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診断士コラム

中小企業診断士は、やめとけ!って本当?意味ない資格なのか徹底検証!

中小企業診断士やめとけ

「中小企業診断士になるのは、やめとけ!」と言われたけど、どうなんだろうか?」

「中小企業診断士が意味ない資格、って本当?」

このような疑問を持つ方は多いと思います。

最近、人気と共に知名度も上がりつつある中小企業診断士の資格。難関国家資格ですが、弁護士や公認会計士ほど難易度が高い訳ではなく、知名度でも劣っています。

実際のところ、中小企業診断士は本当に「やめとけ!」「意味ない」と言われても仕方がない資格なのか、この記事で徹底検証していきます。

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中小企業診断士が「やめとけ」と言われる3つの理由

まずは、中小企業診断士が「やめとけ」と言われる理由を解説します。

独占業務がない

中小企業診断士には独占業務がありません。独占業務とは、有資格者のみが独占的に行える業務のことで、多くの難関国家資格(士業)には、独占業務があります。具体的には、以下のとおり。

  • 司法書士:他人のために登記を行う
  • 税理士:他人のために税務を行う
  • 社労士:他人のために社会保険手続きを行う
  • 弁理士:他人のために特許出願を行う
  • 弁護士:他人のために法律行為を行う
  • 宅建士:重要事項説明や契約書の記名押印を行う

これらは、すべて当該有資格者にしか行えないことであり、それ故に、仕事を奪い合う競争率を抑えている側面があります。

一方、中小企業診断士は経営コンサルタントの唯一の国家資格ですが、経営コンサルタントは誰でも名乗ることができますし、クライアントから受注して仕事をすることも自由です。

もっとも、中小企業診断士の場合は「名称独占資格」といって、「中小企業診断士を名乗れるのは有資格者だけ」という制限があるのですが、独占業務のある「業務独占資格」に比べると、インパクトが弱いのは否めません。

実際に稼げない人(食えない人)が多い

独立した中小企業診断士の年収は300万~3,000万円と幅があります。

大きく儲けている人がいる一方、十分な稼ぎを得られていない中小企業診断士も実際にいます。

ただ、300万円前後というのは、ほとんどが以下のような方々です。

  • 中小企業診断士として独立直後で、まだ仕事が安定して獲得できていない
  • 会社員などの定年後、年金を貰いながら自己実現の一環として中小企業診断士をしている(あまり稼ぐ気が無い)

400~500万円程度の年収の中小企業診断士の中には、「本当はもっと稼ぎたいのに、稼げていない人」がそこそこいる印象です。

※データが無いので、管理人の印象論になってしまいますが。

年収500万未満の中小企業診断士は能力が低い訳ではなく、営業やマーケティングが苦手というケースが大半です。

いずれにしても、難関な中小企業診断士試験をクリアしても、稼げない人が一定数いるのは間違いありません。

中小企業診断士の資格だけ取っても、経験が無ければ意味ない

中小企業診断士の試験に合格するために勉強が必要な科目を、以下に一覧します。

  • 経営戦略論
  • 経営組織論
  • マーケティング論
  • 財務
  • 会計
  • 生産管理
  • 店舗管理、販売管理
  • 経済学、経済政策
  • 経営情報システム
  • 経営法務
  • 中小企業経営、中小企業政策

このように、経営コンサルントの国家資格に相応しく、経営全般の幅広い領域を網羅する学習範囲となっています。

中小企業診断士は、日本版MBA(経営学修士)とも言われ、現在の試験科目体系は海外大学院のMBAコースを参考に設計されているので、学習内容には十分な妥当性もあります。

しかし、これだけの試験をマスターしても、それはペーパー上のライセンスであることは事実。

実際に活躍できる中小企業診断士(経営コンサルタント)になるには、様々な企業経営者と対峙し、経験を積まなければならないのは当然です。

「資格だけ取っても、経験が無ければ意味ないから、やめとけ!」

との言い分にも一理ある、といえるでしょう。

中小企業診断士は本当に「やめとけ」なのか?

ここまで、中小企業診断士が「やめとけ」と言われる理由を見て来ました。

それらの理由は、いずれも一理あるものの、中小企業診断士の資格を取得することには大きなメリットもあります。

ここからは、中小企業診断士を目指すべき理由(メリット)について、見ていきましょう。

経営に関する知識は凄い

前述のとおり、日本版MBA(経営学修士)とも言われる中小企業診断士は、企業経営に関わる、あらゆる内容を学習し、知識として獲得しています。

確かに、中小企業診断士試験に合格したばかりの頃は、頭でっかちな部分もあるでしょう。

しかし、だからと言って、これらの知識が不要な訳では断じてありません。企業経営全般に明らかに有益な知識を持っている訳ですから、そのこと自体はプラスに捉えるべきでしょう。

難関国家資格のため、信頼性が抜群

中小企業診断士試験は1次試験と2次試験があり、その概要は以下のとおり。

  • 1次試験:マークシートによる選択式(四肢択一、または五肢択一)
  • 2次試験:論述式(記述式)

また、1次試験の合格率は30~40%程度、2次試験の合格率は20%程度、つまり、ストレート合格する割合は6~8%の狭き門です。

合格に必要な勉強時間は1000~1200時間ですが、実際には数年かけて合格する人も多く、1200時間以上学習している方も多いです。

このような難関国家資格ですから、資格所有者は行政や企業経営者をはじめとする多くの方に、極めて信頼されやすいと言えるわけです。

目標を立ててやり抜く力がある証明になり、自信に繋がる

前項と関連しますが、中小企業診断士の資格を取得したということは、

  • 少なくとも1年、長い人だと3年以上、1日平均3時間以上の学習を地道に継続した

という証拠でもあります。

このように「長期的な目標を立て、諦めずに継続する力がある」ということを評価してくれる方も多くいます。

また、そうした経験が自分自身にとって、大きな自信に繋がるでしょう。

就職や転職で活かせる

中小企業診断士の資格は、企業経営において極めて有益なものです。

「中小企業診断士の有資格者を募集」という直接的な求人は少ないものの、就職・転職市場では大きく評価されることに間違いありません。

ただ、就職・転職市場においては、年齢の上昇とともに、保有資格よりも実績や経験を重視される傾向にあります。

そのため、ミドル以上の転職では必要以上に資格所有者であることに期待しないほうがよいでしょう。

逆に言えば、極めて若手の市場である新卒や第二新卒の就活では、中小企業診断士資格保有者は、非常に高く評価されます。

2次試験を含めた最終合格者でなくても、1次試験の科目合格者というだけでも評価の対象になりますので、積極的に履歴書などに記載してアピールすべきでしょう。

独立や開業を目指せる

前述のとおり、中小企業診断士に独占業務は有りませんが、集客・営業・マーケティングに力を入れれば、十分に独立や開業で成功することは可能です。

もちろん、会社員のように給料をもらいながら勤務できるわけではなく、自分で仕事を獲得してお金を稼がなければ廃業するだけの厳しい世界です。

しかし、しっかりとした事業計画を立て、自分自身が社長として会社を運営するのは、何事にも代えがたい機会でしょう。

苦労も多いでしょうが、自分の強みを活かすことで大きな結果を出せば、会社員時代には考えられない位の年収を得ることも夢ではありません。

AIに代替されにくい

ある研究結果によると、「難関国家資格のなかで、中小企業診断士がAIに代替されにくい資格NO.1」とのこと。

やはり経営コンサルタントの国家資格ですから、クライアントと向き合い、ヒューマンスキルを活かして顧客の課題を解決するのが最大の特徴であり、AIに代替されにくいことは分かりますよね。

少なくともAIの観点では、将来、なくなることのない資格だと言えるでしょう。

やりがい、夢を持つ魅力的な人物が多い

中小企業診断士を目指す方には、

  • 我が国の経済を支える中小企業をサポートして、少しでも社会経済の発展に寄与したい

と考える魅力的な方が多くいます。

そのような世界に身を置こうと考えることは尊いことですし、また、そうした人物を応援して下さる方も多くいます。

もちろん、周りの仲間(中小企業診断士)も魅力的な人材が多いため、あなたのビジネス人生も良い影響を与えることは間違いありません。

どうすれば、資格を活かせるのか?

ここまで、診断士を目指すべき理由(メリット)について見てきました。

以下では、「やめとけ!」というネガティブな意見を受けてしまう要素(デメリット)を徹底排除し、

診断士の資格を最大限活用する方法をお伝えします。

経営に関する知識だけでなく、実績を積む

ここまで散々触れてきたことですが、

  • 診断士の資格保有者は経営全般に関する知識は凄いが、経験や実績がないと意味がない

とよく言われます。これについては答えはシンプルで、

  • 経験や実績を積めばよい!

ということだけですよね。

試験に合格後、できるだけ早い段階で中小企業診断協会などを活用しながら経験豊富な諸先輩方と交流し、少しでも多くの実務経験を積ませてもらうのが王道です。

また、独立するだけが診断士の道ではありません。会社員が診断士の資格を取り、「自分が所属する企業の業種のプロフェッショナル」を目指すのであれば、そのまま企業内で活動を続ければよいでしょう。

将来的に、その業種分野の経験豊富なプロコンサルタントとして独立できる可能性が十分にあります。

もし、別の業種の実績を積みたいのであれば、資格を武器にして転職する手もありますよね。

専門分野を磨く

診断士資格で学ぶ科目は広範な分、ひとつひとつの科目はそこまで深くありません。

たとえば、労働法規であれば社労士試験の方が圧倒的に深く問われますし、情報処理については情報処理技術者試験の方が深く問われます。

このこと自体は悪いことではありません。なぜならば、診断士はクライアント企業の課題解決のため、当該企業と様々な専門家の間の「架け橋」になる必要があるからです。

クライアント企業内で深刻な法律問題が発生した場合、顧問たる診断士は弁護士と問題について話ができる程度の法律知識が求められます。

ただ、専門家との懸け橋としてなら、試験の受験勉強の際に学んだ程度の知識でも良いかも知れませんが、自分自身が活躍をする分野(専門分野)の知識は受験レベルではなく、もっと磨くべきでしょう。

そして知識だけでなく、経験や実績を積み上げることも同様に大切です。

対人コミュニケーションを磨く

診断士は経営コンサルタントですから、支援先企業の経営者や従業員などと丁寧なコミュニケーションが出来なければ、話になりません。

また、場合によっては異なる意見を持つ利害関係者をまとめたり、クライアント本人が意識していない(潜在的な)意見などを引き出すことも求められます。

知識、経験、実績などの専門スキルやノウハウに加え、こうしたヒューマンスキルも磨く必要があります。

まずは副業から始める

いきなり独立・開業というのは敷居が高く、簡単ではないかも知れません。しかし、会社員などのように勤務先に所属し、働きながら副業で実務経験を積むことはローリスクでおすすめです。

資格を登録すれば、普段は企業に所属していようが、副業だろうが、正式な診断士として活動できます。

企業内診断士であっても、協会に所属して一定の活動ができますから、将来に向けてネットワークを構築したり、仕事を紹介してもらうのに役立つでしょう。

また、当面の生活費は本業で稼げますから、焦らずじっくりと、自分の興味のある分野の仕事だけ取ることも可能。時間は掛かるかも知れませんが、確実に独立・開業の準備が出来るはずです。

セーフティネットとしての資格講座の講師

独立してからも、収入が安定するまでは資格受験講座の講師を続ける手もあります。実際、私がそうでした。

受験生に教えたり、質問に答えたり、感謝されながら、「分かりやすい教え方」など、自分自身もかなり学べるところがあったと記憶しています。

教え方自体は、後々コンサルティングの実務でも活かせますので、「受験講座なんて・・・」と見下したりせずに、なんでも挑戦してみるのがおすすめです。

私自身、受験講座の講師業は卒業しましたが、その仕事が縁で繋がった某士業の先生とは、現在も業務に関してお付き合いがあります。

中小企業診断協会で偉くなる(冗談)

中小企業診断協会で偉くなると、更に人的ネットワークが広がります。

また、立場を活かした利権を得ることができ、甘い汁が吸えます・・・というのは冗談ですが、人脈が飛躍的に広がるのは事実です。

  • 経済産業省、中小企業庁、中小企業基盤整備機構、商工会、商工会議所など、官公庁や公的機関の職員との交流
  • 各都道府県の協会の幹部との交流
  • 他士業の協会の幹部との交流
  • 様々な職業や業界の団体のメンバーとの交流

などなど、一介の会員やサラリーマン等には到底及びもつかない、たくさんの人脈を構築することができます。

診断士に向く人

ここまで「診断士になるのは、やめとけ!」と言われる理由を避け、最大限資格を活かせる方法を見て来ました。

ここからは、どういう人が診断士に向くのか見ていきましょう。

諦めが悪い人

そもそも、診断士になるためには、長丁場の試験勉強を乗り越えなければなりません。

「継続は力なり」「明けない夜はない」など、決して諦めることなく努力を続けらえる人ではないと、まず診断士になることさえ難しいでしょう。

そして、診断士になった後も「諦めの悪さ」は必要です。クライアントと向き合っていくなかで、様々な困難に直面することもあるでしょう。絶望や無力感を感じるような不穏な事象が起こらないとも限りません。

そうしたなか、己を信じ、粘り強く道を拓いていけるのがプロの診断士だと考えています。

分析的能力の高い人

診断士としてクライアント企業を評価・分析する際には、多角的に観察し、判断していかねばなりません。

企業の売上や利益(収益)だけでなく、業界全体の将来性、競合他社の営業・マーケティング・研究開発などの動向、社会全般の経済動向(景気)などの要素が複雑に絡んでくるため、分析能力の高さが求められます。

こうしたアプローチできるようになるためには、普段から物事を多面的・多角的・批判的に見る訓練をしておくべきでしょう。

顧客に徹底的に寄り添える人

これは当然のことですが、顧客企業に価値を提供し、課題を解決できる方でなければなりません。

前述の諦めが悪い人とも重複しますが、どんな困難があっても顧客のために一貫して動ける人であることが前提条件です。

【結論】本物の診断士ほど、資格を持っていなくても活躍できる

いかがでしたか?

「診断士はやめとけ!」「意味ない」「使えない」などと言われることもありますが、

そうした意見以上に、診断士は意義がある資格だということが伝わったのではないか、と思います。

「やめとけ!」という方の中には、もしかして診断士を目指していたものの、挫折してしまった方なども居るかも知れません。

そうした声に耳を傾ける必要はありません。

また、難関で価値ある資格ですが、資格以外の面でも重要なことは多いです。

資格に頼らず、資格無しでも十分に活躍できる人材が、真の診断士と言えるかも知れません。

資格取得を目的とするのではなく、上記のような真の診断士になる手段として、試験勉強を頑張って頂きたいと思います。

著者情報
氏名 西俊明
保有資格 中小企業診断士
所属 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション