【令和4年度】ITパスポート問11~問15 ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和4年度】ITパスポート問11~問15  ストラテジ系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和4年度公開問題より、問11~問15(ストラテジ系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問11】取引先の与信余力の計算(与信管理) -業務分析・データ利活用

問題

与信限度額が3,000万円に設定されている取引先の5月31日業務終了時までの全取引が表のとおりであるとき、その時点での取引先の与信の余力は何万円か。ここで、受注分も与信に含めるものとし、満期日前の手形回収は回収とはみなさないものとする。
〔取引先の取引〕
4月2日 売上(売掛)400万円
4月10日 売上(売掛)300万円
5月10日 手形回収(満期日6月10日)
5月15日 売上(売掛)600万円
5月20日 受注200万円
5月31日 現金回収400万円
ア 1,100
イ 1,900
ウ 2,200
エ 2,400

▶ 解答・解説を見る

正解:イ

解説

「与信」とは取引先に信用を与えること、「与信限度額」は売掛などの未回収をいくらまで認めるかの上限です。「与信の余力」は、限度額のうちあといくら使えるかを表します。取引を時系列に処理します。
4月2日 売上400万円 → 与信余力 3,000-400=2,600万円
4月10日 売上300万円 → 与信余力 2,600-300=2,300万円
5月10日 手形回収(満期日6月10日) → 満期日前の手形回収は回収とみなさないため、与信余力は変わらず2,300万円
5月15日 売上600万円 → 与信余力 2,300-600=1,700万円
5月20日 受注200万円 → 受注分も与信に含めるため 1,700-200=1,500万円
5月31日 現金回収400万円 → 回収によって与信余力が回復し 1,500+400=1,900万円
したがって5月31日時点の与信の余力は1,900万円となり、正解は「イ」です。

【問12】配当で還元するクラウドファンディング(投資型) -e-ビジネス

問題

クラウドファンディングは、資金提供の形態や対価の受領の仕方の違いによって、貸付型、寄付型、購入型、投資型などの種類に分けられる。A社は新規事業の資金調達を行うために、クラウドファンディングを通じて資金提供者と匿名組合契約を締結し、利益の一部を配当金として資金提供者に支払うことにした。A社が利用したクラウドファンディングの種類として、最も適切なものはどれか。
ア 貸付型クラウドファンディング
イ 寄付型クラウドファンディング
ウ 購入型クラウドファンディング
エ 投資型クラウドファンディング

▶ 解答・解説を見る

正解:エ

解説

投資型クラウドファンディングは、資金提供者と匿名組合契約などを結び、事業で得た利益の一部を配当として還元する仕組みです。問題文の「匿名組合契約を締結し、利益の一部を配当金として支払う」と一致するため、正解は「エ」です。

他の選択肢

ア 貸付型クラウドファンディング … 資金提供者からお金を借り入れ、利息を付けて返済する仕組み(ソーシャルレンディング)
イ 寄付型クラウドファンディング … 資金提供に対する金銭的な見返り(対価)がない、寄付による仕組み
ウ 購入型クラウドファンディング … 資金提供の対価として、商品やサービスなどを提供する仕組み

【問13】情報公開法で請求できる文書(行政文書) -その他の法律

問題

情報公開法に基づいて公開請求することができる文書として、適切なものはどれか。
ア 国会などの立法機関が作成、保有する立法文書
イ 最高裁判所などの司法機関が作成、保有する司法文書
ウ 証券取引所に上場している企業が作成、保有する社内文書
エ 総務省などの行政機関が作成、保有する行政文書

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正解:エ

解説

情報公開法(行政機関情報公開法)は、行政機関がもつ「行政文書」の開示を国民が請求できることを定めた法律です。対象は行政機関の文書なので、「総務省などの行政機関が作成、保有する行政文書」が該当します。正解は「エ」です。

他の選択肢

ア 立法機関の立法文書 … 情報公開法の対象外
イ 司法機関の司法文書 … 情報公開法の対象外
ウ 民間企業の社内文書 … 行政機関の文書ではないため対象外

【問14】開封で成立するライセンス契約(シュリンクラップ契約) -取引関連法規

問題

市販のソフトウェアパッケージなどにおけるライセンス契約の一つであるシュリンクラップ契約に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア ソフトウェアパッケージの包装を開封してしまうと、使用許諾条件を理解していなかったとしても、契約は成立する。
イ ソフトウェアパッケージの包装を開封しても、一定期間内であれば、契約を無効にできる。
ウ ソフトウェアパッケージの包装を開封しても、購入から一定期間ソフトウェアの利用を開始しなければ、契約は無効になる。
エ ソフトウェアパッケージの包装を開封しなくても、購入から一定期間が経過すると、契約は成立する。

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正解:ア

解説

シュリンクラップ契約は、ソフトウェアパッケージの包装(シュリンク)を開封した時点で、使用許諾条件に同意して契約が成立したとみなす契約方式です。条件を読んでいなかったとしても、開封によって契約が成立します。正解は「ア」です。

他の選択肢

イ … 開封後に一定期間内なら無効にできる、という決まりはない
ウ … 利用を開始しなければ無効になる、という決まりはない
エ … 開封しない限り、シュリンクラップ契約は成立しない

【問15】アクティビティ図で表現できるもの(業務モデリング) -業務プロセス

問題

業務プロセスを、例示するUMLのアクティビティ図を使ってモデリングしたとき、表現できるものはどれか。
ア 業務で必要となるコスト
イ 業務で必要となる時間
ウ 業務で必要となる成果物の品質指標
エ 業務で必要となる人の役割

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正解:エ

解説

UMLのアクティビティ図は、業務プロセスや処理の流れ(作業の順序や分岐)を表す図です。担当者ごとに区切る「スイムレーン」を使えば、どの作業を誰が行うかという人の役割も表現できます。正解は「エ」です。コスト・時間・品質指標は、アクティビティ図では表現の対象になりません。

 

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