中小企業診断士試験

中小企業診断士の口述試験 最強の対策、教えます! ~落ちた人の特徴から合格率まで

中小企業診断士の転職

こんにちは、トシゾーです。

今回は、中小企業診断士第2次試験のうち、口述試験について説明します。

口述試験は、中小企業診断士第2次試験の筆記試験に合格した方のみ受験できる試験です。

最難関の筆記試験と異なり、口述試験は落とすための試験ではありません。

そのため、必要以上に怖れることはありません。

そうは言っても、100%合格するものでもありませんから、適切な準備や対策は必要です。

今回の記事では口述試験の概要から、「確実に口述試験に合格する」ため準備や対策の仕方まで、中小企業診断士試験の口述試験について、受験する方が知っておくべきことを書いていきたいと思います。

中小企業診断士 第2次試験 口述試験の内容と対策

中小企業診断士 第2次試験 口述試験について

中小企業診断士第2次試験 口述試験の概要

中小企業診断士試験の第2次試験案内に、口述試験の実施方法について、次のように書いてあります。

中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに面接の方法により行います。

試験時間は約10分。内容は、2次試験の事例Ⅰ~事例Ⅳから、合計4問程度出題されます。すべての事例から一問ずつ、というよりは、2つの程度の事例から、それぞれ2問出題されることが多いようです。

中小企業診断士第2次試験 口述試験の日程

令和元年度(2019年度)の場合、以下の日程で2次試験以降が実施されました。

第2次試験受付期間令和元年8月23日(金)~9月17日(火)
筆記試験実施日10月20日(日)
筆記試験の結果発表日(口述試験を受ける資格を得た方の発表日)12月6日(金)
口述試験実施日12月15日(日)
合格発表日12月25日(水)

中小企業診断士第2次試験 口述試験の実施内容と合格率

中小企業診断士第2次試験 口述試験の実施内容

ここでは、私が実際に口述試験を受けた内容(体験談)と、他の受験生からヒアリングした内容を元に説明します。

まず、試験会場に入ると、受験生1名に対し、試験官は3名。

私が口述試験を受験したときには、試験官のうち1名は書記のように何かを書いているだけで話をせず、残りの2名から交互に質問をする形式でした。

前述のとおり、試験官は2次試験の事例に関連する質問をしてきます。

このとき、緊張して答えがすぐに分からなくても、焦る必要はありません。

まずは試験官の質問内容について、「~という質問でしょうか」と確認して時間を作りましょう。

その間に答えを考えます。難しく考える必要ありません。「ちょっとシンプルかな」と思うぐらいの端的な回答で十分です。

結論から、ゆっくり話すようにしましょう。

以上の流れは、私が受験した場合のケースですが、これで無事合格しました。

さらに、他の受験生のケースでは、以下のようなケースでも無事に合格しています。

  • 間違った回答をしてしまった
  • どうしても回答ができず、素直に「分かりません」と答えたところ、試験官の方からヒントを出してくれた
  • 同じく分からなかった場合に、試験官が質問を変えてくれるケースもあった

このようなことから、

中小企業診断士の口述試験では、決して試験の回答内容で判断しているわけではない

ということが言えるでしょう。

中小企業診断士第2次試験 口述試験の合格率

中小企業診断士第2次試験 口述試験の合格率は99%以上です。

具体的には、年度によって異なりますが、筆記試験の合格者(口述試験を受ける資格を得た方)は800名から1200名ほどになります。

そのなかで、口述試験に不合格になる方は、毎年数名程度です。全員が合格した年度もあります。

ただし、平成14年度の口述試験のみ、10名以上の不合格者を出しました。

この年は口述試験にて「デファクト・スタンダード」について例を挙げて説明してください」という質問が出されました。

そして、この質問に答えられなかった方が全員不合格とされたのです。

これまでの中小企業診断士の口述試験のなかで唯一の例外です。もちろん、今後、このようなことが起こらないとは断言できませんが、基本的には、

落とすための試験ではなく、常識的な対応ができれば大丈夫。

と考えて問題ありません。

ちなみにデファクト・スタンダードとは「事実上の標準」という意味であり、特に法律などで定めたものではないにも関わらず、多数のユーザーの支持を受け、業界標準のように大きなシェアを取るに至った商品やサービスのことです。

具体的には、パソコン用OSの「Windows」などがデファクト・スタンダードに該当します。

過去5年間の口述試験の合格率

ちなみに、直近過去5年間の口述試験の合格率(合格者数)は以下のとおりです。

  • 平成27年度は、944人が口述試験を受けて、全員合格。
  • 平成28年度は、842人が口述試験を受けて、全員合格
  • 平成29年度は、830人が口述試験を受けて、828人合格。
  • 平成30年度は、906人が口述試験を受けて、905人合格。
  • 令和元年度は、1,091人が口述試験を受けて、1,088人合格。

令和元年度は3名だけ不合格になっています。残念ながら原因は分かりませんが、口述受験を受けなかった(放棄した)のではないか、と勝手に推測しています。

いずれにしても、落とすための試験ではないことは、明白ですね。

中小企業診断士第2次試験 口述試験の対策

中小企業診断士 口述試験の対策としては、以下のようなものが挙げられます。

口述試験の対策(1) 事例Ⅰ~Ⅳを復習する

口述試験では、第2次試験の事例Ⅰ~Ⅳに関連する内容が出題されますから、それら事例の内容を頭に入れておくのは当然です。

与件文や設問、解答内容についても、全体概要と流れを抑えておきましょう。

口述試験の対策(2) 模擬面接を受ける

口述試験直前になると、TACやLECなどの大手を中心に、各資格スクールで模擬面接が開催されます。スクールによっては、そのスクールの講座受講生以外にも門戸を開いているところもあります。

特に面接などに緊張する傾向のある方は、模擬面接で慣れておくこともおすすめです。

資格学校各社の口述試験対策セミナーの開催情報などは、こちらの記事をご覧ください。

令和元年度(2019年度) 中小企業診断士 第2次筆記試験 合格発表(口述試験を受ける資格を得た方の発表)が行われました。 <2019/12/25 追記> 中小企業診断協会から、令和元年度(2019年度)中小企業診断士試験 第二次試験の合格発表が...

 

口述試験の対策(3) 想定問答集を読む

資格スクールでは、口述試験前に想定問題集を配布するところもあります。

想定問題集に目を通すのはよいですが、丸暗記することは、あまりおすすめできません。

というのも、もし実際の口述試験の場で想定外の質問をされた場合、丸暗記に頼り過ぎていると、頭の中が真っ白になってしまうケースがあるからです。

想定問答集の内容は多少参考にしながらも、「どんな質問が来ても、その場でしっかり考える」ことを肝に銘じておきましょう。

口述試験の対策(4) 自分の声を録音して聞く

スマートフォンの録音機能やボイスレコーダーで、自分が喋っている声を録音して聞いてみることも有効です。

「聞きやすい、ゆっくりした声で話しているか」「あー、えー、など無意味語が多くないか」「結論から話しているか」など、自分の発言を客観的に分析することができます。

口述試験の対策は、いつから始めるべきか?

中小企業診断士の口述試験の対策は、理想を言えば、筆記試験が終わった後から始めるのがよいでしょう。

しかし実際には、12月初旬の筆記試験の合格発表後(口述試験を受ける資格を得た方の発表後)でないと身が入らない、という方も多いでしょう。

しかし、筆記試験の合格発表から口述試験の日まで、わずか10日ほどしかありません。

最も重要な「事例Ⅰ~Ⅳの復習・整理」ぐらいは、筆記試験の合格発表前から実施しておきましょう。

中小企業診断士第2次試験 口述試験で不合格になるケースとは?

それでは、口述試験の合否の判断基準は、いったいどのようなものでしょうか?

試験実施元の中小企業診断協会から公表されていないため推測ではあるのですが、

中小企業診断士として活動するために最低限必要な、一般常識やコミュニケーション能力があるか

を確認しているように思われます。

実際、以下のようなケースにおいて、不合格者が出ています。

  • 口述試験において何も喋らない(ずっと沈黙したまま)
  • 口述試験にジーパンで受験した

もちろん、試験そのものを受験しなければ、当然不合格となります。

せっかく筆記試験に合格しても、当日、寝坊するなどして口述試験を受けることができなければ、中小企業診断士になることはできません。

最後まで気を抜かないようにしましょう。

中小企業診断士 口述試験 最強の対策、教えます! まとめ

以上が、中小企業診断士第2次試験 口述試験の内容と対策となります。

合格率99%と、きちんとやるべきことをしておけば、必ず合格できる試験と言っても過言ではありません。

しかし、それだけに慢心は禁物です。

口述試験を受験される方は、今回の記事を参考にして、確実に合格を手にして欲しいと考えています。

また、中小企業診断士試験対策については、下記の記事も参考にしてください。