<引用:シニアジョブ>
こんにちは、トシゾーです。
当サイトをご覧になっている中小企業診断士試験受験生のなかには、50代~60代の方も多いと思います。
そのような方の多くは、定年後の独立や再雇用に備え、キャリアアップやリスキリングを目的として診断士資格の取得を目指しているのではないでしょうか。
そんな方々にご紹介したいのが、今回、インタビューを行った株式会社シニアジョブ様です。
シニアジョブ社は、シニアに特化した求人サイトや人材紹介など転職・再就職の支援サービスを提供する会社です。
同社が掲載する求人には専門職も含まれており、診断士資格を活かせる求人もあります。
同社の魅力を存分に聞き出して来ましたので、気になる方はぜひチェックしてください。
目次
- 1 株式会社シニアジョブ様への詳細インタビュー
- 1.1 貴社のご紹介をお願いいたします。
- 1.2 貴社の事業内容を教えてください。
- 1.3 貴社が業務を行う上で、目指しているビジョン、大切にしていること等を教えてください。
- 1.4 貴社の強みは何でしょうか?
- 1.5 貴社は、シニア層の転職、再就職支援に特化しているとのことですが、そのような対象とした理由は何でしょうか?
- 1.6 貴社は、特に60代前半で増えている「正社員・フルタイム」のニーズに以前から対応しており、実際に、そのような求人が多いそうですが、そのようなことが実現できている理由を教えてください。
- 1.7 貴社では、「履歴書に表彰歴を書かないほうがよい」など独自のノウハウがあるとのことですが、実際に求職者からの反響などがありましたら、教えてください。
- 1.8 貴社は、求人数・応募数を重視し、実際に数週間で内定獲得の実績があるとのこと。 一般に、シニア就職の内定獲得は難しいものですが、貴社が成果を上げている理由を教えて頂けますでしょうか?
- 1.9 これまで業務を行う上で、困ったことや大変だったことはありますか?
- 1.10 これまで業務を行うなかで、良かったことや嬉しかったことはありますか?
- 1.11 この記事を読んでいる読者(シニア)の方に、メッセージをお願いします。
- 2 まとめ
株式会社シニアジョブ様への詳細インタビュー
貴社のご紹介をお願いいたします。
代表取締役の中島康恵が大学4年生の時に事業を立ち上げ、卒業後の翌2014年8月に登記した会社です。
創業当初はITサービスを開発・提供していましたが、2016年にシニア転職事業に転換。シニア専門人材紹介サービスと人材派遣サービスを基軸に、最高で前年比300%に及ぶ成長を達成。2022年11月現在、求職者登録数と企業登録数はそれぞれ7万件を超えています。
2022年8月、新たにシニア専門の求人サイト事業である「シニアジョブ」をオープン。安価な採用費を設定し、企業側のハードルを下げることで、幅広い業界職種のシニア向け求人を多数提供しています。
貴社の事業内容を教えてください。
50歳以上のシニアに特化した就職支援サービスを提供しています。
具体的には、2016年の事業転換当初から現在も提供を続けている、専門技術職に強いシニア専門の人材紹介サービス・人材派遣サービスである「シニアジョブAGENT」と、2022年8月にオープンし、幅広い職種に対応、シニアを採用したい企業が多数の求人を掲載する、シニア専門求人メディア「シニアジョブ」の2つです。
貴社が業務を行う上で、目指しているビジョン、大切にしていること等を教えてください。
私たちは「希望するすべてのシニアが自由に就業できる未来を創る」ことを目指しています。
また、私たちはあくまでもビジネスを通じてシニアの就職難という社会課題を解決することを目指しており、単につらい立場を理解して寄り添うのではなく、再現性のあるビジネスとしてシニアの就職を支援することで、シニア就職が日本の産業全体で加速する未来を目指しています。
貴社の強みは何でしょうか?
まず、シニアに完全特化した転職支援サービスであることが最大の強みです。
世の中には弊社以外にも「シニア可」の求人や、それを扱うサービスは多数ありますが、多くの場合、「シニア“も”可」であってシニアだけを募集している求人ではなく、結局、若い人材と競合してしまうことや、選考が進んでも採用に至らないことがあります。
しかし、シニアジョブは企業から依頼を受ける際や、人材を提案する際に、シニアを専門に扱うサービスであることを説明し、人材がシニアであることに了承を得ています。そのため、年齢で落とされることや、若い人材と競合することを心配せず、就職活動を進めることができます。
また、「シニアは履歴書に表彰歴を書くと落ちやすい」といったシニア転職のノウハウを蓄積しており、人材紹介のサービスではそれらを活かした効果的な支援を提供しています。
それでもシニアの転職は難易度が高いため、人材紹介のサービスでは求人情報数と支援のスピードにこだわっており、多数の求人をご検討いただき、最短1週間での内定も実際にあるほどのスピード感で支援を提供しています。
貴社は、シニア層の転職、再就職支援に特化しているとのことですが、そのような対象とした理由は何でしょうか?
実は創業当初の弊社はシニア転職支援ではなく、IT会社でした。代表の中島がITサービスの営業に向かったある会計事務所で、「シニア人材“を”紹介してほしい」という話をされ、中島はハッと気づきました。「世の中ではシニアの就職難が叫ばれているが、シニアがほしいという企業もある。これはニーズがないのではなく、ミスマッチが起きているだけなのではないか」と。
そこで中島は、日本や世界のシニア転職市場を調べ、日本は世界トップクラスの高齢化大国であり、人材会社の数も世界トップクラスであるにもかかわらず、シニアを専門に扱う人材会社がほとんどない、という点にも気づき、事業転換を決断しました。
中島はある日、シニア求職者の面接に同行しました。シニア求職者は帰りの車の中で涙をこぼしながら、60歳を超えてから能力も体力も変わらないのに急に仕事がなくなった苦悩を語り、中島ももらい泣きしてしまいました。その後もシニア求職者の生の声に触れた中島は、それまで以上に、身も心も一直線にシニア転職支援へと打ち込むこととなりました。
貴社は、特に60代前半で増えている「正社員・フルタイム」のニーズに以前から対応しており、実際に、そのような求人が多いそうですが、そのようなことが実現できている理由を教えてください。
時代の流れの中で、弊社はシニア求職者とシニアを雇用したい企業、双方のニーズを的確に捉え、対応してきました。その結果、こうした対応を実現できていると思います。
弊社以前のシニア転職支援サービスの中には、シニアと企業どちらかのニーズだけしか応えていないサービスや、過去のシニアのニーズに合わせ続けているサービスがありますが、そうしたサービスよりは、最新のニーズに応えているという自負があります。
貴社では、「履歴書に表彰歴を書かないほうがよい」など独自のノウハウがあるとのことですが、実際に求職者からの反響などがありましたら、教えてください。
セミナーなどでノウハウをお伝えした際には「ほぼ初めての転職活動のため、何もわからないのですが、詳しく教えてもらい、安心できました」といった声をいただいたことがあります。
貴社は、求人数・応募数を重視し、実際に数週間で内定獲得の実績があるとのこと。
一般に、シニア就職の内定獲得は難しいものですが、貴社が成果を上げている理由を教えて頂けますでしょうか?
現在では数年前に比べてだいぶシニアの求人が増え、選考でも年齢がネックとなることは減ってきていますが、それでも、年齢が上がるにつれ、転職の難しさも高まります。何十社と応募してもすべて落ちるといったことも珍しくありません。しかし、相場に合った条件で200社に応募したなら、内定に巡り合う確率がだいぶ大きくなります。
ご本人が一人で200社の選考に臨むことは不可能ですが、私たちなら可能です。私たちはこうした考えから、シニアの転職に必要なことは、より多くの求人に出会っていただき、内定の確率を上げることだと考えています。シニア専門の人材紹介サービスでは、自社開発の業務支援システムを用いた独自の業務フローを持っており、また、コロナ以前から対面ではなく非対面(オンライン)のアプローチやサポートによって徹底した効率化と高速化を実現しています。
これまで業務を行う上で、困ったことや大変だったことはありますか?
担当者視点では、数年前に比べて、シニア活用の機運が高まっており、企業側からの積極的な依頼もいただくようになりましたが、それでもまだ、シニアの採用に躊躇する企業もあり、もっと「活躍できるシニアは多い」「活躍に年齢は関係ない」という情報発信が必要だと考えています。
人材紹介サービスでは、主に専門職を扱っているため、業界職種の専門知識が必要で、それを学ぶことにも大変さがあります。
また、登録者の方からは、弊社登録以前に以下のような悩みがあったと聞いています。
年齢が上がると、実際のスキルと関係なく、転職が難しくなり、給料も下がるため、大変です。
また、就職活動の際も、登録後、連絡がないサービスもありますし、ハローワークも最初に紹介状をくれるだけで、応募書類や面接の相談も詳しく対応してくれるわけではなく、実際の応募やその後のやり取りは結局自分でやるしかないですし、選考結果もだいぶ待たされ、場合によってはその間は次の応募の紹介を断られることもあって大変です。
これまで業務を行うなかで、良かったことや嬉しかったことはありますか?
担当者視点では、求職者の方の人生に大きく関わる仕事であり、やりがいを感じます。直接「ありがとう」という言葉を言ってもらえることもあり、時には仕事が見つかったお礼にお菓子などが届くこともあって、普段は主にオンライン(非対面)でサポートをしているのですが、こうした瞬間に人と人とのふれあいが確実にあるのだと実感することができ、とても嬉しく感じます。
何十年という専門的な経験を積んできたシニア求職者の方を対象としているので、怖そうなイメージがありますが、実際にお話しするとほとんどの方が優しく、むしろ専門知識を教えてくれるので嬉しいです。
また、登録者の方からは、以下のような喜びの声を頂いています。
ハローワークなど他のお仕事紹介サービスに登録しても、最初以降は連絡がなくなってしまったり、何週間も待たされた結果、落選したりしていたのですが、シニアジョブでは登録後すぐに電話があり、数日で面接の話が来て、内定までもかなり早かったのでありがたいです。急な展開にむしろ怪しく感じてしまったほどです。
健康面も問題なく、スキルも現役で活躍できる自信があって、実際に仕事も十分にこなせるにもかかわらず、60歳を過ぎると年齢だけでどこも採用してくれなくなり、悔しくなります。その中で、年齢を気にせずに応募できる、シニア専門のお仕事紹介サービスがあるのは、とても頼もしいですし、安心できます。
この記事を読んでいる読者(シニア)の方に、メッセージをお願いします。
中には新卒以来となる就職活動、初めての転職・再就職という方もいらっしゃり、転職についての知識がなく、大きな不安を抱えている方も多いと思います。また、慣れ親しんだ会社を離れ、若い上司の下などで新たに働き始めることに不安を持つ方もいらっしゃると思います。
その不安に、ご自身の経験やこれまでの役職だけで立ち向かおうとすると、使いにくい人材と思われてしまうので、謙虚で新たに学ぶ姿勢を忘れないことが大切です。ご自身の経験スキルこそが、若手人材にはない最大の武器となりますが、それだけではなく、新しい環境で常にチャレンジし続ける前向きな謙虚さを持って就職活動していただくと、新天地がきっと見つかります。
不慣れな方の多い、50歳以降の転職・再就職で悩んだ時は、お気軽に弊社をご活用ください。
-本日は詳細にお答えいただき、誠にありがとうございました。
まとめ
以上が、シニアジョブ社へのインタビューです。
同社のビジョンは、『日本を、世界に誇れる「高齢化社会」にする』ことであり、「希望するすべてのシニアが自由に就業できる未来を創る」ことを目指しています。
同社の最大の強みは「シニアに完全特化した転職支援サービス」であり、実際、多くの実績を挙げています。
50~60代の診断士試験受験生は、キャリアアップやリスキリングの意識の強い方が多く、シニアジョブ社のサービスとの親和性が高いことは間違いないでしょう。
気になった方、まずは、シニア専門求人メディア「シニアジョブ」にアクセスしてみてはいかがでしょうか。