中小企業診断士試験

中小企業診断士 経営情報システムの勉強法~攻略のコツを教えます!

イノベーションの定義 | イノベーションのジレンマ

こんにちは、トシゾーです。

経営情報システムは、いわゆるIT(情報技術)に関する科目です。

この科目の特徴として

得意科目とする人と、苦手意識がある人、大きく二つに分かれる(二極化する)

というものがあります。

私はというと、中小企業診断士試験の受験当時は、IT企業に勤務していましたので、もっとも得意とする科目でした。

実際、ITパスポートや基本情報技術者などの国家資格を持っていましたし、得点源の科目と考えていました。

しかし、銀行業務や経理業務などを始めとして、業務でITに関わってこなかった方には、苦手意識を持つ方も多いようです。

この記事では、そのような苦手意識を持つ方でも、経営情報システムの科目を突破できるような勉強法などについて書いていきます。

なお、経営情報システムの勉強法については本記事で説明しますが、診断士試験全体の「最速勉強法」ノウハウについては、現在、資格スクールのクレアールが、市販の受験ノウハウ書籍を無料でプレゼントしています。

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中小企業診断士 経営情報システム(1次試験) 勉強法や勉強時間、難易度など

中小企業診断士1次試験 経営情報システム 科目設置の目的

中小企業診断協会の発行する試験案内には、科目設置の目的として、以下のように書かれています。

(科目設置の目的)

情報通信技術の発展、普及により、経営のあらゆる場面において情報システムの活用が重要となっており、情報通信技術に関する知識を身につける必要がある。また、情報システムを経営戦略・企業革新と結びつけ、経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行うとともに、必要に応じて、情報システムに関する専門家に橋渡しを行うことが想定される。このため、経営情報システム全般について、以下の内容を中心に基礎的な知識を判定する。

令和元年度(2019年度)中小企業診断士第1次試験案内

https://www.j-smeca.jp/attach/test/h31/h31_1ji_annai.pdf

現在では、中小企業と言えども、IT(情報技術)を抜きに企業経営を語ることはできません。

なぜなら、経営戦略や企業革新を実現するためには、「情報技術」という経営資源を効果的に活用することは欠かせないからです。

そのため、中小企業診断士は、経営の専門家として、一定のITに関する知見が必要です。

また、システム構築会社のようなITの専門家と、企業経営者の間に立ち、橋渡しをする役割も期待されています。

以上のような理由から、経営情報システムの科目が設置されているのです。

中小企業診断士1次試験 経営情報システム 科目の内容

経営情報システムは、「情報通信技術に関する基礎知識」「経営情報管理」の2つのテーマに分かれます。

情報通信技術に関する基礎知識

試験案内に書かれた出題内容は、以下のとおりです。

  1. 情報処理の基礎技術
  2. 情報処理の形態と関連技術
  3. データベースとファイル
  4. 通信ネットワーク
  5. システム性能
  6. その他情報通信技術に関する基礎的知識に関する事項

ここでは、科目名のとおり、ITに関する基礎知識の有無を問われます。具体的には

コンピュータが動作する原理(2進数、ハードウェアやソフトウェアの詳細など)

コンピュータシステムの種類や関連技術(集中処理や分散処理、Webシステムなど)

データベースやファイルの種類や特徴

ネットワークの種類や特徴

などです。

純粋な技術的分野と考えてよいでしょう。

経営情報管理

試験案内に書かれた出題内容は、以下のとおりです。

  1. 経営戦略と情報システム
  2. 情報システムの開発
  3. 情報システムの運用管理
  4. 情報システムの評価
  5. 外部情報システム資源の活用
  6. 情報システムと意思決定
  7. その他経営情報管理に関する事項

このテーマでは、ITを経営戦略でどう活かすか、という視点で、企業経営に利用する情報システムの種類や特徴について問われます。

その他、情報システムの開発に関する事項や、日々のシステム運用に関する事項、情報システムの開発や運用を外部委託をする際の考え方情報システムの投資対評価の考え方などについても学びます。

試験時間と配点

科目試験時間配点
経済学・経済政策60分100点
財務・会計60分100点
企業経営理論90分100点
運営管理90分100点
経営法務60分100点
経営情報システム60分100点
中小企業経営・政策90分100点

経営情報システム 科目免除

経営情報システムの科目免除には、他資格等保有による免除と科目合格による免除の2通りがあります。

他資格等保有による免除

  • 技術士(情報工学部門登録者に限る)、情報工学部門に係る技術士となる資格を有する者
  • 次の区分の情報処理技術者試験合格者(ITストラテジスト、システムアーキテクト、応用情報技術者、システムアナリスト、アプリケーションエンジニア、システム監査、プロジェクトマネージャ、ソフトウェア開発、第1種、情報処理システム監査、特種)

科目合格による免除

前年または前々年に経営情報システムの科目を受験して合格している場合、科目免除を申請することができます。

科目合格による科目免除について詳しくは、下記記事を参考にしてください。

最強の科目合格
中小企業診断士の科目合格 最強の戦略、教えます!【一次試験】 . こんにちは、トシゾーです。 平成18年度から、中小企業診断士第一次試験に科目合格制度が設けられました。 そ...

中小企業診断士1次試験 経営情報システム 勉強のポイント(勉強法など)

勉強法

経営情報システムの科目を苦手とする方は、まず、暗記科目だと割り切り、「足切りだけは回避する」と考えて対応することが、もっとも効率的です。

テキストを読んでいるだけでは、なかなかITやシステムの状況などをイメージしにくいですが、それらをイメージできるようになるには、かなりの学習時間が必要です。

具体的には、基本項目・頻出項目を中心に、単語カードなどを作成して、「覚えるべきことは覚える」と割り切った学習をする方が、より合格に近くなると思います。

勉強時間

この科目が得意な方は、そもそも、ほとんど勉強しなくても、合格レベルにある方が多いです。そのような方は、テキストを一通り眺めながら、抜けている知識を確認するだけで大丈夫でしょう。十数時間~数十時間もあれば十分です。

苦手科目とする方も、他の科目との調整上、あまり時間をかけたくない科目です。そのため、できるだけ効率的に暗記しながら過去問も解くようにして、勉強時間は100時間程度を上限と考えてスケジュール化することをおすすめします。

難易度

経営情報システムの過去7年間の科目合格率の推移は以下のとおりです。

H25H26H27H28H29H30R1
2.1%19.4%15.5%29.6%23.4%22.9%26.6%

ご覧の通り、年度によって難易度が大きく変わります。

最近は、合格率が高い傾向にありますが、油断はできません。

この科目を苦手とする方が難易度の高い年度に受験した場合、足切り点の確保も難しくなる可能性があります。

複数年かけて科目合格を積み上げていく場合でも、経営情報システムの科目は、初年度から合格を狙いにいくことが必要です。

ITパスポートのテキストで学習する

経営情報システムを苦手とする方は、情報処理の国家資格である「ITパスポート試験」のテキストを参考にすると、より効率的です。

ITパスポートは、情報処理の国家試験の中では、初心者向けの資格です。

そのため、分かりやすいテキストが多く発売されています。

内容のレベルは、経営情報システムのレベルより若干低い程度ですが、小難しく書かれている経営情報システムのテキストよりも、圧倒的に分かりやすいものが多く発売されています。

まずはITパスポートのテキストを2回程度読み、それから経営情報システムのテキストに入った方が、一見遠回りのようでも理解が深まるので、暗記もスムーズに進むはずです。

なお、ITパスポート試験の範囲は、「ストラテジ分野」「マネジメント分野」「テクノロジ分野」の3つに分かれています。

このうち、ストラテジ分野は、中小企業診断士試験の「企業経営理論」などに近い内容であり、純粋に経営情報システムの内容に合致する分野は「マネジメント分野」と「テクノロジ分野」だけとなります。

そうした意味では、ITパスポートのテキストを全部読む必要はなく、効率的に時間を使えることでしょう。

ITパスポートのテキストの中では、以下をおすすめします。

「改訂4版  ITパスポート最速合格術」
※画像をタップするとAmazonのページに遷移します。

ITや情報システムに関する知識を、「たこ焼き屋チェーン店が、ネットショップを構築する」というストーリーに合わせて説明しているため、物語を読む感覚で、必要な知識を身につけることができます。

中小企業診断士1次試験 経営情報システム 勉強時の留意事項

統計・分析の問題には深入りしない

平成29年度までは、毎年2問(問題番号だと問24、問25)は、統計・分析の問題が出題されるのが定石でした。

具体的には、検定・コンジョイント分析・回帰分析などの知識やスキルが問われますが、これは非常に難易度が高く、専門的な訓練を受けた方以外は解答できないレベルの問題です。

そのため、統計・分析の問題に対しては、深入りしないことが大切です。

なお、平成30年・令和元年では出題傾向が変わり、それまでのような統計・分析の問題は見られなくなりました。

この新しい傾向がいつまで続くのか分かりませんが、「難易度の高すぎる統計・分析には深入りしない」ことは押さえておきましょう。

ガイドラインの問題には深入りしない

毎年1問程度、情報処理技術に関するガイドラインなどからの出題があります。

マイナーなガイドラインから出題されることも多く、こちらも深入りしないほうが賢明です。

なお、令和元年度は以下のガイドラインについて出題されています。

  • 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン(第3版)

少なくとも、数年以内に同じガイドラインから出題されることはないと考えられます。

定期的に出題される基本的な問題を中心に、知識を固めていくようにしましょう。

2次試験との関連

2次試験では、ITや情報システムに関する詳細な知識は問われません。しかし、問題文の与件企業に対する解決案を解答する際に、

〇〇のような情報システムを導入する

などのアイデアが求められるケースがあります。

つまり、各業種や職種の代表的なソリューション(問題解決を行うための情報システムの形態)を理解しておいた方が断然有利となります。

その対策としては、2次試験の過去問を解きながら、どのような業種に対して、どのようなソリューションが求められているのか、チェックするようにしましょう。

また普段から、あなたの勤務している企業や関連会社などで、どんな部署でどんな情報システムを活用しているのか、興味を持って知っておくことも役立つでしょう。

中小企業診断士1次試験 各科目共通の勉強方法

ここでは、一次試験の各科目に共通する勉強方法についてお伝えします。

満点を狙わず、基本事項・頻出事項に絞って70点を狙う

もっとも効率的に合格するという観点から、70点を確実に得点する戦略を実行すべきです。

満点を取る必要はなく、基本事項や頻出事項に絞り、確実に得点しなければならない部分、捨ててもよい部分などを明確に意識して、勉強を進めていきましょう。

そして、基本事項や頻出事項を確実に押さえるためには、アウトプット学習や過去問対策が必要となります。

アウトプット学習を優先する

受験勉強を始めると、ずっとテキストを精読している人がいます。

もちろん、テキストを読むのは悪いことではありませんが、その方法は効率的ではありません。おすすめは、

まずは、テキストにざっと目を通す

実際に過去問に取り組む

というのがアウトプット中心学習です。

過去問を徹底活用する

アウトプット学習の中心は過去問の活用です。

具体的には、どのように過去問を使えばよいのでしょうか?

まず、テキストの1周目はざっと読み、2周目からはテキストを少し進めたら、そのたびに必ず過去問に挑戦するようにします。

なにより過去問を解いていくことで、自分の理解が足りない部分が明らかになります。

また、テキストだけをじっと読み続けても、なかなか頭に入らないもの。

テキスト→過去問→テキスト→過去問・・・この繰り返しこそが、合格への王道だと心得てください。

詳しくは、以下の要領で進めていきましょう。

①テキストをざっと読む(1周目)→全体像をつかむ

まずは、テキストをざっと読みます。

いわゆる1周目、というやつですね。この目的は、出題分野の全体像をつかむこと。

分からないことがあっても、とにかく短時間でテキスト一冊読み終えましょう。

②テキストを1単元ずつ読み、その単元に関係する過去問をやる

テキストの2周目です。

今回は1周目よりも少し丁寧に読みます。そして一単元を読み終わったら、関連する過去問を解きます。

そのため、「年度別過去問題集」よりも「論点別(テーマ別、ヨコ解き)過去問題集」を使うことをおすすめします。

一般的には、過去5~10年分ぐらいのものがおすすめです。

③間違えた問題などに印をつけ、テキストの関連部分を読み込む

問題を解いた際、「自信を持って正解した問題」「迷ったけど正解した問題」「間違えた問題」などが出てくると思います。ここで

・正解したけれど自信がなかった問題 → △

・間違えた問題 → ×

というように印をつけ、それらについてはテキストの関連部分を読み込むようにします。

④過去問を一通り終わったら、×と△だけ繰り返す

以上のような進め方で、テキストと問題集を終わらせます。

その後、今度は過去問題集だけ使って、冒頭から×と△の問題だけを解くようにします。

⑤×と△がなくなるまで、何度も繰り返す

×と△がなくなるまで、過去問を何周も繰り返します。

以上のような流れで取り組めば、理解が足りないところだけを効率的かつ確実に仕上げることができます。

過去問題集は「過去問完全マスター」(同友館)がおすすめ!

前述のとおり、おすすめの過去問は「論点別(テーマ別、ヨコ解き)」に対応したものですが、こちらに該当するのが、同友館から出版されている「過去問完全マスター」となります。

書店で販売されている中小企業診断士試験の過去問題集は「年度別」に編集されたものも多いですが、年度別だとアウトプット学習に適さないので、論点別に対応した過去問完全マスターをおすすめします。

過去問が役立つ理由
中小企業診断士の試験対策に過去問が役立つ理由!おすすめは2020年版過去問完全マスター(同友館) こんにちは、トシゾーです。 今回は、中小企業診断士試験の勉強にあたり、過去問を重視すべき理由と、おすすめの...

また、中小企業診断士の独学用テキストについては、以下の記事を参考にしてください。

おすすめテキスト
中小企業診断士の独学 | 独学向けテキスト、おすすめの20冊を教えます!【2020年最新版】こんにちは。トシゾーです。 私は、独学で中小企業診断士試験に合格しました(3年もかかりましたが・・・) そのせいか、多くの人...

 

時短のために通信講座(オンライン講座)の利用も検討する

独学の場合でも、できればテキストではなく、スタディングのようなスマホ動画であれば、倍速再生で見ることができますので、一番効率的です。

独学と変わらない費用で、かつ、独学よりも時間を有効活用できる「スタディング」はこちら

また、過去問を解くときは、難しくて分からない場合、あまり時間をかけて考えるのは得策ではありません。分からなければ解説を読む。そして理解できれば、次の問題に取り組みましょう。

分からなかった問題にはチェックマークをつけておき、後日、分からなかった問題だけ改めて取り組むのが効率的な方法です。

<スマホ動画対応の通信講座における、問題集の絞り込み機能について

一般的なe-ラーニングや、スマホ動画対応の通信講座では、「問題集はPDFで提供」というケースが多いです。

しかし、前述のスタディングでは、学習システムのなかに「問題集/過去問の絞り込み機能」が搭載されています。

この「問題集/過去問の絞り込み機能」を使えば、間違えた問題・繰り返し解きたい問題だけを選択して取り組むことができるので、講義だけでなく、問題演習もスマホ一台で完結することができます。

スマホ動画対応の通信講座を選択する場合は、上記のような学習システム(e-ラーニング環境)も比較されることをおすすめします。

中小企業診断士1次試験 経営情報システム まとめ

ここまで見てきたとおり、経営情報システムには

ITに詳しくない人にとっては、イメージすることが難しい

年度により難易度の差が大きい

暗記中心科目だが、2次試験にも関連する

など、苦手意識を持つ方にとっては、扱いが難しい科目と思えるかも知れません。

しかし、この記事で書いたように、

暗記科目と割り切って、重要事項から暗記する

まずは分かりやすいITパスポートのテキストを読み、少しでも科目のイメージを持てるようにする

ことで、短時間で効率的に攻略することは可能です。

ぜひ、苦手意識のある方にも、がんばって頂きたいと思います。

その他の試験対策に関連する記事は、下記を参考にしてください。

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