【2025年最新版】ITパスポートの出題傾向を徹底チェック!試験合格に必要な情報を徹底解説

ITパスポートの出題傾向

※生成AIに関する出題対策をしていない方は、以下の動画もチェックしてみてください。

 

※本記事には、管理人が執筆した参考書(Amazon・楽天)の紹介を含みます。

「ITパスポートって、結局なん問出るの?」

「範囲が広くて大変。出やすいところから勉強したい」

「直前チェックは何をすればいいの?」

そんな悩みに、まず結論からお答えします。

ITパスポートは全100問・試験時間120分・四肢択一の国家試験です。出題は3分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)から。合格には総合600点以上、かつ各分野300点以上が必要です。

この記事では、第1回ITパスポート試験で1,000点満点を取得し、いまも出題傾向の分析を続けている管理人(私)が、問題数のしくみと最新の出題傾向を、できるだけかんたんに整理してお伝えします。

出やすいところを知れば、学習はぐっと効率的になります。大事なのは、試験に振り回されず、傾向を味方につけること。短時間で合格したい方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

この記事の著者・トシゾーのプロフィール
第1回ITパスポート試験1,000点満点合格(受験者39,131人中2名のみ)。
「改訂6版 ITパスポート最速合格術」著者。
iパスの他、中小企業診断士/宅建士/2級FPなど数多くの資格試験に合格した経験を元に、暗記に頼らない超効率的な勉強方法を発信中。実際に24時間程度でiパスに合格する人が続出。
twitterでも「読むだけで得点アップできる【iパス頻出ポイント】」を毎日配信中!

↓twitterの投稿サンプル➀最新の出題傾向を細かく解説しています。


↓twitterの投稿サンプル②エピソード記憶で楽しく、ラクして、スッキリ理解できます(※画像は弊著「改訂6版ITパスポート最速合格術」より引用)

 

目次

ITパスポートの問題数と試験形式(100問=採点92問+評価8問)

まずは「問題数」のしくみから確認しましょう。

ITパスポートは、ITを活用するための基礎的な知識を証明する国家資格で、社会人から学生まで幅広いレベルの受験者が挑戦します。試験は120分(2時間)で四肢択一の問題を100問解答する形式です。全国の試験会場に用意されたパソコンで解答するCBT方式で、通年・随時実施されています。

100問を120分で解くので、1問あたりの目安はおよそ72秒。迷う問題は後回しにして、解ける問題から確実に進めるのがコツです。

ここで意外と知られていないのが、100問すべてが採点されるわけではないという点です。

  • 採点対象:92問(この92問で合否が決まります)
  • 評価用:8問(今後の出題のための問題で、採点されません)

評価用の8問は採点に含まれませんが、どの問題が評価用かは受験者にはわかりません。だからこそ、100問すべてに本気で取り組むのが正解です。

配点は総合1,000点満点。合格には総合600点以上に加え、各分野でもそれぞれ300点以上が必要です(くわしくは後述します)。

なお、ITパスポートの試験の全体像については、下記の記事もあわせて参考にしてください。

ITパスポートの試験内容をくわしく解説した記事はこちら

 

ITパスポートの出題傾向|3分野の出題割合(分野別の問題数)

ここからは、出題傾向の核心である「3分野の出題割合」を見ていきましょう。

ITパスポートは、経営戦略といったビジネス知識からIT技術概要まで、出題分野が「ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系」の3つに分かれています。それぞれの出題数の目安は、次のとおりです。

【分野別の出題割合(目安)】

・ストラテジ系:約35問(経営戦略・マーケティング・財務・法務など)

・マネジメント系:約20問(開発・運用・監査など)

・テクノロジ系:約45問(IT基礎・セキュリティ・ネットワークなど)

※出題数は回によって多少前後する目安です。なお、IPA公式が示す採点対象(92問)の分野別評価は、ストラテジ系32問・マネジメント系18問・テクノロジ系42問が基準となっています。

出題傾向には、はっきりした特徴があります。ITパスポートは国家試験のため、国や省庁が重要と考える論点ほど出題されやすいのです。最新ITやセキュリティ、法務分野が手厚いのはそのためです。

私はこの試験を、「国が、これからの社会人に何を求めているか」のメッセージとして読んでいます。出題は丸暗記を試すためのものではなく、「仕事でITを活かせる人」を増やすための設計だからです。だから、出やすいテーマには必ず社会的な理由があります。理由とセットで覚えると、知識が記憶に定着しやすく、本番で初見の問題が出ても応用が効きます。これが、私が遠回りに見えても大切にしている学習スタンスです。

CBT方式の本番問題そのものは非公開ですが、学習の指針として公開問題が年1回程度公表されています。過去の公開問題を分析すると、出やすいテーマが見えてきます。

次の3つの章で、分野ごとの頻出テーマを具体的に見ていきましょう。

 

ストラテジ系の出題傾向・頻出テーマ(約35問)

ストラテジ系からは、経営戦略・マーケティング・財務会計・法務など、企業活動全般が出題されます。

ITパスポートは「仕事でITを活かす基礎知識」を問う試験のため、直接ITに関係しないビジネス知識も多く出ます。頻出の論点は次のとおりです。

マーケティングミックス、CRM、ロングテール、パレート図、散布図、RPA、JIT生産方式、SCM、ロジスティクス、ディープラーニング、JANコード、ビッグデータ、IoT、デジタルトランスフォーメーション(DX)、ブロックチェーン、ハウジング、ERP、SWOT分析、PPM、損益分岐点分析、営業利益、経常利益、バランススコアカード、M&A、アライアンス、著作権、不正競争防止法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、CSR

ポイントは3つです。

  • 法務系(著作権・不正競争防止法・個人情報保護法・不正アクセス禁止法)は毎回のように出る高頻出テーマ
  • 最新用語(ビッグデータ・AI・IoT・ブロックチェーン・RPA・DX)も出題されやすい傾向
  • 財務会計(損益分岐点・営業利益・経常利益)は算出方法までおさえる

英字3文字の略語が苦手な方は、略語だけでなくフルスペルで覚えると記憶に残りやすいですよ。

※パレート図・散布図については下記動画も参考にしてみてください。

※AI(人工知能)について詳しくは下記動画もどうぞ。

 

マネジメント系の出題傾向・頻出テーマ(約20問)

マネジメント系からは、システム開発・サービスマネジメント(運用)・監査、プロジェクトマネジメントなど、情報システムの開発から運用までの業務知識が出題されます。

3分野のなかでは出題範囲がやや狭く、出題数も約20問と多くありません。頻出の論点は次のとおりです。

RFP、要件定義、システム開発、テスト各種、ソフトウェア受入れ、ソフトウェア保守、ウォーターフォールモデル、アジャイル、WBS、プロジェクト統合マネジメント、ITIL、SLA、サービスデスク、インシデント管理、ファシリティマネジメント、システム監査、内部統制、ITガバナンス

ねらい目は「システム運用」と「システム監査」です。出題数は多くないものの、頻出用語が集中していて、学習のコスパが高い分類です。

直前の見直しで効率よく点を取りたいなら、この2つの分類を優先するのがおすすめです。

※WBSについては下記動画もチェックしてみてください。

 

テクノロジ系の出題傾向・頻出テーマ(約45問)

テクノロジ系からは、IT基礎理論・アルゴリズム・コンピュータの構成・情報セキュリティ・データベース・ネットワークなど、要素技術が出題されます。

出題数は約45問と最多。範囲も最も広い分野です。頻出の論点は次のとおりです。

WAN、ルーター、SMTP、XML、Cookie、WPA2、ソーシャルエンジニアリング、ファイアウォール、DoS攻撃、ランサムウェア、情報セキュリティポリシ、ISMS、機密性、リスクアセスメント、生体認証、公開鍵暗号方式、デジタル署名、キャッシュメモリ、USB、BLE、デュアルシステム、RAID、クライアントサーバシステム、DBMS、トランザクション、主キー、E-R図

効率よく合格を目指すなら、セキュリティ分野を学習の中心に置きましょう。理由は出題量です。

  • セキュリティ関連は、過去問では毎回15〜20問程度出題される傾向
  • テクノロジ系全体が約45問なので、セキュリティだけでテクノロジの最大4割前後を占める計算

セキュリティが手厚いのには理由があります。情報セキュリティ事故は、最悪の場合、企業の存続に関わる重大事だからです。「仕事でITを活かす基礎知識」としての重要度が高いため、多く出題されます。

また、シラバスv6.0で追加された「疑似言語によるアルゴリズム・プログラミング問題」も、毎回複数問出題されています。ポイントを押さえれば難しくないので、文系の方も嫌がらずにチャレンジしてみてください。

 

出題範囲はシラバスで決まる|最新シラバスと出題の更新

出題範囲は「シラバス」で決まります。シラバスとは、ITパスポートの出題範囲や内容を定めた、IPA(情報処理推進機構)公式の詳細資料のことです。

ITの試験なので、技術や社会の動きに合わせてシラバスは不定期に改訂されます。改訂されると、出題される用語や範囲も少しずつ変わります。

  • 最新はVer.6.xです。近年の改訂では、生成AIに関する用語の追加や、法令名の更新などが行われています
  • 少し前のVer.6.0では、高校の必履修科目「情報Ⅰ」に対応し、「疑似言語」によるアルゴリズム・プログラミング問題が追加されました

適用されるシラバスは年度ごとに更新されます。受験する年度の適用シラバスは、必ずIPA公式で確認してください(本記事の確認日時点では最新版が掲載されています)。

シラバスの中身をさらにくわしく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

最新シラバスを徹底解説した記事はこちら

 

ITパスポートの合格基準|600点以上+各分野300点以上

ここが、出題傾向とあわせて必ず押さえたいポイントです。

ITパスポートの合格基準は、次の2つの条件を両方満たすことです。

【ITパスポートの合格基準】

・総合評価点:600点以上(1,000点満点)

・各分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系):それぞれ300点以上(各1,000点満点)

注意したいのは、総合で600点を超えても、1分野でも300点未満なら不合格になるという点です。

つまり、苦手分野を作らないことが合格のカギ。得意分野で点を稼いでも、苦手分野が基準に届かなければ合格できません。

もう1つ知っておきたいのが、評価点の出し方です。評価点はIRT(項目反応理論、項目応答理論とも呼ばれます)という方式で算出されます。そのため、「100問中60問正解で600点」とは限りません。単純な正答数だけで合否が決まるわけではない、という点に注意してください。

「総合点は足りたのに不合格だった」というケースは、この各分野300点の基準でつまずいていることが多いです。くわしくは下記の記事も参考にしてください。

総合点が600点以上でも不合格になるケースの解説はこちら

 

出題傾向をふまえた効率的な学習の優先順位

最後に、ここまでの出題傾向を、学習の優先順位に落とし込みましょう。

ここで大切にしたいのは、「あなたが主役」だという視点です。出題範囲をすべて完璧に、と考えると挫折します。そうではなく、限られた時間で合格点に届く道を、出題傾向から逆算して選ぶ。試験に振り回されるのではなく、傾向を味方につけて自分の学習を組み立てる――これが、私がいちばんお伝えしたい考え方です。

その視点に立つと、優先すべきは、出題量の多いテーマと頻出テーマだと見えてきます。

  • テクノロジ系(特にセキュリティ):出題量が最も多く、得点源にしやすい
  • 法務・最新用語(DX/AI/IoT):ストラテジ系の高頻出テーマ
  • 疑似言語(アルゴリズム):毎回複数問。パターンを押さえれば得点しやすい
  • 苦手分野の底上げ:各分野300点の壁があるため、捨て分野は作らない

学習はインプットだけで終わらせず、アウトプット中心に進めましょう。用語をただ暗記するのではなく、出題傾向のなかで「なぜ問われるのか」を理解すると、知識が定着して応用も効きます。公開問題や過去問演習で出題傾向に慣れるのが近道です。

過去問は、IPA公式サイトから無料で入手できます。解説つきで演習したい場合は、無料の学習サイト「ITパスポート過去問道場」などを使う方法もあります。なお、過去問道場はIPA公式が運営するツールではなく、外部の無料学習サイトです。

学習を深めたい方は、下記の記事もあわせてどうぞ。

 

ITパスポートの問題数・出題傾向に関するよくある質問(FAQ)

Q. 100問中、何問正解すれば合格ですか?

評価点はIRT(項目反応理論)で算出されるため、単純な正答数では決まりません。「100問中60問正解で600点」とは限らない、ということです。合格基準は、総合600点以上かつ各分野300点以上です。6割前後が一つの目安ではありますが、正答数だけで判定されるわけではありません。

Q. 600点以下でも合格できますか?

総合600点未満は不合格です。逆に、総合600点以上でも、1分野でも300点未満なら不合格になります。総合点と各分野の両方をクリアする必要があります。

Q. 最高得点は何点ですか?

総合は1,000点満点です。各分野も、それぞれ1,000点満点で評価されます。

Q. ITパスポートは難しいですか?

合格率はおおむね50%前後で推移しています(年によって変動し、社会人と学生でも差があります)。難易度は資格試験のなかでは入門レベルとされますが、範囲は広めです。とはいえ頻出傾向を押さえれば対策しやすい試験です。むやみに恐れる必要はありませんが、油断も禁物、というバランスでのぞみましょう。

Q. 評価用の8問は採点されますか?

採点対象は92問で、評価用の8問は採点されません。ただし、どの問題が評価用かは受験者にはわからないため、100問すべてに本気で取り組むのが正解です。

 

まとめ|ITパスポートの問題数と出題傾向を押さえて効率合格

本記事では、ITパスポートの問題数のしくみと出題傾向をまとめました。最後に要点を振り返ります。

  • 問題数は全100問(採点対象92問+評価用8問)・試験時間120分・四肢択一
  • 出題は3分野(ストラテジ約35問・マネジメント約20問・テクノロジ約45問の目安)
  • 合格は総合600点以上かつ各分野300点以上。苦手分野を作らないことがカギ

出題傾向を押さえ、出やすいテーマから学習すれば、効率よく合格に近づけます。ITパスポートは、IT知識を活用できることを証明できる点が大きなメリットです。まずは受験日を決めて申し込み、それから知識を固めていくのもおすすめです。ゴールが決まると、勉強に身が入りますよ。

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ぜひ頑張ってくださいね。

 

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本記事のITパスポート制度に関する情報(問題数・試験時間・合格基準・シラバス)は、IPA(情報処理推進機構)ITパスポート試験 公式サイトで確認しています(確認日:2026年6月30日)。試験制度は更新されることがあるため、受験前に必ず公式の最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験など、情報処理技術者試験の学習法・過去問解説を中心に発信しています。著書に『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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