こんにちは、トシゾーです。
民間の経営コンサルタントを認定する唯一の国家資格が中小企業診断士です。
弁護士や税理士・会計士などの超難関資格の士業と比べると中小企業診断士の知名度は低いですが、
それでも現在、経営コンサルティングのニーズの高まりとともに、中小企業診断士の資格に、少しずつ注目が集まるようになって来ました。
それでは、中小企業診断士の難易度は、どの程度なのでしょうか。
今回の記事では、「中小企業診断士という資格が気になる方」、「中小企業診断士の受験を考えている方」に向けて、以下の内容をお伝えします。
<この記事で分かること>
- 合格率から見た難易度は(一次試験、二次試験、科目別)
- 他資格と比較した場合の難易度
- 統計(数字)データから考察する難易度
- 中小企業診断士になるために必要な偏差値は?
- 結局、難易度に見合うメリットはあるのか?
以上のように、多角的に中小企業診断士の難易度を分析してみたいと思います。
下の目次からチェックしたい項目だけ読むのもオススメです。
よろしくお願いします!
なお、難易度については本記事で説明しますが、診断士試験の受験を考える方にとってオススメの「最速勉強法」ノウハウについて、現在、資格スクールのクレアールが、市販の受験ノウハウ書籍を無料でプレゼントしています。
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Contents
中小企業診断士試験 合格率からみた難易度
中小企業診断士の合格率(総合)は4% ~ 8%
中小企業診断士試験には、一次試験と二次試験があり、両方の試験をクリアしないと合格することはできません。つまり、
- 中小企業診断士試験の合格率 = 一次試験の合格率 × 二次試験の合格率
となります。具体的には、次のとおり。
試験の種別 | 合格率 |
---|---|
中小企業診断士 一次試験 | 20% ~ 40% |
中小企業診断士 二次試験 | 20% |
総合(中小企業診断士試験 全体) | 4% ~ 8% |
以下、中小企業診断士の一次試験と二次試験について詳しく見ていきましょう。
中小企業診断士 一次試験(マークシート方式)総合的な難易度
一次試験の受験者数・合格者数・合格率(全科目総合)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
H25 | 14,252 | 3,094 | 21.7% |
H26 | 13,805 | 3,207 | 23.2% |
H27 | 13,186 | 3,426 | 26.0% |
H28 | 13,605 | 2,404 | 17.7% |
H29 | 14,343 | 3,106 | 21.7% |
H30 | 13,773 | 3,236 | 23.5% |
R1 | 14,691 | 4,444 | 30.2% |
R2 | 11,785 | 5,005 | 42.5% |
R3 | 16,057 | 5,839 | 36.4% |
注)受験者数は、欠席した科目がひとつもない者の人数です。
令和2年度は大幅に合格率が上がっていますが、これはコロナ禍のため、あまり自信のない方が受験を見送った影響もあるかと想定されます。
年度により差はありますが、おおむね20% ~ 40%程度の合格率といえるでしょう。
一次試験の科目
科目 | 試験時間 | 配点 |
経済学・経済政策 | 60分 | 100点 |
財務・会計 | 60分 | 100点 |
企業経営理論 | 90分 | 100点 |
運営管理 | 90分 | 100点 |
経営法務 | 60分 | 100点 |
経営情報システム | 60分 | 100点 |
中小企業経営・政策 | 90分 | 100点 |
中小企業診断士一次試験は、例年8月の第1週の週末(土日)に実施されます。
1日目は4科目、2日目は3科目で、いずれも配点は100点満点。
ただし、表をよく見ると分かるように、「企業経営理論」「運営管理」「中小企業経営・政策」の3科目は制限時間が90分ということで、他の科目(60分)より1.5倍も長くなっています。
その分、問題が多く出題されますが、その一方で、1問あたりの配点は小さくなります。
いずれにしても、2日間で上記7科目というのは、かなりボリュームがあり、実際に受験する際には、体調管理も合格に大きく関係してくると言えるでしょう。
さて、肝心の合格ラインですが、各科目100点満点で7科目合計700満点中、420点を取れば合格となります。つまり、平均60点以上取れば合格ということです。
ただし、もう1つ条件があります。それは、1科目でも40点未満の科目があっては駄目だということ。いわゆる足切りです。40点未満の科目があると、他の科目の点数がどんなに良くとも、一次は不合格となります。
そのため、中小企業診断士の一次では、苦手科目を作らないことが重要となります。
中小企業診断士 一次試験 科目別の難易度
ここからは、各科目の過去の合格率を見ながら、それぞれの科目の難易度を考えてみます。
経済学・経済政策の難易度
経済学・経済政策の過去8年の科目合格率は以下のとおりです。
H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 |
19.4% | 15.5% | 29.6% | 23.4% | 26.4% | 25.8% | 23.5% | 21.1% |
経済学・経済政策は科目合格率だけ見ると、他の科目より易しそうに思えるかも知れません。
しかし、単純な暗記型科目ではなく、知識積み上げ型科目のため、学習には時間がかかります。
他の資格との関連で言えば、「経済学検定試験(EREミクロ・マクロ)」と内容が近いでしょう。
実際、資格スクールである「資格スクエア」の経済学・経済政策の科目は、「経済学検定試験(EREミクロ・マクロ)」のテキストを利用して学習します。
財務・会計の難易度
財務・会計の過去8年の科目合格率は以下のとおりです。
H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 |
6.1% | 36.9% | 21.6% | 25.7% | 7.3% | 16.3% | 10.8% | 22.4% |
財務・会計は、年度により大きく合格率が変動しています。
この科目を苦手とする方も多いですが、中小企業診断士試験にとっては、中核科目の1つですから、中小企業診断士を目指す以上、きちんと対応しなくてはなりません。
前述の資格スクエアでは、財務・会計の科目をマスターするために、
日商簿記検定3級/ビジネス会計検定3級・2級/経営学検定(中級・経営財務)
以上の検定試験を学習します。
上記には出ていませんが、管理人としては、「簿記2級」が難易度・内容とも、財務・会計の科目に一番近い、と考えています。
企業経営理論の難易度
企業経営理論の過去8年の科目合格率は以下のとおりです。
H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 |
13.4% | 16.7% | 29.6% | 9.0% | 7.1% | 10.8% | 19.4% | 34.7% |
こちらも、中小企業診断士試験にとって中核科目の1つです。
積み上げ型科目、かつ範囲が「経営戦略論・経営組織論・マーケティング論」と広いですから、時間が必要な科目です。
同等資格としては、「経営学検定試験(初級・中級)」が挙げられます。
運営管理の難易度
運営管理の過去8年の科目合格率は以下のとおりです。
H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 |
17.8% | 20.5% | 11.8% | 3.1% | 25.8% | 22.8% | 9.4% | 18.5% |
運営管理は、「生産管理」と「店舗/販売管理」の異なる2科目から構成されます。
店舗/販売管理の関連資格としては「リテールマーケティング(販売士)検定3級・2級」があります。
生産管理には、一般的な関連資格はありません(資格スクエアでも、独自テキストを使うようです)。
経営法務の難易度
経営法務の過去8年の科目合格率は以下のとおりです。
H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 |
10.4% | 11.4% | 6.3% | 8.4% | 5.1% | 10.1% | 12.0% | 12.8% |
こちらは暗記科目であり、二次試験にも関連が薄い(=中核科目ではない)ため、中小企業診断士としては、効率よく対処したいところです。
ただ、この経営法務の平成30年度の難易度の高さが話題(問題?)となりました。
上記の科目合格率は5.1%ですが、実はこれ、「全受験者に8点ほど得点加算した結果」なのです。もし、得点加算しなかった場合、どれほどの合格率だったのでしょうか・・・。
なお、経営法務の関連資格としては、 ビジネス実務法務検定試験の3級・2級があります。
経営情報システムの難易度
経営情報システムの過去8年の科目合格率は以下のとおりです。
H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 |
15.0% | 6.4% | 8.5% | 26.6% | 22.9% | 26.6% | 28.1% | 9.28% |
経営情報システムは、ITに携わる業務をしている方とそうではない方で、得意不得意の差が大きくでる科目です。
難易度としては、情報処理技術者試験のITパスポート試験と同等レベルでしょう。
ITが不得意な中小企業診断士受験者は、先にITパスポートを勉強しておくと良いかも知れません。ITパスポート試験はCBT(コンピュータを利用した試験形態)を採用しており、毎月、各地で試験が行われていますので、受験の敷居も低くなっています。
中小企業経営・中小企業政策の難易度
中小企業経営・中小企業政策の過去8年の科目合格率は以下のとおりです。
H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 |
31.1% | 12.2% | 12.5% | 10.9% | 23.0% | 5.6% | 16.4% | 7.1% |
中小企業経営・中小企業政策は、7科目の中で唯一、毎年出題内容が大きく変わります。
その理由は、毎年、前年度版の中小企業白書から、多くの問題が出題されるからです。
特に関連資格はありません。暗記科目であり、他の科目と比べ難易度も相対的に低くなっています。
中小企業診断士 二次試験(筆記)に見る難易度
二次試験の受験者数・合格者数・合格率
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
H25 | 4,907 | 910 | 18.5% |
H26 | 4,885 | 1,185 | 24.3% |
H27 | 4,941 | 944 | 19.1% |
H28 | 4,394 | 842 | 19.2% |
H29 | 4,279 | 828 | 19.4% |
H30 | 4,812 | 905 | 18.8% |
R1 | 5,954 | 1,088 | 18.3% |
注)受験者数は、欠席した科目がひとつもない者の人数です。
おおむね20%程度の合格率です。といっても、こちらは上位20%程度を選抜していると考えられますので、純粋な得点による判定ではありません。言ってしまえば、中小企業診断協会の胸三寸ということです。
二次試験の科目
科目 | 試験時間 | 配点 |
1.組織・人事の事例 | 80分 | 100点 |
2.マーケティングの事例 | 80分 | 100点 |
3.生産・技術の事例 | 80分 | 100点 |
4.財務・会計の事例 | 80分 | 100点 |
二次試験は、10月の第3日曜日に実施されます。
上記の4つのテーマについて問題文を読み、そこに書かれたターゲット企業の問題点や経営戦略の改善ポイントなどを筆記で回答していきます。まさに記述式で経営診断をするようなイメージです。
80分と言う限られた時間で経営診断を一通り完了する、ということを4回繰り返すわけですから、内容的にも体力的にも、かなり難易度の高い試験と言えます。
こちらの合格ラインは、公式には「総得点の平均が60%以上、かつ40点未満の科目がないこと」とされています。
ただし、実態は総受験者のうち上位20%程度を合格とする相対選抜試験と言われています。つまり、同じ出来栄えでも、周りの受験生の優劣によって、合格か不合格が決まってしまう、ということです。
また、こちらの試験は中小企業診断協会から正解の発表がありません。このことも、中小企業診断士の二次試験の難易度を高くしている要素の1つと言えるでしょう。
二次試験 合格率
例年20%程度
※「二次筆記試験の対策」については、下記記事を参考にしてください。
二次試験(口述試験)に見る難易度
筆記に無事合格すると、口述試験を受けることになります。
「口述試験」というと難しそうなイメージがありますが、実は、ほとんど落ちることはありません。10分ぐらいの面接のような試験であり、試験官が2次試験の出題に関連する質問を4問程度行いますので、それに答える形式となります。
質問内容はそんなに難易度の高いものではなく、また、迷ったりすると助け舟を出してくれる場合もあります。
おそらく口述では、「経営コンサルタントにふさわしい一般常識がある人物かどうか」を見ているだけのような気がしますので、普通の受け答えがでければ、まずは大丈夫でしょう。
「口述試験の詳細」は、下記記事を参考にしてください。
高い難易度を避けるための逃げ道も多い
中小企業診断士の受験科目を見て、「相当難しいな」と弱気になってしまった方も多いのではないでしょうか。
しかし、上手く使えば合格をグッと近づけることができる「逃げ道」もいくつかあります。
まずは「科目合格制度」です。
これは、一次試験に不合格だった場合、60点以上の得点を獲得した科目は、最大で3年間の受験の免除を受けることができる、というものです。
つまり、3年以内に、7科目を個別に合格すれば1次合格、となります。
また、一次に合格すると、その年と翌年、二次を受験できる資格が得られます。一次に受かった年に二次を受けて万が一失敗しても、翌年もチャンスがもらえるわけです。
ただし、翌年も不合格になってしまうと、また一からやり直しとなるので、注意が必要です。
なお、一次試験の科目合格制度については、非常に合格しやすい仕組みになったような気がしますが、実は、落とし穴もあります。
「科目合格制度を有利に使いこなす方法」については、以下の記事を参考して欲しいと思います。
二次を受けない手もある ~養成課程へ進む難易度は?
中小企業診断士として経済産業大臣に登録し、活動するためには、口述試験まで全て合格した後、実務補習と呼ばれる計15日の診断実習を行うことが必要です。
しかし、一次だけ受験し、あとは受験せずに中小企業診断士になる方法があります。それが養成課程と登録養成課程です。
養成課程と登録養成課程の違いは以下のとおり。
養成課程 | 国(正確には独立行政法人中小企業基盤整備機構)が運営する中小企業大学校で実施。国が直接運営する唯一のカリキュラム |
登録養成課程 | 経済産業大臣が登録した大学校などが実施するカリキュラム。全国で10校程度で実施中 |
費用や期間は期間によって異なります。費用は100万円~300万円台、期間は半年~2年となっています。授業も平日行われるところが多く、2次試験を免除できる、といっても、かなり受講のハードルは高いといえます。
ただし、多くの金融機関では中小企業診断士の資格取得を奨励しており、社内の制度を使って中小企業大学校に通うことができる金融機関もあります。金融機関にお勤めの方は、一度社内制度を調べてみると良いかも知れません。
養成課程については、下記の記事も参考にしてください。
統計データからみる中小企業診断士の難易度
ここでは、中小企業診断協会が公表している統計データを見ながら難易度を考えてみたいと思います。
合格者の傾向 ~男女別から見る難易度
一次試験の男女別の合格者数(難易度)
申込者数 | 試験合格者数 | |
男性 | 17,733 | 2,281 |
女性 | 1,711 | 123 |
合計 | 19,444 | 2,404 |
二次試験の男女別の合格者数(難易度)
申込者数 | 試験合格者数 | |
男性 | 4,289 | 777 |
女性 | 250 | 65 |
合計 | 4,539 | 842 |
女性の合格者の割合は、は1次で全体の5%程度、2次は7%程度となっています。
そもそも、女性の受験生が少ないのが原因と言えます。現在では、女性の起業家や経営者も増えていますし、女性の中小企業診断士が活躍できるフィールドはこれからも増えるでしょう。
ぜひ、中小企業診断士を目指す女性も増えて欲しいと思います。
合格者の傾向 ~年齢別から見る難易度
一次試験 年齢層別の合格者数
申込者数 | 試験合格者数 | |
20歳未満 | 67 | 3 |
20~29 | 3,198 | 385 |
30~39 | 6,502 | 898 |
40~49 | 5,614 | 693 |
50~59 | 3,116 | 350 |
60~69 | 854 | 74 |
70歳以上 | 93 | 1 |
合計 | 19,444 | 2,404 |
(合格者の最年長:75歳、最年少:19歳)
二次試験 年齢層別の合格者数
申込者数 | 試験合格者数 | |
20歳未満 | 1 | 0 |
20~29 | 490 | 122 |
30~39 | 1,587 | 360 |
40~49 | 1,454 | 233 |
50~59 | 817 | 106 |
60~69 | 180 | 21 |
70歳以上 | 10 | 0 |
合計 | 4,539 | 842 |
(合格者の最年長:69歳、最年少:20歳)
どちらも、30代の合格者が最も多く、続いて40代、20代、50代、60代・・・となっています。
これは、中小企業診断士試験が、
「ある程度実務が分かった方が有利」
「ある程度長期間にわたって受験勉強をすることが必要(集中力・体力が必要)」
というような特性を持つことに関連しているのではないでしょうか。
なお、人数は少ないものの、一次試験には10代と70代の合格者もいるようです。これは素直に凄いことだと感じます。
合格者の傾向 ~勤務先別から見る難易度
社会人合格者の傾向
一次・二次とも、民間企業勤務の方がダントツトップ、続いて金融機関勤務(政府系以外)となっています。その後、税理士・公認会計士と公務員の方がほぼ同数、といった状況です。
実際に中小企業診断士の資格を取得しても、独立される方は2割程度、と言われています。
そのため、民間企業の社内業務や、金融機関の融資先の経営指導に、中小企業診断士のノウハウを活用していると想定されます。
税理士や公認会計士の方は、財務諸表のチェックだけでなく、経営コンサルティング全般のノウハウを手に入れて、クライアント業務の高度化を図ろう、と考えているのでしょう。
大学生の合格者も多い
数は多くありませんが、職業が「学生」の合格者も一定数います。
平成30年度の場合、一次試験に学生は479人申し込み、47人合格しています(合格率9.8%)。
二次試験は55人申し込み、10名ほど合格しています(合格率18%)。
試験の統計には「学生」としか書いていませんが、さすがに大学生以上でしょう。おそらく、東京大学・京都大学・早稲田大学・慶応大学・上智大学など、難関の大学が多い気がするのですが、どうなのでしょうか?
なお、大学生のうちに中小企業診断士の資格を取れば、就活に大きなメリットがあることは間違いありません。この点については、以下の記事を参考にしてください。
偏差値のランキングから見た、中小企業診断士の難易度
ここでは、日本の有名な資格の偏差値のランキングデータをご紹介します。
このランキングは、某掲示板サイトに存在する「資格難易度・偏差値ランキング」や口コミサイトからまとめた偏差値をベースにしており、正式な根拠はありません。
そもそも、中小企業診断士だけではなく、他の資格にも偏差値は存在しません。
しかし、試験の難易度を測るに当たり、相対的な難易度を知るためには少なからず参考になる面もありますので、一度目を通してみてください。
- 偏差値70:「裁判官」
- 偏差値68:「検察官」
- 偏差値67:「弁護士(予備試験)」
- 偏差値66:「弁護士(ロー卒)」
- 偏差値65:「公認会計士(全科目一括合格)」「医師(国公立卒)」
- 偏差値64:「弁理士(免除なし)」「公認会計士アクチュアリー」「司法書士」「税理士(5科目受験免除なし)」
- 偏差値63:「医師(私立卒)」「TOEIC990点」「電験1種」
- 偏差値62:「弁理士(選択免除)」「1級建築士」「不動産鑑定士」
- 偏差値61:「税理士(3科目受験2科目免除)」「通訳案内士」
- 偏差値60:「社会保険労務士(社労士)」「土地家屋調査士」「中小企業診断士」「ITストラテジスト」「海事代理士」
- 偏差値59:「システム監査技術者」「獣医師」「行政書士」「国税専門官」「気象予報士」
- 偏差値58:「国税専門官」「国税専門官」「歯科医師」
- 偏差値57:「証券アナリスト」「政令指定都市市役所上級」「労働安全・衛生コンサルタント」「薬剤師(国公立卒)」
- 偏差値56:「測量士(受験取得)」「マンション管理士」「1級FP技能士」
- 偏差値55:「電験3種」「英検準1級」「電気通信主任技術者」「エネルギー管理士」
- 偏差値54:「技術士補」「2級建築士」「火薬類製造保安責任者甲種」「通関士」
- 偏差値53:「公害防止管理者」「特級ボイラー」「税理士(Wマスター5科目全部免除)」
- 偏差値52:「管理栄養士」「社会福祉士」「宅建」「管理業務主任者」
- 偏差値51:「工事担任者AIDD総合種」「ケアマネージャー」
- 偏差値50:「TOEIC600点」「日商簿記2級」「危険物甲種」「販売士1級」
- 偏差値48:「2級FP技能士」「1級ボイラー」「測量士補(試験取得) 」「浄化槽設備士」
- 偏差値46:「精神保健福祉士」「保健師」「助産師」「看護師」「理学療法士」
中小企業診断士の偏差値ランキングは60、難関国家資格の中では平均的
繰り返しになりますが、実際には資格試験に正式な偏差値はなく、上記はあくまでも目安です。
裁判官・検察官・弁護士などになるための司法試験は難易度が非常に高く、極めて難しいといえるでしょう。
公認会計士・弁理士・税理士・司法書士は偏差値65~64と、最難関の司法試験に次ぐ難しさ。
続いて、「仕事と両立できる資格として最難関」の社労士・中小企業診断士は偏差値60となっています。行政書士は偏差値59ですから、ほぼ同等と考えられます。
以上より、中小企業診断士の難易度は、難関国家資格(士業)の中では、標準的であるといえるでしょう。
中小企業診断士試験の学歴に見る難易度
偏差値の話が出たところで、よく聞かれる「学歴」について言及します。
中小企業診断士試験に学歴は関係ない
そもそも、主に社会人を対象とした試験ですので、建て前としては「学歴や出身大学は関係ない」ということになるのですが。
とは言え、私の知り合いの先生方(中小企業診断士)を見回しても、高学歴の方が多いのも事実です。
すぐに思い出せるだけでも、東京大学・京都大学・大阪大学・北海道大学などの旧帝大、早稲田大学・慶応大学・関西学院大学・立命館大学などの難関私立大学、さらに、それらの大学院卒の方もいます。
すごい高学歴ですが、ただ、それらの先生方が、中小企業診断士として、みんな優秀かと言えば、そうではない気もします。
いわゆる「ガリ便」タイプが多いのかも知れません。「実務より勉強が好き」という感じの方も散見されます(すいません、完全に私の偏見です。。。)
一方、六大学や日東駒専などを卒業された先生方も多くいらっしゃり、みなさん優秀な印象です。
また、知り合いの抜群に仕事ができる先生の中には、高卒の方もいらっしゃいます。
ですので、「出身大学は、まったく関係ない」というのが、私の超個人的な見解です。
ただ、きちんと勉強を継続しないと絶対に受からない試験ですから、「勉強グゼがついている人」が受かりやすいのは、間違いないかも知れません。
大学の偏差値と比較した、中小企業診断士の難易度ランキング
中小企業診断士の偏差値ランキングは60とのことで、これが大学の場合、どの程度になるのでしょうか。東進ハイスクールの大学入試偏差値ランキングから、偏差値60の大学(学部)をご紹介します(一部の国公立大学文系学部を抜粋)。
- 和歌山大学(教育)
- 埼玉大学(教育)
- 宇都宮大学(地域デザイン)
- 富山大学(人文)
- 山口大学(経済)
- 岡山大学(教育)
- 島根大学(法文)
- 新潟大学(法)
など
ざっと見ると中堅どころの大学というイメージですが、「難関国家資格の中では平均的な難易度」である中小企業診断士とイメージが近いかも知れませんね。
中小企業診断士の勉強時間から見る難易度
中小企業診断士の合格に必要な勉強時間は1,000~1,200時間前後と言われます。
もし、あなたが1年でストレート合格を狙うとしたら、毎日どれぐらいの勉強が必要でしょうか。
1年を50週として、単純計算すると、
1,000時間÷50 = 20時間/週
1週間に20時間の学習が必要になります。
ただし、実際には1年間でのストレート合格される方は少ないのが現状です。
中小企業診断士の勉強期間(合格に必要な年数)は?
中小企業診断士の平均受験回数は3回
中小企業診断士試験では、平均受験回数は約3回です。毎年1回しか試験は開催されないため、平均的な受験生は3年間勉強していることになります。
ただ、実際には合格できないまま諦めてしまう人も少なくありません。数年もの間、地道に努力を続けることができれば決して無理な目標ではありませんが、それが如何に難しいことであるか、心に留めておく必要があるでしょう。
資格のランキングからみる中小企業診断士の難易度
TACの2021年度(令和2年度)版 資格ランキングによる難易度
資格の学校TACでは、様々なビジネス系の資格の難易度をランキングにしています。
2021年度版のTAC資格ランキングから、中小企業診断士と比較されることが多い他の士業の難易度ランキングをみてみましょう。
公認会計士 | ★★★★★ |
税理士 | ★★★★★ |
社会保険労務士 | ★★★★ |
中小企業診断士 | ★★★★ |
司法書士 | ★★★★★ |
行政書士 | ★★★★ |
宅建(宅建士) | ★★★ |
このように、TACの難易度ランキングでは、中小企業診断士と社会保険労務士・行政書士は難易度4で、同程度と位置付けています。
勉強時間から見た各資格試験(国家資格)の難易度
続いて、各資格試験(国家資格)の合格までに必要な勉強時間を比較してみましょう。
- 弁護士(司法試験):6,000時間
- 公認会計士:3,000時間
- 司法書士:3,000時間
- 税理士:2,500時間
- 社会保険労務士(社労士):1,000時間
- 行政書士:500~800時間
- 宅地建物取引士(宅建士):300時間
中小企業診断士の勉強時間は1,000~1,200時間ですから、勉強時間で比較しても、社労士や行政書士が近い状態であるのが分かります。
社労士や行政書士の難易度との比較
社労士や行政書士の難易度は、中小企業診断士の難易度と同程度と言っても、人によって様々な意見があるようです。
と言うのも、受験科目が全然異なる上に、
広く浅い知識を問われる中小企業診断士
に対して、
狭い範囲の深い知識を問われる社会保険労務士・行政書士
というように、そもそも試験制度の考え方がまったく異なるので、単純に難易度を比較できないからです。
以下に、それぞれの受験科目をみてみましょう。
中小企業診断士試験の1次試験科目に見る難易度
まず、中小企業診断士です。
中小企業診断士 1次科目
経済学・経済政策
財務・会計
企業経営理論(戦略論、組織論、マーケティング)
運営管理(生産管理・店舗管理)
経営法務
経営情報システム
中小企業経営・中小企業政策
ご覧の通り、会計、法律系、情報システム、戦略論やマーケティング、経済学、そして工場のオペレーションである生産管理まで、ありとあらゆる企業の経営に必要な知識が全て問われます。
経済産業省では、中小企業診断士を「日本版MBA(経営学修士)」と位置づけているため、経営のプロフェッショナルに必要な知識は全部マスターさせよう、ということなのでしょう。
いずれにしても、この膨大とも言える範囲の広さが、中小企業診断士の難易度の高さの一端と言えます。
社会保険労務士 受験科目に見る難易度
社会保険労務士の試験科目は、「労働保険」と「社会保険」の2つに大きく分けられます。
その中から、以下の全10科目として出題されます。
労働基準法
労働安全衛生法
労働者災害補償保険法
雇用保険法
労働保険の保険料の徴収等に関する法律
労務管理その他の労働に関する一般常識
健康保険法
厚生年金保険法
国民年金法
社会保険に関する一般常識
これは、労働保険と社会保険に関する法律の1文1句と解釈を全て理解する必要がある、ということです。
重箱の隅をつつくような出題は当たり前ですし、徹底的に深堀するという意味で、中小企業診断士とは、また違った難易度があります。
このある狭い分野を極めるという点が、社会保険労務士の難易度を高くしている、と言えるでしょう。
行政書士 受験科目に見る難易度
こちらは法令と一般知識の2つのジャンルから出題されます。
(1)法令等
憲法、民法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法を中心とする)、商法(会社法)、基礎法学
(2)一般知識等
政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解
社会保険労務士ほどは狭くありませんが、ビジネスに関わる法規全般を押さえる必要があります。
こうして見てみると、徹底的に法律を理解・暗記する社会保険労務士や行政書士に比べ、中小企業診断士の出題範囲の広範さが、ますます目立ちますね。
どちらの難易度が高いと感じるのかは、
1つのことを、じっくりと極めたいタイプ
いろいろなことに手をだしてみたいタイプ
というように、その人本人の性格によるところが、もっとも大きいのではないでしょうか。
管理人の個人的な意見としては、
「中小企業診断士と社労士・行政書士のどちらの難易度が高いか(≒どちらをとるべきか)」
と考えるよりは、ダブルライセンスとして、資格を組み合わせて使うことを考えるほうが、より強みを発揮しやすい、と考えています(もちろん、ダブルライセンスを取得するのは簡単ではありませんが)。
なお、「中小企業診断士のダブルライセンス」の詳細については、下記記事を参考にしてください。
中小企業診断士試験は、難易度に見合ったメリットはあるのか?
結論から言えば、
中小企業診断士の難易度に見合った合格のメリットがあるかどうかは、自分次第
ということです。
しかし、これでは、あまりに元も子もないですので、 以下に補足します。
難易度の割には、中小企業診断士の知名度は低い?
まず、中小企業診断士は、資格の難易度に比べて知名度が低い、という実態があります。
たとえば、「中小企業診断士と同程度の難易度の士業として、社会保険労務士(社労士)や行政書士がある」という話を先に書きましたが、
一般的な知名度では、社労士や行政書士の方が上でしょう。
そのため、転職時に中小企業診断士の資格が有利に働くかと言うと、あまり期待できません。
転職のことを考えるのであれば、社会保険労務士の方が断然アピールできると思います(ただし、総務・人事系の部門に限ります)。
中小企業診断士の転職事情については、下記記事を参考にしてください。
社労士や行政書士より知名度が低いのは、独占業務がないから?
社労士や行政書士より知名度が低い要因の一つに、「中小企業診断士は独占業務がないから」ということが考えられます。
基本的に中小企業診断士資格を取得していなくとも、中小企業に対する経営コンサルティングを実施することはできます。
そのため、中小企業診断士資格は、以前から、「取っても食えない」と揶揄されてきました。
しかし、最近では、少しずつ状況が変わって来ているようです。
徐々に「中小企業診断士の認知度が低い」という状態は変りつつあると同時に、人気も高まっているようなのです。
たとえば、2016年、日本経済新聞に掲載された「新たに取得したい資格ランキング」において、中小企業診断士が堂々の1位に輝きました。
なぜ、独占業務がないのに人気が高まっているのか?
それは、中小企業診断士が
「ビジネス全般の能力を高める試験内容であり、コンサルタントだけでなく、全ビジネスマンに必要な知識と視野の広さを与えてくれる試験だから」
ということだと考えられます。
また、別の新聞記事では、「もっともAIに置き換えられにくい士業」として紹介されていました。
多くの士業が、書類などの作成代行業務を主としていますが、このような業務は、AIに置き換えられやすいのは明らかです。
それに比べ、中小企業診断士のコア業務は、
「中小企業経営者と対峙し、コミュニケーションを取り、その右腕として、経営の成功へ導く」
というものです。AIが最も苦手とする分野であることは明らかです。
これまで「知名度が今一つ」、などとも言われていましたが、着実に世間の知名度・そして人気も上がってきています。
「資格ランキング1位」や「AIに置き換えられにくい仕事」など、中小企業診断士の将来性に関する記事はこちらからご覧ください。
難易度に見合った年収はあるの?
企業勤務の場合は、年収にもあまり影響がないケースが多いようです。前述のとおり、中小企業診断士は独占業務もないですし、「資格を持っている」ぐらいで給料はなかなか変わりません。
一方、独立系の中小企業診断士の場合は、年収は300万未満~3,000万円以上と開きがあります。ただし、これは営業力や人脈、専門分野によって異なりますので、一概には語れません。
「中小企業診断士の年収事情」については、下記記事を参考にしてください。
最大のメリットは、中小企業診断士同士のネットワーク
私個人的には、中小企業診断士同士のネットワークには、非常に多くのメリットがある、と感じています。
ただし、これも「正しいアプローチで積極的に動く限り」という注釈が入ります。
結局は自分次第なのですが、中小企業診断士に合格後、各都道府県の中小企業診断協会などに所属することにより、他の多くの中小企業診断士とのネットワークができます。
そのネットワークを最大限に活かすことにより、様々な仕事につながりますし、それ以外にも、先輩諸氏から営業の仕方など、様々な示唆を頂くことが出来ます。
「中小企業診断協会」を通じて構築するネットワークなどに関しては、以下の記事をご覧ください。
中小企業診断士は独学でも合格できる?
以下の記事にも書きましたが、完全な独学だと、
- 「自分で一から学習計画を立てる」
- 「テキストを読んで理解する(ベテラン講師の噛み砕いた講義を聴けない」
ところから始める必要があるので、どうしても効率が悪いのです。
■<関連記事>
中小企業診断士の通信講座 おすすめは? ~独学にも使える、2022年最新版 比較・ランキング
1年間でストレート合格を狙うためには、受験校の通学講座で講師に教えてもらったり、通勤講座のように隙間時間を利用してスマホ動画で学習したりするなど、効率化の工夫は欠かせない、と思います。
【ご参考】一次試験と二次試験の概要
一次試験の概要
一次試験は、「中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうか」を判定することを目的に実施されます。
戦略・組織論・マーケティング・財務会計・IT・各種法規など、全7科目の試験で幅広い経営知識が問われます。
試験範囲の広さが、一次試験の特徴であり、難しさでもある、といえるでしょう。
一次試験の受験資格
一次試験の受験資格は、年齢、学歴等に制限はなく、どなたでも受験できます。
一次試験の試験形式
マークシート方式による四肢択一式試験です。
一次試験の受験料
13,000円
一次試験 実施スケジュール
- 申込受付(出願):5月~6月上旬
- 試験実施:8月上旬(土曜日・日曜日の2日間)※第1土日曜日が多い
- 解答発表:一次試験終了後、数日以内に中小企業診断協会のHPで発表
- 一次試験合格発表:9月上旬
二次試験の概要
二次試験は、「中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうか」を判定することを目的として実施されます。
筆記試験と口述試験の2段階の試験であり、筆記式では4科目の事例問題に解答します。筆記式に合格した場合のみ、口述試験を受験できます。
二次筆記試験は、模範解答が公開されません。そのため、「どのように解答すればよいのか」という絶対的な基準がなく、対策の方向性が定まりにくい側面があります。
実際、各資格学校が発表する解答例の内容も、それぞれ異なるものになっています。
このように取り組みにくい二次筆記試験に対して、口述試験は、出席すれば、ほぼ合格する試験となっています。
二次試験の受験資格
その年、または前年の一次試験合格者
二次試験の試験形式
筆記試験:
4科目の事例問題。20文字~200文字で解答させる設問が6~8個程度出題される記述式。
口述試験:
面接による試験(10分程度)
二次試験の受験料
17,200円
二次試験 実施スケジュール
- 出願期間:8月下旬から9月中旬
- 筆記試験実施:10月下旬の日曜日 ※第3日曜日が多い
- 筆記試験合格発表:12月上旬
- 口述試験実施:12月中旬の日曜日
- 口述試験合格発表:12月下旬
その他、詳細は「中小企業診断士の試験制度」の記事をご覧ください。
よくある質問
Q1 中小企業診断士がなくなる(廃止)と聞いたのですが、本当でしょうか?
確かに、Google検索などをすると「中小企業診断士 なくなる」などの関連検索語が出てくることがあります。
しかし、「中小企業診断士はなくなる(廃止)」というのは、全くのガセネタです。
また、2017年の9月に日本経済新聞に「AI時代のサムライ業(奪われる定型業務)」という記事が掲載されましたが、その中で「中小企業診断士はAIに置き換えられにくい資格一位」とされており、まだまだ需要がなくなることはありません。
もちろん、「資格だけ取れば安泰」というわけではありませんが、将来的にも中小企業診断士は有望な資格なので、興味のある方は積極的にチャレンジして欲しいと思います。
詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。
中小企業診断士の難易度 まとめ
いかがでしたでしょうか。
中小企業診断士は、難易度はかなり高いものの、他の士業のように独占業務があるわけではありません。
また、少しずつ知名度を上げているものの、今一つ世間に浸透している、とは言いにくいところがあります。
ですが、「中小企業の経営をサポートする」というニーズは非常に大きいものがありますし、その学習内容は「日本版MBA」と言われるとおり、とても充実しています。
そのようなことから、最近少しずつ人気も上がってきているように感じます。
また、前述のとおり、「AIに置き換えられる可能性が低い仕事」として報道されていたように、将来性の高い仕事でもあります。
今回の記事でみたとおり、難易度も相応に高く、簡単に取得できる資格ではありませんが、チャレンジに値する資格であると言えるでしょう。
なお、試験対策に関連する記事については、下記を参考にしてください。
<一次試験の対策(総合)>
- 一次試験 勉強法と試験対策 完全マニュアル【おすすめ】【人気!】
- 過去問の傾向と活用方法(一次試験)
- 過去問題集は論点別の「過去問完全マスター」がおすすめ
- 2年間で合格を目指す具体的な戦略
- 中小企業診断士一次試験 当日の持ち物
<一次試験 各科目の勉強法や勉強時間、難易度など>
<一次試験の科目合格・科目免除について>
- 中小企業診断士科目合格 最強の戦略【おすすめ】
- 科目免除
<二次試験の対策>
- 中小企業診断士二次筆記試験の対策と勉強法【おすすめ】
- 事例Ⅰ(組織・人事の事例)の勉強法・試験対策
- 事例Ⅱ(マーケティング・流通の事例)の勉強方法・試験対策
- 試験当日の持ち物・注意事項
- 口述試験の対策
- 情報開示請求(自分の得点を知る)方法
<中小企業診断士試験 総合>
また、通学・通信など、資格スクール各社の記事は下記からどうぞ。
<中小企業診断士の講座/スクール 一覧>
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著者情報 | |
氏名 | 西俊明 |
保有資格 | 中小企業診断士 |
所属 | 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション |