【令和4年度】ITパスポート問36~問40 マネジメント系/過去問(公開問題)の解答解説

【令和4年度】ITパスポート問36~問40  マネジメント系/過去問(公開問題)の解答解説

ITパスポート試験の令和4年度公開問題より、問36~問40(マネジメント系)の解答解説を掲載します。

テキストではなく、動画解説を希望される方は下記YouTubeをご覧ください。

 

目次

【問36】WBSに関する記述(作業分解構成図) -プロジェクトマネジメント

問題

プロジェクトで作成するWBSに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア WBSではプロジェクトで実施すべき作業内容と成果物を定義するので、作業工数を見積もるときの根拠として使用できる。
イ WBSには、プロジェクトのスコープ外の作業も検討して含める。
ウ 全てのプロジェクトにおいて、WBSは成果物と作業内容を同じ階層まで詳細化する。
エ プロジェクトの担当者がスコープ内の類似作業を実施する場合、WBSにはそれらの作業を記載しなくてよい。

▶ 解答・解説を見る

正解:ア

解説

WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)は、プロジェクトで実施すべき作業を階層的に分解し、その構造や成果物を表した図です。作業内容と成果物が定義されるため、作業工数を見積もるときの根拠として使えます。正解は「ア」です。

他の選択肢

イ … スコープ外の作業は対象に含めない
ウ … どの階層まで詳細化するかはプロジェクトの内容によって異なる
エ … スコープ内であれば、類似作業であってもWBSに記載する

【問37】内部統制の機能の実現例(アクセス制御) -内部統制

問題

システムによる内部統制を目的として、幾つかの機能を実装した。次の処理は、どの機能の実現例として適切か。
ログイン画面を表示して利用者IDとパスワードを入力する。利用者IDとパスワードの組合せがあらかじめ登録されている内容と一致する場合は業務メニュー画面に遷移する。一致しない場合は遷移せずにエラーメッセージを表示する。
ア システム障害の検知
イ システムによるアクセス制御
ウ 利用者に対するアクセス権の付与
エ 利用者のパスワード設定の妥当性の確認

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正解:イ

解説

IDとパスワードの組合せを照合し、登録内容と一致した利用者だけを業務メニュー画面に進ませる処理は、許可された人だけがシステムを利用できるようにする「アクセス制御」の実現例です。正解は「イ」です。障害の検知(ア)、アクセス権の付与(ウ)、パスワード設定の妥当性確認(エ)は、いずれもこの処理の説明としては適切ではありません。

【問38】XPの説明(エクストリームプログラミング) -開発プロセス・手法

問題

XP(エクストリームプログラミング)の説明として、最も適切なものはどれか。
ア テストプログラムを先に作成し、そのテストに合格するようにコードを記述する開発手法のことである。
イ 一つのプログラムを2人のプログラマが、1台のコンピュータに向かって共同で開発する方法のことである。
ウ プログラムの振る舞いを変えずに、プログラムの内部構造を改善することである。
エ 要求の変化に対応した高品質のソフトウェアを短いサイクルでリリースする、アジャイル開発のアプローチの一つである。

▶ 解答・解説を見る

正解:エ

解説

XP(エクストリームプログラミング)は、要求の変化に柔軟に対応しながら、高品質なソフトウェアを短いサイクルでリリースしていくアジャイル開発手法の一つです。正解は「エ」です。

他の選択肢

ア … テスト駆動開発(TDD)の説明(XPのプラクティスの一つ)
イ … ペアプログラミングの説明(XPのプラクティスの一つ)
ウ … リファクタリングの説明(XPのプラクティスの一つ)

【問39】ITサービスの保証に当たるもの(サービスの3要素) -サービスマネジメント

問題

提供するITサービスの価値を高めるためには、サービスの提供価格、どのようなことができるかというサービスの機能、及び可用性などを維持するサービスの保証の三つのバランスを考慮する必要がある。インスタントメッセンジャのサービスに関する記述のうち、サービスの保証に当たるものはどれか。
ア 24時間365日利用可能である。
イ ゲームなどの他のソフトウェアと連携可能である。
ウ 無料で利用可能である。
エ 文字の代わりに自分で作成したアイコンも利用可能である。

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正解:ア

解説

サービスの「保証」は、可用性などを維持して、サービスをいつでも安定して使える状態に保つことを指します。「24時間365日利用可能」は可用性の保証に当たるため、正解は「ア」です。

他の選択肢

イ 他のソフトウェアと連携可能 … サービスの「機能」に当たる
ウ 無料で利用可能 … サービスの「提供価格」に当たる
エ 自作アイコンも利用可能 … サービスの「機能」に当たる

【問40】ITガバナンスに関する記述(情報システム戦略の組織能力) -システム監査

問題

ITガバナンスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア ITサービスマネジメントに関して、広く利用されているベストプラクティスを集めたもの
イ システム及びソフトウェア開発とその取引の適正化に向けて、それらのベースとなる作業項目の一つ一つを定義して標準化したもの
ウ 経営陣が組織の価値を高めるために実践する行動であり、情報システム戦略の策定及び実現に必要な組織能力のこと
エ プロジェクトの要求事項を満足させるために、知識、スキル、ツール、技法をプロジェクト活動に適用すること

▶ 解答・解説を見る

正解:ウ

解説

ITガバナンスは、経営陣が組織の価値を高めるために実践する行動であり、情報システム戦略の策定や実現に必要な組織の能力を指します。正解は「ウ」です。

他の選択肢

ア … ITIL(ITサービスマネジメントのベストプラクティス集)の説明
イ … 共通フレームの説明
エ … プロジェクトマネジメントの説明

 

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