FP 2級・3級のリスク管理(リスクマネジメント)の勉強方法!リスクコントロールとは?

FP 2級・3級のリスク管理

FP(ファイナンシャル・プランナー)の勉強を進めていくと、

「リスク管理(保険)の分野が苦手……用語が多くて、頭の中がごちゃごちゃになる」

という壁にぶつかる人は、本当に多いです。リスクコントロールとリスクファイナンシング、生命保険と損害保険と第三分野、保険料控除に保険金の課税……名前が似ているものや細かい論点が次々に出てきて、「どこから手をつければいいの?」と感じてしまいますよね。

先に結論からお伝えすると、FP試験のリスク管理は、「リスクへの対応は、コントロール(避ける・減らす)か、ファイナンシング(お金で備える)かの二択」という大きな地図を最初に持つだけで、ぐっと得点しやすくなる分野です。この地図さえあれば、生命保険・損害保険・第三分野・保険料控除といった細かい論点が、バラバラの暗記ではなく一本の線でつながって見えてきます。

そこで、この記事では、

  • FP試験におけるリスク管理の出題範囲とリスクマネジメントの全体像
  • リスクコントロールとリスクファイナンシングという2本柱の地図
  • 生命保険・損害保険・第三分野という保険の3区分の整理
  • 生命保険料控除・地震保険料控除など税制のおさえどころ
  • 日本FP協会ときんざいで変わる団体差と、苦手を得点源に変える勉強法

などを、保険分野が苦手な人の目線に立って、できるだけ分かりやすく解説していきます。

なお、保険の制度や税制(控除額など)は法改正や年度によって変わる部分があります。本記事では考え方の地図を中心にお伝えし、具体的な数値や制度の細部は、日本FP協会・きんざい・国税庁などの最新の公式情報で必ず確認することをおすすめします。それでは、まず「FP試験のリスク管理とは何か」というところから見ていきましょう。

 

目次

FP試験の「リスク管理」とは?|出題範囲とリスクマネジメントの全体像

そもそも「FP」とはファイナンシャル・プランナー(Financial Planner)の略で、家計や将来設計(ライフプラン)の相談に乗る専門家のことです。その専門家が扱うべき知識のひとつが、これからお話しする「リスク管理」です。

将来に向けてライフプランを立てるうえで、健康でトラブルなく日々を送れることが大前提になります。しかし現実には、病気やケガをはじめ、思わぬトラブルは起こり得ます。こうした「起こるかもしれないリスク」を想定して備える考え方が、リスク管理(リスクマネジメント)です。「ファイナンシャルリスクとは何ですか?」と問われれば、ざっくり言えば「お金にまつわる損失につながりかねないリスク」のことだと考えてください。

FPの資格試験では、このリスク管理に関する内容を必ず学習することになります。FP技能士の学科試験の出題範囲(科目)は、次の6種類で、ここから満遍なく出題されます。

「リスク管理」は、この6科目のうちの1つ。そして、その中身の多くは「保険」です。だからこそ、保険が苦手な人にとっては、ここが大きな山場になります。

では、FPが考えるべきリスク管理は、どんな流れ(プロセス)で進めるのでしょうか。一般的には、次の5つのステップで整理されます。

  1. リスクを確認する(起こり得るリスクをピックアップする)
  2. リスクを測定する(リスクに遭遇した場合の経済的損失を測定する)
  3. リスクの処理技術を選択する(リスクに対応するための手段を検討する)
  4. リスクの処理を実施する(リスクが発生した時に対応する)
  5. リスクの処理結果を統制する(実施した対応を検討し、これからのリスクマネジメントにフィードバックする)

ここで1つ整理しておきたいのが、この5ステップは「リスクマネジメントの進め方(プロセス)」だということです。後ほど出てくる「回避・低減・移転・保有」などの分類は「リスク処理技術(手段)の代表的な整理」で、役割が違います。「5ステップ=どう進めるか」「処理技術の分類=どんな手段で対応するか」と切り分けて覚えると、初学者が混同しがちなこの2つがすっきりします。まずはこの「確認 → 測定 → 処理技術の選択 → 実施 → 統制」という大きな流れをつかんでおけば十分です。

なお、リスク管理は他の科目とも論点が絡み合う横断的な分野です。たとえば、保険はライフプランニングと資金計画相続・事業承継と密接に関わります。リスク管理だけを切り離さず、関連科目とつなげて学ぶと理解が深まりますよ。

 

リスクマネジメントの手法|リスクコントロールとリスクファイナンシングの2本柱

ここが、リスク管理を得点源に変えるためのいちばん大事な「地図」です。リスクへの対応の手法は、大きく次の2つに分けられます。

  • リスクコントロール:リスクそのものを避ける・減らす(地図の左側)
  • リスクファイナンシング:万一に備えてお金で手当てする(地図の右側)

この2つは名前が似ていて混同しやすいのですが、「リスクそのものを小さくする話(コントロール)」なのか、「お金で備える話(ファイナンシング)」なのかで分けると、すっきり整理できます。それぞれの中身を見ていきましょう。

まず、リスクコントロールには次の6つの手法があります。

<リスクコントロール>
①リスクの回避:リスクが考えられる行動はしない、リスクの高い新規事業は行わないなど、なるべくリスクそのものを避ける ②リスクの予防:火事を防ぐために建物を耐火構造にするなど、リスクが起こった時の損失を最小限に留める ③リスクの低減:実際に事故が発生した時も、被害を最小限に抑えるような工夫をしておく ④リスクの結合:母体を大きくすることで、万が一リスクが発生した時に備える ⑤リスクの分離:リスクを分散させることにより、受けるダメージを減らす ⑥リスクの移転:リスクが発生した時の責任の所在を他人に移転させておく

ここで初学者がつまずきやすいのが、②予防③低減(軽減)の違いです。ざっくり言うと、予防は「事故そのものが起こる頻度を下げる」工夫(安全教育・点検・防火管理など)、低減(軽減)は「事故が起きてしまった後の損失額を抑える」工夫(スプリンクラーの設置・耐火構造・データのバックアップなど)です。「起こりにくくする」のが予防、「起きても被害を小さくする」のが低減、と覚えておくと混同しにくくなります。

次に、リスクファイナンシングは「お金でどう備えるか」という考え方で、大きく2つに分けられます。

<リスクファイナンシング>
①保有:事故などのリスクが起きた時に備えて貯蓄する(実際に必要な金額を用意しておく) ②移転:リスクが発生した際に必要なお金を他者に負担してもらう(生命保険や損害保険会社などの制度、仕組みを使う)

ここで押さえてほしいのは、「保険」はリスクファイナンシングの『移転』に位置づけられるということです。保険とは、保険料を払うことで、万一のときに必要なお金を保険会社に負担してもらう仕組み。つまり、「お金で備える=ファイナンシング」の代表選手なのです。

用語が抽象的でつまずきやすいので、具体例で「どっちの引き出しの話か」を仕分ける練習をしておくと、本番で迷いません。たとえば「建物を耐火構造にする」のはリスクの予防(コントロール)、「生命保険・損害保険に入る」のはリスクの移転(ファイナンシング)です。

なお、リスクへの対応を「回避・低減・移転・保有」という4つの言葉で整理する言い方(いわゆるリスク管理の4原則的な整理)もあります。これはリスク処理技術(手段)の分類であって、先ほどの5ステップ(進め方のプロセス)とは役割が別だという点に注意してください。中身としては、回避・低減はコントロール側、移転・保有はファイナンシング側、と対応づけて覚えておけば、どの言い回しで問われても対応できますよ。

何かしらのリスクが「絶対に発生しない」と言い切れる人はいません。だからこそ、計画が崩れないようにコントロールとファイナンシングを組み合わせて備える――これがリスクマネジメントの基本的な考え方です。

 

FPリスク管理の頻出論点|生命保険・損害保険・第三分野を整理

地図ができたところで、次は出題の「中身」です。FP試験のリスク管理で問われる内容を整理すると、おおむね次のように分けられます。

  1. リスクマネジメント(リスクを組織的に管理して損失の回避や低減を図るプロセス)
  2. 保険制度全般(日本の保険の制度、商品の情報に関する概略の知識)
  3. 生命保険(病気やケガのための保険や人が亡くなった時のための保険)
  4. 損害保険(自然災害や他人からの損害を受けた時や過失で他人に損害を与えた時に備える保険)
  5. 第三分野の保険(生命保険と損害保険のどちらにも該当しない保険)
  6. リスク管理と保険(国内で加入できる保険とリスク管理の関係性)
  7. リスク管理の最新の動向(リスクマネジメントやリスク管理の最新の動向)

過去問の傾向を見てみると、⑦の「最新の動向」からの出題は多くありません。一方で、その他の分野――とくに生命保険・損害保険・第三分野は、学科試験で満遍なく問われます。FPの3級・2級に合格するうえで、ここは避けて通れないところです。

そこで、苦手な人がつまずきやすい保険の3区分を、ざっくり整理しておきましょう。これを押さえるだけで、保険の問題がぐっと読みやすくなります。保険はよく、「第一分野=生命保険」「第二分野=損害保険」「第三分野=そのどちらにも当てはまらない保険」という呼び方で整理されます。何に備える保険なのか、で分けるのがポイントです。

<①生命保険(第一分野)> 人の生死に備える保険です。大きく、人が亡くなったときに備える「死亡保険」、一定期間生存していたときに受け取る「生存保険」、その両方の性質を持つ「生死混合保険」に分けられます。主契約に特約を組み合わせる構造や、保険料が「純保険料+付加保険料」で成り立つ考え方などが、傾向として問われやすいポイントです(細かい仕組みは目安としてとらえてください)。なお、生命保険会社が医療保険や医療特約を扱うこともありますが、それらは性質としては次に説明する第三分野に分類される点に注意しましょう。

<②損害保険(第二分野)> 偶然の事故による損害に備える保険です。住宅や家財に備える火災保険、地震・噴火・津波に備える地震保険、車に関わる自動車保険(自賠責保険と任意保険)、他人に損害を与えたときの賠償責任保険などがあります。実際に生じた損害を補う「実損てん補」が基本、という考え方を押さえておくとよいでしょう。

<③第三分野の保険> 生命保険(第一分野)にも損害保険(第二分野)にも当てはまらない保険です。具体的には疾病・傷害・介護などに備えるもので、医療保険・がん保険・介護保険・傷害保険などが代表例です。「人の生死」でも「モノの損害」でもなく、「ケガや病気そのもの」に備えるのがこの第三分野、と覚えておくと区別しやすくなります。生命保険会社も損害保険会社も、この第三分野の保険を取り扱うことができます。

ここで大切なのは、保険商品の細かい保障内容や必要保障額(万一のときにいくら必要か)の算定方法は、商品改定や法改正、そして人それぞれの状況によって変わるという点です。級や受験団体によって問われる深さも異なります。本記事では区分の地図に絞ってお伝えしますので、具体的な数値や最新の商品ルールは、試験団体や各保険会社の公式情報で確認してください。

 

リスク管理と税制|生命保険料控除・地震保険料控除のおさえどころ

保険の話とセットでよく問われるのが、「保険にまつわる税金」です。リスク管理(保険)とタックスプランニング(税)の交差点にあたる論点で、苦手な人が多いところでもあります。

ただし、ここはとくに注意が必要です。控除の枠組みや控除額、新旧契約の区分といった税制の細部は、法改正や年度によって変わります。生の数字を丸暗記しても、改正があれば通用しなくなることがあります。そこで本記事では「考え方の地図」に絞ってお伝えします。具体的な控除額や上限は、必ず国税庁や試験団体の最新の公式情報で確認してください。

<生命保険料控除> 支払った生命保険料に応じて、所得税・住民税の計算で所得控除を受けられる制度です。控除には「一般の生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」といった区分があること、また契約の時期によって扱い(いわゆる新契約・旧契約)が異なることを、まずは枠組みとして押さえておきましょう。それぞれの控除額や上限は年度で変わり得るため、数値は公式で確認するのが安全です。

<地震保険料控除> 支払った地震保険料に応じて所得控除を受けられる制度です。ここでのポイントは、火災保険の保険料単体は地震保険料控除の対象にならないという考え方。地震保険は火災保険とセットで加入する形が一般的なので、「地震保険部分」が対象になる、というイメージで押さえておくとよいでしょう(具体的な範囲・金額は最新の公式情報で確認を)。

もうひとつ、保険金や給付金を受け取ったときの課税・非課税の扱いも問われます。これは「誰が保険料を払い、誰が受け取るか(契約形態・受取人)」によって税の種類や扱いが変わる、というのが基本の考え方です。ケースによって所得税・相続税・贈与税のいずれの対象になるかが変わり、年度や制度改正の影響も受けるため、ここも「枠組みを理解し、細部は公式で確認」というスタンスで臨むのが安全です。

税制は、リスクファイナンシング(保険でお金に備える)の一部を、税の面から後押ししてくれる仕組みとも言えます。タックスプランニングの科目とつなげて学ぶと、「なぜこの控除があるのか」が腑に落ちやすくなりますよ。

 

リスク管理の出題は団体で変わる|日本FP協会ときんざいの違い

意外と見落としがちなのが、「どの団体で受験するか」によって、リスク管理の出題のされ方が変わるという点です。

FP技能検定の申込先は、日本FP協会きんざい(金融財政事情研究会)の2団体です。学科試験は両団体で共通問題ですが、実技試験は団体や選択する業務(科目)によって内容が異なります。そして、合格するには学科・実技の両方に合格する必要があります。大まかな違いは次のとおりです。

  • 合格証書のデザインや記載される発行者名
  • 試験の受験会場(きんざいの方が細かい)
  • 実技試験の出題範囲(日本FP協会の方が幅広い)
  • 問題数(2級の試験は日本FP協会の方が多い)

では、リスク管理の分野では、日本FP協会ときんざいで何が違うのでしょうか。

  • きんざいの個人資産相談業務でFPの試験を受験する場合は、実技試験の範囲にリスク管理が含まれていないため、学科試験の対策だけでよい
  • 日本FP協会の資産設計提案業務でFPの試験を受験する場合は、学科試験と実技試験の両方への対策が必要

ただし、ここで1つ注意したいことがあります。きんざいの実技は選択する業務(科目)によって出題範囲が変わるため、「きんざい=リスク管理は学科だけでよい」と一括りにはできません。たとえば、きんざいには「個人資産相談業務」のほかに「保険顧客資産相談業務」という実技科目があり、こちらは保険(リスク管理)の比重が高いと考えられます。

  • きんざい「個人資産相談業務」=実技でのリスク管理(保険)の比重は低め/含まれないとされ、学科対策が中心でよいことが多い
  • きんざい「保険顧客資産相談業務」=保険分野が中心のため、実技でもリスク管理の対策が重要
  • 日本FP協会「資産設計提案業務」=学科・実技の両方でリスク管理が問われる

自分が受験する団体・実技科目で保険(リスク管理)がどう問われるかは、必ず最新の公式情報(出題範囲・試験要綱)で確認しておきましょう。

つまり、日本FP協会を選択する方は、学科試験と実技試験の両方でリスク管理の分野が出題されますので、実技用の対策も行っておくべきです。

過去問の傾向を見ると、ライフプランニングと資金計画に生命保険や損害保険を絡ませるような問題が出題されています。日本FP協会でFPの2級や3級を受ける場合は、それを見越した試験対策を事前に行っておきましょう。

<受験方式は「CBT」に変わっている点に注意> もうひとつ、新しく受験する方が押さえておきたいのが受験方式の変更です。FP3級は2024年度(2024年4月)から、FP2級は2025年度(2025年4月)から、CBT方式(テストセンターのパソコンで受験する方式)に移行し、現在は3級・2級とも通年で受験できます。従来の「年3回のペーパー試験」から大きく変わっています。受験会場・申込方法・電卓や持ち物のルールなどの細部はCBTで変わっている部分があるため、受験前に必ず試験団体の最新の公式情報で確認してください(1級や実技の扱いは時点によって異なるため、こちらも公式で要確認です)。

最後に、混同しやすい資格の区分も整理しておきます。FP技能士(国家資格・1〜3級)は一度合格すれば更新は不要ですが、AFP・CFPは日本FP協会が認定する資格で、登録後は継続教育によって2年ごとの更新が必要です(CFPはその上位にあたる資格です)。リスク管理の知識はどちらの学習でも土台になりますが、「FP技能士=更新不要/AFP・CFP=2年更新」という区別だけは取り違えないようにしましょう。

 

FPリスク管理の勉強法・コツ|苦手な保険分野を得点源に変える

ここまで読んで「論点は分かったけど、結局どう勉強すればいいの?」と感じている方へ。リスク管理の分野で点を取るための、具体的な勉強法とコツをお伝えします。

基本の勉強プロセスは、他の科目と同じく「インプットとアウトプットを往復する」ことです。

  • まずは実際に問題集などで過去問を解いてみて、今の自分の実力を把握する
  • リスク管理に関するFP技能士のテキストや教材を読み込んで勉強する
  • ひたすらリスク管理の問題を解いて必要な知識を頭に定着させる

「学科試験対策の問題集を解く」⇒「わからない部分のテキストを読む」⇒「もう一度覚え直す」というサイクルでの学習が、実に効果的です。ある程度学習が進んだら、模擬試験でミスした箇所を確認するのもよいでしょう。

そのうえで、保険が苦手な人に特におすすめしたいのが、この記事で紹介した「地図」で仕分けるクセをつけることです。

  • その論点は「コントロール」か「ファイナンシング」か――リスクを減らす話か、お金で備える話か
  • その保険は「生命保険」「損害保険」「第三分野」のどれか――人の生死か、事故の損害か、ケガ・病気か

この2つの問いを通すだけで、バラバラに見えていた用語が整理され、暗記がぐっとラクになります。「純保険料・付加保険料」「解約返戻金」「必要保障額」といった用語も、丸暗記ではなく「なぜそうなるのか」をひも付けて覚えると、本番でのケアレスミスが減ります。

なお、勉強時間や難易度は団体・級・回によって変わるため、ここでは「目安」としてとらえてください。リスク管理だけでなく、FP試験全体の進め方を整理したい方は、FP資格の全体ロードマップを、資産運用分野まで含めて深掘りしたい方は金融資産運用の記事もあわせて参考にしてみてください。

「独学だけだと保険分野が不安……」という方は、通信講座を活用するのもひとつの手です。要点が整理された教材や講義があると、苦手分野でも効率よく進められます。講座の比較は、おすすめのFP講座をまとめた記事を参考にしてみてください。

 

まとめ|FPのリスク管理は「地図→保険3区分→税制」の順で押さえれば苦手は消える

FPのリスク管理(保険)は、用語が多くて苦手に感じやすい分野です。けれども、大きな地図を持ってから細部に進めば、決して攻略できない分野ではありません。最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。

  • リスクへの対応は「コントロール(避ける・減らす)」か「ファイナンシング(保有・移転=お金で備える)」か、という地図でまず仕分ける
  • 保険は「生命保険・損害保険・第三分野」の3区分で整理する。保険はファイナンシングの「移転」にあたる
  • 税制(生命保険料控除・地震保険料控除など)は枠組みを押さえ、控除額などの数値は最新の公式情報で確認する
  • 受験団体(日本FP協会/きんざい)と科目(学科/実技)で問われ方が変わる。資格区分(FP技能士=更新不要/AFP・CFP=2年更新)は混同しない

「地図 → 保険の3区分 → 税制」という順番で押さえていくと、バラバラだった論点が一本の線でつながり、リスク管理は「苦手分野」から「得点源」へ変わっていきます。

なお、保険や税制の制度は法改正・年度によって変わる部分があります。本記事は考え方の地図としてお使いいただき、具体的な数値や制度の細部は、日本FP協会・きんざい・国税庁などの最新の公式情報で必ず確認してください。

FP学習の全体像を整理したい方はFP資格の全体ロードマップを、関連する科目はライフプランニングと資金計画金融資産運用相続・事業承継の記事を、講座を検討したい方はおすすめのFP講座を、あわせて参考にしてみてくださいね。あなたのFP合格を応援しています。

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。中小企業を中心に270社超を支援し、研修・セミナーへの登壇は250回を超える。現在は、生成AI・ITを経営や業務に生かす実践的な方法と、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験などの学習法・過去問解説を発信している。著書に『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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