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ITパスポート/情報処理

ITパスポートに過去問道場だけで合格できる人とは?おすすめの勉強法も解説!

ITパスポートの過去問

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この記事の著者・トシゾーのプロフィール

第1回ITパスポート試験1,000点満点合格(受験者39,131人中2名のみ)。
「改訂6版 ITパスポート最速合格術」著者。
iパスの他、中小企業診断士/宅建士/2級FPなど数多くの資格試験に合格した経験を元に、暗記に頼らない超効率的な勉強方法を発信中。実際に24時間程度でiパスに合格する人が続出。
twitterでも「読むだけで得点アップできる【iパス頻出ポイント】」を毎日配信中!

↓twitterの投稿サンプル➀最新の出題傾向を細かく解説しています。


↓twitterの投稿サンプル②エピソード記憶で楽しく、ラクして、スッキリ理解できます(※画像は弊著「改訂6版ITパスポート最速合格術」より引用)

ITパスポートについて

ITパスポート試験とは?【概要】

まず、ITパスポート試験の概要から説明しましょう。

ITパスポート試験(略称:iパス)は、国家資格である情報処理技術者試験におけるエントリーレベルの資格試験です。

経済産業省傘下のIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催し、現在では年間20万人も受験する人気の国家資格です。

特に、ここ数年で受験者数は急伸しており、最新の統計データによると、数年前には10万人程度だった受験者数が短期間で約2倍となっています。

その理由としては、小・中・高等学校の学習指導要領に「情報」の科目が追加(設定)されたことが大きいでしょう。令和7年(2025年)からは、大学入学共通テストにも「情報」科目は出題される予定です。

そのような背景と、ITパスポートがエントリーレベルの試験という位置づけもあり、学生や生徒の受験者が増えているのです。

また、前述のとおり、ITパスポートは情報処理技術者試験という枠組みでありながら、技術者(その候補者含む)のみを対象とした試験ではありません。

ITパスポート試験の公式サイトには、以下の記載があります。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

今や、ITを無視して企業経営は成り立ちません。その意味では、すべての社会人は基礎的なIT利活用ができることを望まれています。

このような社会の要請があるため、ITパスポートは非IT人材を含む、すべての社会人や、これから社会人になるであろう学生・生徒を対象とした国家試験になっているのです。

ITパスポート試験の出題分野

ITパスポート試験の出題は全100問、出題分野の内訳は以下のとおり。問題はすべて四択から正解を選択する方式です。

  • ストラテジ分野:約35問(経営戦略、マーケティング、法務、財務など経営全般)
  • マネジメント分野:約20問(システム構築管理技術、プロジェクトマネジメントなど)
  • テクノロジ分野:約45問(ハードウェア、ソフトウェア、システム全般、セキュリティ、ネットワークなど)

以上のように、ITパスポート試験の出題は、純粋なIT技術分野からは半分も満たない状態です。また、社会人のIT活用目的は企業の経営力向上にあるため、経営全般からの出題も多くなっています。

まだ本格的な仕事を経験していない学生の方には、ストラテジ分野やマネジメントの分野を苦手とする方が多いようです。

ITパスポート試験の内容をさらに詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

ITパスポートの内容は?
ITパスポートの内容は?iパスについて、わかりやすく、まるっと解説!【お知らせ】 令和6年度ITパスポート試験公開問題の解説を最速公開しています ※2024年4月以降受験する方で、生成AIに関する出題...

 

過去問だけの勉強をおすすめできる方・おすすめできない方

ITパスポート試験過去問の位置づけ

ITパスポート試験は、以前は年2回集合形式のペーパーテストで実施していました。

現在では、集合形式であることは変わらないものの、CBT(コンピュータに入力する試験)になっており、全国の会場でPCを使った試験を随時受けられるようになりました。出題される問題は試験ごとに変更され非公開ですが、年に一度サンプル問題(過去問)がIPAのサイトで公開されています。

これまで、第1回(平成21年春期)から令和4年公開問題まで、全25回(2,500問)の過去問が公開されています。

ITパスポートの過去問の特徴としては、「過去問とまったく同じ問題は出ない」という点が挙げられます。過去問の「てにおは」を変えたレベル(リライトしたレベル)の出題はありませんが、類題は多く出題されます。

以上より、ITパスポート試験で過去問を学習することは効果が高いことが分かるでしょう。もちろん、効率のよい学習方法でもあります。

※「ITパスポート試験で過去問と同一の問題は出ない」という点について、くわしくは下記の記事を参考にしてください。

ITパスポート試験に過去問は出ない、ってホント?
ITパスポート試験に過去問は出ない、ってホント?効果的な勉強方法とは?【お知らせ】 令和6年度ITパスポート試験公開問題の解説を最速公開しています ※2024年4月~受験される方で、生成AIの出題対策を...

 

過去問だけの勉強をおすすめできる方

前述のとおり、ITパスポート試験で過去問の勉強をすることは効果的・効率的です。

特に、以下のような方は、過去問だけを学習することで、超短期合格を目指せる可能性があります。

  • IT系の企業(業種)や職種に勤務しており、IT技術に明るい方
  • 経営やマーケティングなどの分野の知識がある社会人の方
  • 情報工学系を学んでいる学生の方

以上のような方は、ある程度、ITパスポートの出題範囲に関する知見がありますので、ある程度過去問をやりこめば、合格ライン(1,000点満点で600点、その他分野ごとの足切りの基準があり)を確保するのは可能でしょう。

最短の場合、過去問を数日解きまくることで、合格できる可能性もあります。

過去問だけの勉強をおすすめできない方

一方で、関連知識のない学生の方などは、過去問だけで合格を目指すのは厳しいかと。まずは市販の参考書や通信講座などを利用して、インプット学習から始めたほうが、結果的にスムーズに合格できるはずです。

また、高得点の合格を狙っている方も、過去問だけでの学習はおすすめできません。というのもITパスポートはITの試験のため、出題範囲が定期的に拡大しているのです。

試験実施期間のIPA(情報処理推進機構)は、最近では年に1回ほどの頻度でシラバス(出題範囲などの掲載された資料)を改訂しているため、過去問だけだと最新シラバス掲載問題への対応が手薄になる可能性があります。

その場合は、最新のテキストや問題集を入手して学習したほうがよいでしょう。

ITパスポート試験のテキスト(参考書)の選び方については下記を参考にしてください。

ITパスポートの参考書
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ITパスポートを過去問の入手方法

ITパスポートの過去問を入手する方法は、以下の3つに大別できます。

  • ITパスポートの公式サイトからPDF版を入手
  • ITパスポート学習サイトやアプリを利用
  • 市販のITパスポート参考書や過去問題集、通信講座などを購入

それぞれ見ていきましょう。

ITパスポートの公式サイトからPDF版を入手

公式サイトが配布している過去問(PDF)をダウンロードして入手します。

(入手先)「過去問題(問題冊子・解答例)」

公式サイトが配布しているわけですから、もっとも信頼できる、正当な入手方法と言えるかも知れません。

ただし、解答は付属しても解説がありません。そのため、解説を読んで勉強したい方は、以下の方法(有料・無料)で過去問に付属してくる解説を入手する必要があります。

ITパスポート学習サイトやアプリを利用

今や、ITパスポート学習用サイトやアプリは様々な種類が公開されています。

そのなかでもおすすめの過去問は、なんといっても「過去問道場」です。過去問道場は「ITパスポート試験ドットコム」というサイトのコンテンツの1つで、過去25回分(2,500問)の過去問を

  • 年別
  • カテゴリ(分類)別
  • ランダム

というように、様々な出題方式で解いていくことができます。

過去問道場(ITパスポート試験ドットコム)

ただ、1つだけ惜しいのは「過去問道場」はアプリではありません。Webブラウザで利用するコンテンツのため、パソコンでもスマホでも利用できる一方、スマホアプリのものよりはスマホ利用時の使いやすさは劣ります。

スマホでより快適に勉強したい方は、iPhoneやAndoroid向けに複数の無料アプリがありますので、アプリストアで入手してみてください。

市販のITパスポート参考書や過去問題集、通信講座などを購入

ITパスポートの過去問を入手する方法、最後は市販の参考書や過去問題集、通信講座を購入することです。

費用は発生してしまいますが、その道のプロが厳しい校正を経てリリースされたものですから、内容や分かりやすさなど品質のよいものが多いのが特長です。

ITパスポートを過去問だけで合格するなら「過去問道場」を使う

前項で、さまざまな過去問入手方法を確認しました。

そのなかでも一押しは、「過去問道場」の活用です。

前述のとおり、過去問道場は過去すべての公開された過去問(全25回ぶん、2,500問)を収録しており、年別・カテゴリ別・ランダムと多彩な方式で過去問を学習することができます。

さらに、過去問道場は無料のコンンテンツながら、解説文の質もよく、完成度が高くなっています。

以上の2点が、私がITパスポートの過去問の勉強に過去問道場をおすすめする理由です。

つづいて、過去問道場を使った過去問の学習ポイントをお伝えします。

ITパスポート 過去問道場の使った勉強法

過去5回分(500問)以上を対象にする

ITパスポートに出題される用語は1,000語以上あります。

一方、1回の試験に出題される用語は、300語程度。1回の試験は100問出題ですが、選択肢が4つあるため、1問に最大4つの用語が入っていることがあるからです。

つまり、過去問5回分で、のべ1,500個の用語に触れることができます。

もちろん、すべての用語が均等に出題されるわけではありませんし、同じ用語でも異なる切り口から出題されることも多いので、過去問5回分で十分というわけではありません。

しかし、合格ライン(600点)以上の獲得は、過去問5回分やれば不可能なことはありません。もちろん、余裕があれば、7~8回分こなせば、より高得点を目指せるでしょう。

分野(テーマ、論点)ごとに絞って勉強する

ITパスポート試験の出題分野は広範です。公開問題を年ごと(実施回ごと)に解くと、全分野からまんべんなく出題されているため、次々と関連のない用語が出てきます。

模擬試験を受験するイメージでしたら問題ないのですが、実力養成期には、特定の分野ごとに集中して過去問を解くことをおすすめします。

たとえば、「ネットワーク」「セキュリティ」「企業活動」「プロジェクトマネジメント」など、特定のテーマに絞って過去問を勉強することで、効率よく学習ができますよ。

何度もくりかえし復習する

ITパスポート試験の過去問に限らず、学習の効果を上げるためには、何度も繰り返して復習することがカギになります。

一度勉強した内容を、翌日、1週間後、・・・というようにタイミングを見ながら再度学習することで、記憶の定着が効果的に行われます。

最低でも2回は復習するべき、と心がけましょう。

毎日少しずつ勉強する

「短期間で合格」と聞くと、一夜漬けをイメージする人も多いでしょう。ITパスポート試験の出題分野に対する知識が、ある程度ある人は、その方法も有効でしょう。

一方で、ITパスポート試験に関する知識がほとんどない方は、毎日少しずつ勉強をしていくのがおすすめです。繰り返しになりますが、試験範囲が広範なため、予備知識の無い方が一度に詰め込もうとしても、とても効率的な結果にはなりんません。

また、記憶の定着効果から考えても、毎日すこしずつ勉強するほうが効果的です。

※ここまで、過去問道場だけを使った勉強方法を説明しました。一方で、初心者の方、しっかり勉強したい方は参考書などを利用して基礎から学ぶ必要があります。そうした独学の勉強方法については、下記記事を参考ください。

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ITパスポート試験の過去問 まとめ

以上、ITパスポートの過去問だけで合格できる勉強法をご紹介しました。

まったくの初学者(初心者)にはオススメできませんが、ある程度、知識のある技術者の方や社会人の方は、過去問道場を使って過去問の学習に集中する方法はおすすめです。

うまく行けば、最短3日程度の学習で合格できる可能性があります。※ただし、記憶の定着はあまり期待できないかもですが・・・。

気になる方は、検討してみてください。

また、前述のとおり、ITパスポート試験は全国の会場で随時受験することができます。まずは申し込みをしないと学習に気が入らない方も多いのではないでしょうか。

受験を決めたら、何はともあれ、まず申し込みをする、というのが一番の最短合格の道、のような気がします。

万が一、過去問だけの学習で落ちてしまったら・・・?

過去問だけの学習だと効率的に合格を目指せる一方、基礎力のない方は落ちてしまうリスクもあります。万が一落ちてしまった際には、下記記事を参考にして再受験で確実に合格してください。

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