「行政書士の勉強って、いつから・どんな順番で進めればいいの?」「仕事や家事と両立しながら、本当に合格まで走り切れる計画なんて立てられるのかな…」――行政書士を目指していると、こんな不安を抱えてしまう方は少なくありませんよね。
合格までの道のりは長く、やみくもにテキストを開いても、範囲の広さに押しつぶされてしまいがちです。だからこそ、最初に「自分専用の勉強スケジュール表」を用意しておくことが、遠回りを防ぐいちばんの近道になります。
そこで先に結論をお伝えします。行政書士の勉強スケジュールは、試験日(毎年11月)から逆算して、自分が使える時間に合わせて「1年・半年・3ヵ月」の3パターンから選ぶのが基本です。総学習時間の目安は500〜800時間ほど(独学はやや長め、予備校・通信講座はやや短めとされます)で、配点の大きい行政法・民法に時間を厚く配分するのが王道とされています。
ただし、勉強時間も期間も個人差がとても大きいところです。ここで挙げる数字はあくまで「目安」ですから、断定的に受け取りすぎず、ご自身の生活リズムに合わせて微調整してくださいね。
この記事では、スケジュール表がなぜ必要なのかという土台から始めて、総学習時間と科目別の時間配分の目安、合格基準(300点満点・3要件)を踏まえた到達ラインの考え方、そして1年・半年・3ヵ月それぞれの月別プランと、忙しい人が時間を確保するコツまでを、読者であるあなたが“自分の計画表”を作れるように、一つずつ整理していきます。
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行政書士試験の合格に勉強スケジュール表が必須の理由
資格試験の合格を目指すうえで、勉強スケジュール表は欠かせません。これは、法律系の難関である行政書士試験でも同じです。
まず最初に、なぜ行政書士試験の合格に勉強スケジュール表が必須なのか、その理由を整理しておきましょう。
- 闇雲に勉強していると試験範囲を終わらせることができず、中途半端な状態で本番の試験に臨むことになる
- 事前にきちんと計画を立てていれば、難しい行政書士試験でも最短ルートで合格を目指せる
- スケジュール通りに学習が進んでいるか、過去の時点と比較して足りない部分を補える
たとえば、「行き当たりばったりで海外旅行に行く」のと「スケジュールを立ててから海外旅行に行く」のとでは、後者のほうが圧倒的に充実した時間を過ごせますよね。
行政書士の試験勉強も同じです。最短で合格をつかみ取りたいなら、まずは勉強スケジュール表を作るところから始めましょう。この記事では、その立て方をくわしく説明していきます。
ここで意識しておきたいのが、計画は「立てて終わり」ではないということです。週単位で進み具合をチェックし、遅れていれば月単位で内容を調整する――この“振り返って直す”仕組みまで含めて、はじめてスケジュール表は機能します。完璧な計画を一度で作ろうとせず、走りながら微調整していく前提で気楽に組んでくださいね。
行政書士の合格に必要な勉強時間は?
スケジュール表を作る前に、まず「ゴールまでにどれくらいの勉強時間が必要なのか」をつかんでおきましょう。ここが分かっていないと、計画に無理が生まれてしまうからです。
行政書士の合格に必要な勉強時間は、学習方法によって目安が変わります。
| 行政書士の合格に必要な勉強時間の目安 | |
|---|---|
| 独学で合格を目指す | 600時間~800時間が目安 |
| 予備校や通信講座を利用する | 500時間~600時間が目安 |
ざっくり言えば、総学習時間はおおむね500〜800時間が目安とされています。独学はカリキュラムを自分で組み立てる分やや長めに、予備校・通信講座を使う場合は効率化される分やや短めになる傾向がある、というイメージです。
他の士業と比べると、行政書士は試験の合格率がやや高めとされています。とはいえ、誰でも簡単に合格できるほど甘い資格ではありませんので、それなりの勉強時間が必要だと心得ておきましょう。なお、必要な時間には個人差が大きく、ここで挙げた数字もあくまで目安です。
※行政書士の勉強時間について詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
行政書士の勉強時間の目安は500~800時間!科目別の配分は?
各科目に必要な勉強時間の配分
行政書士の試験科目は、法令等科目(基礎法学・憲法・行政法・民法・商法)と、基礎知識科目(政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、行政書士業務と関連する諸法令、文章理解)に分かれます。
以下では、各科目に振り分ける勉強時間の配分の目安をまとめてみました。
| 行政書士試験の各科目に必要な勉強時間の配分(目安) | |
|---|---|
| 全体像把握・基礎固め | 総勉強時間の10% |
| 民法 | 総勉強時間の20% |
| 行政法 | 総勉強時間の40% |
| 基礎知識 | 総勉強時間の10% |
| 基礎法学・憲法・商法 | 総勉強時間の10% |
| 総まとめ | 総勉強時間の10% |
ポイントは、配点の大きい行政法と民法に時間を厚く配分することです。学習時間の配分や割合を踏まえたうえで、勉強スケジュール表を作成していくのがコツになります。なお、この配分もひとつの目安ですので、自分の得意・不得意に合わせて調整して構いません。
行政法と民法を手厚く重点的に
行政書士の試験勉強は、行政法と民法を手厚く重点的に進めるのがポイントです。なぜこの2科目を中心に勉強すべきなのか、その理由を見ていきましょう。
<行政書士の試験で行政法が重要な理由>
- 試験全体の中で配点が最大の最重要科目
- 条文と判例に関する細かい知識が問われるので勉強時間が長くなりやすい
- 出題形式が「択一式」「多肢選択式」「記述式」と幅広い
<行政書士の試験で民法が重要な理由>
- 行政法に次いで2番目に配点が大きい重要科目
- 事例の登場人物の関係性で混乱しがちで、勉強時間が長くなりやすい
- 記述式でも問われ、配点が大きい(記述式は1問20点)
行政書士の試験科目すべてを完璧にするまで勉強するのは、効率的とは言えません。そのため、得点の比重が大きい行政法と民法を中心に学習を進めていくのが王道です。
※行政法や民法の勉強法については、下記の記事も参考にしてみてください。
行政書士の民法は難しい?出題傾向や範囲・難易度・勉強方法まとめ!
行政書士試験の合格点と配点は?
行政書士試験は300点満点で、出題科目と配点は下記のように決められています。
| 試験科目 | 問題数 | 配点 |
|---|---|---|
| 基礎法学(択一式) | 2問 | 8点 |
| 憲法(択一式) | 5問 | 20点 |
| 憲法(多肢選択式) | 1問(空欄4つ) | 8点 |
| 民法(択一式) | 9問 | 36点 |
| 民法(記述式) | 2問 | 40点 |
| 行政法(択一式) | 19問 | 76点 |
| 行政法(多肢選択式) | 2問(空欄8つ) | 16点 |
| 行政法(記述式) | 1問 | 20点 |
| 商法(択一式) | 5問 | 20点 |
| 基礎知識(択一式) | 14問 | 56点 |
配点を大づかみにすると、法令等科目が244点・基礎知識科目が56点で、合計300点満点です。出題形式ごとの配点は、5肢択一式が1問4点、多肢選択式が1問8点(1問に空欄が4つあり、空欄1つにつき2点)、記述式が1問20点(記述式は全3問で計60点)です。多肢選択式は憲法1問・行政法2問の計3問(24点)、と覚えておくとよいでしょう。記述式の配点が大きいことも、行政法・民法を重視する理由のひとつです。
そして、合格するには次の3つの条件をすべて満たす必要があります。
- 法令等科目の得点が122点以上(満点244点の50%以上)
- 基礎知識科目の得点が24点以上(満点56点の一定割合以上)
- 試験全体の得点が180点以上(満点300点の60%以上)
このうち1つでも基準を下回ると、たとえ総得点が高くても「足切り」で不合格になります。行政書士試験は絶対評価制なので、成績上位に入らなくても、この合格基準を満たせば合格できるのが特徴です。なお、配点や合格基準は試験要項で変わることもありますので、最新の正確な情報は行政書士試験研究センターの公式発表で必ず確認してくださいね。
全体の6割(180点)クリアを狙う
行政書士試験では、まず全体の6割=180点のクリアを目標に据えましょう。
前の項目で見たとおり、行政書士は基準点をクリアすれば合格できる絶対評価の試験です。つまり、満点を目指して全範囲を完璧に仕上げる試験ではありません。捨てる勇気を持ち、配点の大きいところで確実に得点する――この割り切りが、限られた時間で合格をつかむコツです。
基礎知識は足切りにも注意
行政書士の試験では行政法と民法の2科目が最重要ですが、基礎知識科目の足切りにも注意が必要です。
なお、この科目は2024年度(令和6年度)の改正で、それまでの「一般知識等」から「基礎知識」へと名称が変わりました(出題数14問・56点満点は変わっていません)。基礎知識科目は56点満点で、24点未満だと足切りになります。
「政治・経済・社会」や「情報通信・個人情報保護」などは範囲が幅広く、対策が難しい厄介な分野です。とはいえ、勉強時間に比例して点数が伸びるわけではないので、ここに時間をかけすぎないのも大切なバランス感覚ですね。
※行政書士試験の基礎知識(旧・一般知識)の勉強法については、下記の記事も参考にしてみてください。
行政書士の基礎知識の対策は?足切りを避ける勉強法を徹底解説!
行政書士の勉強スケジュールの考え方
必要な勉強時間と科目の優先順位がつかめたところで、いよいよ具体的な勉強スケジュールの考え方に入っていきましょう。
スケジュールづくりの大原則は、試験日から逆算することです。行政書士試験は毎年11月の第2日曜日に実施されますので、このゴールから「いつまでに何を終えておくか」を逆算して組み立てると、無理のない計画になります。
実際の手順はシンプルです。①本番日を起点に置く→②「直前期」「アウトプット期」「インプット期」の3ブロックに大きく区切る→③各ブロックに行政法・民法を厚めに割り振る→④最後に1週間あたりの学習量へ落とし込む。この4ステップで、ざっくりした骨組みなら30分ほどで作れます。
ここで忘れないでほしいのは、スケジュール表はあくまで“あなたの合格を支える道具”であって、表に縛られて自分を追い込むためのものではないということ。他人のプランをそのまま真似るより、自分の生活と相談しながら「続けられる形」に作り変えることのほうが、ずっと大切です。
1年・半年・3ヵ月の3パターンから選ぶ
行政書士試験の合格を目指すうえで、勉強スケジュールは「1年」「半年」「3ヵ月」の3つのパターンで考えると整理しやすくなります。
どのパターンを選ぶかは、「自分が学習にどれだけ時間を割けるか」で決めます。たとえば、初学者で1日に確保できる時間が短めなら、余裕をもって1年。法律の基礎があり1日に長く勉強できるなら、半年や3ヵ月、といった具合です。
あくまで目安ですが、1日3時間程度の学習を続けると、おおむね8ヵ月ほどで合格ラインに届く方が多いとされています。ただし、これも個人差が大きいところですので、自分のペースをつかみながら微調整してくださいね。
大切なのは、学習を始める「開始」の時期そのものよりも、決めたペースを毎日コツコツ継続することです。短期間に詰め込むより、無理のない量を継続したほうが知識は定着しやすいもの。次の章から、3つのパターンそれぞれの月別プランを具体的に見ていきましょう。
行政書士の勉強スケジュール表を1年で考える場合
行政書士の勉強スケジュール表を1年で考える場合は、余裕をもって学習に取り組めるのが強みです。
以下に、月別の目標と勉強する内容の一例をまとめてみました。
| スケジュール | 学習の目標 | 勉強の内容 |
|---|---|---|
| 11月 | 学習方法の確立 | 「講座や教材の選択」「試験の全体像をつかむ」 |
| 12月~4月 | 基礎力の養成 | 「基本テキストの精読」「細部に拘らず学習を進める」 |
| 5月~8月 | 実力の養成 | 「インプットとアウトプット(問題演習)」「過去問・予想問題」 |
| 9月~10月 | 実力の完成 | 「問題集を繰り返す」「弱点の洗い出しと克服」 |
| 11月 | 直前のまとめ | 「弱点を重点的にマスター」「近年の出題傾向の把握」 |
この表は、試験前年の11月にスタートし、翌年11月の本番までを1年かけて回すイメージです(最初の11月=学習開始、最後の11月=本番直前)。
ポイントは、テキストで知識をインプットするだけで終わらせず、なるべく早い段階から問題演習によるアウトプットへ移行することです。具体的には、テキスト1周を待たずに、章ごとに対応する過去問へ手をつけていくと、「分かったつもり」を早めに発見できます。
この年間プランの良いところは、忙しい社会人の方でも日程に余裕を作りやすい点です。様子を見ながら勉強のペースを見直せますし、休日にリフレッシュする余白も残せます。多くの合格者も、まずは年間の大きな流れを決めてから、月単位・週単位へ落とし込んでいます。
一方でデメリットは、長丁場になるぶんモチベーションの維持が課題になりやすいこと。同じ目標を持つ受験生とSNSなどでゆるくつながり、進捗を共有し合うと、孤独になりがちな学習の励みになります。
※実際に家事や仕事と両立しながら合格をつかんだ受験生のリアルな歩みは、こちらの体験記も参考になります。
主婦が行政書士に合格した体験記|両立しながらの勉強スケジュール
行政書士の勉強スケジュール表を半年で考える場合
行政書士の勉強スケジュール表を半年で考える場合は、下記のように5月あたりから勉強に取り組む形になります。
| スケジュール | 学習の目標 | 勉強の内容 |
|---|---|---|
| 5月~6月 | 基礎力の養成 | 「試験の全体像の把握」「行政法と民法を徹底的に学習」 |
| 7月 | 模試の受験 | 「インプットとアウトプットの繰り返し」「模試で進捗具合を確認する」 |
| 8月~9月 | 行政法・民法以外の学習 | 「基礎法学・憲法・商法・基礎知識の勉強を中心に進める」 |
| 10月 | 行政法・民法の復習 | 「問題集で行政法と民法を復習」「それ以外の科目も忘れずに」 |
| 11月 | 直前のまとめ | 「弱点を重点的にマスター」「近年の出題傾向の把握」 |
半年プランのコツは、最初に配点の大きい行政法・民法を固めてから、別の科目の対策に移ることです。得点源を先に作っておくと、後半の追い込みが安定します。
なお、基礎法学は勉強しても得点に結びつきにくい傾向があるため、ここはさらっと押さえる程度で十分です。半年プランは、1日にある程度まとまった学習時間を確保できる方に向いています。
行政書士の勉強スケジュール表を3ヵ月で考える場合
行政書士試験が2回目の方や、すでに法律の知識をお持ちの方であれば、3ヵ月で合格を狙うのも不可能ではありません。
行政書士の勉強スケジュール表を3ヵ月で考える場合のプランは、下記のとおりです。
| スケジュール | 学習の目標 | 勉強の内容 |
|---|---|---|
| 8月 | 基礎固め | 「最初の2週間で試験の全体像を把握」「次の2週間で行政法と民法を学習」 |
| 9月 | 行政法・民法の徹底 | 「行政法と民法で8割程度正解できるレベルまで引き上げる」 |
| 10月 | 他科目の勉強 | 「基礎知識科目と憲法の勉強」「苦手な部分を克服する」 |
| 11月 | 直前のまとめ | 「弱点を重点的にマスター」「近年の出題傾向の把握」 |
この表は8月スタートですが、実質は本番(11月)までの約3〜4ヵ月を一気に駆け抜ける短期集中型のイメージです。月の区切りは目安なので、自分の進み具合に合わせて前後させて構いません。
3ヵ月プランでも、行政法と民法を中心に学習する点は変わりません。ただし学習期間が限られるぶん、1日の勉強時間は長めに確保する必要があります。たとえば平日は2時間・休日は6時間というように、週単位で必要量を逆算して割り当てると、間に合うかどうかを早い段階で判断できます。
このプランは、ある程度の素地がある再受験者や、法律の学習経験がある方向けの組み方です。完全な初学者がいきなり3ヵ月で仕上げるのはかなり難しいため、無理のない範囲で“目安”として参考にしてくださいね。
行政書士の模試も積極的に活用する
どのスケジュールで進める場合でも、模試はぜひ計画に組み込んでおきたい要素です。
本番前に模試を受けることで、「今の自分の実力はどのくらいなのか」「苦手な科目はどこか」を客観的に把握できます。スケジュール表のなかに模試の日を入れておくと、そこを中間目標にして学習のペースを保ちやすくなりますよ。
そして、模試は受けっぱなしにせず、必ず復習までセットにしましょう。間違えた問題を見直すことで知識が定着し、本番でのミスを防げます。
模試はLECや伊藤塾などが主催しており、おおむね7月~10月ごろに実施されることが多いです。会場受験のほか、自宅で受けられる形式や、解説講義がセットになったものもあります。なかには無料で受けられる模試もありますので、複数を組み合わせて活用するのもよいでしょう。ただし、実施時期や内容・料金は年度や主催者によって変わりますので、申し込み前に最新の公式情報を確認してくださいね。
※LECの模試については、下記の記事も参考にしてみてください。
LEC出る順・行政書士シリーズ「直前予想模試」「最重要論点250」の評判・口コミ・レビュー
忙しい方が勉強時間を確保するための方法とは?
「計画は立てたけれど、そもそも勉強する時間がない…」――働きながら、あるいは家事や育児と両立しながら挑戦する方にとって、これは切実な悩みですよね。そこで、忙しい方が行政書士試験の勉強時間を確保するための方法を紹介していきます。
スキマ時間を活用する
お仕事で忙しい方は、通勤時間や休憩時間といったスキマ時間を、行政書士の試験勉強に充てていきましょう。
たとえば、スマホ動画に対応した通信講座を受講すれば、勉強の時間や場所を選びません。電車内のようなまとまった集中が難しい環境でも、5分10分の講義を視聴できますし、平日の通勤・昼休みといったスキマ時間を、無駄なく学習に変えられます。1回あたりの学習時間は短くても、毎日継続して積み重ねれば、長い目で見てかなりの時間になります。
独学で「分からないところを質問できる相手がいない」のが不安なら、質問対応のある通信講座を選ぶと、つまずきを早めに解消できます。オンラインで完結する講座なら、通学の往復時間を学習に回せますし、記述式の添削を受けられるサービスを使えば、自分では気づきにくい弱点も見つかります。スマホやWebで学べる教材は、忙しい社会人の強い味方です。
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試験までの期間だけ何かをやめる(減らす)
行政書士の試験勉強の間だけ、何かをやめたり減らしたりするのも効果的です。
気分転換は大事ですが、合格までの限られた期間は、思い切って優先順位を勉強に寄せましょう。「試験が終わるまでの期間限定」と割り切ると、意外と踏ん切りがつくものです。
専用のノートは作らず、情報はテキストに集約する
勉強に取り組むうえで、こだわった専用ノートは必ずしも必要ありません。
ノートをきれいに作る作業は時間対効果が悪く、まとめること自体が目的になってしまいがちです。そのため、重要なポイントや苦手な部分は、使っているテキストに直接書き込んで集約していく方法がおすすめです。
記憶を定着させるポイントとは?
行政書士は試験科目が多く、法律分野なので暗記力も大いに問われます。せっかくインプットした知識を、本番まで忘れずに保つ工夫が欠かせません。
そこでおすすめなのが、分散学習です。一度テキストに取り組んだだけで満足せず、間隔をあけて繰り返し復習することで、知識は短期記憶から長期記憶へと変わっていきます。
スケジュール表を作るときは、新しい範囲を進めるだけでなく、「復習日」をあらかじめ組み込んでおくのがコツです。計画のなかに“思い出す仕組み”を入れておくことで、学んだ内容がしっかり定着していきますよ。
反復のたびに「いつ・何を復習したか」を簡単に記録しておくと、抜け漏れが見えやすくなります。基本知識をしっかり定着させておけば、初見の問題でも応用が利くようになり、本番での対応力につながります。テキストの余白に短いメモを残す程度でも十分なので、自分なりの記録の習慣を作ってみてくださいね。
まとめ|勉強スケジュールは試験日から逆算して“自分仕様”に組もう
行政書士の合格に必要な勉強時間と、スケジュール表の立て方について、イメージがつかめたでしょうか。最後に要点を整理しておきます。
- スケジュールは1年・半年・3ヵ月の3パターンから、自分の使える時間に合わせて選ぶ
- 総学習時間は500〜800時間が目安。配点の大きい行政法・民法に厚く配分する(いずれも目安・個人差あり)
- 300点満点・合格3要件(法令等122点/基礎知識24点/総得点180点)を踏まえ、まず6割超のクリアを狙う
- 計画には復習日と模試を組み込み、忙しくてもスキマ時間で前進する
ここで、よくある疑問にも簡単に触れておきます。
- 勉強する順番は? → 全体像をつかんだうえで、配点の大きい行政法・民法を先に固め、その後で他科目と基礎知識へ広げるのが王道です。
- 1年でどのくらい勉強すればいい? → 1日3時間前後を続けると合格ラインに届く方が多いとされますが、個人差が大きいので目安としてください。
- 3ヵ月で合格できる? → 法律既習者・再受験者なら不可能ではありませんが、初学者にはかなり厳しい組み方です。
闇雲に勉強していると、中途半端な状態で本番を迎えることになりかねません。この記事は、これから学習を始めるすべての受験生を対象に、計画づくりの考え方をまとめてきました。まずは試験日から逆算して、あなたに合ったスケジュール表を作るところから始めてみてくださいね。そこまで決まれば、計画づくりはひとまず完結です。
行政書士という資格の全体像や、勉強時間・スケジュールを含めた学習の進め方を一望したい方は、こちらのロードマップもあわせてどうぞ。
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