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ITパスポート/情報処理

【2024年最新版】ITパスポートの出題傾向を徹底チェック!試験合格に必要な情報を徹底解説

ITパスポートの出題傾向

※2024年4月以降受験する方で、生成AIに関する出題対策をしていない方、以下の動画を見ないと20点損します!

 

「ITパスポートを受けることになったけど、範囲が広くて大変!」

「受験の日まで時間が無いから、出題されやすいところを中心に学習したい!」

「直前チェックは何をしたらいいの?」

ITパスポートに限らず、資格試験において効率的に勉強するためには、出題頻度の高い箇所を中心に学習するのが定石です。

この記事では、第1回ITパスポート試験で1,000満点を取得し、現在もITパスポートの出題傾向分析を日々続けている管理人(私)が、ITパスポートの最新の出題傾向を徹底分析してお伝えします。

普段の学習から直前の対策・チェックまで、出題傾向の活用は必須です。

短時間で効率的にITパスポートに合格したい方、ぜひ当記事を読んでみてくださいね!

 

この記事の著者・トシゾーのプロフィール

第1回ITパスポート試験1,000点満点合格(受験者39,131人中2名のみ)。
「改訂6版 ITパスポート最速合格術」著者。
iパスの他、中小企業診断士/宅建士/2級FPなど数多くの資格試験に合格した経験を元に、暗記に頼らない超効率的な勉強方法を発信中。実際に24時間程度でiパスに合格する人が続出。
twitterでも「読むだけで得点アップできる【iパス頻出ポイント】」を毎日配信中!

↓twitterの投稿サンプル➀最新の出題傾向を細かく解説しています。


↓twitterの投稿サンプル②エピソード記憶で楽しく、ラクして、スッキリ理解できます(※画像は弊著「改訂6版ITパスポート最速合格術」より引用)

 

ITパスポートの出題傾向

ITパスポートは、2時間(120分)四肢択一の問題を100問解答する国家試験です。

出題分野は「ストラテジ系・マネジメト系・テクノロジ系」と大きく3分野に分かれており、それぞれに出題されやすい論点、あまり出題されない論点があります。

この記事では、それぞれの分野別に出題されやすい点を説明していきます。

ITパスポートの試験内容についてくわしくは、下記の記事を参考にしてください。

ITパスポートの内容は?
ITパスポートの内容は?iパスについて、わかりやすく、まるっと解説!【お知らせ】 令和6年度ITパスポート試験公開問題の解説を最速公開しています ※2024年4月以降受験する方で、生成AIに関する出題...

 

なぜ私は、ITパスポートの出題傾向を徹底的に調べているのか?

具体的に出題されやすい点を説明する前に、なぜ私が、ITパスポートの出題傾向の分析をしているのか、説明しておきます。その理由は

2013年から10年間に渡り、ITパスポートの参考書(テキスト)を出版しているからです。



こちらの参考書ですが、「ITパスポート最速合格術」の書籍名のとおり、短時間で効率的に合格することを狙っています。

ITパスポート試験は、名前が示す通りITの入門的(=パスポート的)な資格ですが、試験範囲が広範なため、若手の社会人や学生の方など、ITやビジネスの経験が少ない方には骨が折れる試験です。

そこで、本書では、ITパスポートの3大分野の重要用語を「たこ焼き屋チェーンを経営する企業が、会社のIT化を推進していく」というストーリー仕立で説明することにより、まずはまったくの未経験者でもITパスポートの概要が短時間で掴めるように工夫しました。

ITパスポート試験の全体像さえ押さえれば、あとは頻出単語や計算問題などをマスターするだけ。

意味の分かりにくい英略語やカタカナ語を覚えやすくするための記憶術を紹介するなど、読者の方が手早くマスターできるような内容になっています。

以上のような構成で、予備知識のない受験生の方が24時間で合格レベルの実力をつけられるようになっています。

おかげさまで、多くの読者の支持を得ることが出来、本書は10年間で6回もの改訂を重ねて来ました。

著者の私自身も本書には絶大な自信を持っていますが、本当にあなたに合うかどうか、ぜひ書店で実際に手に取ってチェックしてほしいと思います。

ITパスポートのテキストや参考書の選び方の詳細については、下記の記事も参考にしてください。

ITパスポートの参考書
ITパスポートの参考書・テキストおすすめは?【2024】選び方のポイントも解説!【お知らせ】 令和6年度ITパスポート試験公開問題の解説を最速公開しています ※2024年4月以降受験する方で、生成AIに関する出題...

 

ITパスポートの出題傾向の緻密な分析には自信アリ!

私は、ITパスポートの出題傾向の分析には自信があります。その理由は、

  • 私はITパスポート講師として活動すると同時に、「中小企業診断士」という国家資格を取得して経営コンサルタントとしても活動しているため、IT分野以外の経営戦略(ストラテジ)分野も得意としているから

ということになります。

ご存じの方も多いと思いますが、現在ITパスポート試験は、CBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)という形式で実施されます。

CBTとは、会場に行くと、1人1台のパソコンが用意されており、そのパソコンの画面に表示された問題を、キーボードやマウスを使って解いていく形式です。

CBT方式で出題される問題は非公開のため、残念ながら分析は不可能です。

しかし、ITパスポートでは「学習の指針」となるよう、年に1回(以前は年に2回)、サンプル的な問題が公開されています。

私は経営コンサルタントとして過去の公開問題を徹底的に分析しつつ、

  • 内閣府や経済産業省、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が、今後、どのような人材育成を考えているのか?
  • 今後、社会に必要となるビジネス知識、IT知識のトレンドはどのようなものか?

といった将来予想も踏まえ、出題傾向を総合的に分析・検討しています。

考えてみれば当然なのですが、ITパスポート試験は国家資格のため、「国や省庁が重要と考える論点ほど出題されやすい」という揺るぎない特徴があります。

私は、15年以上もIT講師および経営コンサルタントと活動しているので、誰よりもその点を分析することに長けていると自負しています。

その最大の証拠が、「第1回ITパスポート試験1,000満点合格」という結果ではないでしょうか。

ぜひ安心して、以下の記事に書かれた出題傾向をおさえて欲しいと思います。

 

ITパスポート ストラテジ系の出題傾向や特徴

ここからは、ITパスポートの3大分野ごとに、頻出の論点や特徴を確認していきましょう。

まずはストラテジ系。ストラテジ系からは経営戦略やマーケティング、財務・会計、法務など、企業活動全般に関する内容が出題されます。

ITパスポートは「仕事でITを利活用する基礎知識」があることを証明するための試験のため、直接ITに関係のないビジネス知識も多く出題されるのです。

ストラテジ系は全100問中35問程度出題されますが、頻出な論点は次の一覧のとおり。

マーケティングミックス、CRM、ロングテール、パレート図、散布図、RPA、JIT生産方式、SCM、ロジスティクス、ディープラーニング、JANコード、ビッグデータ、IoT、デジタルトランスフォーメーション(DX)、ブロックチェーン、ハウジング、ERP、SWOT分析、PPM、損益分岐点分析、営業利益、経常利益、バランススコアカード、M&A、アライアンス、著作権、不正競争防止法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、CSR

※パレート図・散布図については下記動画も参考にしてみてください。

※SCMやロジスティクスについて詳しくは下記動画も参考にしてください。

※ビッグデータ関連について詳しくは下記動画を参考にしてください。

※ハウジング、SaaSなどのソリューションビジネス関連については下記を参考にしてください。

※不正競争防止法については下記動画をチェックしてください。

※個人情報保護法については下記動画をチェックしてみてください。

※不正アクセス禁止法については下記動画をチェックしてみてください。

ストラテジ系のポイント解説

前述のとおり、ストラテジ系は企業経営全般から出題されますが、そのなかでも、法務系の論点(著作権、不正競争防止法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法など)は、どれも毎回のように出題される高頻出なものです。

また、ビッグデータ、AI(ディープラーニング)、IoT、ブロックチェーン、RPA、デジタルトランスフォーメーションなど、世の中で話題となっている最新用語は出題されやすい傾向にあります。

数の多い英字3文字の略語を苦手とする方も多いですが、「回り道」と感じるようでも、略語だけでなくフルスペルで覚えた方が記憶しやすいですよ。

財務会計も企業経営には重要なので、損益分岐点や営業利益(または経常利益)などは、算出方法などがよく問われます。

※AI(人工知能)について詳しくは、下記動画も参考にしてみてください。

ITパスポート マネジメント系の出題傾向や特徴

続いてマネジメント系。マネジメント系からはシステムやソフトウェアの開発技術や管理技術、プロジェクトマネジメントの手法、システム運用、システム監査など、情報システムの開発から運用までに関する事項が出題されます。

マネジメント系は全100問中20問程度出題されますが、頻出な論点は次の一覧のとおりです。

RFP、要件定義、システム開発、テスト各種、ソフトウェア受入れ、ソフトウェア保守、ウォーターフォールモデル、アジャイル、WBS、プロジェクト統合マネジメント、ITIL、SLA、サービスデスク、インシデント管理、ファシリティマネジメント、システム監査、内部統制、ITガバナンス

※RFPについては以下の動画をチェックしてみてください。

※テスト各種については以下の動画をチェックしてください。

※WBSについては下記動画をご覧ください。

マネジメント系のポイント解説

マネジメント系は他2分野に比べると出題範囲がやや狭く、出題も20問程度と多くありません。

そんななか、システム運用(システムサポート)とシステム監査の2つの分類からの出題率が高くなっています。

この2つの分類は、内容的に決して多くないものの、ほとんどの用語が頻出。とても勉強することのコスパが高い分類です。

個人的には、「試験直前5分前に見直すならば、この2つの分野」と考えているぐらい、出題されやすい用語ばかり。ぜひチェックしておいてください。

ITパスポート テクノロジ系の出題傾向や特徴

続いてテクノロジ系。テクノロジ系からは、IT基礎理論やアルゴリズム・プログラミング、コンピュータのハードウェアやソフトウェア、システムの構成要素、その他、情報セキュリティやデータベース、ネットワークなどの要素技術に関する事項が出題されます。

テクノロジ系は全100問中45問程度出題されます。頻出な論点は次の一覧のとおり。

WAN、ルーター、SMTP、XML、Cookie、WPA2、ソーシャルエンジニアリング、ファイアウォール、DoS攻撃、ランサムウェア、情報セキュリティポリシ、ISMS、機密性、リスクアセスメント、生体認証、公開鍵暗号方式、デジタル署名、キャッシュメモリ、USB、BLE、デュアルシステム、RAID、クライアントサーバシステム、DBMS、トランザクション、主キー、E-R図

テクノロジ系のポイント解説

テクノロジ系は最も広範な分野ですが、効率的な合格を目指すならば、セキュリティ分野を学習の中心とするべきです。

セキュリティに関する論点は、広範なテクノロジ分野の一部に過ぎないに関わらず、過去問では毎回15~20問程度も出題されます。

テクノロジ分野全体で45問程度ですから、セキュリティ関連だけでテクノロジの最大45%も出題されるわけです。

もちろん、セキリティ関連がこんなに多く出題されるには理由があります。セキュリティのリスクと対策はイタチごっごで非常に変化・進展が速い分野であることが一つ。

また、個人情報流出など、情報セキュリティ事故を一旦起こしてしまうと、最悪の場合、その企業の存続に関わるような重大な事態となってしまいます。

つまり、「仕事でITを利活用するための基礎知識」としてセキュリティの知識の重要度は非常に大きいため、多くの出題がされるわけです。

テクノロジでも略語が多くありますので、フルスペルを口に唱えながら覚えていきましょう。

また、後述のシラバスv6.0から追加された「疑似言語によるアルゴリズム/プログラミング問題」も毎回複数問出題されています。

疑似言語はポイントさえ押さえれば決して難しくないので、文系の方でも嫌がらずにチャレンジしてほしいと思います。

ITパスポートのシラバスとは?最新のシラバスは?

シラバスとは

シラバスとは、ITパスポートの出題範囲や出題内容が書かれた詳細資料のことです。

ITパスポート試験の開催元である情報処理推進機構(IPA)により、ITパスポート試験の公式サイトにて公開されています。

最新のシラバスはV6.2

ITパスポート試験はITの試験のため、技術の進展や社会の動きに合わせ、不定期にシラバスがバージョンアップ(改訂)されます。

現在の最新シラバスのバージョンは6.0で、2024年4月の試験から採用されています。

シラバスv6.2の変更ポイント

シラバスv6.2では、追加用語の大半が生成AIに関するものです。全部で30語程度あり、Chat-GPTなど最新の生成AIのトレンドに合わせた形です。

シラバスv6.0の変更のポイント

シラバス6.2以前の大きな変更であるV6.0についても触れておきましょう。

ITパスポートのシラバスv6.0では、高等学校の共通必履修科目となった「情報Ⅰ」に基づく内容が大幅に追加されました。

具体的には、「プログラミング的思考力、情報デザイン、データ利活用」に関する内容や用語を追加。

特にプログラミング的思考力については、新たに「疑似言語」によるアルゴリズム・プログラミング問題が追加されるなど、大きな改訂になっています。

※擬似言語は当初は難易度は高くないように考えられていましたが、令和6年の公開問題では基数変換に関するプログラミング文が出題されるなど、着々と難易度が高まってきているようです。

なお、今回、高等学校の共通必履修科目に基づく内容が追加されたことを受けてか、ここ2年でITパスポートの年間受験者数が倍増しています。

  • 2019年:約10万人 → 2021年:約20万人

年間20万人が受験する国家試験といえば、宅地建物取引士(宅建)と同等のレベルです。

※2022年は約25万人と宅建を完全に超えました(追記)

ITパスポートは、我が国でもっとも受験者数の多い国家試験の1つになった、と言えるでしょう。

ITパスポートの合格基準について

最後に、ITパスポートの合格基準についてお伝えします。

ITパスポートは、1,000点満点で600点を取れば合格です。

ただし、科目ごとに最低基準があり、どの科目も1,000点満点で300点を取らなければ、ITパスポートの総合点が600点以上でも不合格になります。

つまり、苦手科目を作るのはNGですので、注意してください。

※くわしくは、下記の記事を参考にしてください。

ITパスポートで600点以上や700点以上でも不合格になるってホント?
ITパスポートで600点以上や700点以上でも不合格になる?【お知らせ】 令和6年度ITパスポート試験公開問題の解説を最速公開しています ※2024年4月以降受験する方で、生成AIに関する出題...

 

まとめ

本記事では、ITパスポートの過去問を分析して、出題傾向をくわしく掲載しました。

ぜひ本記事に表示されている内容を、普段の学習から直前チェックまで活用し、ITパスポート試験に効率的に挑戦して欲しいと思います。

前述のとおり、ITパスポートは全国100カ所以上の会場で毎日開催されています(それぞれの会場での開催頻度は、会場ごとに異なります)。

3ヶ月先の日程までオンラインで受験予約ができるので、まずは受験日を決めて申し込み、それから知識を身に付けても遅くはありません。

申込みをすることによってゴールが設定され、勉強に身が入りますから、まずは申し込みをすることが重要です。

その後、あなたに合った参考書1冊を使用し、繰り返し読んで理解を深めるのが正解です。

いろいろなテキストを利用しても、効果は出にくいものです。

過去問に関しては、公式サイトから無料でダウンロードできますが、解説が掲載されていないので、同じように無料の勉強サイト「ITパスポート過去問道場」などを利用して解くのがよいでしょう。

ぜひ頑張ってください。

 

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