「科目合格」となった科目を、次年度以降に科目免除してもらうケース

それぞれの詳細は、以下の記事を参考にしてください。

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中小企業診断士 二次試験 概要

二次試験の特徴

二次試験は、「中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうか」を判定することを目的として実施されます。

筆記試験口述試験の2段階の試験であり、筆記式では4科目の事例問題に解答します。筆記式に合格した場合のみ、口述試験を受験できます。

二次筆記試験は、模範解答が公開されません。そのため、「どのように解答すればよいのか」という絶対的な基準がなく、対策の方向性が定まりにくい側面があります。

実際、各資格学校が発表する解答例の内容も、それぞれ異なるものになっています。

このように取り組みにくい二次筆記試験に対して、口述試験は、出席すれば、ほぼ合格する試験となっています。

それぞれの試験対策については、「二次試験の対策と勉強法』「口述試験の内容と対策」を参考にしてください。

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二次試験の受験資格

その年、または前年の一次試験合格者

二次試験の試験形式

筆記試験: 4科目の事例問題。20文字~200文字で解答させる設問が6~8個程度出題される記述式。

口述試験: 面接による試験(10分程度)

二次試験の受験料

17,200円

二次試験 試験科目

科目 試験時間 配点
1.組織・人事の事例  80分 100点
2.マーケティングの事例   80分  100点
 3.生産・技術の事例   80分  100点
 4.財務・会計の事例  80分 100点

二次試験 実施スケジュール

  • 出願期間:8月下旬から9月中旬
  • 筆記試験実施:10月下旬の日曜日 ※第3日曜日が多い
  • 筆記試験合格発表:12月上旬
  • 口述試験実施:12月中旬の日曜日
  • 口述試験合格発表:12月下旬

二次試験 実施地区

札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区

受験する地区は、申込時に希望する地区を指定できます。

二次試験 合格基準

筆記試験における総点数の60%以上でかつ1科目でも40%未満のものがない者であって、口述試験における評定が60%以上のものとします。

二次試験 合格率

例年20%程度です。詳しくは、「中小企業診断士試験の難易度」をご覧ください。

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実務補習・実務従事

中小企業診断士は、「民間の経営コンサルタントの国家資格」と位置づけられています。

そのため、試験に受かった後に、コンサルティングの実務経験が義務づけられています。

具体的には、中小企業診断士の登録申請をする前3年以内に二次試験に合格し、次のいずれかを修了することが必要です。

  • 登録専門機関の実施する実務補習を受ける(15日以上)
  • 条件を満たす実務に従事する(15日以上)

実務補習と実務従事」について詳細は、下記記事をご覧ください。

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養成課程/登録養成課程

中小企業診断士になるためには、前述のとおり、口述まで全て合格した後、実務補習または実務従事と呼ばれる計15日の経営診断(実習)を行うことが必要です。

しかし、一次試験だけ受験し、あとは受験せずに中小企業診断士になる方法があります。それが養成課程登録養成課程です。

養成課程と登録養成課程の違いは以下のとおり。

 養成課程  国(正確には独立行政法人中小企業基盤整備機構)が運営する中小企業大学校で実施。国が直接運営する唯一のカリキュラム
 登録養成課程 経済産業大臣が登録した大学校などが実施するカリキュラム。全国で10校程度で実施中

費用や期間は期間によって異なります。費用は100万円~300万円台、期間は半年~2年となっています。授業も平日行われるところが多く、二次試験以降を免除できる、といっても、かなり受講のハードルは高いといえます。

ただし、多くの金融機関では中小企業診断士の資格取得を奨励しており、社内の制度を使って中小企業大学校に通うことができる金融機関もあります。金融機関にお勤めの方は、一度社内制度を調べてみると良いかも知れません。

養成課程については、下記の記事も参考にしてください。

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中小企業診断士の試験制度、徹底解説します! <まとめ>

ここまで、中小企業診断士の試験制度の全体像を見てきました。

出題範囲が広範な一次試験、対策の方向性がわかりにくい二次試験など、中小企業診断士試験は、総じて取り組みにくい印象があるかも知れません。

しかし、「民間の経営コンサルタント唯一の国家資格」である中小企業診断士の試験は、「真のビジネスプロフェッショナル」を認定する試験とも言えます。

そのため、中小企業診断士の受験勉強がそのまま、ビジネスプロフェッショナルの能力を育成する勉強になるのです。

1年間でのストレート合格は難しく、一般的には、合格まで数年はかかる試験ですが、その勉強のプロセスそのものが、あなたのビジネス能力アップに繋がります。

そう考えると、チャレンジする価値が大いにあると思いませんか。

少しでも気になる方は、ぜひ頑張ってほしいと思います。

参考:中小企業診断協会

また、試験対策に関連する記事については、下記を参考にしてください。