診断士コラム

中小企業診断士と宅建のダブルライセンスのメリット!試験の難易度や勉強時間で比較!

中小企業診断士と宅建のダブルライセンス

中小企業診断士と宅建の業務内容の違い!

宅建とは宅地建物取引士の略称で、不動産と関連する国家資格です。

近年では宅建だけではなく、中小企業診断士の資格も同時に取得する方が増えました。

中小企業診断士と宅建は相性の良い国家資格の一つ!

まず最初に、中小企業診断士と宅建の業務内容の違いについて見ていきましょう。

  • 中小企業診断士は経営コンサルタントを認定する唯一の国家資格で、中小企業の経営問題の相談に乗ったり解決策のアドバイスを行ったりする
  • 宅建は不動産会社や投資信託会社に勤務し、不動産取引における重要事項の説明や重要事項説明書の記名を独占業務として行う

「2つの資格に関連性はないのでは?」と疑問に思っている方はいませんか?

しかし、中小企業診断士と宅建の資格を保有していると、活躍の場所や幅を今まで以上に広げることができますよ。

中小企業診断士と宅建のダブルライセンスのメリット!

複数の資格を取得して何かしらの業務に携わる人をダブルライセンスと呼びます。

ダブルライセンスの効果的な資格の組み合わせはたくさんありますが、中小企業診断士と宅建はその一つです。

不動産領域を専門とするのであれば、中小企業診断士と宅建のダブルライセンスを目指してみてはいかがでしょうか。

ここでは、中小企業診断士と宅建のダブルライセンスになるメリットを詳しく解説していきます。

不動産の経営戦略を考えられるようになる

中小企業診断士と宅建のダブルライセンスは、不動産業界で大いに役立ちます。

中小企業診断士の資格だけとは違い、不動産に関する経営戦略を考えられるようになるのは大きなメリットです。

宅建の資格が必要な業種は不動産業界に留まらず、担保の不動産を評価する金融機関や自社で建築した物件を販売する建築会社が挙げられます。

つまり、中小企業診断士と宅建の両方の資格を活かし、不動産の経営戦略に関する知識を顧客に提供できるわけです。

不動産と経営の知識を更に応用すれば、経営戦略視点から企画や運用、維持や管理を行うファシリティマネジャーとして活躍するのも不可能ではありません。

両方の資格の能力で業務に携わることができますので、中小企業診断士と宅建はおすすめの組み合わせです。

就職や転職で有利になる

キャリアアップを考えているのであれば、中小企業診断士と宅建のダブルライセンスは有望です。

2つの資格を持つダブルライセンスは他者と差別化を図ることができますので、間違いなく就職や転職で有利になります。

中小企業診断士と宅建の資格でどのような業界への転職に役立つのか見ていきましょう。

  • 建築業界
  • 金融業界
  • 不動産管理会社
  • 小売業

中小企業診断士と宅建のダブルライセンスの魅力は、何も不動産会社だけではありません。

建築業界や金融業界でも、企業の経営相談に乗れる中小企業診断士や不動産取引のスペシャリストの宅建の資格が役立ちますね。

独立開業で集客力がアップする

経営コンサルタントとして独立開業している中小企業診断士は、宅建とのダブルライセンスで大きなメリットがあります。

「コンサルティング業務に宅建士は関係ないのでは?」とイメージしている方はいませんか?

しかし、建築業界や不動産関係は中小企業が多い傾向があります。

もし中小企業診断士に加えて宅建士の資格も持っていれば、「民法」「宅建業法」「法令上の制限」などの専門知識を生かして活躍することができます。

独立開業して成功するには、何よりもまずは顧客やクライアントを集客することから始めないといけません。

集客力をアップさせるに当たり、中小企業診断士と宅建のダブルライセンスはアピールポイントを増やしたり顧客の信頼を掴んだりできます。

中小企業診断士と宅建を試験の難易度で比較!

「中小企業診断士と宅建の資格はどちらが難易度が高いの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

どちらも司法書士や公認会計士などの資格と比較してみると、そこまで難易度は高くありません。

もちろん、中小企業診断士も宅建も簡単に取得できるほど甘い資格ではないものの、ダブルライセンスのハードルは高くないですよ。

以下では、中小企業診断士と宅建の試験の合格率がどのくらいなのかまとめてみました。

試験年度中小企業診断士(1次)中小企業診断士(2次)宅地建物取引士試験
2013年21.7%18.5%15.3%
2014年23.2%24.3%17.5%
2015年26.0%19.1%15.4%
2016年17.7%19.2%15.4%
2017年21.7%19.4%15.6%
2018年23.5%18.8%15.6%
2019年30.2%18.3%17.0%

それぞれの試験の合格率で比較してみると、中小企業診断士よりも宅建の方が低くなっています。

しかし、宅建は1回の試験なのに対して、中小企業診断士は1次試験と2次試験の2つです。

両方の試験に合格する必要がありますので、宅建よりも中小企業診断士の方が試験の難易度が高いと判断できます。

中小企業診断士と宅建を資格取得までの勉強時間で比較!

資格を取得するまでに、どのくらいの勉強時間を費やすのか気になるところです。

資格の勉強をスタートする時点での知識や学習法によって、合格までの時間は変わります。

そのため、一概に説明することはできませんが、中小企業診断士に合格するまでの目安の勉強時間は1,000時間、宅建は300時間です。

中小企業診断士と比べると宅建の試験の方が難易度が低く、3ヵ月間と短い期間で合格した方もいます。

ただし、残念ながら中小企業診断士と宅建の試験に関連性はあまりありません。

科目免除制度も特にないので、ダブルライセンスになるまでには目安として1,300~500時間がかかります。

独学では更に長い勉強時間が必要になりますので、「なるべく短期間でダブルライセンスになって仕事に活かしたい!」と考えている方は、予備校や通信講座を利用して中小企業診断士や宅建の勉強を始めてみてください。

中小企業診断士と宅建の資格を取得する順番は?

「中小企業診断士と宅建のダブルライセンスを目指したいけど、資格取得の効果的な順番はあるの?」と疑問を抱えている方はいませんか?

この点に関しては、下記のように個人の考え方で違いがあります。

  • 中小企業診断士の資格をメインにして、幅広い視野と見識で経営者をサポートしていきたいのであれば、先に中小企業診断士を取得してから宅建の勉強を始める
  • 不動産業界への就職や転職を第一に考えているのであれば、最初に宅建の資格を取得してからスキルアップとして中小企業診断士も目指す

2つの資格の勉強を並行して取り組むのは無理がありますので、中小企業診断士と宅建のどちらを最初に取得すべきなのかゆっくりと考えてみてください。

まとめ

皆さんがイメージしている以上に、中小企業診断士と宅建士のダブルライセンスにはメリットがあります。

関連性がない資格のように見えますが、両方の資格を持っていると顧客目線で不動産の経営戦略も同時に考えられるようになるのです。

中小企業診断士と宅建の試験の難易度はそこまで高くありませんので、将来のためにダブルライセンスを目指してみてはいかがでしょうか。


よろしければ、以下の中小企業診断士コラムもどうぞ。